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記念小話やSS
【300話記念SS】私の初めてを貰って下さい* inアレクside
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暁月です。
ここまで読んでくださっている方々ありがとうございます!
少し遅くなりましたが、300話記念はクラリスさんの初体験のお話です。
少し長いですがお楽しみいただけたら嬉しいです。
ーーーーーーーー
◇
クラリスを初めて見た時の第一印象は
“強い信念と強い決意を秘めた瞳が、どことなく自分に似ているな”
という印象だった・・・――――――
アルマがいるかもしれないという奴隷商で、“奴隷”として売られそうになっていたクラリスは、たまたまエリュシオン様に助けられそのまま同行してきた。
境遇には同情したが、第一印象はさておき主であるエリュシオン様や大事な従妹のサーヤへの振る舞いに、何度消そうと思ったか数えたらキリがない。
だがエリュシオン様の同郷であり、御父上が認めた婚約者だという立場上、俺達は行いを抑制する事しかできなかった。
エリュシオン様が御父上に連絡を取りメラルダまでは同行する事となったが、サーヤと一緒に行動させる訳にいかないため、自然と隊長や俺達が交代でそばにいる機会が増えていった。
だが、出逢った当初から事あるごとにサーヤに突っかかっていたクラリスは、馬車で出発した後から時間が経つにつれ、思い悩んだり落ち込む仕草を見せ大人しくなっていた。
「念願のエルフの里に帰れるって言うのに、なんでそんな浮かない顔してるの?」
相変わらず普通なら聞きたくても聞きづらいと思う内容を、平然とした顔でクラリスに質問するリンダ。
本当にリンダのこういう所は時々尊敬する。
「私が里を出て、辛い想いをしたことは無駄だったのかしら・・・と思って」
「ん~、確かに出たことによって、無駄に辛い想いしたみたいだよね」
リンダは相変わらずオブラートに包むという事をしない。
あまりにもストレート過ぎてさすがにクラリスがショックを受けている。
「でもさ、辛い経験をしないとわからないこともあるでしょ?」
「は?」
「楽しいことしか知らない人は世界の狭いつまらない人だよ。辛い経験をたくさんして人の痛みがわかる人ほど、相手の気持ちを理解して、同じ過ちを繰り返さないよう自分や周りを守ることができる人になる。辛いことがあっても、あんたはこうして最悪の状況になる前に助けられたんだし、これからは里を出ないようにするか、出ても騙されないよう気を付けることができるんじゃない?」
「・・・っ」
「エルフの里がどういうところかあたしは知らない。でも逆に、あんたはエルフの里以外の世界を知らない。どういう世界かは人に聞いたり本で見たものじゃなくて、自分が見たもの、感じたものがすべてだよ。あんたは自分の目でいろんなことを見ていなさすぎる。外の世界にしても、エリュシオン様のことにしてもね」
ストレート過ぎて飾らないからこそ、リンダの言葉は人の心に突き刺さる。
自分の事を言われているわけではないのに、俺は過去の自分を思わず振り返る。
エリュシオン様や隊長、一部の親戚や王族位しか知らない俺の闇に染まりきった過去は、正直辛かったかと聞かれると、辛いかどうかはわからないし覚えてもいない。
だが、今のリンダの言葉に俺はほんの少しだけ救われたような気がしていた。
そして、リンダの言葉はクラリスの心にも響いたようで、その後クラリスは野営や食事などで常にリンダと共に行動するようになった。
それからメラルダに着くまでの間に2人は完全に打ち解け、クラリスは俺とも笑顔で会話するようになった。
当初の刺々しい態度が無くなったクラリスは、普通の女性と変わらない・・・むしろ、知らない事を何でも知って学ぼうとする姿勢に俺は好感すら持ち始めるようになった。
気が付けば、俺は純粋なクラリスと接する事に、癒しのような心地良さを感じるようになっていた。
そんな時、クラリスの態度が少し変わり始めたが、俺はあえて気づかぬフリをした。
理由は簡単。
気づいたとしても俺は気持ちに答えられないし、クラリスには俺よりもっと相応しい男がいるはずだからだ。
だが、俺がうやむやにしていた関係は、マハト村でクラリスが行動を起こした事により少しだけ変わる。
