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13章 初めての家族旅行兼新婚旅行 ~お米をGetするために~
名物料理はどっち?!ガチンコ料理対決
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◇
「・・・ねぇ、エル。あたし達、どうしてこんなトコロにいるのかな?」
「知らん。お前が勝手に行動した結果だろうが」
「あたしは調理方法教えようと思っただけなのに・・・」
「何にせよ、お前が招いたトラブルだ」
「うぐっ・・・すみません・・・」
あたしとエルは、現在とある調理場にいます。
なんでこんな場所にいるかというと、話は1時間ほど前まで少し遡る。
◆
『調理方法を教えるのはかまいません。ただし、教えたらお米・・・リーズをあたし達にも仕入れさせて下さい。国や貴族に全部納品してるわけじゃないんでしょ?もちろん相応のお金は払います』
あたしの言葉に怪訝そうな顔をしたモジャさんは、少し迷ったみたいだけど背に腹は代えられないようで、最終的には納得したようだった。
『・・・良いだろう。ただし、オレ様が美味いと感じたら・・・の話だ』
『もちろんです!』
『ままのごはん、おいちーのにね』
『もじゃ、わかってないの』
『ぁじゃー!』
『リリア、そんなヤツのことは覚える必要ないよ☆』
『おめぇら、揃いも揃って失礼なヤツばっかだなぁおいっ!!』
『ごめんなさい。皆、正直なもので・・・』
『おめぇも大概だよっ!』
このモジャさんの雰囲気や怒り方・・・前の世界でお世話になった近所のお兄ちゃんと少し似てて、自然とその人に接するみたいになってしまう。
あたしが歴代の彼氏について愚痴や相談をこぼしては、『おめぇホントに男を見る目ねぇな!!』と言いながらも、美味しいご飯をおすそ分けしてくれたのだ。
タツ兄・・・元気かなぁ。
『ったく、しゃぁねぇなぁ・・・じゃあ早速パルミアの調理方法を・・・』
『ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁっ』
『『??!!』』
交渉が成立したモジャさんとようやく本題に入ろうと思ったら、今度は別の第三者に止められた。
声のする方を見ると、ライトブラウンの髪色と同じ色の真ん丸のケモミミをお持ちの女性が、腕を組みながら怪しい笑みを浮かべていた。
『ふっふっふ・・・話は聞かせてもらったわよ、モジアルド』
『げっ!ペチアリア=クーラウス!!』
『ぺ、ぺち、あ・・・』
『ぺち、ありゃ・・・』
『『・・・ぺちゃ!!』』
『誰がペチャですかっ!誰がっ!!こんのクソガキ共っ、親はどーゆー教育してますの!!』
『すみません、うちの子達が素直過ぎて・・・』
『あんたが・・・!!・・・っ、おまっ、ちょっと胸が大きいからって・・・』
『おい、ペチアリア!お前はいったい何しに来たんだ!オレ様達はなぁ・・・』
『あ、そうよ!それっ!!』
『はぁ?!』
モジャさんに続いて、随分と賑やかなペチア・・・ペチャさんは、あたしとモジャさんに向かってこう言った。
『モジアルドと、そこのクソ生意気な巨乳!あんた達二人で料理対決なさい!!』
『はぁ?!』
『え?料理、対決・・・??』
『長年この村で料理を作ってきたあんたが、いきなり外部の巨乳から教わった料理を店に出すだなんて、アタシは認めないっ!!』
『いや、あの、巨乳巨乳ってあたしは・・・』
『巨乳は黙らっしゃいっ!!』
『はいぃぃっ』
何なんだこの人っ!さっきからものすごく怖いんですけどっ!!
確かに少し小ぶりなお胸のようだけど、胸に対しての憎悪(?)が異常すぎだよ!!!
