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9章 帰郷!エルフの里へ ~悪戦苦闘の子育て編~
これでまるっと大団円(?)
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◇
(コンコンッ)
「失礼します。・・・あの、皆さん・・・この度は、大変申し訳ございませんでした!!」
「「「「????!!!!」」」」
ノックをして入ってきたティリアさんは、急に深々と謝罪し始めた。
え?なんで??!!
ティリアさん何かしたっけ??
「頭を上げてください。ティリアさんに謝られる事なんて別に何も・・・」
「モニカさんを襲った人達、うちの病院の院長が手引きしていたみたいなんですっ!!」
「「「「!!!!」」」」
「本来なら、患者様の・・・しかも他国の王族の方ともなれば情報統制をしっかりし、限られたメンバーで担当する事が習わしだったのに、それを逆手にとってモニカさんと赤ちゃんを危険な目に・・・本当に申し訳ありませんでしたっ!!」
なるほど・・・看護婦さんに紛れてココに入る事もできたり、病院内の人がいない場所であんな密談ができたのは病院側の手引きがあったからなんだ。
・・・でも、それって別にティリアさんに関係なくない?
「ティリアさん、あなたは誰よりも早く不審な方に気付いて下さったではありませんか。あの一言がなければ周りの方が警戒を強める事はなかったかと思いますの」
「チリ・・・ティ・・・ぅぅ、リアたんがおしえてくれたから、あたち、おみずがおかしいの、きづけたのよっ」
ティリアさんの名前が言いづらいんだね。
噛みながら言いやすいように言い直した天使も超可愛いよっ!
あ、ティリアさんもモニカも、他にも数名が天使の可愛さに悶えてるっ!!
「ティリア、院長とモニカを狙った暗殺者が繋がっていたのはお前の責任ではないだろう?」
「でもっ、私がモニカさんの件を報告するたび相手に情報が筒抜けだったかと思うと、私・・・」
真面目だからこそきちんと報告してただけなのに、すっかりティリアさんは責任を感じてしまっているようだ。
そんなティリアさんを見たモニカは、少し考えてからティリアさんにこう告げた。
「・・・ではティリアさん、そのように責任を感じられるのでしたら一つお願いしてもよろしいでしょうか?」
「もちろんです!何なりと仰ってください!」
「ふふっ、ありがとうございます。では・・・その暗殺者と繋がっていた病院の院長をここへ連れて来て下さいませ。もちろんお一人では危ないと思いますので、どなたかご一緒に・・・」
「ではアレク様が一緒に行きますわ!」
「え、クラリス??」
「ほらっ、ティリアも早く院長を連れて来なさいな!逃げられる方が厄介ですわよ!!」
「そうだな。襲撃に失敗したという情報を得て逃げる可能性は十分にある。アレク、命令だ。早く捕まえて来い」
「はっ!ティリア、急ごう!!」
「あっ、はいっ!!」
モニカの院長を連れて来てというお願いに、クラリスさんがアレク兄様の同行を提案し、エルが最終的にアレク兄様に”命令”する事で、アレク兄様は迷わずティリアさんの手を引いて院長を探しに行った。
バタバタとアレク兄様とティリアさんが出て行った後、ベルナートさんは双子とルーシェントさん達が待つ家に戻り、セイルは「ボクはあの院長をちょっと足止めしておくね☆」と言ってどこかへ転移し、エルもマデリーヌさんに念話で今の事を報告し2人をフォローしている。
何とも素晴らしい連携プレーだ。
残ったあたしは、クラリスさんに声をかけた。
「クラリスさん・・・良かったの?」
「良いのよ。・・・さっき少しだけ話したけれど、ティリア自身はとても真面目で良い人だと思うわ。・・・それに、きっとアレク様に想いを寄せている。今はアレク様がそばにいるのが一番心強いはずですもの」
「あら、クラリス様ったら吹っ切れましたのね」
「ふふっ、モニカのおかげよ。・・・それよりモニカ、“友達”を呼ぶのにまだ“様”付けだなんて失礼じゃなくて?」
「!!・・・そうですわね。失礼しましたわ、クラリス」
