304 / 512
9章 帰郷!エルフの里へ ~悪戦苦闘の子育て編~
お家で過ごそう ~後輩妊婦は育児の先輩~
しおりを挟む
◇
モニカは現在妊娠4ヶ月ということで、つわりのピークや一番危ない時期も過ぎていたため、その時の体調的にも転移魔法での移動が問題なかったようだ。
ただ、今までの疲労やストレスが蓄積して大分やつれているため、一度ティリアさんの病院で数日休養を含めた検査入院をする事になった。
モニカは一応他国の次期王妃ということで、以前あたしが利用した病室に数日入院する事になり、リンダが警護を兼ねて使用人室に寝泊まり、リンダの交代要員としてカルステッドさんとアルマさんが交代でモニカのそばにつくことになった。
「何から何までいろいろお世話になってしまい申し訳ございません・・・」
「いや、以前屑王子の件ではこちらが世話になったのだ。気にするな」
「だぁー」
「あんあー」
「ふふっ、双子達も気にするなって言ってるみたいだよ?」
「ふふっ、レオンもサクラもとても良い子ですのね。・・・私も早く自分の子供に会いたいですわ」
今日は入院したモニカの所へ皆で顔を出しに来た。
昨日は念のためという事でいろんな検査をしたみたいだし、何より休養を取って欲しかったのでお見舞いは控えたのだ。
1日しっかり休んだからか、こっちに来た当初よりも顔色が良く元気になった感じがする。
「昨日は詳しく聞けなったけど、今のガルドニアってどうなってるの?ユーリ殿下の婚約者も決まって順調なのかと思ってたから、暗殺を企ててる人がいるって聞いてビックリしたんだけど・・・」
「婚約者候補者の中で結果に不満を持っていた貴族がいたという事なんだろう」
「えぇ、エリュシオン様の言うとおりですわ。そして、この国の第二王子の件で私がユーリ殿下と共に使節団の代表と副代表を務めた事も「女のくせに出しゃばるな」と一部の貴族から反感を買いましたの」
「そんな・・・」
「「女は飾り」そう考える古狸達が今でもいるという事だな」
「さようですの」
ホントに貴族って言うのは偏見の塊って言うか・・・どうしてモニカ自身を見ない人が多いんだろう。
前の世界でも、昔からいる上司とかはそういう考えの人も少なからずいたから、どこの世界にもそういう偏見はあるんだな・・・
「マデリーヌ様とノルン様の計らいで、首謀者は特定していますがなかなかしっぽを掴ませてくれませんの」
「え、ノルンさんも?!」
「えぇ、城にいる地の精霊様から情報を聞いてくださいましたの。それだけでもありがたいですわ。第一王子の子を授かり、最初に生まれた者は金糸のような金髪に碧眼で必ず王となる、そういう習わしがあります。・・・もし私の妊娠がその首謀者にバレていたら、間違いなく産まれる前に殺されていた事でしょう。それを阻止できただけでも感謝しきれませんわ」
確かに暗殺しようにも、暗殺対象のモニカは別の国にいて、しかもこれから暮らす家は強力且つ様々な結界やバリアが施されてる上に普通の人は見えないようになっている。
極め付けに、複数の精霊王様が常駐してるから、手を出すことも出来なければ、手を出してしまった日には間違いなくミナトちゃんやカイトくんを筆頭に消されてしまうに違いない。
・・・言葉にするとホントにすごい家だよね。
「とりあえず、明日退院予定と聞いているが変更はないか?」
「はい。胎児には問題なく、私の疲労が原因でしたので・・・しっかり休んで大分元気になりましたわ」
「じゃあ、明日退院する時間にお迎え来るね」
「モニカねーね、あしたからいっしょ?」
「はい。よろしくお願いしますわ」
「あぃっ」
「よろしくね、モニカおねーさん」
モニカは、すっかりミナトちゃんとカイトくんに受け入れられている。
これなら家での生活も問題ないだろう。
「モニカ、我が家はだいぶ賑やかで今までの生活と大分違って戸惑うと思うけど、楽しい事だけは保証するからね」
「えぇ、楽しみですわ。私こそできない事ばかりで迷惑をかけると思いますが、精いっぱい頑張ります!」
モニカの病室を出てから、エルと双子とミナトちゃん達と、モニカの生活に必要そうな日用品を買ってから家に帰った。
大分お出かけに慣れた双子は、良い子にしていたら夜は魔力込みの母乳がもらえる事を覚えているようで、すっかり良い子である。
・・・頭が良いのは間違いないけど、果たしてこれを良い子って言っていいんだろうか?
