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13章 初めての家族旅行兼新婚旅行 ~お米をGetするために~
理想の家(+α)をGetだぜ!
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◇
あたしの作った味噌汁・・・もとい、豚汁を食したライムントさんは、箸を持って固まったまま無言で涙を流していた。
「え・・・あの、ライムントさん?」
返事がない、ただの屍のようだ・・・
・・・って、そうじゃない。
食事を終えたエルがリリアを預かってくれたので、ダイニングテーブルにつく前にライムントさんに近づき、目の前で手を振ったりしながら声をかけてみた。
「おーい、ライムントさ~ん。起きてますか?」
「!!」
「あ、やっと目が合った。どうしたんですか、ライムントさん。いきなり黙って・・・」
ようやくあたしと目が合ったライムントさんは、いきなりあたしの手をガシっと掴んでとんでもないことを言って来た。
「サーヤの・・・が、飲みたい」
「え?」
「サーヤのみそしるが、毎日飲みたい」
「・・・へ?!」
「なっ?!サーヤにプロポーズ・・・だと??!!アイツ何を考えて・・・」
「「ぷおぽーず?」」
「うみゅ?セイたん、“プロポーズ”ってなぁに?」
「プロポーズってのは結婚を申し込む事だよ☆ライムントって求婚するくらいサーヤの事好きだったの?」
「え?!サーヤっ、ライムントと結婚するの??もちろん俺の時みたいに断るよね??!!」
「え?ベルって、おねーさんに結婚申し込んで、しかも断られてたの?」
「あ・・・いや、その・・・」
「けっこん・・・ままと、ぱぱみたい?」
「ししょー、ぱぱ?」
ライムントさんのとんでも発言で、あれよあれよと皆も変な誤解や発言の繰り返しで、この場がとてもカオスな状態となってしまった。
ちなみにノルンさんと先代様は、微笑ましいものを見ているかのように静観を決め込んでいる。
「あぁぁぁぁっ!違うっ、違うから!!あたしの旦那様は後にも先にもエルただ一人です!!だからパパも一人!!ライムントさんも誤解を招くようなこと言わないで下さいっ!!」
「誤解・・・?我はお前のみそしるが毎日飲みたいだけだが?」
「だから、それが・・・」
「とりあえず落ち着け、サーヤ。元は俺が“プロポーズの言葉”と誤解したのが原因だ。ライムントはただお前の作るみそしるが気に入って、毎日でも飲みたいと言っただけで他意はない・・・はずだ」
「あ・・・なるほど」
エルの言葉であたしも落ち着き、それを見た周囲も少し冷静になった。
・・・ように見えた。
「じゃあ、ししょーは、ししょーのまま?」
「そうね。あなた達のパパはエリュシオン一人だけみたいよ」
「ライたん・・・まぎらわしいの。また“お仕置き”すゆ?」
「ミナト、顔がすごいことになってるよ☆ほらほら、レオンに見られちゃうよ♪」
「みゅ?ミーたん?」
「!!・・・ふふっ、何でもないのよ、レオたん☆」
向かい側に座っているミナトちゃんの顔が、一瞬般若に見えたなんてきっと気のせいだ。
絶対気のせいに決まってる・・・
「ベル、ままに“ぷおぽーず”、ちたの?」
「いや、えっと・・・」
「くー、ベルがぱぱなの、やぁ・・・」
「サクラ・・・」
「大丈夫だよ、サクラ。ベルナートは断られてるから、パパになる事はないよ」
「カイトっ、それはもう言わないで!・・・サクラ、おいで」
「うぅ・・・ベル、くーの、だもぉ・・・ッグズ」
「心配しなくても大丈夫だよ、サクラ。だから、泣かないで」
「ふふっ、サクラはホントにベルナートが大好きなんだね」
こっちはこっちで、半泣きのサクラがベルナートさんにぎゅうっと抱きついている。
あたしはエルが今にも攻撃しそうなのを必死に抑えながら、皆が忘れかけているライムントさんに声をかけた。
「ライムントさん、あたしの味噌汁・・・というか、豚汁は美味しかったって事で良いですよね?」
「・・・」
早々にこの場をどうにかしたくて結論を急いだのに、ライムントさんは座ったまま机に両肘を立てて寄りかかり、両手を口元に持ってくる・・・そう、あのゲ〇ドウのようなポーズを取ったまま無言の状態だ。
・・・このポーズもタモツさんに教わったんだろうか・・・
そして、しばらくしてから静かに語り始めた。
ゲン〇ウポーズのままで・・・
「あぁ・・・完全に我の負けだ・・・」
「・・・えっと、そもそも勝ち負けってあったんでしょうか?」
「ふっ、タモツの料理とは少々違うが、さすがは我が眷属。食材の使い方を心得ておる」
「いや、だから眷属になった記憶もこれからなるつもりもありませんって!」
相変わらずこちらの話を聞かないライムントさんは、その後も聞いてないのに、”タモツが作ったみそしるはこうだった”とか”こんな料理を作ってくれた”とか、タモツさんの話を得意気に且つ一方的に話し、あたしの反応には一切耳を傾けなる様子はない。
お願いだから会話をしてもらえませんかね?