サーヤの妊娠が発覚し、宿屋の酒場で皆で祝い酒を飲んでいたら、誤って酒を飲んでしまったリンダが一番最初に潰れてしまい、アルマが部屋まで連れて行った。
それは自体は別に問題ないが、問題はアルマがその後自分の部屋に戻ったかどうかである。
リンダからアルマとの関係を聞いているクラリスも同じ事を思ったらしく、部屋に帰りたくないと言い始め、最終的に俺と同じ部屋が良いという始末。
確かに隊長とクラリスが同室と言うのもどことなく嫌だし、かといってクラリスを一人部屋で寝かせるのも少々酷な話だったから、俺は寝ずの番になる事を覚悟して了承した。
・・・つもりだったのに・・・
クラリスは、部屋に入って俺が部屋の鍵を閉めたところで後ろから抱きついてきた。
「クラリス、まだ酔って・・・?」
「アレク様、私、あなたを好きになりました・・・」
「!!」
酒に酔っているのかと思っていたら、そうではなかったらしい。
「アレク様が好きです・・・そばに、いたい・・・でも、メラルダに着いたら私はエルフの里に帰らなければいけない・・・」
「クラリス・・・」
「だから、どうしても二人きりになりたくて、お気持ちを伝えたくてこのような手段を選んでしまいました・・・申し訳、ありません・・・」
抱きしめる腕が震えて、声も少し涙声になっているのがわかる。
クラリスと2人きりになるのを避けていたのは自分なのに、結局彼女を追い詰めてこのような行動をさせたという事か・・・
少し腕を緩めさせ、向かい合うようにクラリスの方を向くと、大きな瞳から涙がポロポロと溢れていた。
「エルフはやはり美しいな・・・」
「!!」
俺は自然と指でクラリスの涙を拭いながらそう呟いていた。
泣かせているのは自分なのに、その顔すらも美しいと思ってしまうのは不謹慎だろうか?
「・・・アレク様は、私の事・・・お嫌いではないのですか?」
「まぁ最初は驚いたが、クラリスは変わった。最初の頃より、きちんと人の意見を聞くキミの方が好ましいよ」
「!!・・・アレク様っ、嬉しい!」
さっきまでは涙を浮かべた悲し気な顔が、俺の一言で急に花のような笑顔に変わり俺を抱きしめる。
本当にクラリスはコロコロと表情が変わって忙しない。だが不快ではない。
・・・でも、それとクラリスの気持ちに答えるのとは別の話だ。
「・・・悪いが、キミの気持ちには答えられない」
「え・・・?」
「俺はキミが好きではない”人間”という種族であり、色恋よりも“仕事”を最優先にする男だから別の男を探すと良い。・・・キミを幸せにしてくれる人は必ずいるはずだ」
「・・・っ」
さすがにここまで言えばわかるだろうか。
俺はクラリスの気持ちに答えるつもりはないし、答えられる資格もない。
・・・俺は汚れきった人間だから・・・――――――
クラリスの腕を解いた後、最低限の荷物を取りに自分の鞄へ向かう。
さすがに今夜は一緒にいない方が良いだろう。
自分側のベッドに置いていた荷物を漁っていたら、後ろからの予想外の衝撃でベッドに倒れこみ、そのまま上に覆いかぶさってくる人物がいた。もちろんクラリスだ。
「クラリス・・・意外と力があるんだね。それとも、俺の鍛え方が足りないのかな・・・」
「わっ、私、腕力には少し自信がありますの!あまり見くびらないで下さいませ」
クラリスは、そう言った後真っ赤な顔をしながら恐る恐る近づき、俺の口唇に口づけを交わした。
本当に触れるか触れないか位のささやかな接触に、「これが、口づけ・・・」と無意識に呟いたクラリスが無性に可愛く思えてしまい、本当の男女の口づけをしたい衝動に駆られたが俺は必死で抑えた。
「私は、“人間”とかそういう関係なく”仕事”に誇りを持っているアレク様を好きになりましたの。でも今の私では、アレク様の“仕事”をお手伝いどころか、足手まといにしかならないと思いますわ・・・だから、今の私ではなくこれからの私で判断してくださいませ」
「・・・」
今まで出会ってきた女は、俺への好意有無に関係なく何よりも自分を優先しろという煩わしい女ばかりだったから、“仕事”を含めて好意を持たれたのはクラリスが初めてだった。
しかも、その“仕事”を手伝う気持ちすらあるというのにも驚きを隠せない。
