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14章 初めての家族旅行兼新婚旅行 ~お城はやっぱり危険なトコロ~
強力な助っ人と強力過ぎる助っ人
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◇
ノルンさんの名演技のおかげで、普段から中立をキープしている先代様(・・・と言っても、事あるごとにノルンさんのおかげで巻き込んでるけど)は、野営地を襲撃しエルやセイルを攫ったであろう一角獣の聖獣イディナロクへの対処を中心に、全面的に協力してくれる事になった。
「本来、我ら聖獣は人間の世に関わらぬ。理由はもちろん、与える影響が大きすぎるからだ。・・・だから、今回のようにエリュシオン達の野営地に偶然居合わせたとしても、聖獣が襲撃するなど本来ならばあり得ぬ」
「先代様、あの毒婦・・・いえ、聖獣イディナロクとこの国の王が繋がっている証拠は、ここにありましたか?」
「いや・・・残念だがここには彼奴の魔力しか残っておらぬ。王が“知らぬ”と言えばそれまでであろう。だが、繋がっていることは間違いないであろうな」
・・・ノルンさんの聖獣イディナロクへの当たりが若干強いのは気のせいかな?気のせいだよね?
周囲を散策し終えて近くまで戻ってきた先代様は、同胞の聖獣の力しかこの場に感じなかったようだ。
先代様の言うとおり、昨日の国王の態度や襲撃のタイミングを考えると、証拠がないにしても繋がってる事は間違いないだろう。
精霊王様よりも格上の聖獣がそばにいるから、あんな危機感も何もなく横柄な態度だったって事だよね・・・
ベルナートさん達のおかげで冷静にはなったけど、今度はどんどん怒りが込み上げてきた。
本当に人間の王族は自分勝手な人達ばかりで反吐が出る!!
「さてさて、こちらも反撃するための作戦を練るわよん♡」
「マデリーヌさん!・・・と、あれ・・・?」
「・・・久しぶり、サーヤ。また何かとんでもない事に巻き込まれてるみたいだね」
マデリーヌさんの言葉に賛同し振り返ると、ここにいるはずのない見覚えのある人が目の前に現れた。
しかも、たまに森の家に遊びに来る時のようなラフなスタイルではなく、淡いブルーをベースに金色の刺繍や飾りで装飾されたタートルネックのジャケットとパンツ、さらにはマントまで羽織るという、まさに王族の正装という出で立ちだ。
「レヴィンさん!!」
「ふふっ、前にもこういう作戦会議があったでしょう?だから、今回も連れてきちゃったわん♡♡」
「いやいや、連れてきちゃったって・・・」
「あ、大丈夫だよ。この通りガルドニアの代表として来てるし、ユーリやモニカにも了承得てるよ。むしろ、いくらでも手を貸すから必要であればすぐに連絡しろってさ。ふふっ、あの二人ならメラニウム王国の時みたいに使節団派遣する準備くらい始めてるかもね」
「ユーリ、モニカ・・・」
「オレも、エリュシオン達がフェイフォンに旅行するって聞いた時点で、いつかこういう形で呼ばれるんじゃないかって思ってたしね」
「・・・」
読まれてる・・・というか、あたし達ってレヴィンさん達にそんな風に思われてたのか。
別に好きで王族と関わってるわけじゃないんだけどなぁ・・・
「あ、別にサーヤ達が気にする必要ないよ?オレ達はサーヤ達に何かあっても、国としてすぐ動けるように準備してるだけだから・・・」
レヴィンさん・・・フォローのつもりかもしれないけど、それ、全然フォローじゃないです・・・
ふと思い出してしまった過去のトラブルを頭の隅に追いやり、とりあえずあたし達はレヴィンさんを交えて作戦会議をする事にした。
◇
先代様に続き、予想外の強力な助っ人を迎えたあたし達は、安全で気兼ねなく作戦会議できる場所・・・というのが家以外思いつかず、結局家に戻る事にした。
以前に張ったライムントさんの結界ではレヴィンさんが入れないのでは?と心配してたけど、それは先代様が解決してくれた。
「なに、可愛い娘のためだ。我がより頑丈な結界にしておいたぞ」
「ありがとうございます、先代さ・・・いえ、お、父様・・・」
先代様にお礼を言おうとするも、“先代様”と言いかけてる途中でめちゃくちゃ睨まれたので、仕方なく“お父様”と言い直したら、先代様は満足そうにドヤ顔をしていた。
・・・この呼び方、もう絶対なんですか?
