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9章 帰郷!エルフの里へ ~悪戦苦闘の子育て編~
お家で過ごそう ~双子の成長と夏の嵐2~
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◇
「マデリーヌ、サーヤを“貸して欲しい”とはどういうことだ?何に巻き込む気だ?」
「もうっ、巻き込むとかそういうんじゃないの!ちょっと困ったことがあるから協力して欲しいだけなのよん♡」
「・・・困った事ですか?それって、さっきのモニカの妊娠と関係が?」
「そう!そうなのよん!!実はね・・・――――――」
マデリーヌさん曰く、モニカの妊娠自体は皆にとても喜ばれているそうだが、予想以上に時期が早すぎたようだ。
今までもモニカは、次期王妃としていろんな仕事も手伝って有能さを果敢に発揮しており、そんなモニカの穴を埋めるのが大変だという事と、予定していた様々な国の行事などの再調整で皆がバタバタしているため、つわりで不安定なモニカを安心して任せられる人がいないのだという。
実はユーリ殿下の妃の座を未だ狙っている別の貴族が、時折モニカの暗殺を企てているらしく、城内は安全とは言いがたいのだとか・・・
「それはとても心配ですね・・・でも、あたしも育児中で双子達から離れるのは難しいし、安全と言い難いお城に双子を連れて行くのはちょっと・・・」
「う~ん・・・やっぱりそうよねん。私の“祝福”はすでにあげたし結界も張ったけれど、さすがに食事を作るコックや運んでくるメイドまではチェックできなくてねん・・・」
マデリーヌさんは現在モニカの部屋に結界は張ってるけど、どんなに人を厳選してもどこで毒を混入されるかわからないし、毒を盛られる事でせっかく宿った胎児の成長に影響が出るのではと懸念しているようだ。
犯人の目星は付けているようだが、その貴族だけとは限らないし証拠をうまく隠しているようで、現状裁くことも難しいらしい。
確かにそんな場所ではモニカも精神的に辛いだろう。
「ホントに貴族というのは下らぬ生き物だな。モニカはサーヤの親友でもあるからなんとかしてやりたいが、さすがにそんな状態のガルドニアにサーヤが行くのは許可できんし、俺もついて行ったところで事が大きくなるだけだろう」
「う~ん、それもそうよねん・・・サーヤちゃんの作るご飯だったらモニカちゃんも安心して食べれると思ったんだけど・・・しかもサーヤちゃんがそばにいたら安心するでしょう?」
「そうですね。ご飯だけなら魔法袋とかに入れてあげる事はできますが、精神的な支えはそばにいないと難しいですね。・・・妊娠中は皆がいたからあたしは頑張れたんです。でもモニカには・・・」
「ふむ、妊娠中の大変さはある程度分かるが、今の話を聞く限りモニカには辛い環境だろう」
知らなかった・・・ユーリ殿下の婚約者として順風満帆に生活してるとばかり思ってたよ。
何か良い案がないか皆で考えてたら、何かを閃いたエルが意見を述べた。
「・・・妊娠中モニカを、レヴィン達が落ち着くまで“静養”という事でこの家で預かるのはどうだ?」
「あ!それ良い!!」
「なるほど!さすがエリュシオンねん♡」
そうだ!うちでモニカを預かるなら身の安全は保障されるしご飯に毒を盛られることは絶対にない。
そして、ティリアさんもいるから妊娠中の診察や相談もできるし、双子と接する事で子育ての予習もできるよね!!
・・・あれ?でもモニカをここまでどうやって連れて来るんだろう??
「あ、でもモニカをどうやってこの家に連れて来るの?妊娠中って転移魔法で移動して大丈夫なんだっけ?」
「ふむ、そこなんだが、俺もその辺は詳しくなくてな・・・」
「モニカちゃんには私の“祝福”があるから流産するって事はないはずよん♡とりあえず、私はレヴィンやユーリちゃんにこの内容話してみるわねん♡」
「あぁ、こちらもティリアに一応確認してみよう。・・・アレク、頼めるか?」
「はいっ、今日の仕事帰りにティリア迎えに行ってきます」
「え?今日??」
「あぁ、先程大丈夫だと返事をもらったからね」
アレク兄様、いつの間に・・・行動が早すぎませんか??
