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9章 帰郷!エルフの里へ ~悪戦苦闘の子育て編~
お留守番をしよう ~お手伝いと合同鍛錬 inセイルside~
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◇
ガシャ―ン、パリ―――ンッ
「あうぅ・・・ごめ、なしゃ・・・ッグズ」
「ミナト様っ、大丈夫ですか?!」
「ミナト、そこから動いちゃダメだよ。今破片を消すからね」
「あい・・・」
サーヤとエリュシオン達が、転移門を使ってエルフの里に行ってから、ミナトとカイトは張り切ってアレクのお手伝いをしていた。
していたんだけど・・・――――
「・・・ミナト、お皿割ったの何枚目?」
「う・・・ご、5まい・・・」
「嘘はダメだよミナト、もう8枚目だよ」
「あぅぅ・・・」
食後の食器洗いをしていたアレクを手伝うため、アレクがスポンジで洗い、カイトがお湯で洗い流し、ミナトが拭くという良い分担だったけど、拭くたびに落としたり力を入れ過ぎたミナトが食器を割るという状態だった。
見ているボクとしては見ててすごく面白いけど、皿を割り続けてるミナトはすでに涙目だ。
「ミナト殿、初めてのお手伝いに失敗はつきものです。それに食器は脆くヒビが入っていた物もあったかもしれません。これから買い物に行くので新しい食器も買ってきますね」
「そうですよ~。あたしだって家の食器いくつ割ったか数えた事ないですもん。可愛いお皿買ってきてサーヤを驚かせてあげましょう」
「美味しい物買って来る。食べて元気出してください」
「俺一緒に行って、ミナトの好きな食べ物買ってくるね♪」
そう言ってミナトをフォローしつつ、4人は買い出しに行った。
今家に居るのは、ボクとフランとミナト、カイト、アレクの5人だ。
「ミナト、午後から皆で特訓した後はきっと汗をかくから風呂を沸かしておきたいんだけど、その前の風呂掃除をやってみないかい?以前この家を綺麗に洗っていたよね?」
「おふろ・・・?」
「あ、それは良いですね。ミナト様、水魔法でお風呂を綺麗に洗っていただいて良いですか?備え付けの物以外はあらかじめ別の場所に移しておけば大丈夫です」
「ミナト、物を動かすのはボクが手伝ってあげるから一緒にやろうか☆」
「うんっ、がんばゆっ!」
ボクとミナトが風呂掃除している間、カイトとアレクは他の場所を掃除するらしい。
フランは、”薬草農園に水をあげてから素振りをして待っている”と言って庭に行った。
ミナトも家を洗った時の事を思い出し、若干加減を間違えてずぶぬれ状態になったけどさっきみたいな大惨事にならずに男女それぞれの脱衣所とお風呂を掃除・・・というか綺麗に水で洗い流した。
「にぃーに、ばしゃーってして、おふろきれいにしてきたの!」
「ミナト様、ありがとうございます。では、掃除をして下さったお礼のお菓子をどうぞ」
「わぁい♪ありがとなの!にぃーに、つぎはなにをすゆの?」
「アレクおにーさん、僕もリビングとそれぞれの部屋の掃除終わったよ。ゴミは全部消したからないと思う」
「カイト様もありがとうございます。ではこちらのお礼のお菓子をカイト様もどうぞ」
「!!・・・ありがとう。おにーさん、他にお手伝いってある?」
初めて家の手伝いをした事と、お礼のお菓子をもらえた嬉しさで、2人は他にも手伝いがないかとアレクに詰め寄っている。
「そうですね、俺もこのシーツを干したら一度休憩をするつもりなので、先に休憩していて下さ・・・」
「てつだうの!!」
「僕もやるっ!」
「あ・・・はい、ありがとうございます・・・」
