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【番外編&after story】
【500話記念SS】いつでも新婚気分2* inエリュシオンside
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◇
キャロからコレを受け取るまでは、俺自身もすっかり忘れていた。
『エリュシオン様~♡コレをサーヤちゃんに渡しておいて下さいな♡♡』
『ん?なんだ、これ・・・は・・・・・・??!!』
『うふふ~♡”新婚ぷれい”をするには必須アイテムなんですって☆サーヤちゃんにだいぶ前に頼まれてたんですけど、あたしってばつい渡しそびれちゃってて・・・テヘ☆』
『しんこん、ぷれい・・・?』
『なんでも、裸でこのエプロンだけを着用して旦那様を誘惑するのが”新婚ぷれい”の醍醐味らしいですヨ☆ホントにサーヤちゃんの感性って素晴らしいくらい卑猥・・・いえいえ、素晴らしすぎて作るこっちも気合入っちゃいますよねぇ♡ふふっ、エリュシオン様、コレで“新婚ぷれい”を思う存分愉しんで下さいな♡♡』
『・・・・・・』
エプロンだというソレを受け取りながら、入籍した頃に『結婚したら一度はやってみたいかも(笑)』と言っていた中に”新婚ぷれい”があったことを思い出す。
とりあえず俺はキャロの脳天を一発殴り、コレ以外にサーヤから変な服を依頼されていないか確認し今後変な依頼があったら必ず俺に報告するよう約束させた。
これはフェイフォンからガルドニアに帰ってきてしばらく経った頃の出来事だ。
当時のサーヤは、ムサシを妊娠しておりあまり無理はさせられないため、コレは俺が預かることにした。
しかしその後、妊娠中のサーヤのサポートと子育て、必要なアイテムの作成に忙しない毎日が続き、その存在をすっかり忘れていた。
最近ようやく少し余裕ができ、魔法袋の中を整理していたらたまたま目についたコレをみて改めて思い出し、今に至るというわけだ。
すでに“新婚”とは言い難い年月が経っているが、結婚する前も後も家族が増えただけで変わらない俺達ならば、さほど問題ないだろうとサーヤにソレを見せることにした。
「あの、エルさん・・・これって・・・?」
「ん?だいぶ前にお前がキャロに依頼していたフリル付きのエプロンだ。“新婚ぷれい”とやらをするには必須だと言っていただろう?」
「・・・・・・」
案の定、サーヤはコレを依頼したこと自体すっかり忘れていたようだ。
それも仕方あるまい。俺がキャロから受け取ったのもだいぶ前の話だし、俺も魔法袋の中で見つけるまではすっかり忘れていたのだから。
目の前のサーヤは“新婚でもないのに今更?!”という雰囲気ではあったが、受け取ったからにはサーヤに着せたい欲望が生まれるわけで・・・まぁ、着せてもすぐに脱がせることになるがな。
「“裸えぷろん”だったか?話を聞いたときは頭がおかしいのかと思ったが、いざこのエプロンを目の前にすると、裸のお前に着せたくて仕方がない。・・・着てくれないか?サーヤ」
“新婚ぷれい”の説明をさせられて恥ずかしがっているサーヤを優しく抱きしめ、耳元で囁く。
サーヤが俺のナニに弱いのかは熟知しているので、こうするだけでこいつはいとも簡単に落ちてくれる。本当に可愛い奴だ。
抵抗力を無くしたサーヤの服を脱がせ、エプロンを身に付けさせる。
サーヤが両手で胸と裾を必死に抑えているが、見えそうで見えないかなり際どい格好だ。
・・・これは、思った以上にヤバイかもしれない。
「うぅ、スースーして変な感じ・・・エルのばか、えっち・・・」
「くくっ、否定はしないが、お前も相当であろう?・・・これは何だ?」
「ひゃんっ!ゃ、あの、これは・・・」
「触れてもいないのに、エプロンの上からわかるくらい先端を尖らせおって・・・舐めて欲しいのか?」