「ふふ、相談してみて良かったわん♡多分レヴィン達からも了承貰えるはずだから、転移魔法の移動で大丈夫そうなら近いうちモニカちゃん連れて来るわねん♡後、マゼンダも2人に会いたがってたからそのうち連れて来るわん♡♡」
「え?マゼンダさんも??」
「じゃあね~ん♡」
マゼンダさんの事を聞く前に、マデリーヌさんは転移魔法でいなくなってしまった。
嵐のように現れて、嵐を起こして去ってゆく・・・マデリーヌさんはいつもそんな感じだなぁ・・・
「エル、モニカの事この家で預かるって提案してくれてありがとう」
「俺達もまだしばらくはこの家で暮らすからな。一人増えようが問題あるまい」
もちろん良い考えを思いついてくれてありがとうという気持ちもあるけど、それ以上に“人間”で、しかも“貴族”で“王族”の仲間入りをこれからするというモニカを、一緒に生活するこの家で預かるとエルが提案してくれた事がとても嬉しかった。
「へへ、エル大好き♡」
「ん、どうした?こんな昼間から可愛がられたいのか?」
「・・・それは夜でお願いシマス。後、こんなトコロでそんなこと言わないで・・・」
エルは考え方が変わった部分もあるかもしれないけど、まったく変わらずブレない部分もあるようです。
◇
夜になって、アレク兄様は約束通りティリアさんを我が家へ連れて来てくれた。
モニカさんの話もアレク兄様から少ししていたようで、さっそく移動方法について相談してみた。
「なるほど、妊娠して間もない方・・・状態によるので診てみない事にはなんとも・・・」
「わかった。少し待っていろ」
「エル?」
エルが少し無言になったと思ったら、リビングにマデリーヌさんが転移して来た。
(シュンッ)
「はぁ~い♡エリュシオンからのラブコールでリーちゃん・・・」
「マデリーヌ、ティリアを連れてガルドニアにいるモニカを診てもらえ。転移魔法で移動して問題ないか診ないとわからないらしい」
「あらん♡そーゆーことねん♡じゃ、ティリアちゃんをちょこっと借りるわねん♡♡」
「え?あのっ、今からガルドニアに行・・・」
(シュンッ)
登場したマデリーヌさんの言葉を遮り、エルが用件だけ伝えてからマデリーヌさんがティリアさんを連れて再び転移魔法でいなくなるまで、多分10秒くらいだった気がする・・・あっという間すぎてぽかんとしてしまった。
ミナトちゃん達は気にせず双子達ときゃっきゃしてるので、驚いてるのはあたしとカルステッドさんやアレク兄様だけだ。
「エル・・・ティリアさん、大丈夫かな?急にガルドニアに連れて行かれてビックリしてるんじゃ・・・?」
「・・・まぁ、そうだろうな。だが、レヴィンには以前も会ってるし大丈夫だろう」
一度会ってると言っても、他国の王様だから全然大丈夫じゃないと思うっ!!
あたしの心配をよそに、少し経ってからまた転移魔法でマデリーヌさんが戻ってきた。
だけど、一緒に戻ってきたのは少し疲れた顔のティリアさんだけでなく、モニカも一緒だった。
(シュンッ)
「ただいま~♡転移魔法は問題なさそうだったから、ちょうど一緒にいたレヴィンとユーリちゃんに了承もらってモニカちゃんをそのまま連れてきちゃったわん♡♡」
「・・・申し訳ございません。突然ではございますが、しばらくご厄介になりますわ」
「あ、うん。モニカいらっしゃい。事情は聞いてるよ、大変だったね。でも大丈夫、あたし達が出産までモニカと赤ちゃんを守るから!改めて妊娠おめでとう。頑張って元気な赤ちゃんが産もうね!」
「サーヤ・・・」
以前会った時より少しやつれたモニカを見ると、公務の忙しさとつわり、そして刺客から狙われるという事で大変だったのだといたたまれない気持ちになる。
「モニカねーね、あかちゃんできたの?」
「はい。まだ授かったばかりですの」
「あたし、またねーねになゆの?」
「!!・・・はい、お姉さんになっていただけたら嬉しいですわ」
「んふっ、じゃあ、ねーねになゆ!」
「じゃあ、僕もおにーさんになってあげるね」
「はいっ、ありがとうございます」
早速我が家の天使達に癒された様子のモニカ。
双子達もこれからきっとたくさん癒してくれる事でしょう!
