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10章 延引された結婚式
お昼寝とお菓子作り
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◇
「ん・・・あれ?」
どうやらあたしは、庭で遊んでる双子達を見ているうちに眠っていたらしい。
そして、今は双子達やミナトちゃんやカイトくん、エルも皆一緒にウッドデッキで眠っている。
レオンとサクラは、ふにゃんとした幸せそうな寝顔で超可愛い。
「ふふっ、エルが帰って来たから安心して眠ってるんだね」
「ん?サーヤ、もう起きたのか?」
「お義母さん。すみません、最近家の事ずっとお願いしてしまって・・・」
「ふっ、かまわんよ。私がいる間は少しでも楽にしていれば良い。双子にとっても母親がそばにいるのが一番良いし、見ているだけで私は癒されるからね。・・・レオンとサクラはすっかり落ち着いたみたいだな」
「はい。昨日まではお昼寝もなかなかしてくれませんでしたからね」
昨日ベルナートさんがエルの姿を見せてくれるまでは、お昼寝もなかなかしてくれなかったレオンとサクラ。
あたしが起き上がっても気づくことなく、ぐっすりと眠っている。
「じゃ、あたしは皆が起きた後に食べるお菓子を・・・暑かったから冷たいアイスでも作りますね」
「では私は露天風呂の準備をしてこよう。湯上りに食べるアイスの方が子供達は喜ぶだろう」
「ふふっ、そうですね」
露天風呂とは、以前旅行中にノルンさんが庭を拡張して作ってくれたモノで、大人が3~4人は入れるくらいの大きさはある。
森の中だし覗く人もいないんだけど、程よく岩や土壁などで周りから見えないよう工夫されていて、子供達もお気に入りの場所だった。
フィリーさんはそのまま露天風呂に向かい、あたしは台所に行く前に眠っているエルのそばに寄り道した。
「起きたら冷たいアイスを用意しておくから、ゆっくり休んでてね♡」
エルにそう言って触れるようなキスをしたら、そのままぐいっと後頭部に手を回され、深く舌を絡めるようなキスへと移行していた。
「んぅっ?!んん~~~~~~~~~っ」
魔力を奪われてるわけでもないのに、あまりの気持ち良さにあたしはどんどん身体の力が抜けてしまい、気が付けばエルに抱き支えられる状態になっていた。
”離して”と叩いてアピールしたものの、願いは叶わずひとしきりエルが満足した後、あたしはようやく解放された。
「・・・っはぁ、はぁ、エル起きてるなら言ってよ・・・」
「起きてたらお前から口づけをする事もなかっただろう?」
「もうっ、いくら寝てるからって双子達のそばで・・・」
せっかく寝てるのに起きてしまったらどうするんだと言いかけた時に、くいっと服を引っぱられる。
恐る恐る振り向くと、そこには先ほどまで眠っていたはずのレオンとサクラが、なぜか期待に満ちた目であたしとエルを見つめていた。
「ままぁ、ぼくも~」
「くーたんも、ちゅ~」
「「!!!」」
可愛いっ!うちの天使達すっごく可愛い!!
・・・って違う違う!!
これって、もしかしなくても今のキスを見られてたって事だよね?!
いや~~~~~~~~~っ、なにそれすっごく恥ずかしいっ!!ってか、教育上とてもよろしくないっ!!!!