「・・・っ」
余裕のあるフリをしながら、ぷっくりと膨れた胸の先端の周囲を指でなぞる。
感じてはいるが物足りないサーヤは、瞳を潤ませながら俺に懇願してきた。
「ん、ゃ、エル・・・お、願い・・・」
「・・・俺にシテ欲しいことがあるならば、俺のシテ欲しいこともするべきではないか?サーヤ」
本当は今すぐにでも抱いてしまいたいが、それだといつもと変わらない。
どうせなら、サーヤも俺と同じくらい欲情させようと、エプロン越しで先端を摘まみながらもう片方を舐め上げる。
ピクン、と反応したサーヤは予想通り“もっと欲しい”という表情で俺を見つめている。もう少しで落ちるだろう。
「せっかくこのような恰好をしているのだ。俺を存分に愉しませてくれ、サーヤ」
「・・・・・・(コクリ)」
完全に落ちたと確信した俺はニヤリとほくそ笑み、“新婚ぷれい”をするためサーヤに言われるまま、一度家の外へ出ることにした。
◇
『エルは“仕事から帰ってくる旦那様”という設定なので、合図をしたら玄関から入ってきてね!あたしはこの姿でお出迎えするから』
そう言われ、サーヤから“準備完了”の連絡が来るまで玄関の外で待つこと数分。
何もせずに待つのも癪なので、俺はある準備をするために研究室からちょっとした小道具を持ってくることにした。
「“仕事帰り”ならば、仕事をしている時の格好で良いはずだからな・・・くくっ」
あいつは、俺が普段と違う格好をしているだけで感じ方も乱れ方もだいぶ変わる不思議な奴だ。
この姿の方が愉しめるはず。
ちょうど準備を終えた頃、サーヤからも“準備完了”の連絡が入り、俺は玄関へと足を踏み入れた。
「あなた、おかえりなさ・・・・・・――――――――!!!???」
(カラーン、カランカラン・・・)
台所の方から駆け寄ってきたサーヤは、俺を見た瞬間言葉を失い、手に持っていたおたまを落とした。
・・・なぜおたまを持っているのだ?
とりあえずおたまを拾いサーヤに手渡すも、サーヤはかなり動揺している。
「は?え?ちょっ、待って待って!!あの、エル・・・その恰好って・・・」
「どうした?“仕事帰り”の亭主なのであろう?であれば、仕事をしていた姿で帰宅するのはおかしくないと思うが?」
予想通りのサーヤの反応に笑みが止まらない。
サーヤの大好きな白衣姿に加え、眼鏡もかけているので効果は抜群らしい。。
もはや俺を直視することも難しいようで、サーヤは背中を向けてうずくまってしまった。
もちろんエプロンしか着用していないので、素肌が丸見えである。
「くくっ、お前はこの姿が好きなのだろう?しっかり見れば良いではないか」
「う、うるさいやいっ!あたしにも事情ってモノが・・・・・・っ、ひゃぁ!ちょっ、ぃ、今っ、舐め・・・んむっ」
後ろから抱き上げるも両手で顔を覆っているサーヤ。
その両手を舐め上げるとさすがに驚いて手を離したので、そのまま口付ける。
かなり動揺していても、こうして 舌を絡めれば自然と応えるように反応するサーヤは、俺の首に腕を回し自らも舌を絡めて口づけに夢中になっていく。
さすがにこのままここで抱くのはないだろうとサーヤがいた台所へと移動し、中央にある台の上に白衣を敷いてから行為を再開する。
「んっ、ぁふ・・・エルっ、あのっ、んむっ」
「ん、この“裸えぷろん”とやら・・・着る意味がいまいちよくわからぬな、ぁむ」
「きゃぅっ、ゃ、待ってエル・・・あぁぁぁぁぁっ」
案の定十分すぎるほど濡れているサーヤのナカは、俺の指を難なく受け入れる。
エプロンの布地をずらし、先ほどまでは直接触れられなかった胸の先端も一緒に吸い上げると、ビクンッ、と身体を痙攣し、さらに蜜が溢れてくる。
もうそろそろ良いかと思い挿入しようとしたとき、サーヤの表情がおかしいことに気付く。
考えごと・・・というか、何か言いたげな表情をしているようだ。
