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10章 延引された結婚式
※番外編※ エルフの里の恋愛事情2 inルーシェントside
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◇
キャサリンが呼んでくれた男性同士の恋人達は、驚いた事にわりと近所に住んでいる幼馴染同志の若いエルフだった。
もちろん僕もフィリーも顔見知りだ。
「いらっしゃい、2人共よく来てくれたね」
「ルーシェント様、その・・・」
「うん。キャサリンから話は聞いてるよ。そして、僕の話もキャサリンから聞いてるかな?」
「はい・・・」
1人はフィリーのいる警備隊に入ったサイラス。
フィリーが正義感の強い期待の新人と言っていたのも記憶に新しい。
もう1人はサイラスの幼馴染のアーヴィ。
男性としては少し線が細く、決して病弱なわけではないけど儚さを彷彿とさせる雰囲気を持っている。
アーヴィは母親が人間に捕らえられ、それを追いかけた父親も帰らぬ人となってしまい、実質サイラスの家で育ったような境遇だと聞いている。
それ故、引っ込み思案で常にサイラスの後ろにいるイメージが強い。
淡い金髪をサイドでゆるく結っていて、佇まいも立ち振る舞いも美しいため、知り合いじゃなければ女性と間違えられる事も多いし、長身のサイラスと並ぶと普通に男女の恋人に見えなくもない。
聖獣様なら、「幼馴染萌え!薄幸の美少年最高!!」とか言いそうだなと想像できてしまう辺り、あの短時間で僕も“びーえる”の影響を少なからず受けてしまったようだ。
とにかく今はなんとか2人に協力を仰がないと・・・―――――
「オレは・・・嫌です。アーヴィが見世物のようになるのは耐えられません」
「サイラス・・・」
さすが正義感が強いだけあって、アーヴィを守りに入るか。
でも・・・―――
「では、君達はこのままずっと周りに秘密の関係を貫いて生きていくのかい?同世代のエルフはほとんどが結婚し子を産んでいる。君達がこのままずっと相手を探さないで一緒にいる事に、違和感を感じる者は自然と出てくるだろう」
「・・・そうかもしれないが、俺達は一緒に育ってきた幼馴染だ。今までだって気の合う相手がいないから一緒にいると言って誰も異を唱える者はいなかった!これからだってそれが続くだけだ!!」
「そうだね、今は良いだろう。・・・ではこれから先は?何十年、何百年先は?同じと言えるかな?」
「「!!!」」
動揺している・・・という事は、本人達も気にしている事だったんだろう。
この2人は一生添い遂げる位の強い気持ちで想い合っているという事か・・・なんだかこのまま応援して見守りたい不思議な気持ちになってきたな。
「ちなみに、外の人間の世界では“同性婚”と言って男性同士、女性同士の婚姻も認められている」
「「!!」」
「それに、僕の持っている人間の医学書には“性同一性障害”といって、生まれ持った性と中身の性がことなる病気も存在する。もちろん君達を病気だというつもりは一切ないし、同性を好きになる事は決して悪い事ではない。たまたま好きになったのが異性ではなく同じ性別の者だっただけ、と僕は思っている」
「「!!!」」
「聖獣様との約束に協力してもらえるなら、同性での恋愛や婚姻も聖獣様が応援し認めていると皆に伝わるだろう。同時に僕も、里長に“性同一性障害”という医学的根拠や、外の世界にある“同性婚”という差別なき婚姻を認める素晴らしい文化や、いろんな品物をこれからもどんどん取り込み、古い伝統を大切にしながらエルフの里を今以上に暮らしやすい里にしてみてはどうだろうかと進言するつもりだ。実際にクラリスが外交で仕入れた物は素晴らしいモノばかりだっただろう?」
「・・・確かに、“電動ミキサー”なるモノは魔力がなくてもとても料理に役立ちますし、寝具やソファも今まで使っていた物より格段に使い心地が良かったです」
「剣も見た目のデザインだけでなく切れ味も良かったし、武器の種類も豊富でした。・・・人間は一体どこからあんな武器を思いつくのか・・・」
「人間は僕達よりも生が短い分、常に全力で生きている者が多いみたいだよ。だからこそより良い物を作ろうとする。作り終えても満足しないでさらに良い物を作ろうとさらに努力する。・・・そういう人間もいるんだ」