ひとしきり話を得たライムントさんは、中二病的ポーズを取りながらビシッとキメ台詞のようにこう告げた。
「勝ったお前には、褒美としてこの家をくれてやる。喜べ、我の加護付きだ!」
「え?!この家、くれるんですか??嬉しいっ!!!・・・あ、でもお願いしたモノを魔法で“複製”してくれるなら加護はなくてもいいです」
「????!!!!」
ライムントさんの”家をくれる”という言葉が嬉しくて、エルに「やったぁ♪家貰えることになっちゃったね」と嬉しそう抱きついたら、額に手を当てたエルがため息をつきながらあたしの後ろを指さした。
振り向くと、後ろには小さくしゃがみ込んで地面に丸のようなモノをひたすら書いているライムントさんがいた。
・・・えっと、もしかしなくてもいじけてらっしゃる??
「あーあ、サーヤってば酷いなぁ☆せっかく加護をあげるって言うんだから、もらっておけばいいのに」
「え・・・でも、ライムントさんってかなりめんどくさ・・・」
「!!!・・・――――・・、―――・・・・」
「サーヤまま、ライたんが“自分はもうこの世にいなくてもいい存在なんだ、もう消えよう”って言ってゆ・・・」
「?!」
は?!さっきの言葉だけでなんでそんなことに??!!
精霊の王様なんだよね?メンタル弱すぎじゃないですか??
とりあえず、あたしが傷つけてしまったことに変わりはないので、励ましになりそうな言葉を思いつくまま言ってみた。
「わ、わぁ~い!ライムントさんの加護が貰えるなんて、すっごく嬉しい!嬉しすぎて、えっと・・・そうだ!毎日お味噌汁作れちゃうかもなぁ~、誰か食べてくれないかなぁ~(棒読み)」
「・・・いくらなんでもこれは棒読み過ぎではないか?」
「サーヤってば、元々貴族令嬢のはずなのに腹芸とか演技ってホントにできない子だよね☆」
「そこっ、うるさいよっ!!」
「サーヤまま、ライたんね、きっと便利だからいっぱい使ってあげてね♡」
「ミ、ミナトちゃん・・・」
こうしてあたしは、無事にこのフェイフォンの拠点となる理想的な家と便利な道具・・・違う違う、“複製”の魔法を使える頼りがいのある仲間を一緒にGetしたのでした。
・・・精霊王様の加護って、こんな風に増えていいものなの??
あたしの作った味噌汁・・・もとい、豚汁を食したライムントさんは、箸を持って固まったまま無言で涙を流していた。
「え・・・あの、ライムントさん?」
返事がない、ただの屍のようだ・・・
・・・って、そうじゃない。
食事を終えたエルがリリアを預かってくれたので、ダイニングテーブルにつく前にライムントさんに近づき、目の前で手を振ったりしながら声をかけてみた。
「おーい、ライムントさ~ん。起きてますか?」
「!!」
「あ、やっと目が合った。どうしたんですか、ライムントさん。いきなり黙って・・・」
ようやくあたしと目が合ったライムントさんは、いきなりあたしの手をガシっと掴んでとんでもないことを言って来た。
「サーヤの・・・が、飲みたい」
「え?」
「サーヤのみそしるが、毎日飲みたい」
「・・・へ?!」
「なっ?!サーヤにプロポーズ・・・だと??!!アイツ何を考えて・・・」
「「ぷおぽーず?」」
「うみゅ?セイたん、“プロポーズ”ってなぁに?」
「プロポーズってのは結婚を申し込む事だよ☆ライムントって求婚するくらいサーヤの事好きだったの?」
「え?!サーヤっ、ライムントと結婚するの??もちろん俺の時みたいに断るよね??!!」
「え?ベルって、おねーさんに結婚申し込んで、しかも断られてたの?」
「あ・・・いや、その・・・」
「けっこん・・・ままと、ぱぱみたい?」
「ししょー、ぱぱ?」
ライムントさんのとんでも発言で、あれよあれよと皆も変な誤解や発言の繰り返しで、この場がとてもカオスな状態となってしまった。
ちなみにノルンさんと先代様は、微笑ましいものを見ているかのように静観を決め込んでいる。
「あぁぁぁぁっ!違うっ、違うから!!あたしの旦那様は後にも先にもエルただ一人です!!だからパパも一人!!ライムントさんも誤解を招くようなこと言わないで下さいっ!!」
「誤解・・・?我はお前のみそしるが毎日飲みたいだけだが?」
「だから、それが・・・」
「とりあえず落ち着け、サーヤ。元は俺が“プロポーズの言葉”と誤解したのが原因だ。ライムントはただお前の作るみそしるが気に入って、毎日でも飲みたいと言っただけで他意はない・・・はずだ」
「あ・・・なるほど」
エルの言葉であたしも落ち着き、それを見た周囲も少し冷静になった。
・・・ように見えた。
「じゃあ、ししょーは、ししょーのまま?」