「ん?どうした、サーヤ。こんな時に考えごとか?」
「いや、考えごとというか、言うべきか迷ってるというか・・・」
「”新婚ぷれい”に関係する言葉なら遠慮なく言え。関係ないのなら、このまま大人しく感じていろ」
「待って待って!”新婚プレイ”に関係する言葉ではあるの!でも、本来はエルが帰ってきた直後に言うべきセリフで・・・」
「・・・よくわからんが、とりあえず言ってみろ」
少し警戒しながら、“新婚ぷれい”に関係があるならば・・・とサーヤの言葉を待ってみると、まったくもって予想外の言葉が返ってきた。
「ぇっと・・・あなた、お仕事お疲れ様♡ご飯にする?お風呂にする?それともあ・た・し?」
「・・・・・・は?」
意味がわからない。
飯?風呂?それともサーヤ??今まさにサーヤを抱こうとしているこの状況で、ソレを聞くのか??
あ、本来ならば帰って来たときに言うべきと言っていたな。
・・・まぁそれを聞くまでもなく、俺はまさに今お前を抱こうとしているのだが。
「や、えっとね、兄から伝授された”新婚プレイ”ってのが、そもそもこの言葉で出迎えることから始まって、裸エプロン姿に欲情した旦那様が「ふっ、もちろんお前だよ♡」っていただいてしまう流れなんだけど・・・」
「ちょっと待て。兄から伝授されただと?お前は自分の兄に裸えぷろんこの姿を晒したというのか?」
“新婚ぷれい”については兄に伝授されただと?!
お前は歴代の最悪な男達だけではなく、自分の兄とも関係を持っていたということなのか??!!
「いやいやいや、違うっ、違うから!兄は”新婚プレイ”を始めとした、えっちなシチュエーションを言葉やゲームであたしに教えてくれただけで・・・」
ひとまず兄といかがわしい関係ではなかったことに安堵したが、今度は別の怒りがこみあげてきた。
「ほぅ・・・ならば、”新婚ぷれい”以外のことも、その兄から教わったということだな。確か、お前のおかしな知識の根源は本だけだと聞いていたはずだが・・・・・・それだけではなかったようだなぁ」
「!!!」
以前この世界に類似したゲームをしていたと言っていたが、どうやらゲームというのは他にもいろいろあるらしい。全てを話したと言っていたのにこの様子だとまだ俺に黙っていることがありそうだ。
この後しっかりたっぷり聞くとしよう。
だが、今は・・・・・・――――――
(ぐちゅんっ)
「ふぁっ、ぁふ、んむっ、~~~~~~~~~っ!!」
いい加減我慢の限界だったのと、怒りやらいろんな感情をすべてぶつけるように、先ほどよりも激しい口付けをしながら勢いよく己の熱をサーヤのナカへと挿入した。
サーヤの両足を抱えているためいつもより奥に届きやすく、舌を深く絡めながら最奥を抉るように腰を動かすと、ビクンッ、ビクンッと身体を痙攣させ、俺のモノをきゅうきゅうと締め付けてくる。
「あぁっ、それ、やぁ・・・んぁっ」
「ん、ハァッ・・・お前のココは、“もっと欲しい”と強請っているように見えるが?」
「やっ、ばかっ、そーゆーコトは言わなっ・・・ぁうっ」
一度身体を起こし、ふと台に寝かせたサーヤの身体を見下ろす。
胸元のハート型はちょうどサーヤの胸の谷間に生地が寄ってしまい胸が丸見えで、熟れた果実のように美味そうな胸の先端からは、少し母乳が垂れていた。そして、申し訳なさ程度に下腹部を覆っていた裾の部分は、俺がサーヤの両足を抱えているため結合部が丸見えの状態。しかも今のサーヤは、息も絶え絶えに頬を染めながら涙目で俺を見つめている。
何が言いたいかと言うと、今のサーヤは俺が見た中で一番卑猥な姿をしているのだ。
「っ、ふぁ??!!・・・ゃ、嘘、何で急におっきく・・・あぁぁっ」
「・・・っぐ」
サーヤの淫猥な姿から目を離せずにいると、ドクンっと下腹部が熱くなり一瞬達しそうになってしまった。
俺としたことが、サーヤの姿を見ているだけで達しそうになっただと・・・?!
