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14章 初めての家族旅行兼新婚旅行 ~お城はやっぱり危険なトコロ~
敵ではないが味方でもない inカケルside
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◇
『お前が国王になれ』
ライからそう言われた時、父上や聖獣女の胸糞悪い悪だくみを知り最低最悪だと本当に思っていたから、“やってやるよ!オレが国王になってやるっ!!”と勢いで自分が国王になる方法を探し始めた。
だが、現実とはなかなか残酷で、調べれば調べるほど“条件”というモノが難しく、今のオレには到底無理だと思えることばかりだった。
≪正式な代替わり以外での国王の代替わり5箇条≫
その1 国内の有力者8割の賛同を得よ
その2 国民の6割から賛同を得よ
その3 現国王が適正ではないと証明せよ
その4 武力を持って、現国王を打ち負かせ
その5 反対派がいた場合、その代表を打ち負かせ
そもそも最初の“国内の有力者8割の賛同を得る”という条件の時点で詰んだと思ったのは仕方ないだろう。学園を卒業して数年しかたっておらず、何の後ろ盾もないオレに8割も賛同を得るような人脈などあるわけもない。
国民からの賛同は、王都に住む者だけでも賛同してもらえれば6割になるだろうが、それもなかなか難しい話だ。
そして残りの条件を見て、この国はどれだけ王に武力を求めているのかとツッコみたくなった。
オレは目の前の壁が大きすぎることに絶望していたが、状況は突然目の前に現れた人物の登場により一変した。
現在は、着々とオレが国王になるための準備が進められている。しかも超急ピッチで。
◇
「・・・――――――で、キミは新国王を支持するかい?ガハト公爵??」
「・・・・・・」
今オレがいるのは、フェイフォンでは1・2を争う程の権力と財力を持つガハト公爵邸の応接室だ。
ここにいるのは、オレと、ガルドニアから国使として来城していた前国王でもあるレヴィン殿、そしてレヴィン殿の付き添いで来たという光の精霊様だ。
ライから聞いてはいたが、まさか自分のやろうとしている事に協力してもらえるとは思っていなかった。
協力してもらえる事にも驚きだったが、驚いたのはその手腕だった。
「・・・ガハト公爵、これは私の独り言だから聞き流してくれてもかまわないんだけれど・・・」
「・・・」
「むかしむかし、ある所に一人の少女がおりました。その少女は狐の獣人と人間のハーフで、母親譲りの艶やかな金髪は、光の束を集めたようなそれはそれは素晴らしい金髪だったそうです」
「・・・っ」
レヴィン殿が謎の昔話をしている中、ガハト公爵の顔色が少し変わったような気がした。
「しかしながら、その少女は獣人でもなければ人間でもない。ハーフというモノは“黒”よりはましだが、虐げられる対象でもあった。例にも漏れず、その少女も幼少期は酷い体験をしたようだ」
尚も続く謎の昔話。ガハト公爵の顔色はどんどん悪くなっていくのに対し、レヴィン殿はさも楽しい話をするかのように少女の悲惨な人生を語っていく。笑顔のはずのレヴィン殿が、なぜかとても恐ろしい人間に見えた。
ひとしきり少女のエピソードを語り終えたレヴィン殿は、ガハト公爵に何かを耳打ちした。
そして、先ほどのガハト公爵への質問をした結果、公爵はしばし考えた末に落ちた。
・・・依然顔色は悪いままだった。
同じような事が、主に国の中枢を担っている騎士団や重鎮を中心にどんどん行われ、ガハト公爵のように顔色が悪くなる者、意気揚々とレヴィン殿と話す者など様々だったが、あっという間に増えた賛同者は約半日で7割強となっていた。
まさかこんなにも早く賛同者が増えるとは・・・
これなら9割の賛同者を得られるのも夢じゃないんじゃないか?
