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8章 帰郷!エルフの里へ ~出産騒動編~
メラルダで暮らそう ~訪問者への報復会議2 inエリュシオンside~
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レヴィンのサーヤの呼び方が間違ってたので、前話から訂正してます。
訂正前:サーヤさん
訂正後:サーヤ
----------------
◇
「・・・なるほど、そんな事があったんだね」
「レヴィンから見て、メラニウム王国はどんな国だ?何か知っているか?」
「そうだね。多分第三王子がココに直接出向いたのは、王位継承権争いが絡んでると思う」
「王位継承権争い?」
「うん。メラニウム王国に3人の王子がいる事は知ってるかい?」
「あぁ、先ほどティリア・・・この町でサーヤの担当医をしている女医に少しだけ聞いた」
「あぁ、さっきサーヤのそばにいた女性だね」
ティリアはサーヤの診察を終えた後、アレクに家まで送るよう指示をしたのですでにこの場にはいない。
入れ違うように鍛錬を終えたフランが帰って来て、今は一緒に話し合いに参加している。
先ほどティリアから聞いた第三王子のアレコレをレヴィンに話すと、すでに知っているようだった。
「噂だけじゃなく本当だったとはね・・・第三王子のラルカーク殿はユーリと同年代で、国交のためにお互い何度か顔を合わせたことがあるんだけど、事あるごとにユーリを敵対視して困ってるんだ」
「さしずめ自分が劣っているのを認めたくないという強がりからではないか?」
「多分そうだと思う。魔力はわずかにラルカーク殿の方が上だけど、それ以外はユーリの方が優れている上に、女性受けも良くカッコいいからね」
「確かにまだあいつの方がマシだな」
「ははっ、相変わらず手厳しいね。今は新しい婚約者と共に頑張ってるから、いつかは認めてくれると嬉しいな」
「ふんっ、興味ない」
「あらん♡婚約者のモニカちゃんはサーシャちゃんの学友で仲良しだった子なのよん♡とても良い子だし、サーヤちゃんにいつか会わせてあげたら良いじゃないのん♡♡」
サーシャの学友がバカ王子の婚約者?というか、マデリーヌはその婚約者にもすでに会ったのか?!
サーシャと仲が良かったなら、バカ王子がアネモネを選んでサーシャを断罪した事を普通恨んでいると思うが・・・
「ふふ♡エリュシオンの言いたい事はわかるわよん♡でも、私が見る限りモニカちゃんはサーシャちゃんが大好きな子で、サーシャちゃんとサーヤちゃんが同一人物という事ももう知ってるわよん♡」
「エリュシオン、これはユーリが婚約してから聞いたことみたいだけど、モニカ嬢は「この国が好きだったサーシャの成しえなかった事を自分が代わりにしたい」と言っていたらしい」
「!!」
「例の卒業パーティでは体調を崩して欠席していたらしくてね・・・今はサーヤとして婚約者と幸せに暮らしていると伝えた時は、「良かった」と嬉しそうに涙していたよ」
「・・・サーヤと会わせるかは考えておく。今は屑王子の処理方法だ」
「ふふっ、処理ね・・・ちなみにこの件をもしエリュシオンに任せた場合はどうなるんだい?」
“国”として考えて動くレヴィンは、一応俺達の意思を尊重するつもりなのか、ただの興味本位なのかそんなことをきいてきた。
「もちろん屑王子は相応の目に遭わせる」
「えっと・・・具体的には?」
「そうだな・・・とりあえず消すか」
「ダメだよ、エリュシオン!消すだけじゃ苦しまないじゃない☆」
「エルぱぱ、あいつは、ぷっちんなのよ!!」
「おにーさん、存在自体を“無”に還そうよ」
「そうだね、どうせ消すのなら試したい技があるんだが・・・」
「あいつには俺のとっておきの悪夢を・・・」
「はいはいっ、ありがとうございますっ!!皆さんの気持ちは十分にわかりました!くれぐれも実際にそんなことしないで下さいね!くれぐれも、ですよ!!」
レヴィンは精霊王達に手を出さぬよう念押ししてから深いため息をついていた。