サーヤのいた世界では、これが新婚の通る道なのか??
“裸えぷろん”に”新婚ぷれい”・・・異世界にはなかなか素晴らしく、そして恐ろしい文化があるのだな。(←違いますw)
少しでも気持ちを落ち着かせようと周囲を見たとき、サーヤが用意していた食事がふと目に飛び込んできた。用意されていたのは、刺身の盛り合わせとサラダ、唐揚げが少々あり、鍋に味噌汁、炊飯器には炊かれたリーズが入っているようだ。
腹は空いていないはずだが、見ているとなぜか食べたくなってきてしまい、俺は刺身に手を伸ばす。
すると、サーヤがまた素っ頓狂なことを言ってきた。
「え?!ちょっ、エル!!・・・まさか、女体盛りまでしちゃうの?」
「・・・・・・は?」
あまりの意味不明な発言に、箸で持っていた刺身がちょうどサーヤの胸の辺りに落下した。
しまった。わさび醤油を結構つけてしまったから、すぐに取らないとサーヤの皮膚が・・・
だが、この位置なら箸で取るより食べてしまった方が早いだろう。
俺はサーヤの胸元に落ちた刺身を直接食べ、わさび醤油が付いてしまった部分を丹念に舐めとる。そのまますぐ目の前にあった乳首も丹念に舐めながら腰を軽く動かし、一度果てる。
あくまで刺身のついでにとサーヤを食してみたが、存外悪くなかったためもう少し続けていると、サーヤから抗議の言葉が出てきた。
「んぁっ、ゃ、胸、ピリピリする・・・ハァッ、女体盛りプレイするために、ん、お刺身用意したわけじゃ、ない、のにぃ・・・エルのバカ」
「・・・サーヤ、先ほどから言っている“にょたいもり”とは何のことだ?」
「・・・ふぇ?」
“しまった!!”という顔をするサーヤの反応と、先ほどまでの言動や態度もあって俺はなんとなく理解した。
なるほど。女の身体・・・すなわち女体に食べ物を乗せてそのまま食べながらスルことを“女体盛りぷれい”というのか。そういえば、以前生クリームを身体につけて舐めとったことは“生クリームぷれい”と言っていたな。きっと似たようなモノなのだろう。
何にしても、サーヤの元いた世界が卑猥な文化やモノで溢れているのは、改めてよくわかった。
その後は刺身を食べきるまで“女体盛りぷれい”を楽しみ、兄から伝授されたという知識やまだ話していないことを洗いざらい吐かせてからサーヤを抱き潰した。
もちろんサーヤに晩飯を作る余力など残るわけもないので、マデリーヌ経由でレヴィンに子供達の晩飯を頼み、俺は台所を片付けながら軽食を用意してそのまま寝室へ移動し、再びサーヤとの時間をじっくりと堪能した。
「ふむ。わからない言葉はあるが、いくつかすぐに実践できるモノはありそうだな。くくっ、愉しみだ」
「??!!」
サーヤとの夜の生活は、まだまだ飽きることはなさそうだ。
・・・いや、違うな。むしろさらにハマってしまうかもしれない・・・と、心の中で密かに思い、その日は眠りに就いた。
キャロからコレを受け取るまでは、俺自身もすっかり忘れていた。
『エリュシオン様~♡コレをサーヤちゃんに渡しておいて下さいな♡♡』
『ん?なんだ、これ・・・は・・・・・・??!!』
『うふふ~♡”新婚ぷれい”をするには必須アイテムなんですって☆サーヤちゃんにだいぶ前に頼まれてたんですけど、あたしってばつい渡しそびれちゃってて・・・テヘ☆』
『しんこん、ぷれい・・・?』
『なんでも、裸でこのエプロンだけを着用して旦那様を誘惑するのが”新婚ぷれい”の醍醐味らしいですヨ☆ホントにサーヤちゃんの感性って素晴らしいくらい卑猥・・・いえいえ、素晴らしすぎて作るこっちも気合入っちゃいますよねぇ♡ふふっ、エリュシオン様、コレで“新婚ぷれい”を思う存分愉しんで下さいな♡♡』