そして、さらに追い打ちをかけるようにミナトちゃんとカイトくんまでそこに加わってきた。
「サーヤまま、あたしも、レオたんやサクたんに、ちゅーしていい?」
「ミナトが良いなら僕もして良い?レオンやサクラは僕にとっても大切な家族みたいな仲間だもの」
「ぐっ・・・そ、それは・・・」
エルが前にミナトちゃんに言った、“ほっぺたなら家族のように好きな者へしても良い”というのがカイトくんにまで伝わってるとは、エルも予想外だったらしい。
今更それを覆すのは難しいだろう。
「・・・わかった。しても良いが、俺とサーヤが居ない場所では決してしない事。約束できるか?」
「「はーい(あいっ)」」
エルから許可をもらったミナトちゃん達は、きゃっきゃと楽しそうにサクラやレオンのほっぺにちゅっ、ちゅっとし合っている。
・・・将来双子がキス魔にならなったらどうしよう・・・
それ以前に、この光景をセイルに見られたらまた怒られるんじゃないだろうか。
皆でちゅっちゅし合っているのをどうしようかと思っていたら、露天風呂の準備を終えたのかフィリーさんがウッドデッキに戻ってきた。
「ほぅ、随分可愛い事をしているな。・・・誰が教えたのだ?エリュシオン、お前か?」
・・・フィリーさんが、笑顔なんだけどいつぞやのセイルみたいにちょっと怖い感じがする・・・
エルの顔色を見る限り、あたしの気のせいではなさそうだ。
完全に原因はエルだと思われてるから、ここはあたしが訂正しないと・・・
「あの、お義母さ・・・」
「サーヤ、風呂はもうすぐ入れるから子供達のお菓子を作り始めててもらって良いか?」
「え、あのっ・・・」
あたしは笑顔のフィリーさんに問答無用で台所へと促されてしまい、エルの方を心配しながらもとりあえずバニラアイスの材料を用意し始めるた。
程なくして、ミナトちゃんとカイトくんがレオンとサクラを連れて、露天風呂に向かうため台所を横切ったが、そこにエルの姿はない。
「あれ?ミナトちゃん、カイトくん、エルは一緒じゃないの?」
「エルぱぱは、ばぁばとおはなししてゆの」
「僕達、レオンとサクラを連れて先にお風呂に行ってて言われたんだ」
「そうなんだ・・・冷たいアイスを作って待ってるから、お風呂ではエルの言う事ちゃんと聞いてね」
「「あいちゅ~♪」」
「「はーい(あいっ)」」
露天風呂へと向かった子供達を見送った後、気になるけどさすがにエルとフィリーさんの元へ行く勇気がないあたしは、仕方なくミキサーを使ってバニラアイスを作り始める事にした。
すると、少し経ってからエルとフィリーさんが台所横を通りかかった。
「サーヤ、アイスはだいたいどれくらいで出来上がる?」
「えっと、冷やしながら混ぜて少し冷凍室に入れるので・・・たぶん1時間くらいかと・・・」
「ならば、子供達の風呂は私が入れてこよう。エリュシオン、魔法でサーヤの手伝いをしてやれ」
「あぁ」
「1時間で戻る。くれぐれも、お菓子作りの邪魔だけはするなよ。・・・ま、終わったらナニをして過ごしても良いがな」
「??!!」
え、ちょっとフィリーさん?!それってどーゆう事ですか??!!
あたしが質問する間もなく、フィリーさんは子供達のいる露天風呂へ向かって歩いて行った。
取り残されたあたしとエルには、なんとなく微妙な空気が漂う。
「・・・あの、エル。お義母さんになんて・・・?」
「・・・“欲求不満が出過ぎだ、馬鹿め”と言われた」
「!!!」
なっ、なんて事を・・・!!!
ちょっと待って、じゃあさっきの含みのある言い方って・・・
「アイスを作るのだろう?だったらさっさと作って、その後俺専用の甘味を食わせろ」
「エル専用の甘味?プリンなら冷蔵室に常備してるよ??」
おもむろに近づいてきたエルがあたしの真後ろに立ち、片手でするりとスカートの上から太ももの辺りに触れつつ耳を甘噛みしてきて、思わずあたしはビクッと反応してしまう。
「・・・っ」
「”甘味”はお前に決まってるだろうが。今すぐ食べられたいのか?」
「??!!」
いやいやいや、あたし甘味じゃないし、そもそも食べ物じゃないからねっ!!!!
それに、これからボールで冷やしながらミキサーで生クリーム泡立ててるのに、暴走したら以前みたいな生クリームプレイになりかねないじゃないか!!
