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6章 帰郷!エルフの里へ ~2人の婚約者編~
幕間 それぞれの喜び inセイルside
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◇
サーヤが妊娠した。
最近ちょっと眠そうにしてたり熱っぽい日が続いていると聞いてたから心配してたけど、どうやら妊娠が原因だったらしい。
まさかこんなにも早くエリュシオンとの子供ができるなんて思わなかったけど、よくよく考えたらまぁ当然かなと思う気持ちも少なからずあった。
・・・ふふ、エリュシオンってばアネモネの件以降の溺愛っぷりが凄かったからね☆
ボクがエリュシオンから報告を受けたとき、まだミナトやカイト達も起きてたからその旨を伝えた。
「サーヤままの、おなかに、あかちゃん・・・?」
「そう、サーヤとエリュシオンの子供だよ☆ミナトはお姉さんになるんだ♪」
「あたし・・・おねーさん・・・」
「ミナトがおねーさんになるなら、僕もおにーさんになるね。一緒に可愛がって護ってあげよう」
「まも、る・・・うん!サーヤままとそのこ、まもりゅのっ!!」
いまいち理解できてないかもしれないけど、自分にとってまた護る存在ができたことは理解したみたいだ。
「サーヤが、妊娠・・・」
「ベルナート・・・」
サーヤのことを“好き”でも、どういう好きかをいまいち自覚していないベルナート。
エリュシオンを婚約者として認めているし、これ以上2人の仲を引っ掻き回すことはないと思うけど、心配なのはベルナート自身の“心”だ。無意識にショックを受けたりしないだろうか・・・?
ボクがそう気にするのとは逆に、ベルナートは嬉しそうに微笑みながらこう言った。
「サーヤの子供なら絶対に可愛いし、俺のことも受け入れてくれそう。早く会いたい・・・」
「・・・そうだね☆2人の子供ならそもそも同じ“黒”の可能性もあるけど、そんなこと関係ないだろうね♪まだサーヤの体調が安定しなくて、とりあえず明日は1日安静にしてなきゃいけないみたい。これからも、移動中はまたベルナートの特殊空間で安静に過ごすことが増えそうなんだけど大丈夫?」
「もちろん大丈夫!魔力が減ってきたら、頑張ってあの薬を飲むよ!!・・・ただ、もう何本か回復薬が欲しいんだけど、できればエリュシオンに少し味の改良して欲しい・・・」
ベルナートの特殊空間は、維持するだけでも結構魔力を消費するらしい。
しかも、ボク達も一緒だからサーヤを誘拐したときよりも空間を広げていると聞いた。
今は妊娠しているサーヤから魔力を貰うわけにいかないから、維持するには余裕を見て数日に1度は回復薬を飲んだ方がいいみたい。
そんな見えない努力をしているベルナートには、またサーヤからのご褒美をお願いしておいてあげよう。
「ふふ☆そうだね、エリュシオンに味の改良について伝えておくよ♪」
「ありがと、セイル。助かる」
エリュシオンの研究室から調合の材料を持ってきたら、特殊空間内でも回復薬作ったり改良ができるよね。
明日にでも提案してあげよう。
ミナトやカイトが少し早めに寝入り、枕代わりの大きなわんこ姿になったベルナートも少しでも回復するため一緒に眠った。
森にいる精霊達も、サーヤの妊娠を聞いて大いに喜び、帰ってきたら盛大にお祝いしようと張り切っている。
この森に入った人間は生きて帰ることができないという“帰らずの森”が、今では人間であるサーヤをこんなにも受け入れていることに正直驚いた。
もちろん他の人間に対して精霊達は容赦ないけどね☆
