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【番外編&after story】

たまにはこんな休日を ~魔王様のお悩み相談室 inユーリウスside~

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「どうして俺が、そいつの悩みとやらを聞かねばならぬのだ?」
「まぁまぁ、エリュシオン。こうして集まるなんて滅多にないんだから、人生の先輩として話だけでも聞いてあげてよ」
「だったら、親であり人生の先輩とやらのお前レヴィンが話を聞けば良いではないか」
「う~ん・・・オレは政略結婚だから、この件に関しては正直どう答えて良いかわからないんだよね」
「ちっ、使えん奴め」

激務であった公務を少しずつ信頼できる臣下に委ね、少し余裕ができた頃「サーヤ達をこの城へお招きしてお茶会をしたいですの」というモニカの発言で、サーヤ達家族を久しぶりにガルドニアの城へと招待したまでは良かった。
だけど、サーヤ達が到着して間もなくモニカが「積もる話もございましょう。晩餐までは女性同士、男性同士、子供同士でお過ごしくださいな」と言って、サーヤを庭園へと連れて行くという予想外の展開になった。

もちろんエリュシオン殿はサーヤを追いかけようとしたけど、リリアを抱っこしていたセイル殿が「たまには良いんじゃない?マデリーヌもいるし、今更サーヤに危害を加えるようなバカはいないでしょ☆」と、子供達を連れてセレスの部屋へと移動してしまったので、残ったオレと父上はとりあえずエリュシオン殿を連れて父上の離宮へと移動することにした・・・というのが先ほどまでの出来事だ。


最近モニカが何か思い悩んでいる様子だったし、オレも悩みというかエリュシオン殿に聞きたいことがあったからこういう機会はありがたい限りだが、冒頭のようにエリュシオン殿が不機嫌な状態でとても話を進めらる状況ではない。

・・・無理もない。
かつてオレは二人に多大な迷惑をかけたわけだし、モニカと結婚した後も妊娠や出産の際助けてもらったり相談にのってもらったりと、何かしら世話になっているのだから。
でも、サーヤと円満な家庭を築いているエリュシオン殿だからこそ、解決策を導いて下さる気がするのでどうしても頼りたくなってしまう。


いや、ダメだ。
やっぱりここはモニカの所へ行って、合流するようお願いを・・・―――――


「・・・はぁ、わかった。話とやらを聞けば良いのだな?さっさと悩みとやらを話せ」
「あれ?急に態度変わったね。どうしたの、エリュシオン」
「マデリーヌ経由で、モニカの悩みはサーヤが聞くから、ユーリの悩みは俺が聞いてやってくれと頼まれた。・・・さっさと話を終わらせてサーヤ達と合流するぞ」
「ふふっ、エリュシオンはホントにサーヤには甘いというか優しいというか・・・」
「うるさいぞ、レヴィン。お前、最近性格の悪さが変態マデリーヌに似て調子に乗り過ぎじゃないか?」
「え~、オレは元々こういう性格だと思うけど?」
「昔よりも性格になったと言っているのだ!・・・ったく・・・で?お前はいつまで黙っている気だ?ユーリ」
「あ・・・」

モニカがサーヤに何を相談しているのかと考えたり、父上とエリュシオン殿の会話に圧倒されてしまい、思わず反応が遅れる。
こんな事を相談するのは正直恥ずかしいが、せっかく話を聞いてもらえることになったのだから、思い切って打ち明けなければ・・・!!

「あ、あのっ、エリュシオン殿は、出産を終えたサーヤといつからどのように・・・その、は、肌を・・・かさ、重ねて・・・」
「は?そんな小声では何も聞こえぬ。言いたい事があるならハッキリ言え」
「・・・っ、サ、サーヤとっ・・・出産を終えたサーヤと肌を重ねたのはいつからですかっ!どのような流れで行為に及んだのですか!!」
「・・・は?」

ハッキリ言えと言われたので思わず勢いで言ってしまったが、相談すると考えるだけでも恥ずかしかったのに、実際口にするととんでもなく恥ずかしい。
王都視察中に人前で転んだ時とは比べモノにならない・・・”穴がったら入りたい”というのは、きっとこういうことなのだろう。