「「!!!!」」
・・・モニカ殿から話を聞いて交易品の現物を見た時、僕も本当に驚いた。
人間は命が短い分、自分の技術を何代にも渡って伝えていくのだと。そして受け継いだものはそれ以上の物を作ろうと努力する事が多いと・・・
エルフは個々の能力が元々高いから、子供でもない限り基本的に人に自分でどうにかしてしまう。
努力を続けて何かを学ぶという者がとても少ないのだ。
大分熱く語り過ぎた気がするが、嘘は言っていない。
これで2人にも理解が得られたら良いが・・・
その時、診療所のドアの方から人の声とドアが開いて人が雪崩れ込んでくる声がした。
「・・・―――痛っ、いてて・・・押すなって言ったのに・・・」
「アタシは押してないわよ!ケリーが・・・」
「オ、オレのせいじゃないぞ!ミーアが・・・」
「入り口の真ん前にいたら邪魔でしょ?だからドアを魔法でちょこ~っと開けてあげたのよ♪」
「「キャサリン姉(さん)?!」」
どうやらドアを開けた犯人はキャサリンで、雪崩れ込んできたのはエルフの若者5~6名の男女だった。
「・・・え?君達、一体どうして・・・?」
「だって、サイラスとアーヴィが深刻な顔して診療所に向かうのが見えたから・・・」
「アタシ達の目の保養・・・こほん、癒しの2人が別れさせられるんじゃないかと気が気じゃなくて・・・」
「ルーシェント様、サイラスとアーヴィは性別を超えて想い合ってるの!だから別れさせるなんて事はしないで!!」
「そうだよ!俺達の希望の星なんだ!!」
「皆・・・」
「え?ちょっと待って??・・・僕は別に2人を別れさせるつもりはなくて、むしろ2人が結婚とかもできるように・・・」
「「「「結婚???!!!」」」」
突然入ってきた若い衆は、思い思いに「やったぁ」とか「あいつらが結婚できるならオレ達も」とか叫んでるけど、正直僕には何が何だかよくわからない・・・
「キャサリン・・・これってどういう事??」
「ふふっ、サイラスとアーヴィ以外にも“びーえる”がいたって事よ♪あ、ちなみに女の子同士というのもあるみたいね☆」
「えぇぇぇぇぇぇぇ???!!!」
結局、聖獣様の元へは見た目的にサイラスとアーヴィを連れて行き、仲の良いトコロを思うさま見せつけてもらうことにした。
聖獣様は予想通り「幼馴染萌え!!薄幸の美少年とか最高過ぎるっ!!ユキがいたら鼻血モノだな!!」と大満足の様子。
しかも、女性同士の組み合わせもあると伝えたら「何その百合展開!今度エルフの里に行っても良い?今なら外部から侵入不可の結界付けちゃうよ☆」と、何かの安売りみたいな感じでエルフの里の安全を約束してくれた。
最早お会いした当初の口調が崩れすぎていて、見た目も雰囲気も聖獣様なのにとても残念な気持ちになったが、結果良ければすべて良しとしよう。
そんな聖獣様の後押しもあって、ゴルドに進言した“同性婚”や同性の恋愛も認める者が少しずつ増え、隠れていた同性同士の恋人達が何組も出て来て里の中ではちょっとした大騒ぎになった。
その中の代表であるサイラスとアーヴィは、日を改めて最初に結婚式を挙げる事となり、聖獣様もそれに立ち会うという事で、古参のエルフ達も認めざるを得ない状況になってきたようだ。
なんだか思っていた以上の展開になったなぁ・・・――――――
「時に、ルーシェントよ」
「はい。何でしょうか、聖獣様」
「お主、サイラスとアーヴィを見て“応援して見守りたい不思議な気持ちになった”と言っていたな」
「はい。・・・それが何か?」
「ふっ、それはな・・・“尊い”という気持ちなのだ」
「とうとい・・・ですか?」
聖獣様から初めて聞く単語に、知的好奇心がうずうずする気持ちとこれ以上聞いてはいけないという矛盾した気持ちになる。
結局好奇心が勝ってしまったのだが、僕は聞いてからとても後悔した。
「ふむ、“尊い”とは“崇高で近寄りがたい、神聖、高貴”などという意味がある。これでルーシェントも“びーえる”を尊いと感じる立派な“腐女子”・・・いや、我らは雄だから“腐男子”だな。これからも我と共に“びーえる”を布教していこうではないか」
「!!!!」
聖獣様との距離が近づいたのは嬉しいけど、代わりに開けてはいけない扉を開いてしまったような、そんな気がしてならなかった・・・――――