「分かり切った事を聞いて、なぜそんなため息をつく」
「いやぁ・・・そうなんだけど一応確認はしておきたかったんだよ。相変わらずサーヤは精霊王様達に愛されてるねぇ・・・」
「そうだな」
「オレとしても国としても、この家での出来事はとても腹立たしいから明日にでも抗議するよ。ベルナート殿、この家での出来事を記憶した黒曜石はあるだろうか?抗議する際に使用できたらありがたいのですが・・・」
「・・・それはサーヤのために役立つこと?」
「もちろんです。あの第三王子が失礼なことをした証拠ですからね。とりあえず王位継承権は剥奪しようと思ってます。あんなのが王様になった国と交流したくありませんからね」
「わかった。すぐに用意する」
レヴィンの中では、抗議内容を元に第三王子の王位継承権剥奪をこの国の国王に進言するらしい。
「ふふふっ・・・腹の中が真っ黒ですでに色々やらかしてる奴って、ちょっと突けば色んなところから膿が出てくるから制裁を加えるのは本当に楽しいよね~」
昔、親戚や派閥違いの王族貴族を一斉に処理してきたレヴィンは、俺の知る王族の中では唯一まともなやつだった。・・・色々あって多少歪んでしまったようだが仕方あるまい。
「さて、報復という意味ではなく、エリュシオンの希望は“この家で平穏に暮らす事”で良いのかな?」
「そうだな。別に国を潰したいわけではない。とりあえずサーヤが出産して落ち着くまでは、この家で平穏に過ごすのが希望だ。脅かすモノが人でも国でもこちらで処理して良いというなら、こちらで適切に処理するから放っておいて欲しい」
「わかった。要は森の家と同様に“不可侵”という事だね」
「あぁ」
レヴィンは立ち上がってマデリーヌに話しかけた。
「すまない、マデリーヌ。オレは国に帰ってやる事ができたから、城まで送ってもらっても良いだろうか?」
「ふふ♡もちろんよん♡♡今度はゆっくり過ごしましょうねん♡♡」
「・・・マデリーヌが今回の件でオレに少しだけ協力してもらえるなら時間を作ろう」
「あらん♡レヴィンも言うようになったわねん♡♡」
レヴィンの中では考えがまとまったらしい。国が関わっている以上はこいつに任せるのが一番か。
だが・・・―――
「エリュシオン。この件はしばらくオレが預かるから、こちらから動くのは控えて欲しい」
「・・・俺達が動かなくても屑王子は勝手に動くぞ」
「その場合は「ガルドニアからすでに抗議をしていて、お前らに会う事も話す事も何もない」と突っぱねて良いよ。明日の早朝には城にある専用の魔術具ですぐにメラニウム国王に抗議するつもりだからね。とにかく相手にしない事」
「わかった」
「後は、大丈夫だと思うけど護りを固めておいて。卑怯なヤツは本当に何をしでかすかわからない」
「あぁ。家の結界やバリアもより強固なモノにするし、単独行動も控えておこう」
「よろしくね。ガルドニアからも急ぎで国からの使いを派遣して直接対応するつもりだ。ちなみに、こちらの動きを伝えるのに連絡する場合はどうしたら良い?」
「そうだな・・・これを使え」
俺はレヴィンに自分のつけていた指輪を一つ渡した。
「これは?」
「魔力を込めると、擬態した鳥が伝達魔法で相手に伝言を伝えてくれる。一方的だが話が必要ならまたマデリーヌに迎えに行かせるから問題ないだろう」
「借りても良いのかい?」
「問題ない。ただ、海を越えるとなると消費する魔力が多いだろう。魔力回復薬も数本やる」
「ありがとう。動きがあればすぐに連絡させてもらうよ」
レヴィンに指輪と魔力回復薬を渡してから、マデリーヌがレヴィンをガルドニアの城へ連れ帰った。
とりあえず俺達のやることは今のところ結界の強化と、警戒を怠らないようにするくらいか・・・
「お前達も今日はとりあえず休め。明日は結界の強化と周辺の警戒だ」
そう言ってこの場は解散し、それぞれ部屋に戻るなり森に帰るなりして行った。
俺もサーヤを抱き上げて寝室に戻り、自分とサーヤに洗浄の魔法をかけつつ寝着に着替えさせベッドに寝かせた。
「・・・明日には元気な顔を見せてくれ、サーヤ。双子達も可能ならば母を癒してやってくれ・・・頼む」