両手で顔を抑えながら恥ずかしさに打ちひしがれていると、目の前のエリュシオン殿がため息をつきながらさらっととんでもない返答をしてきた。

「出産を終えたサーヤといつから肌を重ねたかだと?そんなもの、ティリアの許可を得た後すぐに決まっているだろうが」
「え?ティリア殿の許可って・・・それはいつなのですか?」
「出産後の1ヶ月健診とやらが終わってからだ」
「なっ、えぇ?!出産して1か月後って、まだ身体が回復しきっていないのでは・・・?」
サーヤあいつに体力がないのは元々だ」

違うんです。そういうことではないんです、エリュシオン殿。
オレが言いたいのは、出産という大仕事は身体的タメージも大きいので、元の生活ができるよう回復するまでにも時間がかかると言いたいんですっ!
ちょっと父上、壁の方を向きながら笑いを堪えて震えてるのバレバレですからっ!少しは息子に助け舟を出してくださいっ!!

「いや、あの、体力の問題ではなくて・・・ちなみに、エリュシオン殿・・・その、サーヤとは、ど、どのような流れで事に・・・?」
「む?流れ??・・・「ティリアの許可が下りたからするぞ」と言っただけだが?」
「・・・へ?」

え?いくら妻と言っても、をする時というのは、事前の準備や雰囲気を大事にするモノではないのか?

「あの、エリュシオン殿・・・サーヤと夜を共に過ごすために、香を焚いたり寝具を整えたりは・・・――――」
「??なんだそれは。香を焚かずとも風呂上がりのサーヤは充分良い匂いがするし、どうせ互いの体液で寝具は汚れるのだ。事前に洗浄魔法をかけるだけで充分ではないか」
「・・・っ」

たがっ、互いの体液で汚れるって・・・!!!
いや、確かにそうかもしれないけれどっ!!でもっ、でも・・・――――――――

「ふ、普通の女性なら、雰囲気を大事にして欲しいと思うではないですかっ!!」
「ふむ。・・・普通なら、な。だが、サーヤは俺が触れればすぐに身体の準備ができるから問題ない。くくっ、そのように躾けたからな」
「え・・・しつ、け?」
「あぁ。サーヤあいつの好きなトコロ、弱いトコロ、ナニをしたらその気になるか・・・な。まぁ、許可を得たからといって俺様も鬼畜ではない、最初から抱き潰すようなことはしないさ」
「は?抱き潰・・・えぇぇぇ??!!」

待ってくれ。俺の頭がおかしいのか?
躾ける?鬼畜じゃないから最初から抱き潰したりはしない??
サーヤの弱点を攻めてその気にさせ行為に及んでる時点で、充分鬼畜だと思うんですけど???!!!

「・・・―――――で?お前はどうなのだ?」
「え?オレ、ですか?」
「・・・お前もしや、出産後、モニカを一度も抱いていないのか?」
「!!!!」
「なぜだ?出産を終えたモニカは“女”として見れないか?」
「そっ、そんな事はありません!!」
「だったらなぜ抱かない?もしやお前、不能になったか?」
「断じて違いますっ!」
「じゃあモニカを抱きたくない理由はなんだ?」
「それ、は・・・」

生命の誕生というのはとても素晴らしいが、女性にとって妊娠・出産は命に係わるほど大変なことでもある。
セレスやルナを授かった時につわりで苦しんでいた姿や、出産の時のとても苦しそうな姿を見てしまうと、これ以上モニカを苦しませたくはない・・・

「妊娠、出産というのは女性の身体にとても負担のかかることです。サーヤとエリュシオン殿は、異種族で妊娠しずらいと伺っておりますが、オレとモニカはそうじゃない。いくら回復したとはいえ、その可能性のある性行為をモニカに強いるなど・・・」
「ふむ。ではお前はモニカを抱きたくないというわけではないのだな?」
「当たり前ですっ!」
「ならば、確実に避妊できれば問題ないではないか」
「―――――っ!!」

そのような方法があるなら、オレだって苦労しない!!
だが現状存在する避妊の薬というのは、使用したとしても絶対に妊娠しないという保証はできない上、人によっては副作用で生涯子が産めない身体になる可能性があると聞く。
そんな危険な薬など、断じてモニカに服用させたくない。