「私はメラルダに着いたら、同胞の迎えで一度エルフの里へ帰りますわ。里に帰ったら、今までおろそかにしていた魔法や、エルフの里にしかない薬学の知識や技術など様々なものを身につけるために頑張りますっ!・・・だから、その・・・頑張る、勇気をアレク様に頂きたいのです・・・」
「え・・・?」
「私の・・・初めてを、アレク様にもらって欲しいのです・・・お願いします。抱いて、ください・・・」
「!!!」
クラリスは俺の上に跨ったまま、俺の片手を自分の胸に触れさせながらそんな事を言ってきた。
少しだけ酒の入っていた俺は、大胆な行動をしながらも恥じらいを見せるクラリスの誘いに、完全に理性が切れてしまったようで、押し倒される体勢からクラリスを押し倒す体勢へと変えた。
もちろん急な変化にクラリスは困惑している。
「あ、あの・・・アレク様、私・・・」
「俺を誘惑しようとするなんて・・・こうなることを望んでいたんじゃないのか?」
そう言って、クラリスの耳元で囁きそのまま甘噛みするとビクンッと身体が一瞬跳ねた。
「ぁっ、やぁっ」
「イヤならやめるが・・・しかも君は初めてだろう?純潔は結婚後の初夜で迎えるのではないのか?」
「・・・初めては、初めて好きになった方が・・・アレク様が良いです。お、お願い・・・抱いて、下さい・・・」
困惑しながらも意思を曲げないクラリスを好ましく思い、俺はそのままクラリスに口づけた。
もちろん先ほど触れるような優しいものではなく、舌を絡めるような深い口づけだ。
「んっ、ぁふ・・・んむっ、んんっ??!!」
「ん、はぁ・・・クラリス、これが本当の男女の口づけだよ。覚えておくと良い」
「えぇ?!そうなんですの??!!こんな、激し・・・んっ、んん~~~~~~~~~~っ」
顔を真っ赤にしながら、一つ一つの事に感じて反応するクラリスが堪らなく可愛くて愛おしい。
・・・俺も、大分酒が回っているんだろうか・・・?
そのまま少しずつ服を脱がせながら、緊張をほぐすために手を握り、時折優しく声をかけながら瞼や頬に口づけを落とす。
「クラリス・・・俺がもし、生涯共にする女性に求める事があるとすれば、仕事上でも良きパートナーであることだ・・・俺は、今の仕事に誇りを持っているし辞めるつもりもない」
「はぁっ、はぁ・・・えぇ、もちろんわかって・・・やっ、あぁっ、アレク様、そこはっ・・・んぅっ」
必死で会話をしようにも、初めて触れられる場所に敏感に反応してしまい声にならないクラリス。
少しいじめ過ぎだろうか?
「・・・ん、ぁ、アレク様って、けっこう意地悪な方でしたのね」
「・・・嫌いになった?」
「いえ、むしろそんなところも・・・きゃっ、ぁぁんっ、そんな吸ってはっ・・・ひぅっ、変な、声が出てしまいますの、んんっ」
「可愛い声じゃないか。もっと聞かせて・・・」
「やっ、恥ずかし・・・あぁっぁぁぁぁっ、それダメですっ、許して、下さ・・・んぁぁっ」
胸を弄っただけでこんな反応をするなら、ココに触れたらどうなってしまうのか・・・
俺はクラリスのスカートを捲り上げ、太ももに触れる。
それだけでクラリスの身体はまたビクンッと跳ね上がった。
「ぁ、あの・・・そちらは・・・」
「クラリスの大事な“初めて”をもらうなら、ココも入念に解さないと・・・痛くなるのはクラリスだよ」
「え・・・解すって・・・?」
俺に“抱いて”と言いながら、クラリスは性に関する知識がほとんどないらしい。
・・・本当に向こう見ずと言うか無鉄砲と言うか・・・
もし奴隷として売られていたら、きっと他の奴がクラリスにこういう事を・・・――――
そう考えると無性に腹立たしくなり、何も告げずに下着越しにクラリスの大事な部分に触れた。
「ひゃっ、やぁぁっ、ソコは・・・」
「あぁ。クラリスの大事な場所だね・・・触れられるのは初めて?」
「(コクッ、コクッ)」
顔を手で覆い、耳まで真っ赤にしながら必死に頷くクラリス。
・・・どうしてか、そんな彼女を見るとどうしても意地悪したくなってしまう。
(くちゅっ)
「やっ、あぁぁぁぁぁっ」
「ふっ、もう濡れてる。初めてなのにさっきまですごく感じていたからね」
「んんっ、ぁ、アレク様・・・痛っ」
下着の中に滑り込ませた手でわずかに濡れている秘部に触れた後、指を1本膣内に挿入れると、案の定キツくてクラリスも少し痛がっていた。
身体が少し強張っていたので、先程のような舌を絡める口づけをしながら胸と秘部を同時に刺激すると、先程よりも蜜が溢れ、滑りも良くなった膣内は俺の指を難なく受け入れるようになってきた。