そんなこんなで、平和な我が家にまた新しい仲間が増えたのでした・・・―――
「マデリーヌ、サーヤを“貸して欲しい”とはどういうことだ?何に巻き込む気だ?」
「もうっ、巻き込むとかそういうんじゃないの!ちょっと困ったことがあるから協力して欲しいだけなのよん♡」
「・・・困った事ですか?それって、さっきのモニカの妊娠と関係が?」
「そう!そうなのよん!!実はね・・・――――――」
マデリーヌさん曰く、モニカの妊娠自体は皆にとても喜ばれているそうだが、予想以上に時期が早すぎたようだ。
今までもモニカは、次期王妃としていろんな仕事も手伝って有能さを果敢に発揮しており、そんなモニカの穴を埋めるのが大変だという事と、予定していた様々な国の行事などの再調整で皆がバタバタしているため、つわりで不安定なモニカを安心して任せられる人がいないのだという。
実はユーリ殿下の妃の座を未だ狙っている別の貴族が、時折モニカの暗殺を企てているらしく、城内は安全とは言いがたいのだとか・・・
「それはとても心配ですね・・・でも、あたしも育児中で双子達から離れるのは難しいし、安全と言い難いお城に双子を連れて行くのはちょっと・・・」
「う~ん・・・やっぱりそうよねん。私の“祝福”はすでにあげたし結界も張ったけれど、さすがに食事を作るコックや運んでくるメイドまではチェックできなくてねん・・・」
マデリーヌさんは現在モニカの部屋に結界は張ってるけど、どんなに人を厳選してもどこで毒を混入されるかわからないし、毒を盛られる事でせっかく宿った胎児の成長に影響が出るのではと懸念しているようだ。
犯人の目星は付けているようだが、その貴族だけとは限らないし証拠をうまく隠しているようで、現状裁くことも難しいらしい。
確かにそんな場所ではモニカも精神的に辛いだろう。
「ホントに貴族というのは下らぬ生き物だな。モニカはサーヤの親友でもあるからなんとかしてやりたいが、さすがにそんな状態のガルドニアにサーヤが行くのは許可できんし、俺もついて行ったところで事が大きくなるだけだろう」
「う~ん、それもそうよねん・・・サーヤちゃんの作るご飯だったらモニカちゃんも安心して食べれると思ったんだけど・・・しかもサーヤちゃんがそばにいたら安心するでしょう?」
「そうですね。ご飯だけなら魔法袋とかに入れてあげる事はできますが、精神的な支えはそばにいないと難しいですね。・・・妊娠中は皆がいたからあたしは頑張れたんです。でもモニカには・・・」
「ふむ、妊娠中の大変さはある程度分かるが、今の話を聞く限りモニカには辛い環境だろう」
知らなかった・・・ユーリ殿下の婚約者として順風満帆に生活してるとばかり思ってたよ。
何か良い案がないか皆で考えてたら、何かを閃いたエルが意見を述べた。
「・・・妊娠中モニカを、レヴィン達が落ち着くまで“静養”という事でこの家で預かるのはどうだ?」
「あ!それ良い!!」
「なるほど!さすがエリュシオンねん♡」
そうだ!うちでモニカを預かるなら身の安全は保障されるしご飯に毒を盛られることは絶対にない。
そして、ティリアさんもいるから妊娠中の診察や相談もできるし、双子と接する事で子育ての予習もできるよね!!
・・・あれ?でもモニカをここまでどうやって連れて来るんだろう??
「あ、でもモニカをどうやってこの家に連れて来るの?妊娠中って転移魔法で移動して大丈夫なんだっけ?」
「ふむ、そこなんだが、俺もその辺は詳しくなくてな・・・」
「モニカちゃんには私の“祝福”があるから流産するって事はないはずよん♡とりあえず、私はレヴィンやユーリちゃんにこの内容話してみるわねん♡」
「あぁ、こちらもティリアに一応確認してみよう。・・・アレク、頼めるか?」
「はいっ、今日の仕事帰りにティリア迎えに行ってきます」
「え?今日??」
「あぁ、先程大丈夫だと返事をもらったからね」
アレク兄様、いつの間に・・・行動が早すぎませんか??