「簡単に言わないで下さいっ!今ある避妊薬は、女性の一生を台無しにするような副作用を与える可能性がある危険なモノなんです!!確実に、且つ安全な避妊方法など・・・どんなに探したって見つかりませんでした!!くそっ・・・女性は子を産むと“女”ではなく“母親”の顔になり、色気が激減すると聞いたのに、モニカは母になっても激減するどころか色香が増すばかりだし、オレはっ・・・オレは・・・・・・っ」
「欲求不満か」
「そうですよっ!欲求不満ですよ!!いつでも自分の意のままにサーヤを抱けるエリュシオン殿には一生わからないと思いますけどね!!」
「ふふっ、ユーリが逆ギレしてエリュシオンに八つ当たりしてる~♪」
「マデリーヌ殿と爛れた生活中の父上は黙っててくださいっ!!」
「いや、オレとマデリーヌは別に爛れてなんか・・・」
「執務室での行為は今後一切禁止ですっ!!」
「!!!!」

わかっている、頭ではちゃんと理解しているんだ。
エリュシオン殿に言っていることも父上に言っていることも、避妊の必要性が少ない二人を羨む気持ちからくるただの八つ当たりだ。
別に二人が悪いわけではないのに・・・

「確実に避妊する方法ならあるぞ。しかもリスクも何もない」
「いや、だからそのような方法はこの世に存在しないと・・・―――――」
「世には出回っていないだろうな。
「!!!」
「効果については身近な奴らである程度検証済み、副作用も一切ないらしい」
「そ、そうなのですか・・・?本当に・・・・・・??」
「あぁ。特に問題はないのだろう?レヴィン」
「え?父上??」
「ははっ、エリュシオンってば・・・オレは“念のため”って事で処方してもらってるんだから、別の人の名前を出せば良いのに」
「ふんっ、こうなる前にさっさと俺の薬をユーリこいつに渡せば良かったものを・・・手間ばかりかけさせおって」
「オレの言葉だけじゃ説得力が足りないからね」

父上が、エリュシオン殿の作る避妊薬を服用してる・・・?
いったいなぜ・・・??

「・・・マデリーヌは、初代国王と子を成したんだ。オレとの子ができる可能性は決して0ではないんだよ」
「ですが、確率は限りなく低いと・・・」
「それでも、オレはエリュシオンと違って禁術を使ってまでマデリーヌを縛りたくはないんだ。永い時を生きる精霊王にとって、一緒に過ごしているこの時間はほんの一時に過ぎない。それに、オレは引退したとはいえ元国王だ。“精霊王様から寵愛を受けている”以上の事は、国を揺るがす問題に発展しかねないんだよ」
「父上・・・」

知らなかった・・・父上がそのような事を考えているなんて・・・

「ふんっ、問題を起こすような輩がいたら、二度とバカな真似をしないよう徹底的に痛めつければ良いではないか」
「ふふっ、そんな事したらこの国の貴族皆いなくなっちゃうかもよ♪それに、いなくなってもまた同じ気持ちを持つ別の人間が現れるかもしれない。人間は欲望に忠実だから・・・」
「・・・そうだな」
「それに、何かを残してしまうと残された方はずっとそれに囚われて逆に辛いと思う・・・って、ほら、オレの話は良いんだよ!今日はユーリの悩みを聞くのがメインなんだから!ほら、エリュシオン、薬持ってきてるんでしょ?オレはまだ残ってるから、ユーリにあげてよ」
「あぁ」

エリュシオン殿がくれた薬は、行為に及ぶ30分前に服用すると良いらしい。
父上はマデリーヌ殿と関係を持った後にエリュシオン殿に相談し、服用を始めたようだ。

父上の思わぬ本音に何とも言えない気持ちになったが、すでに決めた事ならばオレはそばで見守るしかない。
そして、エリュシオン殿からいただいた薬は早速今夜にでも試してみようと密かに決意した。

「俺のように、サーヤが妊娠しやすい時期や月のモノなど身体の周期を把握しておけば、そのような薬に毎回頼らずとも、ある程度は調整できるようになるぞ」
「「・・・」」

え?身体の周期??
そのようなモノがあるのも初めて知ったが、サーヤ自身ではなくエリュシオン殿が把握してるのか?エリュシオン殿・・・さすがにそれは把握し過ぎなのでは?