「ダメダメ!!まだミキサー使うから今は離れて!ちゃんと冷やしながら混ぜて作らないと、お風呂上りの皆に間に合わないんだから!!」
「・・・ちっ。だったらコレで我慢してやる。これならば邪魔ではないだろう」
エルは舌打ちしながらも、ちゃんとあたしの作業を邪魔しないよう後ろからぎゅっと抱きしめ、あたしの肩に顔を乗せながらお腹の辺りに手を回してきた。
なんか、お菓子を待ちきれない子供みたいでちょっと可愛い。
「ふふっ、これなら作業できるから良いよ。・・・でも、手はそこから動かしちゃダメだからね」
「わかっている。下の器は俺の魔法で冷やしてやるからさっさと作れ」
基本は俺様なんだけど、あたしの意見もちゃんと聞いてくれて、こんな可愛いツンデレ要素も持っているエル。
手を出されると何もできなくなっちゃって困るけど、こうしてぎゅってされながら何かを作るのもたまには良いかもしれない・・・
そう思いながら、あたしは少しでも早く終わらせてエルとの時間を作ろうと、急ピッチでアイス作りを始める事にした。
「ん・・・あれ?」
どうやらあたしは、庭で遊んでる双子達を見ているうちに眠っていたらしい。
そして、今は双子達やミナトちゃんやカイトくん、エルも皆一緒にウッドデッキで眠っている。
レオンとサクラは、ふにゃんとした幸せそうな寝顔で超可愛い。
「ふふっ、エルが帰って来たから安心して眠ってるんだね」
「ん?サーヤ、もう起きたのか?」
「お義母さん。すみません、最近家の事ずっとお願いしてしまって・・・」
「ふっ、かまわんよ。私がいる間は少しでも楽にしていれば良い。双子にとっても母親がそばにいるのが一番良いし、見ているだけで私は癒されるからね。・・・レオンとサクラはすっかり落ち着いたみたいだな」
「はい。昨日まではお昼寝もなかなかしてくれませんでしたからね」
昨日ベルナートさんがエルの姿を見せてくれるまでは、お昼寝もなかなかしてくれなかったレオンとサクラ。
あたしが起き上がっても気づくことなく、ぐっすりと眠っている。
「じゃ、あたしは皆が起きた後に食べるお菓子を・・・暑かったから冷たいアイスでも作りますね」
「では私は露天風呂の準備をしてこよう。湯上りに食べるアイスの方が子供達は喜ぶだろう」
「ふふっ、そうですね」
露天風呂とは、以前旅行中にノルンさんが庭を拡張して作ってくれたモノで、大人が3~4人は入れるくらいの大きさはある。
森の中だし覗く人もいないんだけど、程よく岩や土壁などで周りから見えないよう工夫されていて、子供達もお気に入りの場所だった。
フィリーさんはそのまま露天風呂に向かい、あたしは台所に行く前に眠っているエルのそばに寄り道した。
「起きたら冷たいアイスを用意しておくから、ゆっくり休んでてね♡」
エルにそう言って触れるようなキスをしたら、そのままぐいっと後頭部に手を回され、深く舌を絡めるようなキスへと移行していた。
「んぅっ?!んん~~~~~~~~~っ」
魔力を奪われてるわけでもないのに、あまりの気持ち良さにあたしはどんどん身体の力が抜けてしまい、気が付けばエルに抱き支えられる状態になっていた。
”離して”と叩いてアピールしたものの、願いは叶わずひとしきりエルが満足した後、あたしはようやく解放された。
「・・・っはぁ、はぁ、エル起きてるなら言ってよ・・・」
「起きてたらお前から口づけをする事もなかっただろう?」
「もうっ、いくら寝てるからって双子達のそばで・・・」
せっかく寝てるのに起きてしまったらどうするんだと言いかけた時に、くいっと服を引っぱられる。
恐る恐る振り向くと、そこには先ほどまで眠っていたはずのレオンとサクラが、なぜか期待に満ちた目であたしとエルを見つめていた。
「ままぁ、ぼくも~」
「くーたんも、ちゅ~」
「「!!!」」
可愛いっ!うちの天使達すっごく可愛い!!
・・・って違う違う!!
これって、もしかしなくても今のキスを見られてたって事だよね?!
いや~~~~~~~~~っ、なにそれすっごく恥ずかしいっ!!ってか、教育上とてもよろしくないっ!!!!