この後、病院を出る直前だった院長をアレク兄様が捕え、モニカの病室へと場所を移動しそこにマデリーヌさんとレヴィンさんもやってきた。
赤ちゃんは、念のため新生児室ではなくモニカと一緒に病室に連れてきたので、初孫を少しだけ愛でてから重要参考人である院長を連行し、レヴィンさん達はガルドニアへ帰って行った。
他国の人を勝手に連れて行って大丈夫なのかと思ってたら、その辺もメラニウムの王様と話は済んでるみたいで、”どうぞ好きに裁いてください”と言われているらしい。
・・・国の上下関係が完全に出来上がってしまったみたいです。
気が付くとすでに日が暮れかかっている時間だったので、モニカの護衛としてリンダとカルステッドさんが交代で警護するために病室に泊り、何かあればすぐにティリアさんもすぐに駆け付けるという事で、あたし達も家に帰る事にした。
帰り道、家とは違う方向に歩き始めようとしたアレク兄様達に思わず声をかける。
「あれ?アレク兄様、クラリスさん、家はあっちですよ?」
「あ、あぁ・・・その」
「これからティリアの家に行きますの。遅くなるようならメラルダの宿に泊まるので、私達の事は気にせず双子達の元へお帰りなさいな」
「クラリスっ!!」
「遅かれ早かれサーヤにバレるか、どなたかの口ですぐに広まりますわ。だったら先に宣言した方が良いではありませんか」
・・・クラリスさん、いろんな意味で開き直ってて強いです。
「ふふっ、アレクってばこうしてみると普通の人間みたいだね☆なんか安心したよ♪」
「セイル様、それはどういう事ですか?!」
「自分の感情がちゃんと出せるみたいで安心したって意味だよ☆今まで人間味が無さすぎる仕事人形みたいな感じだったからね♪」
「!!!」
確かにあたしもアレク兄様の完璧な姿しか見た事ないから、今みたいにクラリスさんとティリアさんの事で翻弄されてる姿は新鮮かも・・・
でもセイル、仕事人形は言い過ぎだと思うよ。
「アレク兄様、頑張ってくださいね!」
「なっ、サーヤまで何を・・・ん?」
アレク兄様と会話してたら、ミナトちゃんがアレク兄様の服をくいっと引っぱって声をかけてきた。
「にーに、これ、あげゆ」
「ミナト様、これは・・・?」
「いやしのおみずなのよ♪エルぱぱが、きっとやくにたちゅって、いってたの!」
「「!!!!」」
エルの思惑を知らない天使が、ドヤ顔をしながら”良い事したでしょ?誉めて”って感じで頭を撫でて欲しそうにしている。
その仕草は超可愛いんだけど、アレク兄様としては応援されている内容が内容なので、苦笑いしながらミナトちゃんの頭を撫でていた。
そして、一礼してからティリアさんの家へ向かう2人を、あたし達は笑顔で見送った。
「・・・うまく、いくと良いね」
「ま、アレクなら2人とうまくやるだろう。・・・多分な」
「えぇ?!ふっ、2人とうまくヤる??!!・・・って事はアレク兄様達、もしかして今夜は3P??!!」
(バシッ)
「お前はなぜそんな思考になるっ!話し合いだとは思わんのかっ!!」
「ひどいっ!エルだってミナトちゃんに癒しの水あげるよう指示してたじゃないっ!!」
「俺は2人まとめて相手にするとは・・・ん?」
エルとちょっとした口論になってたら、天使が服をくいっと引っぱってすごく興味津々なきゅるんとした瞳で会話に入ってきた。
「エルぱぱ、サーヤまま、さんぴーって、なぁに?」
「「!!!!」」
「アレクおにーさん達が3人で何かするの?あ、もしかして前に海で見た・・・」
「わぁ――――――っ!!カイトくんっ、ミナトちゃんっ!双子達が待ってるから早く家に帰ろうか!!!」
その後、エルの転移魔法であたしとミナトちゃん、カイトくんは無事に家に帰宅し、双子の面倒を見てくれていたルーシェントさん達の用意した晩ご飯を一緒に食べながら、今日一日がとても濃い1日だったなぁと振り返る。
せっかく行ったエルフの里も、エルの実家とゴルドさんの家以外行けなかったから、ルーシェントさん達がゴルドさんの許可をもらってくれたので、今度はミナトちゃん達も連れていろんな場所に行ってみたいなぁ・・・
後、育児が少し落ち着いた頃、モニカの赤ちゃんとうちの双子達も会わせてあげたい。
あ、アレク兄様達の話し合いがどうなったか、明日帰ってきたら聞かなくちゃね!