『ペチアリア、オレ様は・・・』
『あんたがリーズを特産品にするために、料理の味を良くしようと努力してる事も、それがうまくいっていない事も知ってるわ。・・・その巨乳に縋りたい気持ちもわからなくはない』
・・・いい加減、巨乳って呼ぶのやめてくれませんかね・・・
『でもね、村の皆で作り上げたものじゃなく外部の奴に・・・しかも巨乳の協力なんて仰ぎたくもないし、最近はイベントがなさすぎて村の盛り上がりに欠けるし、正直儲かってないのよ』
待て待て待てっ!後半っ、欲望と本音を丸出しし過ぎでしょ!!
ちょっとくらい隠しなさいよ!!!
『だから村長の娘としてここに宣言するわっ!今から村の広場で、パルミアの美味しさを競う料理対決をしますっ!!』
なんか偉そうだなと思ってたら、村長さんの娘だった!
だからっていきなりそんな宣言したって意味な・・・―――――――
『え?料理対決??なにそれ面白そう!』
『ん?村の広場で??そんな準備してたか?』
『いや、まだだからこれから準備みたいだよ。面白そうだからおいら手伝う!』
『あらあら!じゃあうちの野菜を使うと良いよ』
『なら、オレんとこに肉や魚も必要か?』
近くにいた村の人や出店してた外部の人などが、口々に『じゃあこれは~』とか『だったらこれは~』などなど、すっかり周囲は料理対決をするモノだと思い込んで準備を開始してしまった。
『・・・ねぇ、エリュシオン☆話がどんどん変な方向に行ってるよ♪さすがサーヤだね☆』
『ホントにあいつは・・・』
そして、あれよあれよという間に準備は進み、広場には料理対決するための簡易調理場2つと審査員席が用意されたのでした。
◇
・・・―――――そんなことがあって、今現在、あたしはエルとチームを組んでパエリア・・・もとい、パルミアを作っているというわけだ。
「あ、エル。材料切ったらこれを炒めて欲しいな。・・・でね、一つ気になる事があるんだけど」
「鍋はこれだな、わかった。・・・気になる事というのは何だ?」
「・・・どうして、セイルが審査員席にいるの?しかもリリアも一緒に」
「知らん。ただの暇つぶしと子守であろう?」
そう。審査員席には、この料理対決の発端となったペチャさんと村人と思われる方が数名、そしてリリアを抱っこしたセイルが座っていた。
ちなみに、レオンやサクラ、ミナトちゃん達はこれまたいつの間にか用意されていた応援席で「まま、まけちゃ、めっよ~」とか「がんばなの~」などと応援してくれている。
その近くで「どっちに賭ける?さぁ、張った張ったぁ」という声も聞こえてくるので、あたし達はまんまと村を潤すための賭け事に利用されたらしい。
ぐぬぬ・・・なんかものすごく腹立たしい・・・
「ま、このふざけた対決とやらに勝てば、お前が作る美味いパルミアも食えるし、念願のリーズも手に入るのであろう?さっさと終わらせるぞ」
「うん!あ、でもモジャさんにお肉とお魚それぞれのパルミアの作り方教えたいから、少し時間かかるかも」
「・・・なぜお前がそこまでする?今作ってるモノだけ教えれば良かろう」
「でも、1種類だけだと村の人達も飽きちゃうじゃない?子供達もだいぶ失礼なこと言っちゃったし・・・それに、昔お世話になった人にちょっと似てるから・・・」
「世話に、なったヤツ・・・?」
「あ、今じゃなくて、前の世界の話だよ!・・・あたしが落ち込んでる時に、美味しいご飯作って元気付けてくれたの。もちろん全くの別人なんだけど、思い出したら何かしてあげたなっちゃって・・・」
「・・・」
突然始まった村全体のイベントと化している料理対決。
それとは関係なく、あたしの作るパエリアをモジャさんが美味しいと感じたら、約束通りお米を融通してくれる事になってるから、イベントでもそうじゃなくても問題はない。