サーヤの下腹部に手を当てながら、願うように呟き、口づけをしてから眠りに落ちた・・・―――
訂正前:サーヤさん
訂正後:サーヤ
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◇
「・・・なるほど、そんな事があったんだね」
「レヴィンから見て、メラニウム王国はどんな国だ?何か知っているか?」
「そうだね。多分第三王子がココに直接出向いたのは、王位継承権争いが絡んでると思う」
「王位継承権争い?」
「うん。メラニウム王国に3人の王子がいる事は知ってるかい?」
「あぁ、先ほどティリア・・・この町でサーヤの担当医をしている女医に少しだけ聞いた」
「あぁ、さっきサーヤのそばにいた女性だね」
ティリアはサーヤの診察を終えた後、アレクに家まで送るよう指示をしたのですでにこの場にはいない。
入れ違うように鍛錬を終えたフランが帰って来て、今は一緒に話し合いに参加している。
先ほどティリアから聞いた第三王子のアレコレをレヴィンに話すと、すでに知っているようだった。
「噂だけじゃなく本当だったとはね・・・第三王子のラルカーク殿はユーリと同年代で、国交のためにお互い何度か顔を合わせたことがあるんだけど、事あるごとにユーリを敵対視して困ってるんだ」
「さしずめ自分が劣っているのを認めたくないという強がりからではないか?」
「多分そうだと思う。魔力はわずかにラルカーク殿の方が上だけど、それ以外はユーリの方が優れている上に、女性受けも良くカッコいいからね」
「確かにまだあいつの方がマシだな」
「ははっ、相変わらず手厳しいね。今は新しい婚約者と共に頑張ってるから、いつかは認めてくれると嬉しいな」
「ふんっ、興味ない」
「あらん♡婚約者のモニカちゃんはサーシャちゃんの学友で仲良しだった子なのよん♡とても良い子だし、サーヤちゃんにいつか会わせてあげたら良いじゃないのん♡♡」
サーシャの学友がバカ王子の婚約者?というか、マデリーヌはその婚約者にもすでに会ったのか?!
サーシャと仲が良かったなら、バカ王子がアネモネを選んでサーシャを断罪した事を普通恨んでいると思うが・・・
「ふふ♡エリュシオンの言いたい事はわかるわよん♡でも、私が見る限りモニカちゃんはサーシャちゃんが大好きな子で、サーシャちゃんとサーヤちゃんが同一人物という事ももう知ってるわよん♡」
「エリュシオン、これはユーリが婚約してから聞いたことみたいだけど、モニカ嬢は「この国が好きだったサーシャの成しえなかった事を自分が代わりにしたい」と言っていたらしい」
「!!」
「例の卒業パーティでは体調を崩して欠席していたらしくてね・・・今はサーヤとして婚約者と幸せに暮らしていると伝えた時は、「良かった」と嬉しそうに涙していたよ」
「・・・サーヤと会わせるかは考えておく。今は屑王子の処理方法だ」
「ふふっ、処理ね・・・ちなみにこの件をもしエリュシオンに任せた場合はどうなるんだい?」
“国”として考えて動くレヴィンは、一応俺達の意思を尊重するつもりなのか、ただの興味本位なのかそんなことをきいてきた。
「もちろん屑王子は相応の目に遭わせる」
「えっと・・・具体的には?」
「そうだな・・・とりあえず消すか」
「ダメだよ、エリュシオン!消すだけじゃ苦しまないじゃない☆」
「エルぱぱ、あいつは、ぷっちんなのよ!!」
「おにーさん、存在自体を“無”に還そうよ」
「そうだね、どうせ消すのなら試したい技があるんだが・・・」
「あいつには俺のとっておきの悪夢を・・・」
「はいはいっ、ありがとうございますっ!!皆さんの気持ちは十分にわかりました!くれぐれも実際にそんなことしないで下さいね!くれぐれも、ですよ!!」
レヴィンは精霊王達に手を出さぬよう念押ししてから深いため息をついていた。
「分かり切った事を聞いて、なぜそんなため息をつく」
「いやぁ・・・そうなんだけど一応確認はしておきたかったんだよ。相変わらずサーヤは精霊王様達に愛されてるねぇ・・・」
「そうだな」