ふふっ、明日が待ち遠しいなぁ・・・
・・・その日の夜、結界をぶち壊して寝室に入ってきたセイルに、ミナトちゃん達の前での発言についてエルと2人で説教されたのは言うまでもない・・・
---------------------------------------
おかん(セイル)からの教育的指導が入りました。
(コンコンッ)
「失礼します。・・・あの、皆さん・・・この度は、大変申し訳ございませんでした!!」
「「「「????!!!!」」」」
ノックをして入ってきたティリアさんは、急に深々と謝罪し始めた。
え?なんで??!!
ティリアさん何かしたっけ??
「頭を上げてください。ティリアさんに謝られる事なんて別に何も・・・」
「モニカさんを襲った人達、うちの病院の院長が手引きしていたみたいなんですっ!!」
「「「「!!!!」」」」
「本来なら、患者様の・・・しかも他国の王族の方ともなれば情報統制をしっかりし、限られたメンバーで担当する事が習わしだったのに、それを逆手にとってモニカさんと赤ちゃんを危険な目に・・・本当に申し訳ありませんでしたっ!!」
なるほど・・・看護婦さんに紛れてココに入る事もできたり、病院内の人がいない場所であんな密談ができたのは病院側の手引きがあったからなんだ。
・・・でも、それって別にティリアさんに関係なくない?
「ティリアさん、あなたは誰よりも早く不審な方に気付いて下さったではありませんか。あの一言がなければ周りの方が警戒を強める事はなかったかと思いますの」
「チリ・・・ティ・・・ぅぅ、リアたんがおしえてくれたから、あたち、おみずがおかしいの、きづけたのよっ」
ティリアさんの名前が言いづらいんだね。
噛みながら言いやすいように言い直した天使も超可愛いよっ!
あ、ティリアさんもモニカも、他にも数名が天使の可愛さに悶えてるっ!!
「ティリア、院長とモニカを狙った暗殺者が繋がっていたのはお前の責任ではないだろう?」
「でもっ、私がモニカさんの件を報告するたび相手に情報が筒抜けだったかと思うと、私・・・」
真面目だからこそきちんと報告してただけなのに、すっかりティリアさんは責任を感じてしまっているようだ。
そんなティリアさんを見たモニカは、少し考えてからティリアさんにこう告げた。
「・・・ではティリアさん、そのように責任を感じられるのでしたら一つお願いしてもよろしいでしょうか?」
「もちろんです!何なりと仰ってください!」
「ふふっ、ありがとうございます。では・・・その暗殺者と繋がっていた病院の院長をここへ連れて来て下さいませ。もちろんお一人では危ないと思いますので、どなたかご一緒に・・・」
「ではアレク様が一緒に行きますわ!」
「え、クラリス??」
「ほらっ、ティリアも早く院長を連れて来なさいな!逃げられる方が厄介ですわよ!!」
「そうだな。襲撃に失敗したという情報を得て逃げる可能性は十分にある。アレク、命令だ。早く捕まえて来い」
「はっ!ティリア、急ごう!!」
「あっ、はいっ!!」
モニカの院長を連れて来てというお願いに、クラリスさんがアレク兄様の同行を提案し、エルが最終的にアレク兄様に”命令”する事で、アレク兄様は迷わずティリアさんの手を引いて院長を探しに行った。
バタバタとアレク兄様とティリアさんが出て行った後、ベルナートさんは双子とルーシェントさん達が待つ家に戻り、セイルは「ボクはあの院長をちょっと足止めしておくね☆」と言ってどこかへ転移し、エルもマデリーヌさんに念話で今の事を報告し2人をフォローしている。
何とも素晴らしい連携プレーだ。
残ったあたしは、クラリスさんに声をかけた。
「クラリスさん・・・良かったの?」
「良いのよ。・・・さっき少しだけ話したけれど、ティリア自身はとても真面目で良い人だと思うわ。・・・それに、きっとアレク様に想いを寄せている。今はアレク様がそばにいるのが一番心強いはずですもの」
「あら、クラリス様ったら吹っ切れましたのね」
「ふふっ、モニカのおかげよ。・・・それよりモニカ、“友達”を呼ぶのにまだ“様”付けだなんて失礼じゃなくて?」
「!!・・・そうですわね。失礼しましたわ、クラリス」
この後、病院を出る直前だった院長をアレク兄様が捕え、モニカの病室へと場所を移動しそこにマデリーヌさんとレヴィンさんもやってきた。
赤ちゃんは、念のため新生児室ではなくモニカと一緒に病室に連れてきたので、初孫を少しだけ愛でてから重要参考人である院長を連行し、レヴィンさん達はガルドニアへ帰って行った。