「ぁ、はぁっ、アレク、様・・・私の身体、変ですの、んっ、ぁ・・・怖い」
蕩けそうな顔をしながら涙ぐんでいるクラリスは、すっかり快感に溺れそうになっているが、初めてであるが故自分の身体の変化が怖いんだろう。
「大丈夫、怖い事はしない。クラリスは俺がする事に素直に感じていればそれで良いんだ」
「んっ、素直に、感じる・・・ですの?」
俺は口付けをしながら、クラリスの服を脱がせ、膣内を解す指の本数を増やしてそのまま一度イカせた。
クラリスは俺の言葉に従い快感を受け入れているようだが、初めて達した事で完全に脱力してしまい呆然としている。
大分解れたが、まだ俺のモノを挿入するには痛みを伴うと思った俺は、身体を下にずらしクラリスから溢れている蜜を舐め、蜜壺に舌を挿入れる。
「??!!・・・やっ、アレク様、ぁぁぁっぁっ、やぁっ、汚い・・・んんっ、ダメっ、ダメですっ!」
クラリスの言葉を無視して、舌で丁寧に舐め解しているうちに、また達してしまったようでクラリスの足はピクンッ、ピクンと軽く痙攣していた。
そろそろ大丈夫だろう。
「ふぅっ、ダメって言いましたのに・・・酷いですわ、アレク様・・・」
体勢を整えると涙目で顔を真っ赤にしながら訴えてくるクラリスと目が合う。
迫力などは一切なく、むしろ余計イジメたくなるんだが、クラリスは狙っている訳もないから素でコレとは末恐ろしい・・・
「これからもっと酷い事をするんだ。さっきみたいな事は大したことないよ」
「えぇ?!これからもっとって・・・ぁっ!」
蜜口に俺のモノを宛がうとさすがにナニをするかわかったらしい。
クラリスの身体がまた緊張と恐怖で少し強張っている。
「大丈夫、力を抜いて・・・俺との口づけに集中して」
「アレク、さま、んっ、んむっ、ぁあっ・・・んん~~~~~~~~っ」
大分解れていた蜜口は、途中まですんなりと俺のモノを受け入れ半分くらいの所で止まってしまったが、口づけに集中していたクラリスが一瞬力を抜いた瞬間に一気に奥まで挿入し、クラリスの処女膜を貫いた。
変に時間をかけない方が痛みは少ないだろう。
溢れる愛液が十分な潤滑油になっているため、俺はゆっくりと抽挿を始める。
クラリスのナカはとてもキツいが、クラリスが身体全体で温かく俺を離すまいとしているようでとても心地良い。
「あぁぁっぁぁぁっ、アレク様っ、待って、止まってくださいませっ!!」
「・・・っ、クラリス?どこか痛むのか?」
なるべく痛くならないよう解したつもりだったが、足りなかっただろうか?
「ち、違いますわっ!えっと・・・そのっ、私、今とても幸せですの・・・」
「え?」
「アレク様に・・・好きな方にこうして抱かれて・・・は、恥ずかしいですけれど、とても幸せですっ!それだけでも伝えたくて・・・」
「・・・」
気持ちを真っすぐ向けられることがこんなにも嬉しくて幸せなのは初めてかもしれない。
今だけ、今この時間だけは、クラリスを愛しても良いだろうか・・・?
もちろん言葉にするつもりはない。だから、今夜だけは恋人のようにクラリスを全身で感じていたい・・・
「クラリス・・・男女の営みはまだまだ終わっていないよ。むしろこれからだ」
「えぇ?!まっ、まだ終わっていないんですの??!!・・・あぁっぁぁぁっ、アレク様っ、そんな奥まで・・・やぁぁぁっ」
「奥が気持ち良いんだね。今夜はたくさんシテあげるから、いっぱい感じると良い・・・」
「へ?たくさんって・・・ひゃぁぁっ、ソコっ、ダメですわっ、やぁぁっ、そんな掻き回したら音が・・・やぁぁっぁぁ」
俺は求めてはいけないと思いつつも、クラリスが俺の身体を忘れぬようにと矛盾した想いを抱きながら、“今だけは自分のモノだ”と刻み付けるように奥まで攻め立てた。
最初は恥じらっていたクラリスもだんだん素直に「気持ち良い」と言うようになり、初めてだから1度だけで終わらせようと思っていたのに何度も何度も求めてしまい、気が付けば空が白み始めていた。
案の定クラリスはぐったりしたまま怒っていたが、とても幸せそうな笑顔を俺に向けている。
この部屋から出たら終わってしまう関係だが、それでもこの部屋にいる間だけは少しでも忘れぬようにと互いを抱きしめ合い、俺達はようやく眠りに落ちた・・・―――――――
ここまで読んでくださっている方々ありがとうございます!