すっかりやる気になった2人に逆らえないアレクは、シーツを干すのも手伝ってもらう事にしたようだ。
・・・仕方ない。ボクはボクで2人のフォローをしてあげるとしよう☆
「(ベルナート、ベルナート、聞こえる?ボクだけど・・・)」
「(セイル?どうしたの?何かあった??)」
「(買い物の追加なんだけど、予備のベッドシーツも追加で買ってきてくれる?カルステッド達なら知ってると思うんだ☆)」
「(ベッドシーツ?わかった、買って帰るね)」
ベルナートに念話を終えたところで、庭の方から何かが破れる音とミナト達の賑やかな声が聞こえてきた。
うん、ボクの読みは正解だったらしい。
カイトは問題ないみたいだけど、ミナトは最近体術も特訓してるから魔法と力両方の加減が難しいみたいだ。
しばらくミナトの特訓は、力の調整をメインに見てあげることにしよう。
こうして、特訓前の家の手伝いは何とか無事(?)に終えて、昼食後少し休憩をしてから全員で鍛錬する事になった。
◇
「さて、午後からは前に言っていた通り全員で鍛錬しよう」
「急に実戦形式で始めたりしないから安心してね☆カルステッド達はまずはそれぞれ得意な武器を持って、ボクに攻撃をしてきてね☆ミナトとカイトはフランの指示に従って先に魔力調整の鍛錬だよ♪」
「「「「????!!!!」」」」
「あいっ」
「わかった。フラン、よろしく」
「あぁ、2人はこっちへおいで。ちょっと場所を移動しよう」
“攻撃をしてきて”と言って驚いているカルステッド達をよそに、ミナトとカイトを連れたフランは少し離れた場所へ転移していった。
フランの転移を確認してから、庭や家が傷つかないよう風の結界を張る。
「結界も張ったから、これで心置きなく大技も出せるよ☆・・・ボクを殺すつもりでかかってきてね。あ、連携プレーも今ならOKだよ☆」
「セ、セイル殿・・・」
(シュンッ)
「あら~ん♡もう特訓は始まってたのん?」
「マデリーヌ様!」
「とりあえず、カルステッド達の力量や特徴を見るために、ボクを殺すつもりで攻撃して来てって言っただけだよ☆」
「あらん、だったら思いっきり殺っちゃって良いわよん♡ナニがあっても、私が治してあげるわん♡」
急に登場したマデリーヌの煽りになおさら困惑するカルステッド達。
う~ん・・・これじゃ鍛錬が始まらないね。仕方ない・・・
「キミ達が攻撃しないなら、ボクから行くよ☆お願いだから簡単に死なないでね♪」
「「「「!!!!」」」」
とりあえず先制攻撃でカルステッドに蹴りを入れに行く。
もちろん力とスピードは加減したけど、前に襲撃してきた冒険者はこれでも全然楽しめなかったんだよね。
(ガキィィィィィンッ)
「・・・っく、さすがに一撃が重いですな、セイル殿」
「おぉ☆ちゃんと反応して受け止めるなんてさすがだね♪まだ早くしても大丈夫?」
「・・・もう少しなら。反撃した方が良いでしょうか?」
「もちろん☆全力で来ないと怪我しちゃうよ♪」
「ははっ、このような力を見せられては全力以外で対応できませんよ・・・ふんっ!」
大柄なカルステッドは、大剣を普通の剣と同じように振り回している。
さすが隊長なだけあって筋力も力も一番強く、高速のスピードにも対応できる・・・思ったよりやるね☆
カルステッドが何度か打ち込んだ後、その隙を狙うようにアレクがスピアで攻撃を仕掛けてくる。
受け止めようとしたけど、刃の部分にわずかな魔力を感じたので受け止めずにかわす事にした。
「アレク、そのスピアの刃に魔法使ってる?わずかに魔力を感じたんだけど・・・」