そして、さらに追い打ちをかけるようにミナトちゃんとカイトくんまでそこに加わってきた。
「サーヤまま、あたしも、レオたんやサクたんに、ちゅーしていい?」
「ミナトが良いなら僕もして良い?レオンやサクラは僕にとっても大切な家族みたいな仲間だもの」
「ぐっ・・・そ、それは・・・」
エルが前にミナトちゃんに言った、“ほっぺたなら家族のように好きな者へしても良い”というのがカイトくんにまで伝わってるとは、エルも予想外だったらしい。
今更それを覆すのは難しいだろう。
「・・・わかった。しても良いが、俺とサーヤが居ない場所では決してしない事。約束できるか?」
「「はーい(あいっ)」」
エルから許可をもらったミナトちゃん達は、きゃっきゃと楽しそうにサクラやレオンのほっぺにちゅっ、ちゅっとし合っている。
・・・将来双子がキス魔にならなったらどうしよう・・・
それ以前に、この光景をセイルに見られたらまた怒られるんじゃないだろうか。
皆でちゅっちゅし合っているのをどうしようかと思っていたら、露天風呂の準備を終えたのかフィリーさんがウッドデッキに戻ってきた。
「ほぅ、随分可愛い事をしているな。・・・誰が教えたのだ?エリュシオン、お前か?」
・・・フィリーさんが、笑顔なんだけどいつぞやのセイルみたいにちょっと怖い感じがする・・・
エルの顔色を見る限り、あたしの気のせいではなさそうだ。
完全に原因はエルだと思われてるから、ここはあたしが訂正しないと・・・
「あの、お義母さ・・・」
「サーヤ、風呂はもうすぐ入れるから子供達のお菓子を作り始めててもらって良いか?」
「え、あのっ・・・」
あたしは笑顔のフィリーさんに問答無用で台所へと促されてしまい、エルの方を心配しながらもとりあえずバニラアイスの材料を用意し始めるた。
程なくして、ミナトちゃんとカイトくんがレオンとサクラを連れて、露天風呂に向かうため台所を横切ったが、そこにエルの姿はない。
「あれ?ミナトちゃん、カイトくん、エルは一緒じゃないの?」
「エルぱぱは、ばぁばとおはなししてゆの」
「僕達、レオンとサクラを連れて先にお風呂に行ってて言われたんだ」
「そうなんだ・・・冷たいアイスを作って待ってるから、お風呂ではエルの言う事ちゃんと聞いてね」
「「あいちゅ~♪」」
「「はーい(あいっ)」」
露天風呂へと向かった子供達を見送った後、気になるけどさすがにエルとフィリーさんの元へ行く勇気がないあたしは、仕方なくミキサーを使ってバニラアイスを作り始める事にした。
すると、少し経ってからエルとフィリーさんが台所横を通りかかった。
「サーヤ、アイスはだいたいどれくらいで出来上がる?」
「えっと、冷やしながら混ぜて少し冷凍室に入れるので・・・たぶん1時間くらいかと・・・」
「ならば、子供達の風呂は私が入れてこよう。エリュシオン、魔法でサーヤの手伝いをしてやれ」
「あぁ」
「1時間で戻る。くれぐれも、お菓子作りの邪魔だけはするなよ。・・・ま、終わったらナニをして過ごしても良いがな」
「??!!」
え、ちょっとフィリーさん?!それってどーゆう事ですか??!!
あたしが質問する間もなく、フィリーさんは子供達のいる露天風呂へ向かって歩いて行った。
取り残されたあたしとエルには、なんとなく微妙な空気が漂う。
「・・・あの、エル。お義母さんになんて・・・?」
「・・・“欲求不満が出過ぎだ、馬鹿め”と言われた」
「!!!」
なっ、なんて事を・・・!!!
ちょっと待って、じゃあさっきの含みのある言い方って・・・
「アイスを作るのだろう?だったらさっさと作って、その後俺専用の甘味を食わせろ」
「エル専用の甘味?プリンなら冷蔵室に常備してるよ??」
おもむろに近づいてきたエルがあたしの真後ろに立ち、片手でするりとスカートの上から太ももの辺りに触れつつ耳を甘噛みしてきて、思わずあたしはビクッと反応してしまう。
「・・・っ」
「”甘味”はお前に決まってるだろうが。今すぐ食べられたいのか?」
「??!!」
いやいやいや、あたし甘味じゃないし、そもそも食べ物じゃないからねっ!!!!
それに、これからボールで冷やしながらミキサーで生クリーム泡立ててるのに、暴走したら以前みたいな生クリームプレイになりかねないじゃないか!!
「ダメダメ!!まだミキサー使うから今は離れて!ちゃんと冷やしながら混ぜて作らないと、お風呂上りの皆に間に合わないんだから!!」
「・・・ちっ。だったらコレで我慢してやる。これならば邪魔ではないだろう」
エルは舌打ちしながらも、ちゃんとあたしの作業を邪魔しないよう後ろからぎゅっと抱きしめ、あたしの肩に顔を乗せながらお腹の辺りに手を回してきた。
なんか、お菓子を待ちきれない子供みたいでちょっと可愛い。
「ふふっ、これなら作業できるから良いよ。・・・でも、手はそこから動かしちゃダメだからね」
「わかっている。下の器は俺の魔法で冷やしてやるからさっさと作れ」
基本は俺様なんだけど、あたしの意見もちゃんと聞いてくれて、こんな可愛いツンデレ要素も持っているエル。
手を出されると何もできなくなっちゃって困るけど、こうしてぎゅってされながら何かを作るのもたまには良いかもしれない・・・
そう思いながら、あたしは少しでも早く終わらせてエルとの時間を作ろうと、急ピッチでアイス作りを始める事にした。
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