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14章 初めての家族旅行兼新婚旅行 ~お城はやっぱり危険なトコロ~

あなたを助けるために3*

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※失禁的な表現があります。苦手な方はこのお話をスルーして下さい。

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「んっ・・・エル、あたしの魔力8割あげ・・・ふぁぁぁっ、やっ、また?!んぁっ、ハァッ、も、お腹、いっぱいなのに・・・」

魔力をあげた瞬間、あたしのナカでエルがまた絶頂を迎えた。
もう何度目なのかわからないけど、あたしのナカはエルの吐き出した欲望でいっぱいで、心なしか少しポッコリしてる気がする。いや、ポッコリしてるのは回復薬とか癒しの水を飲み過ぎたからかもしれない。
いずれにしてもそろそろ一度中断しないとあたしの身体が持たない・・・というか、お手洗いに行きたい。

とりあえず、早く回復してさっさとお手洗いに行かなければと気持ちが焦っていたあたしは、準備していたピンク色の回復薬を匂いも確認せずにぐびっと勢いよく流し込んだ。



・・・―――――が、それがそもそもの間違いだった。



「――――――――??????!!!!!!」


なんと、ピンク色の回復薬は激マズ回復薬の方だった。

なんで?!どうして??!!よりによってこのタイミングなの!!!!!
ってか、甘っ、苦っ、辛っ、しょっぱいが全部いっぺんに襲ってくるって、何を混ぜたらこんな味になるのよ~~~~~~~~~~~っ!!!!

しかも、口を押えて悶えている今も、エルのモノはあたしのナカに挿入りっぱなしなわけで。
あまりの不味さに後ろへ後ずさった事で、今まで前のめりになってて浅くしか挿入っていなかったエルのモノが、ちょうどあたしの真下に来てしまった。

つまり、こんな最悪のタイミングでエルのモノが最奥まで一気に挿入り、いろんな意味で限界に近いあたしにさらなる凶悪な快感が襲いかかってきたのだ。

「~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!」

ほとんどパニック状態になったあたしは、口を押えながら声にならない声を発し、油断すると出てしまいそうなモノを必死で我慢するため、下腹部に力を入れる。

ダメダメっ!こんなところで出すなんて絶対ダメ!!
早く、早くお手洗いに行かないと・・・!!!!!

ジタバタともがいているうちに後ろに倒れかけたあたしは、“このまま倒れたら、とりあえずエルのモノが抜ける!動けるようになる!”と思っていたのに、神様というのはどこまで意地悪なんだろうか。

こんな最悪のタイミングで、最愛のあの人が目を覚ましてしまった。


「・・・ん、ここ、は・・・・・・は?!何だこれはっ!・・・っ、サーヤ、危なっ・・・」


もう少しで抜け出せる・・・という時に、目覚めてしまったエルが慌ててあたしを助けようと引き寄せるものだから、再びぐちゅんっ、とエルのモノが奥まで挿入ってくる。

「~~~~~~~~~~~っ」
「くっ・・・サーヤ、もしかしなくともお前、俺に魔力を・・・というか、なんだその恰好は?なぜ先ほどから口を押えている??」


やだっ、やめて!揺らさないで!!
ってか、起きたばっかなのになんで腰動かしてるのよっ、エルのバカぁぁぁぁぁっ!!
お願いだからお手洗いに行かせてよぉ~~~~~~~~~~っ!!!!


声に出したくても、激マズ回復薬の酷すぎる後味が口の中に残っててうまく喋れない。

「ぅ、あっ・・・かせて・・・、お願い。ぉ、手あ・・・い、行かせて・・・」
「??・・・よくわからんが、イキたいのか?ならばたっぷりとイカせてやる」
「ふぇ?・・・ぅあっ、違っ、そうじゃな・・・ひゃぁっ、やっ、ダメっ、ダメなの!!」
「ハァッ、さすがに、まだ体力も魔力も足りないか・・・っく」


待って待って!違う、全然違うの!!そっちの”イク”じゃないから!!!
病み上がりの人にそんなこと求めてないから、無理に動こうとしないでよっ!!
エルのどアホ~~~~~~~~~~っ!!!


まったくあたしの心情が伝わらないまま、エルは口を押えていたあたしの手を解きキスをした。
だけど、舌を絡めた瞬間あたしがどうして悶えていたかだけは察してくれたようだ。

「??!!・・・お前っ、まさか激マズ回復薬を・・・?」
「(コクッ、コクッ、コクッ)」
「なるほどな・・・回復薬を飲みながら、俺に魔力を与えていたのか・・・ありがとう、サーヤ」

エルは嬉しそうな笑顔を見せてから再び口唇を重ねる。
感謝の意もあるだろうけど、激マズ回復薬の後味を少しでも減らそうと舌をいつもより絡め、ゆるゆると腰を動かしてあたしを気持ち良くしようとしてくれている。


嬉しいよ、その気持ちはすごく嬉しい。
でもね、いつもなら喜んで受け入れる行為だけど、今はホントにやめて。マジでやめて。
あたしの我慢もそろそろ限界なんだよ~~~~~~~っ!!!