『・・・・・・』
エプロンだというソレを受け取りながら、入籍した頃に『結婚したら一度はやってみたいかも(笑)』と言っていた中に”新婚ぷれい”があったことを思い出す。
とりあえず俺はキャロの脳天を一発殴り、コレ以外にサーヤから変な服を依頼されていないか確認し今後変な依頼があったら必ず俺に報告するよう約束させた。
これはフェイフォンからガルドニアに帰ってきてしばらく経った頃の出来事だ。
当時のサーヤは、ムサシを妊娠しておりあまり無理はさせられないため、コレは俺が預かることにした。
しかしその後、妊娠中のサーヤのサポートと子育て、必要なアイテムの作成に忙しない毎日が続き、その存在をすっかり忘れていた。
最近ようやく少し余裕ができ、魔法袋の中を整理していたらたまたま目についたコレをみて改めて思い出し、今に至るというわけだ。
すでに“新婚”とは言い難い年月が経っているが、結婚する前も後も家族が増えただけで変わらない俺達ならば、さほど問題ないだろうとサーヤにソレを見せることにした。
「あの、エルさん・・・これって・・・?」
「ん?だいぶ前にお前がキャロに依頼していたフリル付きのエプロンだ。“新婚ぷれい”とやらをするには必須だと言っていただろう?」
「・・・・・・」
案の定、サーヤはコレを依頼したこと自体すっかり忘れていたようだ。
それも仕方あるまい。俺がキャロから受け取ったのもだいぶ前の話だし、俺も魔法袋の中で見つけるまではすっかり忘れていたのだから。
目の前のサーヤは“新婚でもないのに今更?!”という雰囲気ではあったが、受け取ったからにはサーヤに着せたい欲望が生まれるわけで・・・まぁ、着せてもすぐに脱がせることになるがな。
「“裸えぷろん”だったか?話を聞いたときは頭がおかしいのかと思ったが、いざこのエプロンを目の前にすると、裸のお前に着せたくて仕方がない。・・・着てくれないか?サーヤ」
“新婚ぷれい”の説明をさせられて恥ずかしがっているサーヤを優しく抱きしめ、耳元で囁く。
サーヤが俺のナニに弱いのかは熟知しているので、こうするだけでこいつはいとも簡単に落ちてくれる。本当に可愛い奴だ。
抵抗力を無くしたサーヤの服を脱がせ、エプロンを身に付けさせる。
サーヤが両手で胸と裾を必死に抑えているが、見えそうで見えないかなり際どい格好だ。
・・・これは、思った以上にヤバイかもしれない。
「うぅ、スースーして変な感じ・・・エルのばか、えっち・・・」
「くくっ、否定はしないが、お前も相当であろう?・・・これは何だ?」
「ひゃんっ!ゃ、あの、これは・・・」
「触れてもいないのに、エプロンの上からわかるくらい先端を尖らせおって・・・舐めて欲しいのか?」
「・・・っ」
余裕のあるフリをしながら、ぷっくりと膨れた胸の先端の周囲を指でなぞる。
感じてはいるが物足りないサーヤは、瞳を潤ませながら俺に懇願してきた。
「ん、ゃ、エル・・・お、願い・・・」
「・・・俺にシテ欲しいことがあるならば、俺のシテ欲しいこともするべきではないか?サーヤ」
本当は今すぐにでも抱いてしまいたいが、それだといつもと変わらない。
どうせなら、サーヤも俺と同じくらい欲情させようと、エプロン越しで先端を摘まみながらもう片方を舐め上げる。
ピクン、と反応したサーヤは予想通り“もっと欲しい”という表情で俺を見つめている。もう少しで落ちるだろう。