キャサリンが呼んでくれた男性同士の恋人達は、驚いた事にわりと近所に住んでいる幼馴染同志の若いエルフだった。
もちろん僕もフィリーも顔見知りだ。
「いらっしゃい、2人共よく来てくれたね」
「ルーシェント様、その・・・」
「うん。キャサリンから話は聞いてるよ。そして、僕の話もキャサリンから聞いてるかな?」
「はい・・・」
1人はフィリーのいる警備隊に入ったサイラス。
フィリーが正義感の強い期待の新人と言っていたのも記憶に新しい。
もう1人はサイラスの幼馴染のアーヴィ。
男性としては少し線が細く、決して病弱なわけではないけど儚さを彷彿とさせる雰囲気を持っている。
アーヴィは母親が人間に捕らえられ、それを追いかけた父親も帰らぬ人となってしまい、実質サイラスの家で育ったような境遇だと聞いている。
それ故、引っ込み思案で常にサイラスの後ろにいるイメージが強い。
淡い金髪をサイドでゆるく結っていて、佇まいも立ち振る舞いも美しいため、知り合いじゃなければ女性と間違えられる事も多いし、長身のサイラスと並ぶと普通に男女の恋人に見えなくもない。
聖獣様なら、「幼馴染萌え!薄幸の美少年最高!!」とか言いそうだなと想像できてしまう辺り、あの短時間で僕も“びーえる”の影響を少なからず受けてしまったようだ。
とにかく今はなんとか2人に協力を仰がないと・・・―――――
「オレは・・・嫌です。アーヴィが見世物のようになるのは耐えられません」
「サイラス・・・」
さすが正義感が強いだけあって、アーヴィを守りに入るか。
でも・・・―――
「では、君達はこのままずっと周りに秘密の関係を貫いて生きていくのかい?同世代のエルフはほとんどが結婚し子を産んでいる。君達がこのままずっと相手を探さないで一緒にいる事に、違和感を感じる者は自然と出てくるだろう」
「・・・そうかもしれないが、俺達は一緒に育ってきた幼馴染だ。今までだって気の合う相手がいないから一緒にいると言って誰も異を唱える者はいなかった!これからだってそれが続くだけだ!!」
「そうだね、今は良いだろう。・・・ではこれから先は?何十年、何百年先は?同じと言えるかな?」
「「!!!」」
動揺している・・・という事は、本人達も気にしている事だったんだろう。
この2人は一生添い遂げる位の強い気持ちで想い合っているという事か・・・なんだかこのまま応援して見守りたい不思議な気持ちになってきたな。
「ちなみに、外の人間の世界では“同性婚”と言って男性同士、女性同士の婚姻も認められている」
「「!!」」
「それに、僕の持っている人間の医学書には“性同一性障害”といって、生まれ持った性と中身の性がことなる病気も存在する。もちろん君達を病気だというつもりは一切ないし、同性を好きになる事は決して悪い事ではない。たまたま好きになったのが異性ではなく同じ性別の者だっただけ、と僕は思っている」
「「!!!」」
「聖獣様との約束に協力してもらえるなら、同性での恋愛や婚姻も聖獣様が応援し認めていると皆に伝わるだろう。同時に僕も、里長に“性同一性障害”という医学的根拠や、外の世界にある“同性婚”という差別なき婚姻を認める素晴らしい文化や、いろんな品物をこれからもどんどん取り込み、古い伝統を大切にしながらエルフの里を今以上に暮らしやすい里にしてみてはどうだろうかと進言するつもりだ。実際にクラリスが外交で仕入れた物は素晴らしいモノばかりだっただろう?」
「・・・確かに、“電動ミキサー”なるモノは魔力がなくてもとても料理に役立ちますし、寝具やソファも今まで使っていた物より格段に使い心地が良かったです」
「剣も見た目のデザインだけでなく切れ味も良かったし、武器の種類も豊富でした。・・・人間は一体どこからあんな武器を思いつくのか・・・」
「人間は僕達よりも生が短い分、常に全力で生きている者が多いみたいだよ。だからこそより良い物を作ろうとする。作り終えても満足しないでさらに良い物を作ろうとさらに努力する。・・・そういう人間もいるんだ」
「「!!!!」」
・・・モニカ殿から話を聞いて交易品の現物を見た時、僕も本当に驚いた。
人間は命が短い分、自分の技術を何代にも渡って伝えていくのだと。そして受け継いだものはそれ以上の物を作ろうと努力する事が多いと・・・