「・・・え、娘?お父様って・・・サーヤ、この方は?」
「えっと・・・娘のように可愛がってくださっている、先代の聖獣レオヴィアス様です」
「は?!え・・・レオ、ヴィアスって、あの伝説の聖獣・・・??!!」
「あらん?レヴィンに先代様の事、話してなかったかしらん?」
今にも倒れそうなほど驚いて固まっているレヴィンさんは、「とりあえずリビングに運んでおくね~」と、ベルナートさんによって家の中へと運ばれた。
いや、あの、レヴィンさんは荷物じゃなくて、一応先代の国王様なんだけど・・・
そして、ティリアさん達には2階の広めの客室でアレク兄様の看病と子供達を世話をお願いし、あたし達はダイニングでお茶をしながら作戦会議する事にした。
あたしは、以前Getした日本茶と作り置きのみたらし団子をお茶請けに用意し、とりあえずレヴィンさんに少しでもリラックスしてもらおうともてなす事にした。
「ん!初めて見る甘味だね、優しい甘さで少し香ばしくてすごく美味しい。・・・この飲み物も甘味にすごく合うし、何より飲んだ後なんだか癒されるというか落ち着くね」
うんうん。おもてなしは大成功みたいだ。
しかも、目の前のみたらし団子とお茶に意識が向きつつ、落ち着いたみたいだからこれでようやく作戦会議が・・・――――――
「うむ。茶はもう少し熱い方が良いと思うぞ、サーヤ」
「???!!!」
「ラ、ライムントさん!!いつの間に・・・」
「む?今しがた結界に変化を感じたので戻ってきたのだ。・・・サーヤ、飯はまだか?」
お茶を飲みながら”飯はまだか?”っておじいちゃんかっ!!!
「もうもうっ、何時だと思ってるんですか!朝食はとっくに終わってます!お昼までまだ時間があるから、今はこのお団子で我慢してて下さい!!あ、数が少ないから2本以上はダメですよ!」
「なっ?!我に、我慢しろ・・・だと?!・・・くくくっ、仕方がない。この技だけは使いたくなかったが、今ここに・・・――――」
「はいはい。めちゃくちゃお腹空いてるんですね?あたしの分もあげますから、お昼ご飯までは我慢してくださいっ!じゃないと、お昼ご飯も抜きです!!」
「なん・・・だと・・・?!」
せっかく作戦会議をしようと思ったのに、今度はライムントさんまで現れた。
ホントにいきなり現れるし、現れたら現れたでめんどくさい人・・・いや、精霊王様である。
「えっと、サーヤ・・・この方は・・・?」
「あ、この方は・・・」
「ふっ、我の事を知りたいか?人間よ・・・我が名はライムント!この漆黒の闇より雷鳴轟く・・・」
「この方はライムントさんです!これでも一応雷の精霊王様です!!・・・ライムントさんはいい加減普通に話して下さいっ!!」
「・・・へ?雷の、精霊、王・・・様・・・??」
先代とは言え聖獣様、それに引き続き初めて対面した精霊王様を前に、レヴィンさんのキャパが完全にオーバーしてフリーズしてしまった。
もうもうっ!
作戦会議したいのに、これじゃまったく作戦会議にならないよ~~~~~~~っ!!!!
・・・この後、レヴィンさんが回復するまで30分くらいかかりました。
ノルンさんの名演技のおかげで、普段から中立をキープしている先代様(・・・と言っても、事あるごとにノルンさんのおかげで巻き込んでるけど)は、野営地を襲撃しエルやセイルを攫ったであろう一角獣の聖獣イディナロクへの対処を中心に、全面的に協力してくれる事になった。
「本来、我ら聖獣は人間の世に関わらぬ。理由はもちろん、与える影響が大きすぎるからだ。・・・だから、今回のようにエリュシオン達の野営地に偶然居合わせたとしても、聖獣が襲撃するなど本来ならばあり得ぬ」
「先代様、あの毒婦・・・いえ、聖獣イディナロクとこの国の王が繋がっている証拠は、ここにありましたか?」
「いや・・・残念だがここには彼奴の魔力しか残っておらぬ。王が“知らぬ”と言えばそれまでであろう。だが、繋がっていることは間違いないであろうな」
・・・ノルンさんの聖獣イディナロクへの当たりが若干強いのは気のせいかな?気のせいだよね?
周囲を散策し終えて近くまで戻ってきた先代様は、同胞の聖獣の力しかこの場に感じなかったようだ。
先代様の言うとおり、昨日の国王の態度や襲撃のタイミングを考えると、証拠がないにしても繋がってる事は間違いないだろう。
精霊王様よりも格上の聖獣がそばにいるから、あんな危機感も何もなく横柄な態度だったって事だよね・・・
ベルナートさん達のおかげで冷静にはなったけど、今度はどんどん怒りが込み上げてきた。
本当に人間の王族は自分勝手な人達ばかりで反吐が出る!!