エリュシオンが言うには、マゼンダがサーヤのためにウェディングドレスを作っているというし、結婚式を挙げるならきっと森だろう。気が早いかもしれないけど、精霊達にはそうなる可能性が高いことを伝え、今から準備をお願いしてみたら皆快く引き受けてくれた。
ふふ☆結婚式がいつになるのかまだわからないけど、サーヤはきっと驚くだろうね♪楽しみだ☆
そして、ボクにはもう一つ嬉しいことがあった。
エリュシオンから伝達魔法で連絡がきたとき、サーヤからボクに伝えて欲しいことがあると伝言があったのだ。
◆
『セイル、サーヤは意識がないときのことを少しずつ思い出したときに話していたんだが・・・』
『うん、なぁに?』
『あいつは、夢の中で死ぬ者が渡るという大きな川にいたらしい』
『え?』
『しかも、その川に足を入れてバシャバシャと遊んでいたらしい』
『ぷっ、サーヤってばホントに期待を裏切らない行動をしてくれるよね☆』
死にかけたということは間違いないけど、その川で遊ぶなんてホントにサーヤくらいじゃないかと思う。
あ、リアもそういうことしてたかもね☆
『“それ以上はダメだ”と小さな手に引かれ川から遠ざかったようだ。・・・顔は見えなかったらしいが、お腹の子供が助けてくれたのでは・・・と思っている』
『ふふ、さすがだね☆そんなころからサーヤを助けるなんて♪』
『あぁ。だが、出逢ったのはそいつだけではないらしい。遥か下に森が見える崖の上に連れて行かれたとき、背中を押されて突き落とされたそうなのだが・・・』
川の後には崖の上から突き落とされるって・・・そっちの方が死ぬんじゃないかと思ったのはボクだけじゃないはずだ。
『夢の中なのに、随分な目にあってるね☆突き落としたのもまさかお腹の子供?』
『・・・いや、サーヤと同じシルバーブロンドで、紅い瞳をしていたようだが、少し猫目の女性だったらしい』
ドクンっと胸の鼓動が急に強くなった。
・・・サーヤと同じシルバーブロンドに紅い瞳で、猫目の女性・・・って
『サーヤは猫目ではないし・・・サーヤは以前セイルの記憶の中で見たリナリアだった気がすると言っていた』
『・・・え?』
『そいつが“こっちにきてはダメだ”と言ってサーヤを突き落としたそうだ』
『!!!』
ドクン、ドクンっとさらに鼓動が強くなり、身体が歓喜に震える。
・・・リアだ。
理由を聞かれてもわからないけど、リアで間違いない・・・そんな気がした。
ということは崖の下の森は”現世”で、リアは”現世に戻れ”ってサーヤを崖から突き落としたの・・・?
ふふ、リアは相変わらずやることがサーヤに負けず凄いなぁ。
まさか、リアがサーヤをこんな形で助けてくれているなんて・・・完全に予想外だった。
『その女性とは・・・』
『うん、間違いなくリアだと思う☆ボクもそんな気がする・・・ホントに、リアってば・・・』
逢えなくなってから、こうしてサーヤを通してリアの存在をボク以外と共有できるなんて思わなかった。
今もリア自身が形を変えて、ボク達をちゃんと見守ってくれていることが何より嬉しかった・・・―――
『リアとお腹の子供が守ってくれたサーヤの命・・・ボク達もこれから全力で護らなきゃね☆』
『当たり前だ。・・・これからも、世話になる』
『ふふ☆ホントにエリュシオンは昔に比べてホントに素直になったよね~♪サーヤのおかげだ☆』
『・・・ぅ、うるさい。もう切るぞ』
『はいはい、おやすみ~☆』
◇
さっきの出来事を思い返しながら、木の上で夜風に当たっていた。
この木もよくリアを連れて登っては2人で昼寝をしていた木だ。
「リア、サーヤを助けてくれてありがとう・・・」
さわさわ・・・と心地良い風に包まれながら、ボクはそのまま眠りについた。