「ふふ、相談してみて良かったわん♡多分レヴィン達からも了承貰えるはずだから、転移魔法の移動で大丈夫そうなら近いうちモニカちゃん連れて来るわねん♡後、マゼンダも2人に会いたがってたからそのうち連れて来るわん♡♡」
「え?マゼンダさんも??」
「じゃあね~ん♡」
マゼンダさんの事を聞く前に、マデリーヌさんは転移魔法でいなくなってしまった。
嵐のように現れて、嵐を起こして去ってゆく・・・マデリーヌさんはいつもそんな感じだなぁ・・・
「エル、モニカの事この家で預かるって提案してくれてありがとう」
「俺達もまだしばらくはこの家で暮らすからな。一人増えようが問題あるまい」
もちろん良い考えを思いついてくれてありがとうという気持ちもあるけど、それ以上に“人間”で、しかも“貴族”で“王族”の仲間入りをこれからするというモニカを、一緒に生活するこの家で預かるとエルが提案してくれた事がとても嬉しかった。
「へへ、エル大好き♡」
「ん、どうした?こんな昼間から可愛がられたいのか?」
「・・・それは夜でお願いシマス。後、こんなトコロでそんなこと言わないで・・・」
エルは考え方が変わった部分もあるかもしれないけど、まったく変わらずブレない部分もあるようです。
◇
夜になって、アレク兄様は約束通りティリアさんを我が家へ連れて来てくれた。
モニカさんの話もアレク兄様から少ししていたようで、さっそく移動方法について相談してみた。
「なるほど、妊娠して間もない方・・・状態によるので診てみない事にはなんとも・・・」
「わかった。少し待っていろ」
「エル?」
エルが少し無言になったと思ったら、リビングにマデリーヌさんが転移して来た。
(シュンッ)
「はぁ~い♡エリュシオンからのラブコールでリーちゃん・・・」
「マデリーヌ、ティリアを連れてガルドニアにいるモニカを診てもらえ。転移魔法で移動して問題ないか診ないとわからないらしい」
「あらん♡そーゆーことねん♡じゃ、ティリアちゃんをちょこっと借りるわねん♡♡」
「え?あのっ、今からガルドニアに行・・・」
(シュンッ)
登場したマデリーヌさんの言葉を遮り、エルが用件だけ伝えてからマデリーヌさんがティリアさんを連れて再び転移魔法でいなくなるまで、多分10秒くらいだった気がする・・・あっという間すぎてぽかんとしてしまった。
ミナトちゃん達は気にせず双子達ときゃっきゃしてるので、驚いてるのはあたしとカルステッドさんやアレク兄様だけだ。
「エル・・・ティリアさん、大丈夫かな?急にガルドニアに連れて行かれてビックリしてるんじゃ・・・?」
「・・・まぁ、そうだろうな。だが、レヴィンには以前も会ってるし大丈夫だろう」
一度会ってると言っても、他国の王様だから全然大丈夫じゃないと思うっ!!
あたしの心配をよそに、少し経ってからまた転移魔法でマデリーヌさんが戻ってきた。
だけど、一緒に戻ってきたのは少し疲れた顔のティリアさんだけでなく、モニカも一緒だった。
(シュンッ)
「ただいま~♡転移魔法は問題なさそうだったから、ちょうど一緒にいたレヴィンとユーリちゃんに了承もらってモニカちゃんをそのまま連れてきちゃったわん♡♡」
「・・・申し訳ございません。突然ではございますが、しばらくご厄介になりますわ」
「あ、うん。モニカいらっしゃい。事情は聞いてるよ、大変だったね。でも大丈夫、あたし達が出産までモニカと赤ちゃんを守るから!改めて妊娠おめでとう。頑張って元気な赤ちゃんが産もうね!」
「サーヤ・・・」
以前会った時より少しやつれたモニカを見ると、公務の忙しさとつわり、そして刺客から狙われるという事で大変だったのだといたたまれない気持ちになる。
「モニカねーね、あかちゃんできたの?」
「はい。まだ授かったばかりですの」
「あたし、またねーねになゆの?」
「!!・・・はい、お姉さんになっていただけたら嬉しいですわ」
「んふっ、じゃあ、ねーねになゆ!」
「じゃあ、僕もおにーさんになってあげるね」
「はいっ、ありがとうございます」
早速我が家の天使達に癒された様子のモニカ。
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