少し遅くなりましたが、300話記念はクラリスさんの初体験のお話です。
少し長いですがお楽しみいただけたら嬉しいです。
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クラリスを初めて見た時の第一印象は
“強い信念と強い決意を秘めた瞳が、どことなく自分に似ているな”
という印象だった・・・――――――
アルマがいるかもしれないという奴隷商で、“奴隷”として売られそうになっていたクラリスは、たまたまエリュシオン様に助けられそのまま同行してきた。
境遇には同情したが、第一印象はさておき主であるエリュシオン様や大事な従妹のサーヤへの振る舞いに、何度消そうと思ったか数えたらキリがない。
だがエリュシオン様の同郷であり、御父上が認めた婚約者だという立場上、俺達は行いを抑制する事しかできなかった。
エリュシオン様が御父上に連絡を取りメラルダまでは同行する事となったが、サーヤと一緒に行動させる訳にいかないため、自然と隊長や俺達が交代でそばにいる機会が増えていった。
だが、出逢った当初から事あるごとにサーヤに突っかかっていたクラリスは、馬車で出発した後から時間が経つにつれ、思い悩んだり落ち込む仕草を見せ大人しくなっていた。
「念願のエルフの里に帰れるって言うのに、なんでそんな浮かない顔してるの?」
相変わらず普通なら聞きたくても聞きづらいと思う内容を、平然とした顔でクラリスに質問するリンダ。
本当にリンダのこういう所は時々尊敬する。
「私が里を出て、辛い想いをしたことは無駄だったのかしら・・・と思って」
「ん~、確かに出たことによって、無駄に辛い想いしたみたいだよね」
リンダは相変わらずオブラートに包むという事をしない。
あまりにもストレート過ぎてさすがにクラリスがショックを受けている。
「でもさ、辛い経験をしないとわからないこともあるでしょ?」
「は?」
「楽しいことしか知らない人は世界の狭いつまらない人だよ。辛い経験をたくさんして人の痛みがわかる人ほど、相手の気持ちを理解して、同じ過ちを繰り返さないよう自分や周りを守ることができる人になる。辛いことがあっても、あんたはこうして最悪の状況になる前に助けられたんだし、これからは里を出ないようにするか、出ても騙されないよう気を付けることができるんじゃない?」
「・・・っ」
「エルフの里がどういうところかあたしは知らない。でも逆に、あんたはエルフの里以外の世界を知らない。どういう世界かは人に聞いたり本で見たものじゃなくて、自分が見たもの、感じたものがすべてだよ。あんたは自分の目でいろんなことを見ていなさすぎる。外の世界にしても、エリュシオン様のことにしてもね」
ストレート過ぎて飾らないからこそ、リンダの言葉は人の心に突き刺さる。
自分の事を言われているわけではないのに、俺は過去の自分を思わず振り返る。
エリュシオン様や隊長、一部の親戚や王族位しか知らない俺の闇に染まりきった過去は、正直辛かったかと聞かれると、辛いかどうかはわからないし覚えてもいない。
だが、今のリンダの言葉に俺はほんの少しだけ救われたような気がしていた。
そして、リンダの言葉はクラリスの心にも響いたようで、その後クラリスは野営や食事などで常にリンダと共に行動するようになった。
それからメラルダに着くまでの間に2人は完全に打ち解け、クラリスは俺とも笑顔で会話するようになった。
当初の刺々しい態度が無くなったクラリスは、普通の女性と変わらない・・・むしろ、知らない事を何でも知って学ぼうとする姿勢に俺は好感すら持ち始めるようになった。
気が付けば、俺は純粋なクラリスと接する事に、癒しのような心地良さを感じるようになっていた。
そんな時、クラリスの態度が少し変わり始めたが、俺はあえて気づかぬフリをした。
理由は簡単。
気づいたとしても俺は気持ちに答えられないし、クラリスには俺よりもっと相応しい男がいるはずだからだ。
だが、俺がうやむやにしていた関係は、マハト村でクラリスが行動を起こした事により少しだけ変わる。
サーヤの妊娠が発覚し、宿屋の酒場で皆で祝い酒を飲んでいたら、誤って酒を飲んでしまったリンダが一番最初に潰れてしまい、アルマが部屋まで連れて行った。