夢なんてめったに見ないし、起きたらすぐに忘れてしまうボクだけど、その日見たのが幸せな夢だったことだけは起きてからも覚えていた・・・―――
サーヤが妊娠した。
最近ちょっと眠そうにしてたり熱っぽい日が続いていると聞いてたから心配してたけど、どうやら妊娠が原因だったらしい。
まさかこんなにも早くエリュシオンとの子供ができるなんて思わなかったけど、よくよく考えたらまぁ当然かなと思う気持ちも少なからずあった。
・・・ふふ、エリュシオンってばアネモネの件以降の溺愛っぷりが凄かったからね☆
ボクがエリュシオンから報告を受けたとき、まだミナトやカイト達も起きてたからその旨を伝えた。
「サーヤままの、おなかに、あかちゃん・・・?」
「そう、サーヤとエリュシオンの子供だよ☆ミナトはお姉さんになるんだ♪」
「あたし・・・おねーさん・・・」
「ミナトがおねーさんになるなら、僕もおにーさんになるね。一緒に可愛がって護ってあげよう」
「まも、る・・・うん!サーヤままとそのこ、まもりゅのっ!!」
いまいち理解できてないかもしれないけど、自分にとってまた護る存在ができたことは理解したみたいだ。
「サーヤが、妊娠・・・」
「ベルナート・・・」
サーヤのことを“好き”でも、どういう好きかをいまいち自覚していないベルナート。
エリュシオンを婚約者として認めているし、これ以上2人の仲を引っ掻き回すことはないと思うけど、心配なのはベルナート自身の“心”だ。無意識にショックを受けたりしないだろうか・・・?
ボクがそう気にするのとは逆に、ベルナートは嬉しそうに微笑みながらこう言った。
「サーヤの子供なら絶対に可愛いし、俺のことも受け入れてくれそう。早く会いたい・・・」
「・・・そうだね☆2人の子供ならそもそも同じ“黒”の可能性もあるけど、そんなこと関係ないだろうね♪まだサーヤの体調が安定しなくて、とりあえず明日は1日安静にしてなきゃいけないみたい。これからも、移動中はまたベルナートの特殊空間で安静に過ごすことが増えそうなんだけど大丈夫?」
「もちろん大丈夫!魔力が減ってきたら、頑張ってあの薬を飲むよ!!・・・ただ、もう何本か回復薬が欲しいんだけど、できればエリュシオンに少し味の改良して欲しい・・・」
ベルナートの特殊空間は、維持するだけでも結構魔力を消費するらしい。
しかも、ボク達も一緒だからサーヤを誘拐したときよりも空間を広げていると聞いた。
今は妊娠しているサーヤから魔力を貰うわけにいかないから、維持するには余裕を見て数日に1度は回復薬を飲んだ方がいいみたい。
そんな見えない努力をしているベルナートには、またサーヤからのご褒美をお願いしておいてあげよう。
「ふふ☆そうだね、エリュシオンに味の改良について伝えておくよ♪」
「ありがと、セイル。助かる」
エリュシオンの研究室から調合の材料を持ってきたら、特殊空間内でも回復薬作ったり改良ができるよね。
明日にでも提案してあげよう。
ミナトやカイトが少し早めに寝入り、枕代わりの大きなわんこ姿になったベルナートも少しでも回復するため一緒に眠った。
森にいる精霊達も、サーヤの妊娠を聞いて大いに喜び、帰ってきたら盛大にお祝いしようと張り切っている。
この森に入った人間は生きて帰ることができないという“帰らずの森”が、今では人間であるサーヤをこんなにも受け入れていることに正直驚いた。
もちろん他の人間に対して精霊達は容赦ないけどね☆
エリュシオンが言うには、マゼンダがサーヤのためにウェディングドレスを作っているというし、結婚式を挙げるならきっと森だろう。気が早いかもしれないけど、精霊達にはそうなる可能性が高いことを伝え、今から準備をお願いしてみたら皆快く引き受けてくれた。