「!!・・・さすがはセイル様ですね。俺は力がそこまでなく魔法の方が得意なので、雷撃などの魔法や、しびれ薬、毒薬などを刃に付けて攻撃する事が多いです。このスピアは魔力を通しやすいため、受け止められさえすれば魔法攻撃できますから」
・・・ホントに先読みするアレクは、攻撃まで先を読みつつ内容がえげつない。
力がそこまでないって言っても、スピードはカルステッド以上だから決して弱くはない部類だ。
「次は俺達だ」
「セイル様、行きますよ!」
カルステッド達に見習って、リンダとアルマは2人で同時に攻撃を仕掛けてきた。
リンダは唯一の女の子という事で細身の双剣、アルマは持ち手の両側が刃になっている変わった武器を投げつけて来たり、仕込んでいる複数の武器で攻撃をしてきた。
スピードはカルステッドやアレク以上・・・しかもこの2人、連携がかなりできている。
「たぁっ!」
「・・・ちっ」
片方が攻撃を仕掛けるとその死角を狙ってもう一人が攻撃を仕掛ける。
しかも2人とも身軽で相当なスピードで打ち込んでくるから、よけきれる人は少ないだろう。
なんとなく戦い方と特徴がわかったので、風の障壁で全員を一度弾き飛ばす。
「ふふっ、キミ達思った以上に強くて安心したよ☆以前遊んだ冒険者達よりもランクは上なんじゃない?」
「あー・・・俺達は冒険者ランクはB以上にしないようにしてます」
「あら、それはどうしてなのん?」
「Aランク以上だと、ギルドからの要請や指名の依頼を受けなければいけなくなるのです」
「だからあたし達は、自由に依頼を受けて好きに動けるBランクに留めてるんです」
「(コクン)」
なるほど、冒険者ランクは高くなくても高ランク冒険者と遜色ない・・・というか、最近はフランと一緒に鍛錬してるみたいだし、人間にしてはかなり強い方なんだろうね。
・・・近くにエリュシオンやボク達がいるから強いって自覚は全然なさそうだけど。
「ふふっ、今日は楽しい鍛錬になりそう☆」
「「「「・・・」」」」
この後の鍛錬をどうしようか楽しく考えてる間、カルステッド達の顔が青ざめていたけど、ボクはもちろん気づかないフリをした。
ガシャ―ン、パリ―――ンッ
「あうぅ・・・ごめ、なしゃ・・・ッグズ」
「ミナト様っ、大丈夫ですか?!」
「ミナト、そこから動いちゃダメだよ。今破片を消すからね」
「あい・・・」
サーヤとエリュシオン達が、転移門を使ってエルフの里に行ってから、ミナトとカイトは張り切ってアレクのお手伝いをしていた。
していたんだけど・・・――――
「・・・ミナト、お皿割ったの何枚目?」
「う・・・ご、5まい・・・」
「嘘はダメだよミナト、もう8枚目だよ」
「あぅぅ・・・」
食後の食器洗いをしていたアレクを手伝うため、アレクがスポンジで洗い、カイトがお湯で洗い流し、ミナトが拭くという良い分担だったけど、拭くたびに落としたり力を入れ過ぎたミナトが食器を割るという状態だった。
見ているボクとしては見ててすごく面白いけど、皿を割り続けてるミナトはすでに涙目だ。
「ミナト殿、初めてのお手伝いに失敗はつきものです。それに食器は脆くヒビが入っていた物もあったかもしれません。これから買い物に行くので新しい食器も買ってきますね」
「そうですよ~。あたしだって家の食器いくつ割ったか数えた事ないですもん。可愛いお皿買ってきてサーヤを驚かせてあげましょう」
「美味しい物買って来る。食べて元気出してください」
「俺一緒に行って、ミナトの好きな食べ物買ってくるね♪」
そう言ってミナトをフォローしつつ、4人は買い出しに行った。
今家に居るのは、ボクとフランとミナト、カイト、アレクの5人だ。
「ミナト、午後から皆で特訓した後はきっと汗をかくから風呂を沸かしておきたいんだけど、その前の風呂掃除をやってみないかい?以前この家を綺麗に洗っていたよね?」