オレは心の底から安堵し、嬉しさのあまりレヴィン殿へ感謝の言葉が溢れる。
「レヴィン殿、光の精霊様、ありがとうございます!こんな短時間でこんなにも賛同者が得られるとは思いませんでした。まるで魔法のような交渉術!素晴らしいです!!」
感謝の意だけ伝えれば良かったものを、完全に浮かれきった発言をしたオレは、この直後ものすごく後悔する事となった。
「“魔法”ね・・・ふふっ、カケル殿は実に面白い事を言う」
「うふふ♡私は今回見てるだけで、魔法の類は一切使ってないわよん♡」
「そうなのですか?」
「あぁ。・・・そうだね、キミも国王になるのなら憶えておくと良いよ。“武力”という力も確かに大事だけど、それ以上に一番強い“力”をね」
「武力よりも強い力・・・ですか?」
目の前のレヴィン殿は、笑顔なのに先ほどのような恐怖を感じる。
あれ?待てよ・・・昔ユーリに何か聞いたことがあったよな・・・
「武力よりも強いのは“情報”だよ。もちろん、ただ調べれば良いってわけじゃない。相手にとっての“弱点”というカードをここぞという時にきる判断力も必要だね」
「・・・―――――――――っ!!!!」
思い、出した・・・
昔、レヴィン殿は自分が王位に就く際に、欲に塗れて暴君と呼ばれていた実の父親でもある当時の国王やその一派をすべて排除し、国王となったのだ。
ユーリも言っていたではないか。
“一番敵に回したくないのは父上だ”と・・・――――――
「安心して♪キミが国王になるのはもう決定事項だ。オレの影達はとても優秀だし、今は頼もしすぎる味方がいるから情報戦で負ける事はないよ。あ、王都の国民も明日には皆キミが国王になる事に賛同するだろう」
「え・・・は?明日?!」
「あぁ。すでに種は撒いてあるからね。ハジメが実はそんなに強くないとか、人には言えない秘密とか・・・」
「え?えぇぇぇ??!!」
「ガルドニアの現国王であるユーリと友人関係にあるキミが国王になれば、国交も今より友好になる。そして、国の特産品をガルドニアをはじめ他国に広げる予定があり、国が潤う事間違いなし。・・・・・・そんな未来ある国王を支持しない人間がいたら、そいつは単なるバカで愚か者だ」
「・・・・・・っ」
自分のやって来た事が、決して無駄ではなくこれから報われようとしている事が堪らなく嬉しかった。だが、それ以上に目の前にいる人物がもし敵だったらと思うと恐ろしくて仕方がない。
この方が味方になってくれて、本当に良かった・・・
「ありがとうございますっ!レヴィン殿が味方でとても心強いです!いくら感謝してもし足りな・・・――――――」
「あ、一つ言っておくけど・・・・・・オレがキミを国王にするのは、キミの味方をするためでも国のためでもない。あくまで、オレ達にとって利があるからだよ」
「・・・え?」
一瞬何を言われているのかわからなかった。
だが、レヴィン殿の瞳を見た時、目の前にオレは完全に言葉を失った。
「新国王となるキミには“国王にしてあげた”という恩を売れるし、オレの大事な仲間に手を出す邪魔者を国王の座から引きずり下ろすことができるからね」
「ふふっ、“利害の一致”ってことねん♡」
「!!!」
「覚えておくと良い。キミ達の国は、手を出してはいけない人達に手を出した・・・ある方々は跡形もなくこの国を滅ぼすことも考えていたんだ。けれど、とても心優しくこの国の特産品をえらく気に入っている者がいてね、それで免れただけだ」
「うふふ♡私達がとびきり可愛がってる子だもの♡♡悲しませたくないわん♡」
「!!!!!」
ライに以前言われたことが頭をよぎる。
あれは脅しでもなんでもなく、事実だったという事か・・・?