「そうね。あなた達のパパはエリュシオン一人だけみたいよ」
「ライたん・・・まぎらわしいの。また“お仕置き”すゆ?」
「ミナト、顔がすごいことになってるよ☆ほらほら、レオンに見られちゃうよ♪」
「みゅ?ミーたん?」
「!!・・・ふふっ、何でもないのよ、レオたん☆」
向かい側に座っているミナトちゃんの顔が、一瞬般若に見えたなんてきっと気のせいだ。
絶対気のせいに決まってる・・・
「ベル、ままに“ぷおぽーず”、ちたの?」
「いや、えっと・・・」
「くー、ベルがぱぱなの、やぁ・・・」
「サクラ・・・」
「大丈夫だよ、サクラ。ベルナートは断られてるから、パパになる事はないよ」
「カイトっ、それはもう言わないで!・・・サクラ、おいで」
「うぅ・・・ベル、くーの、だもぉ・・・ッグズ」
「心配しなくても大丈夫だよ、サクラ。だから、泣かないで」
「ふふっ、サクラはホントにベルナートが大好きなんだね」
こっちはこっちで、半泣きのサクラがベルナートさんにぎゅうっと抱きついている。
あたしはエルが今にも攻撃しそうなのを必死に抑えながら、皆が忘れかけているライムントさんに声をかけた。
「ライムントさん、あたしの味噌汁・・・というか、豚汁は美味しかったって事で良いですよね?」
「・・・」
早々にこの場をどうにかしたくて結論を急いだのに、ライムントさんは座ったまま机に両肘を立てて寄りかかり、両手を口元に持ってくる・・・そう、あのゲ〇ドウのようなポーズを取ったまま無言の状態だ。
・・・このポーズもタモツさんに教わったんだろうか・・・
そして、しばらくしてから静かに語り始めた。
ゲン〇ウポーズのままで・・・
「あぁ・・・完全に我の負けだ・・・」
「・・・えっと、そもそも勝ち負けってあったんでしょうか?」
「ふっ、タモツの料理とは少々違うが、さすがは我が眷属。食材の使い方を心得ておる」
「いや、だから眷属になった記憶もこれからなるつもりもありませんって!」
相変わらずこちらの話を聞かないライムントさんは、その後も聞いてないのに、”タモツが作ったみそしるはこうだった”とか”こんな料理を作ってくれた”とか、タモツさんの話を得意気に且つ一方的に話し、あたしの反応には一切耳を傾けなる様子はない。
お願いだから会話をしてもらえませんかね?
ひとしきり話を得たライムントさんは、中二病的ポーズを取りながらビシッとキメ台詞のようにこう告げた。
「勝ったお前には、褒美としてこの家をくれてやる。喜べ、我の加護付きだ!」
「え?!この家、くれるんですか??嬉しいっ!!!・・・あ、でもお願いしたモノを魔法で“複製”してくれるなら加護はなくてもいいです」
「????!!!!」
ライムントさんの”家をくれる”という言葉が嬉しくて、エルに「やったぁ♪家貰えることになっちゃったね」と嬉しそう抱きついたら、額に手を当てたエルがため息をつきながらあたしの後ろを指さした。
振り向くと、後ろには小さくしゃがみ込んで地面に丸のようなモノをひたすら書いているライムントさんがいた。
・・・えっと、もしかしなくてもいじけてらっしゃる??
「あーあ、サーヤってば酷いなぁ☆せっかく加護をあげるって言うんだから、もらっておけばいいのに」
「え・・・でも、ライムントさんってかなりめんどくさ・・・」
「!!!・・・――――・・、―――・・・・」
「サーヤまま、ライたんが“自分はもうこの世にいなくてもいい存在なんだ、もう消えよう”って言ってゆ・・・」
「?!」
は?!さっきの言葉だけでなんでそんなことに??!!
精霊の王様なんだよね?メンタル弱すぎじゃないですか??
とりあえず、あたしが傷つけてしまったことに変わりはないので、励ましになりそうな言葉を思いつくまま言ってみた。
「わ、わぁ~い!ライムントさんの加護が貰えるなんて、すっごく嬉しい!嬉しすぎて、えっと・・・そうだ!毎日お味噌汁作れちゃうかもなぁ~、誰か食べてくれないかなぁ~(棒読み)」
「・・・いくらなんでもこれは棒読み過ぎではないか?」
「サーヤってば、元々貴族令嬢のはずなのに腹芸とか演技ってホントにできない子だよね☆」
「そこっ、うるさいよっ!!」
「サーヤまま、ライたんね、きっと便利だからいっぱい使ってあげてね♡」
「ミ、ミナトちゃん・・・」
こうしてあたしは、無事にこのフェイフォンの拠点となる理想的な家と便利な道具・・・違う違う、“複製”の魔法を使える頼りがいのある仲間を一緒にGetしたのでした。
・・・精霊王様の加護って、こんな風に増えていいものなの??
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