エルフは個々の能力が元々高いから、子供でもない限り基本的に人に自分でどうにかしてしまう。
努力を続けて何かを学ぶという者がとても少ないのだ。
大分熱く語り過ぎた気がするが、嘘は言っていない。
これで2人にも理解が得られたら良いが・・・
その時、診療所のドアの方から人の声とドアが開いて人が雪崩れ込んでくる声がした。
「・・・―――痛っ、いてて・・・押すなって言ったのに・・・」
「アタシは押してないわよ!ケリーが・・・」
「オ、オレのせいじゃないぞ!ミーアが・・・」
「入り口の真ん前にいたら邪魔でしょ?だからドアを魔法でちょこ~っと開けてあげたのよ♪」
「「キャサリン姉(さん)?!」」
どうやらドアを開けた犯人はキャサリンで、雪崩れ込んできたのはエルフの若者5~6名の男女だった。
「・・・え?君達、一体どうして・・・?」
「だって、サイラスとアーヴィが深刻な顔して診療所に向かうのが見えたから・・・」
「アタシ達の目の保養・・・こほん、癒しの2人が別れさせられるんじゃないかと気が気じゃなくて・・・」
「ルーシェント様、サイラスとアーヴィは性別を超えて想い合ってるの!だから別れさせるなんて事はしないで!!」
「そうだよ!俺達の希望の星なんだ!!」
「皆・・・」
「え?ちょっと待って??・・・僕は別に2人を別れさせるつもりはなくて、むしろ2人が結婚とかもできるように・・・」
「「「「結婚???!!!」」」」
突然入ってきた若い衆は、思い思いに「やったぁ」とか「あいつらが結婚できるならオレ達も」とか叫んでるけど、正直僕には何が何だかよくわからない・・・
「キャサリン・・・これってどういう事??」
「ふふっ、サイラスとアーヴィ以外にも“びーえる”がいたって事よ♪あ、ちなみに女の子同士というのもあるみたいね☆」
「えぇぇぇぇぇぇぇ???!!!」
結局、聖獣様の元へは見た目的にサイラスとアーヴィを連れて行き、仲の良いトコロを思うさま見せつけてもらうことにした。
聖獣様は予想通り「幼馴染萌え!!薄幸の美少年とか最高過ぎるっ!!ユキがいたら鼻血モノだな!!」と大満足の様子。
しかも、女性同士の組み合わせもあると伝えたら「何その百合展開!今度エルフの里に行っても良い?今なら外部から侵入不可の結界付けちゃうよ☆」と、何かの安売りみたいな感じでエルフの里の安全を約束してくれた。
最早お会いした当初の口調が崩れすぎていて、見た目も雰囲気も聖獣様なのにとても残念な気持ちになったが、結果良ければすべて良しとしよう。
そんな聖獣様の後押しもあって、ゴルドに進言した“同性婚”や同性の恋愛も認める者が少しずつ増え、隠れていた同性同士の恋人達が何組も出て来て里の中ではちょっとした大騒ぎになった。
その中の代表であるサイラスとアーヴィは、日を改めて最初に結婚式を挙げる事となり、聖獣様もそれに立ち会うという事で、古参のエルフ達も認めざるを得ない状況になってきたようだ。
なんだか思っていた以上の展開になったなぁ・・・――――――
「時に、ルーシェントよ」
「はい。何でしょうか、聖獣様」
「お主、サイラスとアーヴィを見て“応援して見守りたい不思議な気持ちになった”と言っていたな」
「はい。・・・それが何か?」
「ふっ、それはな・・・“尊い”という気持ちなのだ」
「とうとい・・・ですか?」
聖獣様から初めて聞く単語に、知的好奇心がうずうずする気持ちとこれ以上聞いてはいけないという矛盾した気持ちになる。
結局好奇心が勝ってしまったのだが、僕は聞いてからとても後悔した。
「ふむ、“尊い”とは“崇高で近寄りがたい、神聖、高貴”などという意味がある。これでルーシェントも“びーえる”を尊いと感じる立派な“腐女子”・・・いや、我らは雄だから“腐男子”だな。これからも我と共に“びーえる”を布教していこうではないか」
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聖獣様との距離が近づいたのは嬉しいけど、代わりに開けてはいけない扉を開いてしまったような、そんな気がしてならなかった・・・――――
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