「これでわかったかな?“自分達は生かされているんだ”という事に感謝し、もう二度とこんな事を起こさないよう肝に銘じておくんだね・・・・・・次はないよ?」
「じゃあ、あとの条件は自分の力で頑張ってちょうだいねん♡♡・・・・・・今更できないなんて言わないわよね?」
「!!!!!!!」
にこやかに会話をしながら去っていくレヴィン殿と光の精霊様の背を見ながら、オレはただ茫然と立ち尽くしていた。
錯覚してはいけない。あの方たちは敵ではないが、決して味方というわけでもない。
だが、決して敵に回してはいけない方々だ。
あの方々を敵に回す恐怖に比べれば、今まで感じていた王位奪還の重圧や父上に対しての恐怖とはなんと些細な事。
一度回りだした歯車は止まらない。これからオレは、オレの成すべき事をするだけだ。
オレは、決意新たにこの後の自分の成すべき事に向けて準備に勤しんだ。
これから国を揺るがす一大事を起こそうというのに、オレの心は雲一つない青空と同様、清々しいくらいに澄み渡っていた。
『お前が国王になれ』
ライからそう言われた時、父上や聖獣女の胸糞悪い悪だくみを知り最低最悪だと本当に思っていたから、“やってやるよ!オレが国王になってやるっ!!”と勢いで自分が国王になる方法を探し始めた。
だが、現実とはなかなか残酷で、調べれば調べるほど“条件”というモノが難しく、今のオレには到底無理だと思えることばかりだった。
≪正式な代替わり以外での国王の代替わり5箇条≫
その1 国内の有力者8割の賛同を得よ
その2 国民の6割から賛同を得よ
その3 現国王が適正ではないと証明せよ
その4 武力を持って、現国王を打ち負かせ
その5 反対派がいた場合、その代表を打ち負かせ
そもそも最初の“国内の有力者8割の賛同を得る”という条件の時点で詰んだと思ったのは仕方ないだろう。学園を卒業して数年しかたっておらず、何の後ろ盾もないオレに8割も賛同を得るような人脈などあるわけもない。
国民からの賛同は、王都に住む者だけでも賛同してもらえれば6割になるだろうが、それもなかなか難しい話だ。
そして残りの条件を見て、この国はどれだけ王に武力を求めているのかとツッコみたくなった。
オレは目の前の壁が大きすぎることに絶望していたが、状況は突然目の前に現れた人物の登場により一変した。
現在は、着々とオレが国王になるための準備が進められている。しかも超急ピッチで。
◇
「・・・――――――で、キミは新国王を支持するかい?ガハト公爵??」
「・・・・・・」
今オレがいるのは、フェイフォンでは1・2を争う程の権力と財力を持つガハト公爵邸の応接室だ。
ここにいるのは、オレと、ガルドニアから国使として来城していた前国王でもあるレヴィン殿、そしてレヴィン殿の付き添いで来たという光の精霊様だ。
ライから聞いてはいたが、まさか自分のやろうとしている事に協力してもらえるとは思っていなかった。
協力してもらえる事にも驚きだったが、驚いたのはその手腕だった。
「・・・ガハト公爵、これは私の独り言だから聞き流してくれてもかまわないんだけれど・・・」
「・・・」
「むかしむかし、ある所に一人の少女がおりました。その少女は狐の獣人と人間のハーフで、母親譲りの艶やかな金髪は、光の束を集めたようなそれはそれは素晴らしい金髪だったそうです」
「・・・っ」
レヴィン殿が謎の昔話をしている中、ガハト公爵の顔色が少し変わったような気がした。
「しかしながら、その少女は獣人でもなければ人間でもない。ハーフというモノは“黒”よりはましだが、虐げられる対象でもあった。例にも漏れず、その少女も幼少期は酷い体験をしたようだ」
尚も続く謎の昔話。ガハト公爵の顔色はどんどん悪くなっていくのに対し、レヴィン殿はさも楽しい話をするかのように少女の悲惨な人生を語っていく。笑顔のはずのレヴィン殿が、なぜかとても恐ろしい人間に見えた。
ひとしきり少女のエピソードを語り終えたレヴィン殿は、ガハト公爵に何かを耳打ちした。
そして、先ほどのガハト公爵への質問をした結果、公爵はしばし考えた末に落ちた。
・・・依然顔色は悪いままだった。
同じような事が、主に国の中枢を担っている騎士団や重鎮を中心にどんどん行われ、ガハト公爵のように顔色が悪くなる者、意気揚々とレヴィン殿と話す者など様々だったが、あっという間に増えた賛同者は約半日で7割強となっていた。
まさかこんなにも早く賛同者が増えるとは・・・
これなら9割の賛同者を得られるのも夢じゃないんじゃないか?