他国の人を勝手に連れて行って大丈夫なのかと思ってたら、その辺もメラニウムの王様と話は済んでるみたいで、”どうぞ好きに裁いてください”と言われているらしい。
・・・国の上下関係が完全に出来上がってしまったみたいです。
気が付くとすでに日が暮れかかっている時間だったので、モニカの護衛としてリンダとカルステッドさんが交代で警護するために病室に泊り、何かあればすぐにティリアさんもすぐに駆け付けるという事で、あたし達も家に帰る事にした。
帰り道、家とは違う方向に歩き始めようとしたアレク兄様達に思わず声をかける。
「あれ?アレク兄様、クラリスさん、家はあっちですよ?」
「あ、あぁ・・・その」
「これからティリアの家に行きますの。遅くなるようならメラルダの宿に泊まるので、私達の事は気にせず双子達の元へお帰りなさいな」
「クラリスっ!!」
「遅かれ早かれサーヤにバレるか、どなたかの口ですぐに広まりますわ。だったら先に宣言した方が良いではありませんか」
・・・クラリスさん、いろんな意味で開き直ってて強いです。
「ふふっ、アレクってばこうしてみると普通の人間みたいだね☆なんか安心したよ♪」
「セイル様、それはどういう事ですか?!」
「自分の感情がちゃんと出せるみたいで安心したって意味だよ☆今まで人間味が無さすぎる仕事人形みたいな感じだったからね♪」
「!!!」
確かにあたしもアレク兄様の完璧な姿しか見た事ないから、今みたいにクラリスさんとティリアさんの事で翻弄されてる姿は新鮮かも・・・
でもセイル、仕事人形は言い過ぎだと思うよ。
「アレク兄様、頑張ってくださいね!」
「なっ、サーヤまで何を・・・ん?」
アレク兄様と会話してたら、ミナトちゃんがアレク兄様の服をくいっと引っぱって声をかけてきた。
「にーに、これ、あげゆ」
「ミナト様、これは・・・?」
「いやしのおみずなのよ♪エルぱぱが、きっとやくにたちゅって、いってたの!」
「「!!!!」」
エルの思惑を知らない天使が、ドヤ顔をしながら”良い事したでしょ?誉めて”って感じで頭を撫でて欲しそうにしている。
その仕草は超可愛いんだけど、アレク兄様としては応援されている内容が内容なので、苦笑いしながらミナトちゃんの頭を撫でていた。
そして、一礼してからティリアさんの家へ向かう2人を、あたし達は笑顔で見送った。
「・・・うまく、いくと良いね」
「ま、アレクなら2人とうまくやるだろう。・・・多分な」
「えぇ?!ふっ、2人とうまくヤる??!!・・・って事はアレク兄様達、もしかして今夜は3P??!!」
(バシッ)
「お前はなぜそんな思考になるっ!話し合いだとは思わんのかっ!!」
「ひどいっ!エルだってミナトちゃんに癒しの水あげるよう指示してたじゃないっ!!」
「俺は2人まとめて相手にするとは・・・ん?」
エルとちょっとした口論になってたら、天使が服をくいっと引っぱってすごく興味津々なきゅるんとした瞳で会話に入ってきた。
「エルぱぱ、サーヤまま、さんぴーって、なぁに?」
「「!!!!」」
「アレクおにーさん達が3人で何かするの?あ、もしかして前に海で見た・・・」
「わぁ――――――っ!!カイトくんっ、ミナトちゃんっ!双子達が待ってるから早く家に帰ろうか!!!」
その後、エルの転移魔法であたしとミナトちゃん、カイトくんは無事に家に帰宅し、双子の面倒を見てくれていたルーシェントさん達の用意した晩ご飯を一緒に食べながら、今日一日がとても濃い1日だったなぁと振り返る。
せっかく行ったエルフの里も、エルの実家とゴルドさんの家以外行けなかったから、ルーシェントさん達がゴルドさんの許可をもらってくれたので、今度はミナトちゃん達も連れていろんな場所に行ってみたいなぁ・・・
後、育児が少し落ち着いた頃、モニカの赤ちゃんとうちの双子達も会わせてあげたい。
あ、アレク兄様達の話し合いがどうなったか、明日帰ってきたら聞かなくちゃね!
ふふっ、明日が待ち遠しいなぁ・・・
・・・その日の夜、結界をぶち壊して寝室に入ってきたセイルに、ミナトちゃん達の前での発言についてエルと2人で説教されたのは言うまでもない・・・
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おかん(セイル)からの教育的指導が入りました。
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