それは自体は別に問題ないが、問題はアルマがその後自分の部屋に戻ったかどうかである。
リンダからアルマとの関係を聞いているクラリスも同じ事を思ったらしく、部屋に帰りたくないと言い始め、最終的に俺と同じ部屋が良いという始末。
確かに隊長とクラリスが同室と言うのもどことなく嫌だし、かといってクラリスを一人部屋で寝かせるのも少々酷な話だったから、俺は寝ずの番になる事を覚悟して了承した。
・・・つもりだったのに・・・
クラリスは、部屋に入って俺が部屋の鍵を閉めたところで後ろから抱きついてきた。
「クラリス、まだ酔って・・・?」
「アレク様、私、あなたを好きになりました・・・」
「!!」
酒に酔っているのかと思っていたら、そうではなかったらしい。
「アレク様が好きです・・・そばに、いたい・・・でも、メラルダに着いたら私はエルフの里に帰らなければいけない・・・」
「クラリス・・・」
「だから、どうしても二人きりになりたくて、お気持ちを伝えたくてこのような手段を選んでしまいました・・・申し訳、ありません・・・」
抱きしめる腕が震えて、声も少し涙声になっているのがわかる。
クラリスと2人きりになるのを避けていたのは自分なのに、結局彼女を追い詰めてこのような行動をさせたという事か・・・
少し腕を緩めさせ、向かい合うようにクラリスの方を向くと、大きな瞳から涙がポロポロと溢れていた。
「エルフはやはり美しいな・・・」
「!!」
俺は自然と指でクラリスの涙を拭いながらそう呟いていた。
泣かせているのは自分なのに、その顔すらも美しいと思ってしまうのは不謹慎だろうか?
「・・・アレク様は、私の事・・・お嫌いではないのですか?」
「まぁ最初は驚いたが、クラリスは変わった。最初の頃より、きちんと人の意見を聞くキミの方が好ましいよ」
「!!・・・アレク様っ、嬉しい!」
さっきまでは涙を浮かべた悲し気な顔が、俺の一言で急に花のような笑顔に変わり俺を抱きしめる。
本当にクラリスはコロコロと表情が変わって忙しない。だが不快ではない。
・・・でも、それとクラリスの気持ちに答えるのとは別の話だ。
「・・・悪いが、キミの気持ちには答えられない」
「え・・・?」
「俺はキミが好きではない”人間”という種族であり、色恋よりも“仕事”を最優先にする男だから別の男を探すと良い。・・・キミを幸せにしてくれる人は必ずいるはずだ」
「・・・っ」
さすがにここまで言えばわかるだろうか。
俺はクラリスの気持ちに答えるつもりはないし、答えられる資格もない。
・・・俺は汚れきった人間だから・・・――――――
クラリスの腕を解いた後、最低限の荷物を取りに自分の鞄へ向かう。
さすがに今夜は一緒にいない方が良いだろう。
自分側のベッドに置いていた荷物を漁っていたら、後ろからの予想外の衝撃でベッドに倒れこみ、そのまま上に覆いかぶさってくる人物がいた。もちろんクラリスだ。
「クラリス・・・意外と力があるんだね。それとも、俺の鍛え方が足りないのかな・・・」
「わっ、私、腕力には少し自信がありますの!あまり見くびらないで下さいませ」
クラリスは、そう言った後真っ赤な顔をしながら恐る恐る近づき、俺の口唇に口づけを交わした。
本当に触れるか触れないか位のささやかな接触に、「これが、口づけ・・・」と無意識に呟いたクラリスが無性に可愛く思えてしまい、本当の男女の口づけをしたい衝動に駆られたが俺は必死で抑えた。
「私は、“人間”とかそういう関係なく”仕事”に誇りを持っているアレク様を好きになりましたの。でも今の私では、アレク様の“仕事”をお手伝いどころか、足手まといにしかならないと思いますわ・・・だから、今の私ではなくこれからの私で判断してくださいませ」
「・・・」
今まで出会ってきた女は、俺への好意有無に関係なく何よりも自分を優先しろという煩わしい女ばかりだったから、“仕事”を含めて好意を持たれたのはクラリスが初めてだった。
しかも、その“仕事”を手伝う気持ちすらあるというのにも驚きを隠せない。
「私はメラルダに着いたら、同胞の迎えで一度エルフの里へ帰りますわ。里に帰ったら、今までおろそかにしていた魔法や、エルフの里にしかない薬学の知識や技術など様々なものを身につけるために頑張りますっ!・・・だから、その・・・頑張る、勇気をアレク様に頂きたいのです・・・」