あいつサーヤはすぐに迷子になるから、ブレスレットを改良し常に居場所を探知できるようにしている。・・・ふむ、今はモニカの部屋にいるようだな」

え?迷子になりやすいからってそこまでするのか?
というか、どうして今いる場所がモニカの部屋だとわかるのですか?行ったことないですよね??

「後、あいつサーヤはちょっと目を離すとすぐ死にかけるから、単独行動を禁止し俺か誰かしら精霊王と行動するよう義務付けている。今はマデリーヌが共に行動し、念のため結界も張っているから心配あるまい」

待ってください。“ちょっと目を離すと死にかける”って、おかしくないですか?
それに、今この城のどこに結界を張るほどの危険があると??
え?もしかして、オレもそこまでモニカを気遣うのが普通なのか・・・??

エリュシオン殿の言葉に半ば困惑していると、肩をポンっと叩いた父上が首を横に振っている。
どうやらそこまでするのは普通ではないらしい。
良かった。オレは間違っていないようだ。


それから程なく晩餐の準備が整ったと伝達があり、ようやくモニカ達やや子供達と合流し、以前と同じマナーを気にしない立食形式の晩餐を楽しんだ。
そして、賑やかだったサーヤ達家族とセイル殿は転移魔法で森の家へと帰って行った。

オレは早速今夜にでも行動を起こすため、風呂に入ると言ったモニカに「今夜は、キミに触れたい・・・」と精いっぱいの気持ちを伝えてみた。
きっと聡明なモニカなら、意味を理解してくれているはずだ。

ところが、避妊薬を服用し、別室で軽く風呂を済ませ寝室に戻ったオレは、予想外の状況に直面した。

「おかえりなさいませ、ユーリ様。お待ちしてましたの」
「なっ・・・モニカ、そっ、その恰好は・・・」
「ふふっ、本日サーヤからいただいた寝着を着てみましたの。・・・恥ずかしながら、私には色香があまりございませんので・・・」

モニカは真っ白なレース生地の、一見清楚に見えるのに身体のラインが透けて見えるいやらしい不思議な寝着・・・というか下着(?)を身に付けている。


普段は清楚なのに・・・これは、オレにだけ見せる淫靡いんびな姿ということだよな?
胸元のリボンを解いたら、すぐに形の良いモニカの胸が見えるのでは?
あの腰辺りに見える下着の紐も、解いてしまえば脱がせずとも簡単にモニカは・・・――――――


久しく見ていなかったモニカの、裸に近い艶姿あですがたと可愛らしくも妖艶な仕草を目の前にオレの理性はいとも簡単に崩れ去り、気が付けばモニカを押し倒して欲望のままに求め続け、そのまま疲れ果てて眠ってしまった。


「ん・・・あれ?」
「ふふっ、おはようございます。ユーリ様」
「あ、おはよう・・・モニカ」
「もう、ユーリ様ってば昨夜はいつになく激しいんですもの。ビックリしましたわ。・・・けれど、求められて、その・・・嬉しかったですの」
「モニカ・・・」

・・・どうしよう。少し恥じらっているモニカがものすごく可愛い。
昨夜あれだけ抱いたのに、今すぐにでもまたモニカを抱いてしまいたい・・・―――――

「きゃっ?!あ、あのっ、ユーリ様・・・お腹に固いモノが・・・」
「あ・・・」

朝の生理現象とモニカを求める気持ちが合わさり、大きく主張した自分のモノが抱きしめているモニカの下腹部に当たっている。
だけど、モニカは恥ずかしそうにしながらも、嫌がっている様子はなさそうだ。
よし、今までうまく気持ちを伝えられなかった分、もう少しだけ素直な気持ちを伝えてみるか。

「あの、モニカ・・・」
「は、はいっ」
「・・・もう少し、キミと抱き合っていたいんだけれど・・・良いだろうか?」
「!!!!」

顔を真っ赤にしたモニカは、口を何度かパクパクとさせてからオレの胸に顔を埋め「公務がありますから、激しいのはダメですの・・・」と小声で了承してくれた。


こんなにも幸せを感じる朝は久しぶりかもしれない。
やはり、エリュシオン殿に相談したのは正解だった・・・―――――


その日、モニカは調で公務を休むことになり、夜の営みについていくつかのルールが発足された。





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※どこで区切って良いかわからなくて長くなってしまいました。
 だいぶ翻弄されながらも、悩みが解決した(そして暴走した)ユーリのお話でした。
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