お願いします。これ以上変なコトに巻き込まないで下さい。
ホントに、ホントにお願いします。・・・――――
セイルが審査員席にいるのがものすごく気になるけど、あたしはエルと料理をしながらそんな事を切に心の中で願っていた。
「・・・ねぇ、エル。あたし達、どうしてこんなトコロにいるのかな?」
「知らん。お前が勝手に行動した結果だろうが」
「あたしは調理方法教えようと思っただけなのに・・・」
「何にせよ、お前が招いたトラブルだ」
「うぐっ・・・すみません・・・」
あたしとエルは、現在とある調理場にいます。
なんでこんな場所にいるかというと、話は1時間ほど前まで少し遡る。
◆
『調理方法を教えるのはかまいません。ただし、教えたらお米・・・リーズをあたし達にも仕入れさせて下さい。国や貴族に全部納品してるわけじゃないんでしょ?もちろん相応のお金は払います』
あたしの言葉に怪訝そうな顔をしたモジャさんは、少し迷ったみたいだけど背に腹は代えられないようで、最終的には納得したようだった。
『・・・良いだろう。ただし、オレ様が美味いと感じたら・・・の話だ』
『もちろんです!』
『ままのごはん、おいちーのにね』
『もじゃ、わかってないの』
『ぁじゃー!』
『リリア、そんなヤツのことは覚える必要ないよ☆』
『おめぇら、揃いも揃って失礼なヤツばっかだなぁおいっ!!』
『ごめんなさい。皆、正直なもので・・・』
『おめぇも大概だよっ!』
このモジャさんの雰囲気や怒り方・・・前の世界でお世話になった近所のお兄ちゃんと少し似てて、自然とその人に接するみたいになってしまう。
あたしが歴代の彼氏について愚痴や相談をこぼしては、『おめぇホントに男を見る目ねぇな!!』と言いながらも、美味しいご飯をおすそ分けしてくれたのだ。
タツ兄・・・元気かなぁ。
『ったく、しゃぁねぇなぁ・・・じゃあ早速パルミアの調理方法を・・・』
『ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁっ』
『『??!!』』
交渉が成立したモジャさんとようやく本題に入ろうと思ったら、今度は別の第三者に止められた。
声のする方を見ると、ライトブラウンの髪色と同じ色の真ん丸のケモミミをお持ちの女性が、腕を組みながら怪しい笑みを浮かべていた。
『ふっふっふ・・・話は聞かせてもらったわよ、モジアルド』
『げっ!ペチアリア=クーラウス!!』
『ぺ、ぺち、あ・・・』
『ぺち、ありゃ・・・』
『『・・・ぺちゃ!!』』
『誰がペチャですかっ!誰がっ!!こんのクソガキ共っ、親はどーゆー教育してますの!!』
『すみません、うちの子達が素直過ぎて・・・』
『あんたが・・・!!・・・っ、おまっ、ちょっと胸が大きいからって・・・』
『おい、ペチアリア!お前はいったい何しに来たんだ!オレ様達はなぁ・・・』
『あ、そうよ!それっ!!』
『はぁ?!』
モジャさんに続いて、随分と賑やかなペチア・・・ペチャさんは、あたしとモジャさんに向かってこう言った。
『モジアルドと、そこのクソ生意気な巨乳!あんた達二人で料理対決なさい!!』
『はぁ?!』
『え?料理、対決・・・??』
『長年この村で料理を作ってきたあんたが、いきなり外部の巨乳から教わった料理を店に出すだなんて、アタシは認めないっ!!』
『いや、あの、巨乳巨乳ってあたしは・・・』
『巨乳は黙らっしゃいっ!!』
『はいぃぃっ』
何なんだこの人っ!さっきからものすごく怖いんですけどっ!!
確かに少し小ぶりなお胸のようだけど、胸に対しての憎悪(?)が異常すぎだよ!!!