ふふ☆結婚式がいつになるのかまだわからないけど、サーヤはきっと驚くだろうね♪楽しみだ☆
そして、ボクにはもう一つ嬉しいことがあった。
エリュシオンから伝達魔法で連絡がきたとき、サーヤからボクに伝えて欲しいことがあると伝言があったのだ。
◆
『セイル、サーヤは意識がないときのことを少しずつ思い出したときに話していたんだが・・・』
『うん、なぁに?』
『あいつは、夢の中で死ぬ者が渡るという大きな川にいたらしい』
『え?』
『しかも、その川に足を入れてバシャバシャと遊んでいたらしい』
『ぷっ、サーヤってばホントに期待を裏切らない行動をしてくれるよね☆』
死にかけたということは間違いないけど、その川で遊ぶなんてホントにサーヤくらいじゃないかと思う。
あ、リアもそういうことしてたかもね☆
『“それ以上はダメだ”と小さな手に引かれ川から遠ざかったようだ。・・・顔は見えなかったらしいが、お腹の子供が助けてくれたのでは・・・と思っている』
『ふふ、さすがだね☆そんなころからサーヤを助けるなんて♪』
『あぁ。だが、出逢ったのはそいつだけではないらしい。遥か下に森が見える崖の上に連れて行かれたとき、背中を押されて突き落とされたそうなのだが・・・』
川の後には崖の上から突き落とされるって・・・そっちの方が死ぬんじゃないかと思ったのはボクだけじゃないはずだ。
『夢の中なのに、随分な目にあってるね☆突き落としたのもまさかお腹の子供?』
『・・・いや、サーヤと同じシルバーブロンドで、紅い瞳をしていたようだが、少し猫目の女性だったらしい』
ドクンっと胸の鼓動が急に強くなった。
・・・サーヤと同じシルバーブロンドに紅い瞳で、猫目の女性・・・って
『サーヤは猫目ではないし・・・サーヤは以前セイルの記憶の中で見たリナリアだった気がすると言っていた』
『・・・え?』
『そいつが“こっちにきてはダメだ”と言ってサーヤを突き落としたそうだ』
『!!!』
ドクン、ドクンっとさらに鼓動が強くなり、身体が歓喜に震える。
・・・リアだ。
理由を聞かれてもわからないけど、リアで間違いない・・・そんな気がした。
ということは崖の下の森は”現世”で、リアは”現世に戻れ”ってサーヤを崖から突き落としたの・・・?
ふふ、リアは相変わらずやることがサーヤに負けず凄いなぁ。
まさか、リアがサーヤをこんな形で助けてくれているなんて・・・完全に予想外だった。
『その女性とは・・・』
『うん、間違いなくリアだと思う☆ボクもそんな気がする・・・ホントに、リアってば・・・』
逢えなくなってから、こうしてサーヤを通してリアの存在をボク以外と共有できるなんて思わなかった。
今もリア自身が形を変えて、ボク達をちゃんと見守ってくれていることが何より嬉しかった・・・―――
『リアとお腹の子供が守ってくれたサーヤの命・・・ボク達もこれから全力で護らなきゃね☆』
『当たり前だ。・・・これからも、世話になる』
『ふふ☆ホントにエリュシオンは昔に比べてホントに素直になったよね~♪サーヤのおかげだ☆』
『・・・ぅ、うるさい。もう切るぞ』
『はいはい、おやすみ~☆』
◇
さっきの出来事を思い返しながら、木の上で夜風に当たっていた。
この木もよくリアを連れて登っては2人で昼寝をしていた木だ。
「リア、サーヤを助けてくれてありがとう・・・」
さわさわ・・・と心地良い風に包まれながら、ボクはそのまま眠りについた。
夢なんてめったに見ないし、起きたらすぐに忘れてしまうボクだけど、その日見たのが幸せな夢だったことだけは起きてからも覚えていた・・・―――
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