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6章 帰郷!エルフの里へ ~2人の婚約者編~
マハト村で過ごそう 〜偉大な方達の意外な関係 inセイルside2〜
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◇
「まだノルンは来てないみたいだね・・・」
浜に残ったボクはノルンを待ちつつ、口論を続けているマデリーヌとアクアリーズの会話が聞こえるくらいの位置まで移動した。
そこでなんとなく聞いていた口論は、ボクが予想していたモノとは全く異なる内容だった。
「アクア~、あなたもしかして、今でもハルバードが私を選んだことを恨んでるとかないわよねぇ~?」
「・・・っぐ、そ、そんなことっ、あるわけないでしょ!!何度も言わせないでよっ!!誰があんな、金髪碧眼で、人間にしてはちょ~っと顔が良くて筋肉が素敵だからって・・・」
「あら?やけに詳しいのねん♡私、ハルバードの筋肉が素敵だったなんて、アクアに言ったことあったかしら~?ま、見た目だけじゃなく力強いあの腕や胸に、骨が折れそうになるくらいぎゅ~って抱かれるのも超素敵だったわよん♡」
「ふんっ、ホントにあなた達は毎日毎日ふしだらな生活ばかり・・・何度城をぶっ壊してやろうと思ったかっ!!」
「ふふふ~、だぁって~、ハルバードが解放してくれないんだもの~♡♡」
「きぃぃぃぃぃ~~~~~~~~っ」
・・・ボクは一体何を聞かされてるんだろう?
え?ハルバードってガルドニアの初代国王だよね?確かマデリーヌが結婚して出産もしたって言う・・・
話をまとめると、マデリーヌとアクアリーズが犬猿の仲なのって、昔人間の男を取り合った・・・というかアクアリーズの方は相手にされなかったのを逆恨みしてるとかそう言うこと??
うわぁ・・・知りたくなかったかも・・・
(シュンッ)
「遅くなってごめんなさいね、セイル」
「あ、ノルン。大丈夫だよ☆ノルンの言ってた通りマデリーヌがサーヤを取り戻してくれて、今は宿で他の皆と休んでるところだから♪」
「ふふっ、良かった。マデリーヌったらアクアがそっちにいるって知ったとき、嬉しそうにすぐに転移していったのよ。ホントにアクアのことが大好きなんだから♪」
「・・・え?アレで好き、なの?」
「ふふ、からかうのが好きってことよ」
「なるほど・・・」
確かにアクアリーズをからかうマデリーヌはものすごくイイ顔をしている。
「ねぇ、ノルン。さっき2人が話してたんだけど、アクアリーズがマデリーヌと結婚したガルドニア初代国王のことを好きだったって本当なの?」
「あら・・・マデリーヌったらまだそのネタで弄ってるの?困った子ねぇ。確かにアクアを一番弄りやすいネタではあるけれど・・・」
困ったような仕草にみせて、まったく困ってなさそうに語るノルンもどうかと思うけど・・・
アクアリーズは確かにハルバードを好きになったらしい。しかもマデリーヌとハルバードが出会う前にだ。
人間に姿を見せることなく、心のどこかで見下す心を当時から持っていたアクアリーズは、もちろんハルバードに声をかけることなんてできなかったみたいだ。
声をかけていない間に、たまたま湖で水浴びしてたマデリーヌの所へ迷い込んできたハルバードが、「女神!」と言ってマデリーヌに一目惚れしその場で押し倒したらしい。
まんざらでもなかったマデリーヌはそのままお持ち帰りされ、国を興す際の王妃として隣にいて欲しいというプロポーズを受け初代国王の王妃となった。
ノルンは流れに流されている自由なマデリーヌを心配し、自身も城へ赴いたが、ハルバードの人となりを気に入って加護を与えてそのまま居座ったようだ。
・・・それをずっと物陰から見ていたアクアリーズは、好きになった相手を横から奪われた恨みで、マデリーヌとハルバードを深く憎み、ねちねちといろいろな妨害をしていくうちにより一層人間嫌いになったらしい。
「私としても、ずっと城にいたせいでアクアリーズのミナトに対しての偏った教育を知らなくて、止めることができなかったのを申し訳ないと思っているわ」
「ノルン・・・」
「だから、これからのことは私に任せなさい」
「え?」
ノルンは未だに口論しているマデリーヌとアクアリーズの元へ行き、アクアリーズに回し蹴りを食らわせ・・・
え?ノルンが回し蹴り??目の錯覚じゃなくて???