「え・・・?」
「私の・・・初めてを、アレク様にもらって欲しいのです・・・お願いします。抱いて、ください・・・」
「!!!」
クラリスは俺の上に跨ったまま、俺の片手を自分の胸に触れさせながらそんな事を言ってきた。
少しだけ酒の入っていた俺は、大胆な行動をしながらも恥じらいを見せるクラリスの誘いに、完全に理性が切れてしまったようで、押し倒される体勢からクラリスを押し倒す体勢へと変えた。
もちろん急な変化にクラリスは困惑している。
「あ、あの・・・アレク様、私・・・」
「俺を誘惑しようとするなんて・・・こうなることを望んでいたんじゃないのか?」
そう言って、クラリスの耳元で囁きそのまま甘噛みするとビクンッと身体が一瞬跳ねた。
「ぁっ、やぁっ」
「イヤならやめるが・・・しかも君は初めてだろう?純潔は結婚後の初夜で迎えるのではないのか?」
「・・・初めては、初めて好きになった方が・・・アレク様が良いです。お、お願い・・・抱いて、下さい・・・」
困惑しながらも意思を曲げないクラリスを好ましく思い、俺はそのままクラリスに口づけた。
もちろん先ほど触れるような優しいものではなく、舌を絡めるような深い口づけだ。
「んっ、ぁふ・・・んむっ、んんっ??!!」
「ん、はぁ・・・クラリス、これが本当の男女の口づけだよ。覚えておくと良い」
「えぇ?!そうなんですの??!!こんな、激し・・・んっ、んん~~~~~~~~~~っ」
顔を真っ赤にしながら、一つ一つの事に感じて反応するクラリスが堪らなく可愛くて愛おしい。
・・・俺も、大分酒が回っているんだろうか・・・?
そのまま少しずつ服を脱がせながら、緊張をほぐすために手を握り、時折優しく声をかけながら瞼や頬に口づけを落とす。
「クラリス・・・俺がもし、生涯共にする女性に求める事があるとすれば、仕事上でも良きパートナーであることだ・・・俺は、今の仕事に誇りを持っているし辞めるつもりもない」
「はぁっ、はぁ・・・えぇ、もちろんわかって・・・やっ、あぁっ、アレク様、そこはっ・・・んぅっ」
必死で会話をしようにも、初めて触れられる場所に敏感に反応してしまい声にならないクラリス。
少しいじめ過ぎだろうか?
「・・・ん、ぁ、アレク様って、けっこう意地悪な方でしたのね」
「・・・嫌いになった?」
「いえ、むしろそんなところも・・・きゃっ、ぁぁんっ、そんな吸ってはっ・・・ひぅっ、変な、声が出てしまいますの、んんっ」
「可愛い声じゃないか。もっと聞かせて・・・」
「やっ、恥ずかし・・・あぁっぁぁぁぁっ、それダメですっ、許して、下さ・・・んぁぁっ」
胸を弄っただけでこんな反応をするなら、ココに触れたらどうなってしまうのか・・・
俺はクラリスのスカートを捲り上げ、太ももに触れる。
それだけでクラリスの身体はまたビクンッと跳ね上がった。
「ぁ、あの・・・そちらは・・・」
「クラリスの大事な“初めて”をもらうなら、ココも入念に解さないと・・・痛くなるのはクラリスだよ」
「え・・・解すって・・・?」
俺に“抱いて”と言いながら、クラリスは性に関する知識がほとんどないらしい。
・・・本当に向こう見ずと言うか無鉄砲と言うか・・・
もし奴隷として売られていたら、きっと他の奴がクラリスにこういう事を・・・――――
そう考えると無性に腹立たしくなり、何も告げずに下着越しにクラリスの大事な部分に触れた。
「ひゃっ、やぁぁっ、ソコは・・・」
「あぁ。クラリスの大事な場所だね・・・触れられるのは初めて?」
「(コクッ、コクッ)」
顔を手で覆い、耳まで真っ赤にしながら必死に頷くクラリス。
・・・どうしてか、そんな彼女を見るとどうしても意地悪したくなってしまう。
(くちゅっ)
「やっ、あぁぁぁぁぁっ」
「ふっ、もう濡れてる。初めてなのにさっきまですごく感じていたからね」
「んんっ、ぁ、アレク様・・・痛っ」
下着の中に滑り込ませた手でわずかに濡れている秘部に触れた後、指を1本膣内に挿入れると、案の定キツくてクラリスも少し痛がっていた。
身体が少し強張っていたので、先程のような舌を絡める口づけをしながら胸と秘部を同時に刺激すると、先程よりも蜜が溢れ、滑りも良くなった膣内は俺の指を難なく受け入れるようになってきた。
「ぁ、はぁっ、アレク、様・・・私の身体、変ですの、んっ、ぁ・・・怖い」