「おふろ・・・?」
「あ、それは良いですね。ミナト様、水魔法でお風呂を綺麗に洗っていただいて良いですか?備え付けの物以外はあらかじめ別の場所に移しておけば大丈夫です」
「ミナト、物を動かすのはボクが手伝ってあげるから一緒にやろうか☆」
「うんっ、がんばゆっ!」
ボクとミナトが風呂掃除している間、カイトとアレクは他の場所を掃除するらしい。
フランは、”薬草農園に水をあげてから素振りをして待っている”と言って庭に行った。
ミナトも家を洗った時の事を思い出し、若干加減を間違えてずぶぬれ状態になったけどさっきみたいな大惨事にならずに男女それぞれの脱衣所とお風呂を掃除・・・というか綺麗に水で洗い流した。
「にぃーに、ばしゃーってして、おふろきれいにしてきたの!」
「ミナト様、ありがとうございます。では、掃除をして下さったお礼のお菓子をどうぞ」
「わぁい♪ありがとなの!にぃーに、つぎはなにをすゆの?」
「アレクおにーさん、僕もリビングとそれぞれの部屋の掃除終わったよ。ゴミは全部消したからないと思う」
「カイト様もありがとうございます。ではこちらのお礼のお菓子をカイト様もどうぞ」
「!!・・・ありがとう。おにーさん、他にお手伝いってある?」
初めて家の手伝いをした事と、お礼のお菓子をもらえた嬉しさで、2人は他にも手伝いがないかとアレクに詰め寄っている。
「そうですね、俺もこのシーツを干したら一度休憩をするつもりなので、先に休憩していて下さ・・・」
「てつだうの!!」
「僕もやるっ!」
「あ・・・はい、ありがとうございます・・・」
すっかりやる気になった2人に逆らえないアレクは、シーツを干すのも手伝ってもらう事にしたようだ。
・・・仕方ない。ボクはボクで2人のフォローをしてあげるとしよう☆
「(ベルナート、ベルナート、聞こえる?ボクだけど・・・)」
「(セイル?どうしたの?何かあった??)」
「(買い物の追加なんだけど、予備のベッドシーツも追加で買ってきてくれる?カルステッド達なら知ってると思うんだ☆)」
「(ベッドシーツ?わかった、買って帰るね)」
ベルナートに念話を終えたところで、庭の方から何かが破れる音とミナト達の賑やかな声が聞こえてきた。
うん、ボクの読みは正解だったらしい。
カイトは問題ないみたいだけど、ミナトは最近体術も特訓してるから魔法と力両方の加減が難しいみたいだ。
しばらくミナトの特訓は、力の調整をメインに見てあげることにしよう。
こうして、特訓前の家の手伝いは何とか無事(?)に終えて、昼食後少し休憩をしてから全員で鍛錬する事になった。
◇
「さて、午後からは前に言っていた通り全員で鍛錬しよう」
「急に実戦形式で始めたりしないから安心してね☆カルステッド達はまずはそれぞれ得意な武器を持って、ボクに攻撃をしてきてね☆ミナトとカイトはフランの指示に従って先に魔力調整の鍛錬だよ♪」
「「「「????!!!!」」」」
「あいっ」
「わかった。フラン、よろしく」
「あぁ、2人はこっちへおいで。ちょっと場所を移動しよう」
“攻撃をしてきて”と言って驚いているカルステッド達をよそに、ミナトとカイトを連れたフランは少し離れた場所へ転移していった。
フランの転移を確認してから、庭や家が傷つかないよう風の結界を張る。
「結界も張ったから、これで心置きなく大技も出せるよ☆・・・ボクを殺すつもりでかかってきてね。あ、連携プレーも今ならOKだよ☆」
「セ、セイル殿・・・」
(シュンッ)
「あら~ん♡もう特訓は始まってたのん?」
「マデリーヌ様!」