勢いよく海に落ちたアクアリーズが、急な攻撃に驚き声をあげる。
「ぷはぁっ、ちょっと!いきなり何を・・・って、ノ、ノルン??!!」
「ふふ、久しぶりね、アクア。ずいぶんとミナトや私の加護者を虐めてくれたみたいじゃない?」
「あら~ん♡いつ見てもノルンの回し蹴りはキレが良いわねん♡全然昔と変わらないわん♡♡」
「これでもトレーニングは欠かさずやってるからね☆・・・さぁて、アクアリーズ。あなた、確か2~3年前に精霊王の引継ぎのために神殿に行くといって出て行ったきりだったわね。なぜこんなところにいるのかしら?」
「いや、神殿には行こうと思ってたのよ!でも途中で巨大オクトパに襲われて・・・」
「あら?私はてっきりサボり癖があってお昼寝大好きなアクアが、神殿へ行く途中にがっつり眠ってしまって、気が付いたらオクトパの中・・・と思っていたのだけれど?しかも私の知る限り、本来オクトパは雑食だけど大人しいはずよ。それなのに、ここ最近はなぜかこの浜で大暴れしてこの村では討伐依頼まで出ていた。・・・どうしてかしらねぇ?」
「えぇ?!そんなのわかるわけないでしょ!!」
「あ~、わかったわん♡きっと巨大オクトパが体内にいたアクアの魔力を奪いすぎて、魔力が飽和状態で苦しかったから暴れたのねん♡」
「!!」
「ふふ、さすがはマデリーヌね。恐らく・・・いえ、間違いなくそうでしょう」
さっきの情報ですぐにそこまでの結論に至ったの??
は?じゃあ、そもそもあの巨大オクトパがあらわれた上に、暴れてサーヤ達を襲ったのは体内にいたアクアリーズのせい?!
・・・ホントになんなんだろう、全部アクアリーズが原因じゃないか・・・
「アクア・・・私、言ったわよね?そんなに人間が嫌いで自由が欲しいなら、さっさとミナトに精霊王の座を引き継ぎなさい、と。それとも私に言った言葉は嘘だったのかしら?」
「いや、そんなことはっ、お姉様に言ったことは嘘なんかじゃ・・・」
「いい加減その“お姉様”呼びもやめてと言ったわよね?私それ好きじゃないの」
「ひぃぃっ!ごめんなさいっ!!この後すぐに神殿に行ってきますっ!!」
・・・なんか、知らなくても良いことまで知ってしまった気がしてならないけど、とりあえず今後はノルンがいればアクアリーズの脅威に怯えることもなさそうだね。
それにしても知らなかったなぁ。このメンツの中で一番ノルンが立場が上だなんて・・・ということは年齢も・・・?
「うふふ、セイル。今日のことは一切他言無用よ。良いわね?」
「・・・は、はい・・・」
こうして、現在の仲間内でいろんな意味で一番強いのがノルンだということは、当事者以外はボクだけが知っている秘密となった。
・・・ボクもサーヤのそばにいけば良かったと後悔したのは言うまでもない・・・
「まだノルンは来てないみたいだね・・・」
浜に残ったボクはノルンを待ちつつ、口論を続けているマデリーヌとアクアリーズの会話が聞こえるくらいの位置まで移動した。
そこでなんとなく聞いていた口論は、ボクが予想していたモノとは全く異なる内容だった。
「アクア~、あなたもしかして、今でもハルバードが私を選んだことを恨んでるとかないわよねぇ~?」
「・・・っぐ、そ、そんなことっ、あるわけないでしょ!!何度も言わせないでよっ!!誰があんな、金髪碧眼で、人間にしてはちょ~っと顔が良くて筋肉が素敵だからって・・・」
「あら?やけに詳しいのねん♡私、ハルバードの筋肉が素敵だったなんて、アクアに言ったことあったかしら~?ま、見た目だけじゃなく力強いあの腕や胸に、骨が折れそうになるくらいぎゅ~って抱かれるのも超素敵だったわよん♡」
「ふんっ、ホントにあなた達は毎日毎日ふしだらな生活ばかり・・・何度城をぶっ壊してやろうと思ったかっ!!」
「ふふふ~、だぁって~、ハルバードが解放してくれないんだもの~♡♡」
「きぃぃぃぃぃ~~~~~~~~っ」
・・・ボクは一体何を聞かされてるんだろう?
え?ハルバードってガルドニアの初代国王だよね?確かマデリーヌが結婚して出産もしたって言う・・・
話をまとめると、マデリーヌとアクアリーズが犬猿の仲なのって、昔人間の男を取り合った・・・というかアクアリーズの方は相手にされなかったのを逆恨みしてるとかそう言うこと??