オレは心の底から安堵し、嬉しさのあまりレヴィン殿へ感謝の言葉が溢れる。
「レヴィン殿、光の精霊様、ありがとうございます!こんな短時間でこんなにも賛同者が得られるとは思いませんでした。まるで魔法のような交渉術!素晴らしいです!!」
感謝の意だけ伝えれば良かったものを、完全に浮かれきった発言をしたオレは、この直後ものすごく後悔する事となった。
「“魔法”ね・・・ふふっ、カケル殿は実に面白い事を言う」
「うふふ♡私は今回見てるだけで、魔法の類は一切使ってないわよん♡」
「そうなのですか?」
「あぁ。・・・そうだね、キミも国王になるのなら憶えておくと良いよ。“武力”という力も確かに大事だけど、それ以上に一番強い“力”をね」
「武力よりも強い力・・・ですか?」
目の前のレヴィン殿は、笑顔なのに先ほどのような恐怖を感じる。
あれ?待てよ・・・昔ユーリに何か聞いたことがあったよな・・・
「武力よりも強いのは“情報”だよ。もちろん、ただ調べれば良いってわけじゃない。相手にとっての“弱点”というカードをここぞという時にきる判断力も必要だね」
「・・・―――――――――っ!!!!」
思い、出した・・・
昔、レヴィン殿は自分が王位に就く際に、欲に塗れて暴君と呼ばれていた実の父親でもある当時の国王やその一派をすべて排除し、国王となったのだ。
ユーリも言っていたではないか。
“一番敵に回したくないのは父上だ”と・・・――――――
「安心して♪キミが国王になるのはもう決定事項だ。オレの影達はとても優秀だし、今は頼もしすぎる味方がいるから情報戦で負ける事はないよ。あ、王都の国民も明日には皆キミが国王になる事に賛同するだろう」
「え・・・は?明日?!」
「あぁ。すでに種は撒いてあるからね。ハジメが実はそんなに強くないとか、人には言えない秘密とか・・・」
「え?えぇぇぇ??!!」
「ガルドニアの現国王であるユーリと友人関係にあるキミが国王になれば、国交も今より友好になる。そして、国の特産品をガルドニアをはじめ他国に広げる予定があり、国が潤う事間違いなし。・・・・・・そんな未来ある国王を支持しない人間がいたら、そいつは単なるバカで愚か者だ」
「・・・・・・っ」
自分のやって来た事が、決して無駄ではなくこれから報われようとしている事が堪らなく嬉しかった。だが、それ以上に目の前にいる人物がもし敵だったらと思うと恐ろしくて仕方がない。
この方が味方になってくれて、本当に良かった・・・
「ありがとうございますっ!レヴィン殿が味方でとても心強いです!いくら感謝してもし足りな・・・――――――」
「あ、一つ言っておくけど・・・・・・オレがキミを国王にするのは、キミの味方をするためでも国のためでもない。あくまで、オレ達にとって利があるからだよ」
「・・・え?」
一瞬何を言われているのかわからなかった。
だが、レヴィン殿の瞳を見た時、目の前にオレは完全に言葉を失った。
「新国王となるキミには“国王にしてあげた”という恩を売れるし、オレの大事な仲間に手を出す邪魔者を国王の座から引きずり下ろすことができるからね」
「ふふっ、“利害の一致”ってことねん♡」
「!!!」
「覚えておくと良い。キミ達の国は、手を出してはいけない人達に手を出した・・・ある方々は跡形もなくこの国を滅ぼすことも考えていたんだ。けれど、とても心優しくこの国の特産品をえらく気に入っている者がいてね、それで免れただけだ」
「うふふ♡私達がとびきり可愛がってる子だもの♡♡悲しませたくないわん♡」
「!!!!!」
ライに以前言われたことが頭をよぎる。
あれは脅しでもなんでもなく、事実だったという事か・・・?
「これでわかったかな?“自分達は生かされているんだ”という事に感謝し、もう二度とこんな事を起こさないよう肝に銘じておくんだね・・・・・・次はないよ?」
「じゃあ、あとの条件は自分の力で頑張ってちょうだいねん♡♡・・・・・・今更できないなんて言わないわよね?」
「!!!!!!!」
にこやかに会話をしながら去っていくレヴィン殿と光の精霊様の背を見ながら、オレはただ茫然と立ち尽くしていた。
錯覚してはいけない。あの方たちは敵ではないが、決して味方というわけでもない。
だが、決して敵に回してはいけない方々だ。
あの方々を敵に回す恐怖に比べれば、今まで感じていた王位奪還の重圧や父上に対しての恐怖とはなんと些細な事。
一度回りだした歯車は止まらない。これからオレは、オレの成すべき事をするだけだ。
オレは、決意新たにこの後の自分の成すべき事に向けて準備に勤しんだ。
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