感動とか喜びとかマジで考える余裕などなくなったあたしは、最後の力を振り絞り思いっきり叫んだ。



「もうムリっ!ホントにムリっ!!お願いだから早くお手洗い行かせて!!漏れちゃう~~~~~~~っ!!!」
「・・・・・・は?」



あたしが叫び終えたのと、エルがぐりんっと最奥を掻き混ぜたのはほぼ同時だったと思う。
今まで少しずつ亀裂が入りながらも水を塞き止めていたダムが最後の一押しで決壊し、溜めていた水が盛大に流れ出るのと同じように、あたしが必死に我慢していたモノが勢いよく溢れ出てしまった。



(ぷしゃぁぁぁぁぁぁ・・・・・・)



「ひぅっ!!・・・ぁっ、やっ、嘘っ!やだやだっ、止まんな、ふぇ・・・やぁ、見ないでぇ・・・ッグズ」
「・・・」



・・・――――――やってしまった。
もうやだ、最悪だ・・・死にたい・・・・・・



我慢できずに漏らしてしまったモノを止められなかった上に、エルに見られた・・・というか、エルと繋がってる最中にこんな事になった羞恥とショックで涙がボロボロ出てきた。


「ぅ、ヒック、やだって・・・やだって、ッグズ、言った、のにぃ・・・」
「サーヤ・・・」
「も、やぁ・・・消えちゃいたい・・・」
「・・・・・・」


身体が少し動くようになったエルは、サイドテーブルから緑色の回復薬2つと癒しの水を手に取って飲み干した。
緑は激マズ回復薬じゃないらしい。と言っても、今更知ったところで後の祭りだけど。

さらに動けるようになったエルは、泣きじゃくるあたしの涙を拭い、瞼や頬、そして口唇に優しくキスをした。

「んっ・・・エ、ル・・・?」
「・・・すまぬ。嫌な思いをさせたな・・・んっ」
「んんっ、ぁ、ふ・・・それは、エルの方が・・・ん、ふっ」
「ハァ・・・今更お前が何をしでかそうとも、添い遂げたい気持ちは変わらぬ。だから、“消えたい”などと言うな・・・言わないでくれ」


気持ちは変わらないよって慰めてくれてるんだろうけど、違うの、そういう事じゃないんだよ、エル。
もちろんその気持ちも嬉しいんだけど、エルが受け入れる受け入れないとかそういうのじゃなくて、人として・・・いや、大人としてのマナーというかモラルというか・・・単にあたしが精神的に恥ずかしすぎて辛いですってだけなんだよ。
きっと伝わってないんだろうけど。

「ん、ごめんね。もう言わない・・・」

何にしても、無事にエルが目覚めてくれた。無事にあたしの元へ帰って来てくれたことに変わりはない。
その代償はとてつもなく大きいものだったけど、あたしもエルも綺麗さっぱり忘れてしまえばなかった事にできるはずだ。後で記憶を消去する魔法やアイテムがないか聞いてみよう。


「・・・―――――で?その恰好はなんだ?サーヤ」
「・・・へ?」

さっきまで優しいキスをしていたエルが、今度は明らかに不機嫌そうなトーンであたしを恰好を指摘してきた。

「初めて見る服だが、また随分と卑猥な恰好だな?胸のココと・・・下着のココに割れ目があるのだろう?」
「ひゃぁっ」
「そして、髪や服の白いモノ・・・俺の精液であろう?なぜそんなところについている?・・・いや、違うな。お前、寝ている俺にナニをした??」
「えっと・・・その、魔力あげるために身体を繋げなきゃって・・・だから、お胸でちょこっとご奉仕を・・・」
「精液を被る必要がどこにある?」
「それは、その・・・不可抗力というかなんというか・・・眠ってても感じてるエルが可愛くて・・・きゃぅっ」

魔力も体力も少しずつ回復してきたのか、エルはものすごくイイ顔で腰を再び動かしながら言葉と身体であたしをさらに攻め立ててきた。

「ったく、お前はホントに・・・1つ教えてやろう。俺は意識を失っている間、一度完全に闇に飲まれかけ、危うく死ぬところだった・・・」
「え??!!」
「恐らくどこかのバカがナニかしたせいで、底を尽きかけていたわずかな俺の魔力はさらに減ったのだろうな。・・・ま、手遅れになる前に魔力をもらってなんとかなったわけだが・・・」
「!!!!!」

マジですか!
お胸で奉仕してエルをイカせちゃった時って、そんなにヤバイ状態だったの??!!

「黙っていれば時間がかかっても少しずつ回復したはずなのに、助けようとしたはずのお前に危うく殺されるところだったわけだ・・・」
「ぁ、嘘・・・ごめんなさ、きゃぅっ、待って、あたし今魔力が・・・んぁっ」

それはホントに謝るから、いったんその腰使いやめてもらえませんかね?
いろんな体液でぐちゃぐちゃ身体を一度綺麗にさせてっ!切実に!!

「そうだったな。今はブレスレットの石がオレンジで魔力が足りず、身体が辛いであろう?」
「いや、あの、回復薬を半分ほどいただければ・・・」
「くくっ、今更遠慮などするな。この後は俺が回復薬を飲みながらたっぷりとお前の魔力も補充してやる」
「あの、だから・・・ひゃんっ、やっ、病み上がりなのに無理は・・・あぁぁっ、それダメ、なんかきちゃ・・・いやぁぁぁっ」




その後マデリーヌさんの結界が解ける翌朝まで、あたしはエルにたっぷりしっかりとお仕置きされ、翌朝魔法袋の中にある妖精の粉を舐めるまではあたしの方がぐったりしていた。
ちなみに、今後キャロさんと服のデザインや試作品の話をする時は、必ずエルも同席するという決まりができました。

エルって本当に病み上がりなんだよね?なんでそんなに元気なの??
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