うわぁ・・・知りたくなかったかも・・・
(シュンッ)
「遅くなってごめんなさいね、セイル」
「あ、ノルン。大丈夫だよ☆ノルンの言ってた通りマデリーヌがサーヤを取り戻してくれて、今は宿で他の皆と休んでるところだから♪」
「ふふっ、良かった。マデリーヌったらアクアがそっちにいるって知ったとき、嬉しそうにすぐに転移していったのよ。ホントにアクアのことが大好きなんだから♪」
「・・・え?アレで好き、なの?」
「ふふ、からかうのが好きってことよ」
「なるほど・・・」
確かにアクアリーズをからかうマデリーヌはものすごくイイ顔をしている。
「ねぇ、ノルン。さっき2人が話してたんだけど、アクアリーズがマデリーヌと結婚したガルドニア初代国王のことを好きだったって本当なの?」
「あら・・・マデリーヌったらまだそのネタで弄ってるの?困った子ねぇ。確かにアクアを一番弄りやすいネタではあるけれど・・・」
困ったような仕草にみせて、まったく困ってなさそうに語るノルンもどうかと思うけど・・・
アクアリーズは確かにハルバードを好きになったらしい。しかもマデリーヌとハルバードが出会う前にだ。
人間に姿を見せることなく、心のどこかで見下す心を当時から持っていたアクアリーズは、もちろんハルバードに声をかけることなんてできなかったみたいだ。
声をかけていない間に、たまたま湖で水浴びしてたマデリーヌの所へ迷い込んできたハルバードが、「女神!」と言ってマデリーヌに一目惚れしその場で押し倒したらしい。
まんざらでもなかったマデリーヌはそのままお持ち帰りされ、国を興す際の王妃として隣にいて欲しいというプロポーズを受け初代国王の王妃となった。
ノルンは流れに流されている自由なマデリーヌを心配し、自身も城へ赴いたが、ハルバードの人となりを気に入って加護を与えてそのまま居座ったようだ。
・・・それをずっと物陰から見ていたアクアリーズは、好きになった相手を横から奪われた恨みで、マデリーヌとハルバードを深く憎み、ねちねちといろいろな妨害をしていくうちにより一層人間嫌いになったらしい。
「私としても、ずっと城にいたせいでアクアリーズのミナトに対しての偏った教育を知らなくて、止めることができなかったのを申し訳ないと思っているわ」
「ノルン・・・」
「だから、これからのことは私に任せなさい」
「え?」
ノルンは未だに口論しているマデリーヌとアクアリーズの元へ行き、アクアリーズに回し蹴りを食らわせ・・・
え?ノルンが回し蹴り??目の錯覚じゃなくて???
勢いよく海に落ちたアクアリーズが、急な攻撃に驚き声をあげる。
「ぷはぁっ、ちょっと!いきなり何を・・・って、ノ、ノルン??!!」
「ふふ、久しぶりね、アクア。ずいぶんとミナトや私の加護者を虐めてくれたみたいじゃない?」
「あら~ん♡いつ見てもノルンの回し蹴りはキレが良いわねん♡全然昔と変わらないわん♡♡」
「これでもトレーニングは欠かさずやってるからね☆・・・さぁて、アクアリーズ。あなた、確か2~3年前に精霊王の引継ぎのために神殿に行くといって出て行ったきりだったわね。なぜこんなところにいるのかしら?」
「いや、神殿には行こうと思ってたのよ!でも途中で巨大オクトパに襲われて・・・」
「あら?私はてっきりサボり癖があってお昼寝大好きなアクアが、神殿へ行く途中にがっつり眠ってしまって、気が付いたらオクトパの中・・・と思っていたのだけれど?しかも私の知る限り、本来オクトパは雑食だけど大人しいはずよ。それなのに、ここ最近はなぜかこの浜で大暴れしてこの村では討伐依頼まで出ていた。・・・どうしてかしらねぇ?」
「えぇ?!そんなのわかるわけないでしょ!!」
「あ~、わかったわん♡きっと巨大オクトパが体内にいたアクアの魔力を奪いすぎて、魔力が飽和状態で苦しかったから暴れたのねん♡」
「!!」
「ふふ、さすがはマデリーヌね。恐らく・・・いえ、間違いなくそうでしょう」
さっきの情報ですぐにそこまでの結論に至ったの??
は?じゃあ、そもそもあの巨大オクトパがあらわれた上に、暴れてサーヤ達を襲ったのは体内にいたアクアリーズのせい?!
・・・ホントになんなんだろう、全部アクアリーズが原因じゃないか・・・
「アクア・・・私、言ったわよね?そんなに人間が嫌いで自由が欲しいなら、さっさとミナトに精霊王の座を引き継ぎなさい、と。それとも私に言った言葉は嘘だったのかしら?」
「いや、そんなことはっ、お姉様に言ったことは嘘なんかじゃ・・・」
「いい加減その“お姉様”呼びもやめてと言ったわよね?私それ好きじゃないの」
「ひぃぃっ!ごめんなさいっ!!この後すぐに神殿に行ってきますっ!!」
・・・なんか、知らなくても良いことまで知ってしまった気がしてならないけど、とりあえず今後はノルンがいればアクアリーズの脅威に怯えることもなさそうだね。
それにしても知らなかったなぁ。このメンツの中で一番ノルンが立場が上だなんて・・・ということは年齢も・・・?
「うふふ、セイル。今日のことは一切他言無用よ。良いわね?」
「・・・は、はい・・・」
こうして、現在の仲間内でいろんな意味で一番強いのがノルンだということは、当事者以外はボクだけが知っている秘密となった。
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