蕩けそうな顔をしながら涙ぐんでいるクラリスは、すっかり快感に溺れそうになっているが、初めてであるが故自分の身体の変化が怖いんだろう。
「大丈夫、怖い事はしない。クラリスは俺がする事に素直に感じていればそれで良いんだ」
「んっ、素直に、感じる・・・ですの?」
俺は口付けをしながら、クラリスの服を脱がせ、膣内を解す指の本数を増やしてそのまま一度イカせた。
クラリスは俺の言葉に従い快感を受け入れているようだが、初めて達した事で完全に脱力してしまい呆然としている。
大分解れたが、まだ俺のモノを挿入するには痛みを伴うと思った俺は、身体を下にずらしクラリスから溢れている蜜を舐め、蜜壺に舌を挿入れる。
「??!!・・・やっ、アレク様、ぁぁぁっぁっ、やぁっ、汚い・・・んんっ、ダメっ、ダメですっ!」
クラリスの言葉を無視して、舌で丁寧に舐め解しているうちに、また達してしまったようでクラリスの足はピクンッ、ピクンと軽く痙攣していた。
そろそろ大丈夫だろう。
「ふぅっ、ダメって言いましたのに・・・酷いですわ、アレク様・・・」
体勢を整えると涙目で顔を真っ赤にしながら訴えてくるクラリスと目が合う。
迫力などは一切なく、むしろ余計イジメたくなるんだが、クラリスは狙っている訳もないから素でコレとは末恐ろしい・・・
「これからもっと酷い事をするんだ。さっきみたいな事は大したことないよ」
「えぇ?!これからもっとって・・・ぁっ!」
蜜口に俺のモノを宛がうとさすがにナニをするかわかったらしい。
クラリスの身体がまた緊張と恐怖で少し強張っている。
「大丈夫、力を抜いて・・・俺との口づけに集中して」
「アレク、さま、んっ、んむっ、ぁあっ・・・んん~~~~~~~~っ」
大分解れていた蜜口は、途中まですんなりと俺のモノを受け入れ半分くらいの所で止まってしまったが、口づけに集中していたクラリスが一瞬力を抜いた瞬間に一気に奥まで挿入し、クラリスの処女膜を貫いた。
変に時間をかけない方が痛みは少ないだろう。
溢れる愛液が十分な潤滑油になっているため、俺はゆっくりと抽挿を始める。
クラリスのナカはとてもキツいが、クラリスが身体全体で温かく俺を離すまいとしているようでとても心地良い。
「あぁぁっぁぁぁっ、アレク様っ、待って、止まってくださいませっ!!」
「・・・っ、クラリス?どこか痛むのか?」
なるべく痛くならないよう解したつもりだったが、足りなかっただろうか?
「ち、違いますわっ!えっと・・・そのっ、私、今とても幸せですの・・・」
「え?」
「アレク様に・・・好きな方にこうして抱かれて・・・は、恥ずかしいですけれど、とても幸せですっ!それだけでも伝えたくて・・・」
「・・・」
気持ちを真っすぐ向けられることがこんなにも嬉しくて幸せなのは初めてかもしれない。
今だけ、今この時間だけは、クラリスを愛しても良いだろうか・・・?
もちろん言葉にするつもりはない。だから、今夜だけは恋人のようにクラリスを全身で感じていたい・・・
「クラリス・・・男女の営みはまだまだ終わっていないよ。むしろこれからだ」
「えぇ?!まっ、まだ終わっていないんですの??!!・・・あぁっぁぁぁっ、アレク様っ、そんな奥まで・・・やぁぁぁっ」
「奥が気持ち良いんだね。今夜はたくさんシテあげるから、いっぱい感じると良い・・・」
「へ?たくさんって・・・ひゃぁぁっ、ソコっ、ダメですわっ、やぁぁっ、そんな掻き回したら音が・・・やぁぁっぁぁ」
俺は求めてはいけないと思いつつも、クラリスが俺の身体を忘れぬようにと矛盾した想いを抱きながら、“今だけは自分のモノだ”と刻み付けるように奥まで攻め立てた。
最初は恥じらっていたクラリスもだんだん素直に「気持ち良い」と言うようになり、初めてだから1度だけで終わらせようと思っていたのに何度も何度も求めてしまい、気が付けば空が白み始めていた。
案の定クラリスはぐったりしたまま怒っていたが、とても幸せそうな笑顔を俺に向けている。
この部屋から出たら終わってしまう関係だが、それでもこの部屋にいる間だけは少しでも忘れぬようにと互いを抱きしめ合い、俺達はようやく眠りに落ちた・・・―――――――
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