「せっかくこのような恰好をしているのだ。俺を存分に愉しませてくれ、サーヤ」
「・・・・・・(コクリ)」
完全に落ちたと確信した俺はニヤリとほくそ笑み、“新婚ぷれい”をするためサーヤに言われるまま、一度家の外へ出ることにした。
◇
『エルは“仕事から帰ってくる旦那様”という設定なので、合図をしたら玄関から入ってきてね!あたしはこの姿でお出迎えするから』
そう言われ、サーヤから“準備完了”の連絡が来るまで玄関の外で待つこと数分。
何もせずに待つのも癪なので、俺はある準備をするために研究室からちょっとした小道具を持ってくることにした。
「“仕事帰り”ならば、仕事をしている時の格好で良いはずだからな・・・くくっ」
あいつは、俺が普段と違う格好をしているだけで感じ方も乱れ方もだいぶ変わる不思議な奴だ。
この姿の方が愉しめるはず。
ちょうど準備を終えた頃、サーヤからも“準備完了”の連絡が入り、俺は玄関へと足を踏み入れた。
「あなた、おかえりなさ・・・・・・――――――――!!!???」
(カラーン、カランカラン・・・)
台所の方から駆け寄ってきたサーヤは、俺を見た瞬間言葉を失い、手に持っていたおたまを落とした。
・・・なぜおたまを持っているのだ?
とりあえずおたまを拾いサーヤに手渡すも、サーヤはかなり動揺している。
「は?え?ちょっ、待って待って!!あの、エル・・・その恰好って・・・」
「どうした?“仕事帰り”の亭主なのであろう?であれば、仕事をしていた姿で帰宅するのはおかしくないと思うが?」
予想通りのサーヤの反応に笑みが止まらない。
サーヤの大好きな白衣姿に加え、眼鏡もかけているので効果は抜群らしい。。
もはや俺を直視することも難しいようで、サーヤは背中を向けてうずくまってしまった。
もちろんエプロンしか着用していないので、素肌が丸見えである。
「くくっ、お前はこの姿が好きなのだろう?しっかり見れば良いではないか」
「う、うるさいやいっ!あたしにも事情ってモノが・・・・・・っ、ひゃぁ!ちょっ、ぃ、今っ、舐め・・・んむっ」
後ろから抱き上げるも両手で顔を覆っているサーヤ。
その両手を舐め上げるとさすがに驚いて手を離したので、そのまま口付ける。
かなり動揺していても、こうして 舌を絡めれば自然と応えるように反応するサーヤは、俺の首に腕を回し自らも舌を絡めて口づけに夢中になっていく。
さすがにこのままここで抱くのはないだろうとサーヤがいた台所へと移動し、中央にある台の上に白衣を敷いてから行為を再開する。
「んっ、ぁふ・・・エルっ、あのっ、んむっ」
「ん、この“裸えぷろん”とやら・・・着る意味がいまいちよくわからぬな、ぁむ」
「きゃぅっ、ゃ、待ってエル・・・あぁぁぁぁぁっ」
案の定十分すぎるほど濡れているサーヤのナカは、俺の指を難なく受け入れる。
エプロンの布地をずらし、先ほどまでは直接触れられなかった胸の先端も一緒に吸い上げると、ビクンッ、と身体を痙攣し、さらに蜜が溢れてくる。
もうそろそろ良いかと思い挿入しようとしたとき、サーヤの表情がおかしいことに気付く。
考えごと・・・というか、何か言いたげな表情をしているようだ。
「ん?どうした、サーヤ。こんな時に考えごとか?」
「いや、考えごとというか、言うべきか迷ってるというか・・・」
「”新婚ぷれい”に関係する言葉なら遠慮なく言え。関係ないのなら、このまま大人しく感じていろ」
「待って待って!”新婚プレイ”に関係する言葉ではあるの!でも、本来はエルが帰ってきた直後に言うべきセリフで・・・」
