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8章 帰郷!エルフの里へ ~出産騒動編~
メラルダで暮らそう ~破滅と更生 inラルカークside~
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◇
―――どうしてこうなった?
「ラルカーク=ヴィル=メラニウム。本日を以てお前を王家から追放する」
「・・・―――なっ、なぜですか、父上!!!」
―――なぜ、魔力が高く一番王に相応しいこのオレが・・・
「お前は追放後、貴族の後ろ盾も援助も何もない。平民と同じだ」
オレが王家から追放される上に、平民などと同等にならねばならぬのだ??!!
「ち、父上・・・」
「私は以前にも・・・王位継承権を剥奪したときにも警告したはずだ。だが、お前はその警告を守らなかった」
「しかし父上っ、オレはただ・・・―――」
「まだわからないのか?お前は手を出してはいけない方々に手を出すどころか牙をむいた。わが国であれば極刑は免れぬ。生があるだけでも感謝して欲しいくらいだ」
「??!!・・・―――お前はっ」
ここはメラニウム王国の国王の謁見室だ。
オレは数日前に、メラルダで噂になっている“郊外で倒れる人々”の件を調べるために直々に行動した。
速攻解決して、三兄弟で現在争っている王位継承権にリーチをかけ、そのままオレが王になる予定だったのだ。
だがなぜだ?
メラルダで調査をし、その際怪しい奴らに会った。だが、その家で不快な思いをさせられたのはこちらだ。
あのような狭い家に幾重にも結界を張って住む奴らなど、“怪しい”以外何者でもないではないか!!
しかも、この俺様が声をかけてやった女は、断った挙句にバリアでオレの手を弾いたりと、オレになびかないのは面白い女ではあったが、その後門外にオレと側近ごと吹っ飛ばすわ、不敬を働いたのはあの家の者達だ!!
家のどの者も、他国の民だからとこの国の王族であるオレを遜りもせず不躾な態度で応対し、家の主人だというエルフはこともあろうか“黒”だった!!!
腹いせにアイツらの家から出てきた仲間の女を攫って、少し痛い目見せてやれとヒューストン伯爵に誘拐するよう依頼したが、攫ったという報告を受けた数時間後には突入してきた警備隊がオレを含めヒューストン伯爵をも縛り上げやがった。それも“黒”エルフの差し金だという。
なぜ“黒”なんかのせいでオレがこんな仕打ちをされなければいけない??!!おかしいではないか!!!!
しかも、今この場で王である父上の謁見室に立ち入ることができるのはごく少数の限られた者のみだ。
なのになぜ・・・
「なぜ貴様なぞがここにいるっ、ユーリウス=ルド=ガルドニアっ!!!ここは貴様がいても良い場所ではない!!しかも女連れとはふざけているのか!!!!」
オレは罪人のように後ろ手をロープできつく縛られ、両脇に見張りの兵がいる状態で玉座の前にひれ伏すように転がされている。
対して、事あるごとにオレの邪魔をする憎きガルドニアの王太子であるユーリウスは、オレを見下ろせる王の隣に立つだけでも不快で不敬極まりないのに女を連れているだと?!ふざけるのも大概にしろっ!!!。
「・・・メラニウムの王、発言をしても宜しいだろうか?」
「うむ、許そう」
「ありがとうございます。・・・―――久しいな、ラルカーク。このような形で再会するとは思わなかったよ」
「ふざけるな!御託はいい。貴様はなぜそこにいる?場違いも良いところだ。婚約者に騙されるような奴などさっさと自分の国へ帰れっ、愚か者が!!」
「ラルっ、お前・・・」
「良いのです、カリオス殿。過去の話ではありますが、事実なので弁解するつもりも言い訳するつもりもありません」
「けっ、お前はそうやっていつも“ボクは真面目です”みたいな顔をしやがる。ホントにいけ好かない奴だよ」
「個人的な話を希望であれば、後程時間が取れたらその場でするとしよう。私は本日ユーリではなく、ガルドニア国王より勅命を受けた使節団の代表としてここに立っており、隣にいるのは私の婚約者だが、あくまで今回は使節団の副代表としてここにいる」
「は?」
ガルドニアの王からの勅命?
昨日の抗議によるオレの王位継承権剥奪と言い、なぜガルドニアがそんな事を言ってくる??!!
しかも。ガルドニアからここまでは海を渡ることを考えても1週間はかかるはず。昨日の今日でたどり着ける場所ではない。
「本来であれば到着はもっと後になる予定だったが、予定外の出来事があり“ある方”のご協力で、我々だけ先にここに連れて来ていただいた。ラルカークも聞いただろう?“黒”であるあの御方は、私の父上・・・ガルドニア国王の大切な友であり、光の精霊王様の加護を得ている尊き御方だ」
「??!!」
「あの方は仰ったはずだ。「王族に知り合いがいる」と。「国王を通して抗議させてもらう」ともな・・・」
「あ、あんなのハッタリでは・・・」
「あら~ん?エリュシオンの言った事は本当よん♡」
「「「「「「??????!!!!!!」」」」」」
ユーリと話している最中に突如眩い光に包まれたと思ったら、目の前に金髪の神々しい美女が目の前に現れた。
「マデリーヌ殿!!」
「マデリーヌ様!!」
「光の精霊王様!!」
ユーリとその連れの女、そして父上がその方を呼んだ事で判明した。
この御方が、光の精霊王様・・・――――――????!!!!