◇
「きゃ~~~~、レオンっ、ごはんの器はおもちゃじゃないって言ったでしょ~~~~」
「あんまー、あぅ!」
「こら、サクラ!レオンの真似はしなくて良いからちゃんとご飯を食べろっ!」
「あぶーっ」
昨夜は退院したモニカを我が家に迎えて簡単な歓迎会を開き、双子達は可愛らしくモニカを歓迎した。
だがしかし、双子達が一番問題を起こすのはいつも決まって朝の離乳食の時間だ。
今日もいつも通り、双子達に離乳食を食べさせるための戦いが始まっていた。
最初の一口は素直に食べてくれるのに、なぜか少しずつ量を増やすとバンバンッと手でテーブルを叩いたり、口に入れる瞬間顔をプイっと背けたり、酷い時は食器をひっくり返すのだ。
楽しんでるのか怒ってるのかよくわからないけど、とにかくテンションだけは高い。
「・・・えっと、おはようございます・・・ふふっ、賑やかですわね」
「あ、モニカおはよう~」
「あぁ、すまぬ。うるさくしてしまったか」
「レオたん、サクたん、ごはんはおいちいのよ」
「そうだよ、少しずつ食べれるモノ増やしていかないとね」
ミナトちゃんとカイトくんが、ちゃんと食べる見本として向かい側に座って美味しそうに朝食を食べている。
それを見ながら双子も真似をするから、良い見本になってくれるんだけど今日はいつもよりやんちゃな気がする。
アレク兄様が少し味付けを変えた別の離乳食を持ってきてくれて、改めてレオンに食べさせようとしたらモニカがやってみたいと声をかけてきた。
「サーヤ、私が食べさせてあげても良いかしら」
「うん、もちろんだよ。・・・ほら、レオン。モニカが食べさせてくれるみたいよ~」
「ふふっ、レオン、元気なのは良い事ですわ。このご飯を食べたら一緒に遊びましょうね」
「んー、あぅー」
「ふふっ、はい、どうぞ」
レオンがモニカから与えられた離乳食をきちんと食べてる!!すごいっ!!!
「モニカすごいね!レオンいつもちょっと食べたら飽きちゃうのに」
「私、年の離れた弟がいたので、少しだけお世話を手伝ったことがありますの。とりあえずニコニコしながら優しくあげると良いと乳母に教わりましたわ」
「なるほど・・・」
「くくっ、モニカの方が余程母親らしく見えるな」
「!!!」
酷いっ!あたしだって頑張ってお母さんしてるのにっ!!
でも、何かやらかすたびに一緒にキャーキャー言ってたら、双子も楽しくなっちゃってはしゃいじゃうのかも。
「サクラ、はい、あーん」
「あー・・・んむぅ」
「ふふっ、良くできたね、サクラ。偉い偉い」
「・・・エル、ベルナートさんの方が余程父親らしく見えるよ」
「ちっ、駄犬のくせに・・・」
お世話してくれる人が多いのは嬉しいけど、本当の母親や父親よりも周りの人のが母親や父親に見えると、大分複雑だなと感じた朝でした。
モニカは現在妊娠4ヶ月ということで、つわりのピークや一番危ない時期も過ぎていたため、その時の体調的にも転移魔法での移動が問題なかったようだ。
ただ、今までの疲労やストレスが蓄積して大分やつれているため、一度ティリアさんの病院で数日休養を含めた検査入院をする事になった。
モニカは一応他国の次期王妃ということで、以前あたしが利用した病室に数日入院する事になり、リンダが警護を兼ねて使用人室に寝泊まり、リンダの交代要員としてカルステッドさんとアルマさんが交代でモニカのそばにつくことになった。
「何から何までいろいろお世話になってしまい申し訳ございません・・・」
「いや、以前屑王子の件ではこちらが世話になったのだ。気にするな」
「だぁー」
「あんあー」
「ふふっ、双子達も気にするなって言ってるみたいだよ?」
「ふふっ、レオンもサクラもとても良い子ですのね。・・・私も早く自分の子供に会いたいですわ」
今日は入院したモニカの所へ皆で顔を出しに来た。
昨日は念のためという事でいろんな検査をしたみたいだし、何より休養を取って欲しかったのでお見舞いは控えたのだ。
1日しっかり休んだからか、こっちに来た当初よりも顔色が良く元気になった感じがする。
「昨日は詳しく聞けなったけど、今のガルドニアってどうなってるの?ユーリ殿下の婚約者も決まって順調なのかと思ってたから、暗殺を企ててる人がいるって聞いてビックリしたんだけど・・・」
「婚約者候補者の中で結果に不満を持っていた貴族がいたという事なんだろう」
「えぇ、エリュシオン様の言うとおりですわ。そして、この国の第二王子の件で私がユーリ殿下と共に使節団の代表と副代表を務めた事も「女のくせに出しゃばるな」と一部の貴族から反感を買いましたの」