「・・・よくわからんが、とりあえず言ってみろ」
少し警戒しながら、“新婚ぷれい”に関係があるならば・・・とサーヤの言葉を待ってみると、まったくもって予想外の言葉が返ってきた。
「ぇっと・・・あなた、お仕事お疲れ様♡ご飯にする?お風呂にする?それともあ・た・し?」
「・・・・・・は?」
意味がわからない。
飯?風呂?それともサーヤ??今まさにサーヤを抱こうとしているこの状況で、ソレを聞くのか??
あ、本来ならば帰って来たときに言うべきと言っていたな。
・・・まぁそれを聞くまでもなく、俺はまさに今お前を抱こうとしているのだが。
「や、えっとね、兄から伝授された”新婚プレイ”ってのが、そもそもこの言葉で出迎えることから始まって、裸エプロン姿に欲情した旦那様が「ふっ、もちろんお前だよ♡」っていただいてしまう流れなんだけど・・・」
「ちょっと待て。兄から伝授されただと?お前は自分の兄に裸えぷろんこの姿を晒したというのか?」
“新婚ぷれい”については兄に伝授されただと?!
お前は歴代の最悪な男達だけではなく、自分の兄とも関係を持っていたということなのか??!!
「いやいやいや、違うっ、違うから!兄は”新婚プレイ”を始めとした、えっちなシチュエーションを言葉やゲームであたしに教えてくれただけで・・・」
ひとまず兄といかがわしい関係ではなかったことに安堵したが、今度は別の怒りがこみあげてきた。
「ほぅ・・・ならば、”新婚ぷれい”以外のことも、その兄から教わったということだな。確か、お前のおかしな知識の根源は本だけだと聞いていたはずだが・・・・・・それだけではなかったようだなぁ」
「!!!」
以前この世界に類似したゲームをしていたと言っていたが、どうやらゲームというのは他にもいろいろあるらしい。全てを話したと言っていたのにこの様子だとまだ俺に黙っていることがありそうだ。
この後しっかりたっぷり聞くとしよう。
だが、今は・・・・・・――――――
(ぐちゅんっ)
「ふぁっ、ぁふ、んむっ、~~~~~~~~~っ!!」
いい加減我慢の限界だったのと、怒りやらいろんな感情をすべてぶつけるように、先ほどよりも激しい口付けをしながら勢いよく己の熱をサーヤのナカへと挿入した。
サーヤの両足を抱えているためいつもより奥に届きやすく、舌を深く絡めながら最奥を抉るように腰を動かすと、ビクンッ、ビクンッと身体を痙攣させ、俺のモノをきゅうきゅうと締め付けてくる。
「あぁっ、それ、やぁ・・・んぁっ」
「ん、ハァッ・・・お前のココは、“もっと欲しい”と強請っているように見えるが?」
「やっ、ばかっ、そーゆーコトは言わなっ・・・ぁうっ」
一度身体を起こし、ふと台に寝かせたサーヤの身体を見下ろす。
胸元のハート型はちょうどサーヤの胸の谷間に生地が寄ってしまい胸が丸見えで、熟れた果実のように美味そうな胸の先端からは、少し母乳が垂れていた。そして、申し訳なさ程度に下腹部を覆っていた裾の部分は、俺がサーヤの両足を抱えているため結合部が丸見えの状態。しかも今のサーヤは、息も絶え絶えに頬を染めながら涙目で俺を見つめている。
何が言いたいかと言うと、今のサーヤは俺が見た中で一番卑猥な姿をしているのだ。
「っ、ふぁ??!!・・・ゃ、嘘、何で急におっきく・・・あぁぁっ」
「・・・っぐ」
サーヤの淫猥な姿から目を離せずにいると、ドクンっと下腹部が熱くなり一瞬達しそうになってしまった。
俺としたことが、サーヤの姿を見ているだけで達しそうになっただと・・・?!