『ペチアリア、オレ様は・・・』
『あんたがリーズを特産品にするために、料理の味を良くしようと努力してる事も、それがうまくいっていない事も知ってるわ。・・・その巨乳に縋りたい気持ちもわからなくはない』
・・・いい加減、巨乳って呼ぶのやめてくれませんかね・・・
『でもね、村の皆で作り上げたものじゃなく外部の奴に・・・しかも巨乳の協力なんて仰ぎたくもないし、最近はイベントがなさすぎて村の盛り上がりに欠けるし、正直儲かってないのよ』
待て待て待てっ!後半っ、欲望と本音を丸出しし過ぎでしょ!!
ちょっとくらい隠しなさいよ!!!
『だから村長の娘としてここに宣言するわっ!今から村の広場で、パルミアの美味しさを競う料理対決をしますっ!!』
なんか偉そうだなと思ってたら、村長さんの娘だった!
だからっていきなりそんな宣言したって意味な・・・―――――――
『え?料理対決??なにそれ面白そう!』
『ん?村の広場で??そんな準備してたか?』
『いや、まだだからこれから準備みたいだよ。面白そうだからおいら手伝う!』
『あらあら!じゃあうちの野菜を使うと良いよ』
『なら、オレんとこに肉や魚も必要か?』
近くにいた村の人や出店してた外部の人などが、口々に『じゃあこれは~』とか『だったらこれは~』などなど、すっかり周囲は料理対決をするモノだと思い込んで準備を開始してしまった。
『・・・ねぇ、エリュシオン☆話がどんどん変な方向に行ってるよ♪さすがサーヤだね☆』
『ホントにあいつは・・・』
そして、あれよあれよという間に準備は進み、広場には料理対決するための簡易調理場2つと審査員席が用意されたのでした。
◇
・・・―――――そんなことがあって、今現在、あたしはエルとチームを組んでパエリア・・・もとい、パルミアを作っているというわけだ。
「あ、エル。材料切ったらこれを炒めて欲しいな。・・・でね、一つ気になる事があるんだけど」
「鍋はこれだな、わかった。・・・気になる事というのは何だ?」
「・・・どうして、セイルが審査員席にいるの?しかもリリアも一緒に」
「知らん。ただの暇つぶしと子守であろう?」
そう。審査員席には、この料理対決の発端となったペチャさんと村人と思われる方が数名、そしてリリアを抱っこしたセイルが座っていた。
ちなみに、レオンやサクラ、ミナトちゃん達はこれまたいつの間にか用意されていた応援席で「まま、まけちゃ、めっよ~」とか「がんばなの~」などと応援してくれている。
その近くで「どっちに賭ける?さぁ、張った張ったぁ」という声も聞こえてくるので、あたし達はまんまと村を潤すための賭け事に利用されたらしい。
ぐぬぬ・・・なんかものすごく腹立たしい・・・
「ま、このふざけた対決とやらに勝てば、お前が作る美味いパルミアも食えるし、念願のリーズも手に入るのであろう?さっさと終わらせるぞ」
「うん!あ、でもモジャさんにお肉とお魚それぞれのパルミアの作り方教えたいから、少し時間かかるかも」
「・・・なぜお前がそこまでする?今作ってるモノだけ教えれば良かろう」
「でも、1種類だけだと村の人達も飽きちゃうじゃない?子供達もだいぶ失礼なこと言っちゃったし・・・それに、昔お世話になった人にちょっと似てるから・・・」
「世話に、なったヤツ・・・?」
「あ、今じゃなくて、前の世界の話だよ!・・・あたしが落ち込んでる時に、美味しいご飯作って元気付けてくれたの。もちろん全くの別人なんだけど、思い出したら何かしてあげたなっちゃって・・・」
「・・・」
突然始まった村全体のイベントと化している料理対決。
それとは関係なく、あたしの作るパエリアをモジャさんが美味しいと感じたら、約束通りお米を融通してくれる事になってるから、イベントでもそうじゃなくても問題はない。
お願いします。これ以上変なコトに巻き込まないで下さい。
ホントに、ホントにお願いします。・・・――――
セイルが審査員席にいるのがものすごく気になるけど、あたしはエルと料理をしながらそんな事を切に心の中で願っていた。
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