「オレとしても国としても、この家での出来事はとても腹立たしいから明日にでも抗議するよ。ベルナート殿、この家での出来事を記憶した黒曜石はあるだろうか?抗議する際に使用できたらありがたいのですが・・・」
「・・・それはサーヤのために役立つこと?」
「もちろんです。あの第三王子が失礼なことをした証拠ですからね。とりあえず王位継承権は剥奪しようと思ってます。あんなのが王様になった国と交流したくありませんからね」
「わかった。すぐに用意する」
レヴィンの中では、抗議内容を元に第三王子の王位継承権剥奪をこの国の国王に進言するらしい。
「ふふふっ・・・腹の中が真っ黒ですでに色々やらかしてる奴って、ちょっと突けば色んなところから膿が出てくるから制裁を加えるのは本当に楽しいよね~」
昔、親戚や派閥違いの王族貴族を一斉に処理してきたレヴィンは、俺の知る王族の中では唯一まともなやつだった。・・・色々あって多少歪んでしまったようだが仕方あるまい。
「さて、報復という意味ではなく、エリュシオンの希望は“この家で平穏に暮らす事”で良いのかな?」
「そうだな。別に国を潰したいわけではない。とりあえずサーヤが出産して落ち着くまでは、この家で平穏に過ごすのが希望だ。脅かすモノが人でも国でもこちらで処理して良いというなら、こちらで適切に処理するから放っておいて欲しい」
「わかった。要は森の家と同様に“不可侵”という事だね」
「あぁ」
レヴィンは立ち上がってマデリーヌに話しかけた。
「すまない、マデリーヌ。オレは国に帰ってやる事ができたから、城まで送ってもらっても良いだろうか?」
「ふふ♡もちろんよん♡♡今度はゆっくり過ごしましょうねん♡♡」
「・・・マデリーヌが今回の件でオレに少しだけ協力してもらえるなら時間を作ろう」
「あらん♡レヴィンも言うようになったわねん♡♡」
レヴィンの中では考えがまとまったらしい。国が関わっている以上はこいつに任せるのが一番か。
だが・・・―――
「エリュシオン。この件はしばらくオレが預かるから、こちらから動くのは控えて欲しい」
「・・・俺達が動かなくても屑王子は勝手に動くぞ」
「その場合は「ガルドニアからすでに抗議をしていて、お前らに会う事も話す事も何もない」と突っぱねて良いよ。明日の早朝には城にある専用の魔術具ですぐにメラニウム国王に抗議するつもりだからね。とにかく相手にしない事」
「わかった」
「後は、大丈夫だと思うけど護りを固めておいて。卑怯なヤツは本当に何をしでかすかわからない」
「あぁ。家の結界やバリアもより強固なモノにするし、単独行動も控えておこう」
「よろしくね。ガルドニアからも急ぎで国からの使いを派遣して直接対応するつもりだ。ちなみに、こちらの動きを伝えるのに連絡する場合はどうしたら良い?」
「そうだな・・・これを使え」
俺はレヴィンに自分のつけていた指輪を一つ渡した。
「これは?」
「魔力を込めると、擬態した鳥が伝達魔法で相手に伝言を伝えてくれる。一方的だが話が必要ならまたマデリーヌに迎えに行かせるから問題ないだろう」
「借りても良いのかい?」
「問題ない。ただ、海を越えるとなると消費する魔力が多いだろう。魔力回復薬も数本やる」
「ありがとう。動きがあればすぐに連絡させてもらうよ」
レヴィンに指輪と魔力回復薬を渡してから、マデリーヌがレヴィンをガルドニアの城へ連れ帰った。
とりあえず俺達のやることは今のところ結界の強化と、警戒を怠らないようにするくらいか・・・
「お前達も今日はとりあえず休め。明日は結界の強化と周辺の警戒だ」
そう言ってこの場は解散し、それぞれ部屋に戻るなり森に帰るなりして行った。
俺もサーヤを抱き上げて寝室に戻り、自分とサーヤに洗浄の魔法をかけつつ寝着に着替えさせベッドに寝かせた。
「・・・明日には元気な顔を見せてくれ、サーヤ。双子達も可能ならば母を癒してやってくれ・・・頼む」
サーヤの下腹部に手を当てながら、願うように呟き、口づけをしてから眠りに落ちた・・・―――
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