「さてさて、こちらも反撃するための作戦を練るわよん♡」
「マデリーヌさん!・・・と、あれ・・・?」
「・・・久しぶり、サーヤ。また何かとんでもない事に巻き込まれてるみたいだね」
マデリーヌさんの言葉に賛同し振り返ると、ここにいるはずのない見覚えのある人が目の前に現れた。
しかも、たまに森の家に遊びに来る時のようなラフなスタイルではなく、淡いブルーをベースに金色の刺繍や飾りで装飾されたタートルネックのジャケットとパンツ、さらにはマントまで羽織るという、まさに王族の正装という出で立ちだ。
「レヴィンさん!!」
「ふふっ、前にもこういう作戦会議があったでしょう?だから、今回も連れてきちゃったわん♡♡」
「いやいや、連れてきちゃったって・・・」
「あ、大丈夫だよ。この通りガルドニアの代表として来てるし、ユーリやモニカにも了承得てるよ。むしろ、いくらでも手を貸すから必要であればすぐに連絡しろってさ。ふふっ、あの二人ならメラニウム王国の時みたいに使節団派遣する準備くらい始めてるかもね」
「ユーリ、モニカ・・・」
「オレも、エリュシオン達がフェイフォンに旅行するって聞いた時点で、いつかこういう形で呼ばれるんじゃないかって思ってたしね」
「・・・」
読まれてる・・・というか、あたし達ってレヴィンさん達にそんな風に思われてたのか。
別に好きで王族と関わってるわけじゃないんだけどなぁ・・・
「あ、別にサーヤ達が気にする必要ないよ?オレ達はサーヤ達に何かあっても、国としてすぐ動けるように準備してるだけだから・・・」
レヴィンさん・・・フォローのつもりかもしれないけど、それ、全然フォローじゃないです・・・
ふと思い出してしまった過去のトラブルを頭の隅に追いやり、とりあえずあたし達はレヴィンさんを交えて作戦会議をする事にした。
◇
先代様に続き、予想外の強力な助っ人を迎えたあたし達は、安全で気兼ねなく作戦会議できる場所・・・というのが家以外思いつかず、結局家に戻る事にした。
以前に張ったライムントさんの結界ではレヴィンさんが入れないのでは?と心配してたけど、それは先代様が解決してくれた。
「なに、可愛い娘のためだ。我がより頑丈な結界にしておいたぞ」
「ありがとうございます、先代さ・・・いえ、お、父様・・・」
先代様にお礼を言おうとするも、“先代様”と言いかけてる途中でめちゃくちゃ睨まれたので、仕方なく“お父様”と言い直したら、先代様は満足そうにドヤ顔をしていた。
・・・この呼び方、もう絶対なんですか?
「・・・え、娘?お父様って・・・サーヤ、この方は?」
「えっと・・・娘のように可愛がってくださっている、先代の聖獣レオヴィアス様です」
「は?!え・・・レオ、ヴィアスって、あの伝説の聖獣・・・??!!」
「あらん?レヴィンに先代様の事、話してなかったかしらん?」
今にも倒れそうなほど驚いて固まっているレヴィンさんは、「とりあえずリビングに運んでおくね~」と、ベルナートさんによって家の中へと運ばれた。
いや、あの、レヴィンさんは荷物じゃなくて、一応先代の国王様なんだけど・・・
そして、ティリアさん達には2階の広めの客室でアレク兄様の看病と子供達を世話をお願いし、あたし達はダイニングでお茶をしながら作戦会議する事にした。
あたしは、以前Getした日本茶と作り置きのみたらし団子をお茶請けに用意し、とりあえずレヴィンさんに少しでもリラックスしてもらおうともてなす事にした。
「ん!初めて見る甘味だね、優しい甘さで少し香ばしくてすごく美味しい。・・・この飲み物も甘味にすごく合うし、何より飲んだ後なんだか癒されるというか落ち着くね」
うんうん。おもてなしは大成功みたいだ。
しかも、目の前のみたらし団子とお茶に意識が向きつつ、落ち着いたみたいだからこれでようやく作戦会議が・・・――――――
「うむ。茶はもう少し熱い方が良いと思うぞ、サーヤ」
「???!!!」
「ラ、ライムントさん!!いつの間に・・・」
「む?今しがた結界に変化を感じたので戻ってきたのだ。・・・サーヤ、飯はまだか?」
お茶を飲みながら”飯はまだか?”っておじいちゃんかっ!!!
「もうもうっ、何時だと思ってるんですか!朝食はとっくに終わってます!お昼までまだ時間があるから、今はこのお団子で我慢してて下さい!!あ、数が少ないから2本以上はダメですよ!」
「なっ?!我に、我慢しろ・・・だと?!・・・くくくっ、仕方がない。この技だけは使いたくなかったが、今ここに・・・――――」
「はいはい。めちゃくちゃお腹空いてるんですね?あたしの分もあげますから、お昼ご飯までは我慢してくださいっ!じゃないと、お昼ご飯も抜きです!!」
「なん・・・だと・・・?!」
せっかく作戦会議をしようと思ったのに、今度はライムントさんまで現れた。
ホントにいきなり現れるし、現れたら現れたでめんどくさい人・・・いや、精霊王様である。
「えっと、サーヤ・・・この方は・・・?」
「あ、この方は・・・」
「ふっ、我の事を知りたいか?人間よ・・・我が名はライムント!この漆黒の闇より雷鳴轟く・・・」
「この方はライムントさんです!これでも一応雷の精霊王様です!!・・・ライムントさんはいい加減普通に話して下さいっ!!」
「・・・へ?雷の、精霊、王・・・様・・・??」
先代とは言え聖獣様、それに引き続き初めて対面した精霊王様を前に、レヴィンさんのキャパが完全にオーバーしてフリーズしてしまった。
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作戦会議したいのに、これじゃまったく作戦会議にならないよ~~~~~~~っ!!!!
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