「とりあえず、カルステッド達の力量や特徴を見るために、ボクを殺すつもりで攻撃して来てって言っただけだよ☆」
「あらん、だったら思いっきり殺っちゃって良いわよん♡ナニがあっても、私が治してあげるわん♡」
急に登場したマデリーヌの煽りになおさら困惑するカルステッド達。
う~ん・・・これじゃ鍛錬が始まらないね。仕方ない・・・
「キミ達が攻撃しないなら、ボクから行くよ☆お願いだから簡単に死なないでね♪」
「「「「!!!!」」」」
とりあえず先制攻撃でカルステッドに蹴りを入れに行く。
もちろん力とスピードは加減したけど、前に襲撃してきた冒険者はこれでも全然楽しめなかったんだよね。
(ガキィィィィィンッ)
「・・・っく、さすがに一撃が重いですな、セイル殿」
「おぉ☆ちゃんと反応して受け止めるなんてさすがだね♪まだ早くしても大丈夫?」
「・・・もう少しなら。反撃した方が良いでしょうか?」
「もちろん☆全力で来ないと怪我しちゃうよ♪」
「ははっ、このような力を見せられては全力以外で対応できませんよ・・・ふんっ!」
大柄なカルステッドは、大剣を普通の剣と同じように振り回している。
さすが隊長なだけあって筋力も力も一番強く、高速のスピードにも対応できる・・・思ったよりやるね☆
カルステッドが何度か打ち込んだ後、その隙を狙うようにアレクがスピアで攻撃を仕掛けてくる。
受け止めようとしたけど、刃の部分にわずかな魔力を感じたので受け止めずにかわす事にした。
「アレク、そのスピアの刃に魔法使ってる?わずかに魔力を感じたんだけど・・・」
「!!・・・さすがはセイル様ですね。俺は力がそこまでなく魔法の方が得意なので、雷撃などの魔法や、しびれ薬、毒薬などを刃に付けて攻撃する事が多いです。このスピアは魔力を通しやすいため、受け止められさえすれば魔法攻撃できますから」
・・・ホントに先読みするアレクは、攻撃まで先を読みつつ内容がえげつない。
力がそこまでないって言っても、スピードはカルステッド以上だから決して弱くはない部類だ。
「次は俺達だ」
「セイル様、行きますよ!」
カルステッド達に見習って、リンダとアルマは2人で同時に攻撃を仕掛けてきた。
リンダは唯一の女の子という事で細身の双剣、アルマは持ち手の両側が刃になっている変わった武器を投げつけて来たり、仕込んでいる複数の武器で攻撃をしてきた。
スピードはカルステッドやアレク以上・・・しかもこの2人、連携がかなりできている。
「たぁっ!」
「・・・ちっ」
片方が攻撃を仕掛けるとその死角を狙ってもう一人が攻撃を仕掛ける。
しかも2人とも身軽で相当なスピードで打ち込んでくるから、よけきれる人は少ないだろう。
なんとなく戦い方と特徴がわかったので、風の障壁で全員を一度弾き飛ばす。
「ふふっ、キミ達思った以上に強くて安心したよ☆以前遊んだ冒険者達よりもランクは上なんじゃない?」
「あー・・・俺達は冒険者ランクはB以上にしないようにしてます」
「あら、それはどうしてなのん?」
「Aランク以上だと、ギルドからの要請や指名の依頼を受けなければいけなくなるのです」
「だからあたし達は、自由に依頼を受けて好きに動けるBランクに留めてるんです」
「(コクン)」
なるほど、冒険者ランクは高くなくても高ランク冒険者と遜色ない・・・というか、最近はフランと一緒に鍛錬してるみたいだし、人間にしてはかなり強い方なんだろうね。
・・・近くにエリュシオンやボク達がいるから強いって自覚は全然なさそうだけど。
「ふふっ、今日は楽しい鍛錬になりそう☆」
「「「「・・・」」」」
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