「はぁ~い♡ユーリちゃん、モニカちゃん♡さっさと終わらせて帰りたかったから、ちょこ~っとお手伝いしに来ちゃったわん♡♡」
ユーリ達と親しく話しているのが、光の精霊・・・しかも王だと・・・?
精霊すらも、一生に一度会えるか会えないかわからないというのに・・・なんだって“黒”なんかに加護を・・・―――??
それにしても、なんと美しい・・・
「あのっ、光の精霊王さ・・・」
「メラニウムの王よ、私は言ったはずよ。「私の加護者、及び加護者の妻や仲間に害をこれ以上与える事は許さない」と・・・それとも、この愚か者のように私の言葉がハッタリだとでも思われたのかしら?」
「「「「!!!!!」」」」
オレの言葉を遮られ、一瞬にして凍えそうな冷たい視線と空気に晒され、オレや父上たちも言葉を失ってしまう。
・・・あの、“黒”エルフの言っていた事や、抗議の内容は本当だったというのか??
「私はね、権力だけを振りかざして好き勝手する人間や人とも認めない人間が大嫌いよ。そして、そんな王が統治する国なんていっそのこと亡べばいいと思ってるわ。・・・私の大切な加護者を“黒”だと差別するような王は特にね。王は知っているわよね?かつて“黒”エルフが魔力暴走を起こして町を半壊させた話。そして、その“黒”に対して王は国外追放を命じた話・・・」
「・・・話だけ伝え聞いております。犠牲者の多数出た痛ましい事件でしたから・・・」
「ふ~ん、やはりあなた達人間はそう都合の良いように人から人へ伝えていくのね。良い国にならないわけだわ」
「どういう、事でしょうか」
「あの事件は、権力と私利私欲で人間や獣人の人体実験を繰り返していた貴族の館で、仲間である“黒”を殺された故の魔力暴走なのよ。・・・人間の貴族、王族は“黒”だけでなく平民すらも見下すようね・・・そこの愚か者と同じように」
「!!」
光の精霊王様に指を刺され、侮蔑の眼差しを向けられる。
・・・オレが、愚か者・・・だと・・・?
オレは光の精霊王様になぜそこまで蔑んだ瞳で見られるのか、まったく意味が解らなかった・・・
―――どうしてこうなった?
「ラルカーク=ヴィル=メラニウム。本日を以てお前を王家から追放する」
「・・・―――なっ、なぜですか、父上!!!」
―――なぜ、魔力が高く一番王に相応しいこのオレが・・・
「お前は追放後、貴族の後ろ盾も援助も何もない。平民と同じだ」
オレが王家から追放される上に、平民などと同等にならねばならぬのだ??!!
「ち、父上・・・」
「私は以前にも・・・王位継承権を剥奪したときにも警告したはずだ。だが、お前はその警告を守らなかった」
「しかし父上っ、オレはただ・・・―――」
「まだわからないのか?お前は手を出してはいけない方々に手を出すどころか牙をむいた。わが国であれば極刑は免れぬ。生があるだけでも感謝して欲しいくらいだ」
「??!!・・・―――お前はっ」
ここはメラニウム王国の国王の謁見室だ。
オレは数日前に、メラルダで噂になっている“郊外で倒れる人々”の件を調べるために直々に行動した。
速攻解決して、三兄弟で現在争っている王位継承権にリーチをかけ、そのままオレが王になる予定だったのだ。
だがなぜだ?
メラルダで調査をし、その際怪しい奴らに会った。だが、その家で不快な思いをさせられたのはこちらだ。
あのような狭い家に幾重にも結界を張って住む奴らなど、“怪しい”以外何者でもないではないか!!
しかも、この俺様が声をかけてやった女は、断った挙句にバリアでオレの手を弾いたりと、オレになびかないのは面白い女ではあったが、その後門外にオレと側近ごと吹っ飛ばすわ、不敬を働いたのはあの家の者達だ!!
家のどの者も、他国の民だからとこの国の王族であるオレを遜りもせず不躾な態度で応対し、家の主人だというエルフはこともあろうか“黒”だった!!!
腹いせにアイツらの家から出てきた仲間の女を攫って、少し痛い目見せてやれとヒューストン伯爵に誘拐するよう依頼したが、攫ったという報告を受けた数時間後には突入してきた警備隊がオレを含めヒューストン伯爵をも縛り上げやがった。それも“黒”エルフの差し金だという。
なぜ“黒”なんかのせいでオレがこんな仕打ちをされなければいけない??!!おかしいではないか!!!!