「そんな・・・」
「「女は飾り」そう考える古狸達が今でもいるという事だな」
「さようですの」
ホントに貴族って言うのは偏見の塊って言うか・・・どうしてモニカ自身を見ない人が多いんだろう。
前の世界でも、昔からいる上司とかはそういう考えの人も少なからずいたから、どこの世界にもそういう偏見はあるんだな・・・
「マデリーヌ様とノルン様の計らいで、首謀者は特定していますがなかなかしっぽを掴ませてくれませんの」
「え、ノルンさんも?!」
「えぇ、城にいる地の精霊様から情報を聞いてくださいましたの。それだけでもありがたいですわ。第一王子の子を授かり、最初に生まれた者は金糸のような金髪に碧眼で必ず王となる、そういう習わしがあります。・・・もし私の妊娠がその首謀者にバレていたら、間違いなく産まれる前に殺されていた事でしょう。それを阻止できただけでも感謝しきれませんわ」
確かに暗殺しようにも、暗殺対象のモニカは別の国にいて、しかもこれから暮らす家は強力且つ様々な結界やバリアが施されてる上に普通の人は見えないようになっている。
極め付けに、複数の精霊王様が常駐してるから、手を出すことも出来なければ、手を出してしまった日には間違いなくミナトちゃんやカイトくんを筆頭に消されてしまうに違いない。
・・・言葉にするとホントにすごい家だよね。
「とりあえず、明日退院予定と聞いているが変更はないか?」
「はい。胎児には問題なく、私の疲労が原因でしたので・・・しっかり休んで大分元気になりましたわ」
「じゃあ、明日退院する時間にお迎え来るね」
「モニカねーね、あしたからいっしょ?」
「はい。よろしくお願いしますわ」
「あぃっ」
「よろしくね、モニカおねーさん」
モニカは、すっかりミナトちゃんとカイトくんに受け入れられている。
これなら家での生活も問題ないだろう。
「モニカ、我が家はだいぶ賑やかで今までの生活と大分違って戸惑うと思うけど、楽しい事だけは保証するからね」
「えぇ、楽しみですわ。私こそできない事ばかりで迷惑をかけると思いますが、精いっぱい頑張ります!」
モニカの病室を出てから、エルと双子とミナトちゃん達と、モニカの生活に必要そうな日用品を買ってから家に帰った。
大分お出かけに慣れた双子は、良い子にしていたら夜は魔力込みの母乳がもらえる事を覚えているようで、すっかり良い子である。
・・・頭が良いのは間違いないけど、果たしてこれを良い子って言っていいんだろうか?
◇
「きゃ~~~~、レオンっ、ごはんの器はおもちゃじゃないって言ったでしょ~~~~」
「あんまー、あぅ!」
「こら、サクラ!レオンの真似はしなくて良いからちゃんとご飯を食べろっ!」
「あぶーっ」
昨夜は退院したモニカを我が家に迎えて簡単な歓迎会を開き、双子達は可愛らしくモニカを歓迎した。
だがしかし、双子達が一番問題を起こすのはいつも決まって朝の離乳食の時間だ。
今日もいつも通り、双子達に離乳食を食べさせるための戦いが始まっていた。
最初の一口は素直に食べてくれるのに、なぜか少しずつ量を増やすとバンバンッと手でテーブルを叩いたり、口に入れる瞬間顔をプイっと背けたり、酷い時は食器をひっくり返すのだ。
楽しんでるのか怒ってるのかよくわからないけど、とにかくテンションだけは高い。
「・・・えっと、おはようございます・・・ふふっ、賑やかですわね」
「あ、モニカおはよう~」
「あぁ、すまぬ。うるさくしてしまったか」
「レオたん、サクたん、ごはんはおいちいのよ」
「そうだよ、少しずつ食べれるモノ増やしていかないとね」
ミナトちゃんとカイトくんが、ちゃんと食べる見本として向かい側に座って美味しそうに朝食を食べている。
それを見ながら双子も真似をするから、良い見本になってくれるんだけど今日はいつもよりやんちゃな気がする。
アレク兄様が少し味付けを変えた別の離乳食を持ってきてくれて、改めてレオンに食べさせようとしたらモニカがやってみたいと声をかけてきた。
「サーヤ、私が食べさせてあげても良いかしら」
「うん、もちろんだよ。・・・ほら、レオン。モニカが食べさせてくれるみたいよ~」
「ふふっ、レオン、元気なのは良い事ですわ。このご飯を食べたら一緒に遊びましょうね」
「んー、あぅー」
「ふふっ、はい、どうぞ」
レオンがモニカから与えられた離乳食をきちんと食べてる!!すごいっ!!!