サーヤのいた世界では、これが新婚の通る道なのか??
“裸えぷろん”に”新婚ぷれい”・・・異世界にはなかなか素晴らしく、そして恐ろしい文化があるのだな。(←違いますw)
少しでも気持ちを落ち着かせようと周囲を見たとき、サーヤが用意していた食事がふと目に飛び込んできた。用意されていたのは、刺身の盛り合わせとサラダ、唐揚げが少々あり、鍋に味噌汁、炊飯器には炊かれたリーズが入っているようだ。
腹は空いていないはずだが、見ているとなぜか食べたくなってきてしまい、俺は刺身に手を伸ばす。
すると、サーヤがまた素っ頓狂なことを言ってきた。
「え?!ちょっ、エル!!・・・まさか、女体盛りまでしちゃうの?」
「・・・・・・は?」
あまりの意味不明な発言に、箸で持っていた刺身がちょうどサーヤの胸の辺りに落下した。
しまった。わさび醤油を結構つけてしまったから、すぐに取らないとサーヤの皮膚が・・・
だが、この位置なら箸で取るより食べてしまった方が早いだろう。
俺はサーヤの胸元に落ちた刺身を直接食べ、わさび醤油が付いてしまった部分を丹念に舐めとる。そのまますぐ目の前にあった乳首も丹念に舐めながら腰を軽く動かし、一度果てる。
あくまで刺身のついでにとサーヤを食してみたが、存外悪くなかったためもう少し続けていると、サーヤから抗議の言葉が出てきた。
「んぁっ、ゃ、胸、ピリピリする・・・ハァッ、女体盛りプレイするために、ん、お刺身用意したわけじゃ、ない、のにぃ・・・エルのバカ」
「・・・サーヤ、先ほどから言っている“にょたいもり”とは何のことだ?」
「・・・ふぇ?」
“しまった!!”という顔をするサーヤの反応と、先ほどまでの言動や態度もあって俺はなんとなく理解した。
なるほど。女の身体・・・すなわち女体に食べ物を乗せてそのまま食べながらスルことを“女体盛りぷれい”というのか。そういえば、以前生クリームを身体につけて舐めとったことは“生クリームぷれい”と言っていたな。きっと似たようなモノなのだろう。
何にしても、サーヤの元いた世界が卑猥な文化やモノで溢れているのは、改めてよくわかった。
その後は刺身を食べきるまで“女体盛りぷれい”を楽しみ、兄から伝授されたという知識やまだ話していないことを洗いざらい吐かせてからサーヤを抱き潰した。
もちろんサーヤに晩飯を作る余力など残るわけもないので、マデリーヌ経由でレヴィンに子供達の晩飯を頼み、俺は台所を片付けながら軽食を用意してそのまま寝室へ移動し、再びサーヤとの時間をじっくりと堪能した。
「ふむ。わからない言葉はあるが、いくつかすぐに実践できるモノはありそうだな。くくっ、愉しみだ」
「??!!」
サーヤとの夜の生活は、まだまだ飽きることはなさそうだ。
・・・いや、違うな。むしろさらにハマってしまうかもしれない・・・と、心の中で密かに思い、その日は眠りに就いた。
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性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。

【完】瓶底メガネの聖女様
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