しかも、今この場で王である父上の謁見室に立ち入ることができるのはごく少数の限られた者のみだ。
なのになぜ・・・
「なぜ貴様なぞがここにいるっ、ユーリウス=ルド=ガルドニアっ!!!ここは貴様がいても良い場所ではない!!しかも女連れとはふざけているのか!!!!」
オレは罪人のように後ろ手をロープできつく縛られ、両脇に見張りの兵がいる状態で玉座の前にひれ伏すように転がされている。
対して、事あるごとにオレの邪魔をする憎きガルドニアの王太子であるユーリウスは、オレを見下ろせる王の隣に立つだけでも不快で不敬極まりないのに女を連れているだと?!ふざけるのも大概にしろっ!!!。
「・・・メラニウムの王、発言をしても宜しいだろうか?」
「うむ、許そう」
「ありがとうございます。・・・―――久しいな、ラルカーク。このような形で再会するとは思わなかったよ」
「ふざけるな!御託はいい。貴様はなぜそこにいる?場違いも良いところだ。婚約者に騙されるような奴などさっさと自分の国へ帰れっ、愚か者が!!」
「ラルっ、お前・・・」
「良いのです、カリオス殿。過去の話ではありますが、事実なので弁解するつもりも言い訳するつもりもありません」
「けっ、お前はそうやっていつも“ボクは真面目です”みたいな顔をしやがる。ホントにいけ好かない奴だよ」
「個人的な話を希望であれば、後程時間が取れたらその場でするとしよう。私は本日ユーリではなく、ガルドニア国王より勅命を受けた使節団の代表としてここに立っており、隣にいるのは私の婚約者だが、あくまで今回は使節団の副代表としてここにいる」
「は?」
ガルドニアの王からの勅命?
昨日の抗議によるオレの王位継承権剥奪と言い、なぜガルドニアがそんな事を言ってくる??!!
しかも。ガルドニアからここまでは海を渡ることを考えても1週間はかかるはず。昨日の今日でたどり着ける場所ではない。
「本来であれば到着はもっと後になる予定だったが、予定外の出来事があり“ある方”のご協力で、我々だけ先にここに連れて来ていただいた。ラルカークも聞いただろう?“黒”であるあの御方は、私の父上・・・ガルドニア国王の大切な友であり、光の精霊王様の加護を得ている尊き御方だ」
「??!!」
「あの方は仰ったはずだ。「王族に知り合いがいる」と。「国王を通して抗議させてもらう」ともな・・・」
「あ、あんなのハッタリでは・・・」
「あら~ん?エリュシオンの言った事は本当よん♡」
「「「「「「??????!!!!!!」」」」」」
ユーリと話している最中に突如眩い光に包まれたと思ったら、目の前に金髪の神々しい美女が目の前に現れた。
「マデリーヌ殿!!」
「マデリーヌ様!!」
「光の精霊王様!!」
ユーリとその連れの女、そして父上がその方を呼んだ事で判明した。
この御方が、光の精霊王様・・・――――――????!!!!
「はぁ~い♡ユーリちゃん、モニカちゃん♡さっさと終わらせて帰りたかったから、ちょこ~っとお手伝いしに来ちゃったわん♡♡」
ユーリ達と親しく話しているのが、光の精霊・・・しかも王だと・・・?
精霊すらも、一生に一度会えるか会えないかわからないというのに・・・なんだって“黒”なんかに加護を・・・―――??
それにしても、なんと美しい・・・
「あのっ、光の精霊王さ・・・」
「メラニウムの王よ、私は言ったはずよ。「私の加護者、及び加護者の妻や仲間に害をこれ以上与える事は許さない」と・・・それとも、この愚か者のように私の言葉がハッタリだとでも思われたのかしら?」
「「「「!!!!!」」」」
オレの言葉を遮られ、一瞬にして凍えそうな冷たい視線と空気に晒され、オレや父上たちも言葉を失ってしまう。
・・・あの、“黒”エルフの言っていた事や、抗議の内容は本当だったというのか??
「私はね、権力だけを振りかざして好き勝手する人間や人とも認めない人間が大嫌いよ。そして、そんな王が統治する国なんていっそのこと亡べばいいと思ってるわ。・・・私の大切な加護者を“黒”だと差別するような王は特にね。王は知っているわよね?かつて“黒”エルフが魔力暴走を起こして町を半壊させた話。そして、その“黒”に対して王は国外追放を命じた話・・・」
「・・・話だけ伝え聞いております。犠牲者の多数出た痛ましい事件でしたから・・・」
「ふ~ん、やはりあなた達人間はそう都合の良いように人から人へ伝えていくのね。良い国にならないわけだわ」
「どういう、事でしょうか」
「あの事件は、権力と私利私欲で人間や獣人の人体実験を繰り返していた貴族の館で、仲間である“黒”を殺された故の魔力暴走なのよ。・・・人間の貴族、王族は“黒”だけでなく平民すらも見下すようね・・・そこの愚か者と同じように」
「!!」
光の精霊王様に指を刺され、侮蔑の眼差しを向けられる。
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