「モニカすごいね!レオンいつもちょっと食べたら飽きちゃうのに」
「私、年の離れた弟がいたので、少しだけお世話を手伝ったことがありますの。とりあえずニコニコしながら優しくあげると良いと乳母に教わりましたわ」
「なるほど・・・」
「くくっ、モニカの方が余程母親らしく見えるな」
「!!!」
酷いっ!あたしだって頑張ってお母さんしてるのにっ!!
でも、何かやらかすたびに一緒にキャーキャー言ってたら、双子も楽しくなっちゃってはしゃいじゃうのかも。
「サクラ、はい、あーん」
「あー・・・んむぅ」
「ふふっ、良くできたね、サクラ。偉い偉い」
「・・・エル、ベルナートさんの方が余程父親らしく見えるよ」
「ちっ、駄犬のくせに・・・」
お世話してくれる人が多いのは嬉しいけど、本当の母親や父親よりも周りの人のが母親や父親に見えると、大分複雑だなと感じた朝でした。
10
お気に入りに追加
2,857
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
R18、アブナイ異世界ライフ
くるくる
恋愛
気が付けば異世界。しかもそこはハードな18禁乙女ゲームソックリなのだ。獣人と魔人ばかりの異世界にハーフとして転生した主人公。覚悟を決め、ここで幸せになってやる!と意気込む。そんな彼女の異世界ライフ。
主人公ご都合主義。主人公は誰にでも優しいイイ子ちゃんではありません。前向きだが少々気が強く、ドライな所もある女です。
もう1つの作品にちょいと行き詰まり、気の向くまま書いているのでおかしな箇所があるかと思いますがご容赦ください。
※複数プレイ、過激な性描写あり、注意されたし。
【R18】殿下!そこは舐めてイイところじゃありません! 〜悪役令嬢に転生したけど元潔癖症の王子に溺愛されてます〜
茅野ガク
恋愛
予想外に起きたイベントでなんとか王太子を救おうとしたら、彼に執着されることになった悪役令嬢の話。
☆他サイトにも投稿しています
義兄様に弄ばれる私は溺愛され、その愛に堕ちる
一ノ瀬 彩音
恋愛
国王である義兄様に弄ばれる悪役令嬢の私は彼に溺れていく。
そして彼から与えられる快楽と愛情で心も身体も満たされていく……。
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
悪役令嬢なのに王子の慰み者になってしまい、断罪が行われません
青の雀
恋愛
公爵令嬢エリーゼは、王立学園の3年生、あるとき不注意からか階段から転落してしまい、前世やりこんでいた乙女ゲームの中に転生してしまったことに気づく
でも、実際はヒロインから突き落とされてしまったのだ。その現場をたまたま見ていた婚約者の王子から溺愛されるようになり、ついにはカラダの関係にまで発展してしまう
この乙女ゲームは、悪役令嬢はバッドエンドの道しかなく、最後は必ずギロチンで絶命するのだが、王子様の慰み者になってから、どんどんストーリーが変わっていくのは、いいことなはずなのに、エリーゼは、いつか処刑される運命だと諦めて……、その表情が王子の心を煽り、王子はますますエリーゼに執着して、溺愛していく
そしてなぜかヒロインも姿を消していく
ほとんどエッチシーンばかりになるかも?
【R18】悪役令嬢は元お兄様に溺愛され甘い檻に閉じこめられる
夕日(夕日凪)
恋愛
※連載中の『悪役令嬢は南国で自給自足したい』のお兄様IFルートになります。
侯爵令嬢ビアンカ・シュラットは五歳の春。前世の記憶を思い出し、自分がとある乙女ゲームの悪役令嬢である事に気付いた。思い出したのは自分にべた甘な兄のお膝の上。ビアンカは躊躇なく兄に助けを求めた。そして月日は経ち。乙女ゲームは始まらず、兄に押し倒されているわけですが。実の兄じゃない?なんですかそれ!聞いてない!そんな義兄からの溺愛ストーリーです。
※このお話単体で読めるようになっています。
※ひたすら溺愛、基本的には甘口な内容です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる