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6章 帰郷!エルフの里へ ~2人の婚約者編~
マハト村で過ごそう 〜偉大な方達の意外な関係 inセイルside〜
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◇
厄介なときに厄介なヤツがあらわれた・・・―――
巨大オクトパは確かに苦戦してたから内部から爆破してくれたのはありがたいけど、よりによって体内にいてサーヤを助けたのが現在の水の精霊王であるアクアリーズだなんて・・・
「アーたん!サーヤまま!!」
「あら、ミナト。しばらく見ないうちに少し大きくなったわね♡ところで“サーヤまま”って誰のこと?」
「サーヤまま、アーたんが、かかえてるの」
「この小娘が“まま”??!!」
「うん。・・・まま、いたいいたいなの?」
「ん~、魔力をちょこ~っともらったらこうなっちゃった☆人間ってホントに脆いわよね~」
アクアリーズは精霊王の中でも特に人間を疎んでいるし、軽んじている。
目の前で人間が苦しんでいようが泣いていようが手を差し伸べるなんて真似は一切しないし、むしろ喜んで傷口を抉るようなタイプだ。・・・理由は知らないけど。
アクアリーズは古参の精霊王ということで頭が上がらない仲間が多い。
マデリーヌとは犬猿の仲みたいだし、ノルンは・・・確か仲が良かったかな?たまに一緒にいた気がする。
一応ノルンにアクアリーズと対峙していることを伝えておこう。
「(ノルン、ノルン、ボクの声聞こえる?)」
「(あら、セイル?どうしたの?皆は元気?旅行は楽しんでる?)」
精霊王の中でも一番落ち着いていて、人間でいう母親のような包容力のある精霊王、それがノルンだ。
今も旅行先の子供達の様子を確認するかのように・・・ってミナトやカイトは本当に精霊の中でも子供だから間違ってはいないか。
「(それが・・・今アクアリーズと対峙してて・・・)」
「(え、アクアと?!いったい何があったっていうの??!!)」
念話で事の顛末をノルンに伝えた。
巨大オクトパに襲われていたサーヤが食べられて、食べられた体内にはアクアリーズがたまたまいて、脱出するのにサーヤから魔力を貰ったか奪ったかしたらしい。
それが原因で魔力が枯渇して、今サーヤは死にかけてるからエリュシオンが早く治療するために返せって言ってるのに「なんでいうこと聞かなきゃいけないんだ」ってアクアリーズがサーヤを返してくれなくて・・・
うん、どう思い返してもアクアリーズが最悪に捻くれた性格としか思えないね。
「(まったく・・・わかった、少ししたらそっちに行くからそれまではなんとか持ちこたえて。あと一応マデリーヌにも声かけておくわね)」
「(マデリーヌにも?・・・アクアリーズと仲良くないんじゃなかったっけ?)」
「(まぁ良くはないわね。でもアクアリーズの矛先を変えるのには役立つわよ☆今ちょうどこっちにいるからすぐに向かわせるわ)」
・・・ノルンも意外とイイ性格してるなぁと時々思う。
ノルンとの念話を終えると、今度はミナトがアクアリーズと対峙していた。
「アーたん、サーヤまま、かえして」
「ミナト・・・」
「だいすきな、サーヤまま、しんじゃったら、あえない・・・、ふぇっ、そんなの、やぁ・・・」
「ミナト、あなた加護を与えているからって人間に肩入れしてし過ぎじゃない?・・・再教育が必要かしら」
「!!」
せっかく勇気を出してアクアリーズに意見を言ったミナト。昔ではとても考えられなかったことだ。
ミナトはアクアリーズから直接教育を受け、生まれてしばらくしてから”人間=いらない奴”という先入観をがっつりと植え付けられた。その影響で、今でも平気な顔で“敵”には容赦なく攻撃する。
2~3年前にアクアリーズが神殿に向かうことでやっと解放され、周りが少しでも昔のような無邪気に笑うミナトに戻って欲しくて楽しいことを教えていた。
そんなとき、サーヤと主従契約した焔からサーヤの話を聞いて興味を持ち始め、今ではサーヤやエリュシオンと深い絆で結ばれているというのに・・・
「アクアリーズ、死にそうになっている加護者を心配してどこが悪いの?その子には今すぐにでもキミが奪った分かそれ以上の魔力を与える必要があるんだ。早く返してよ」
「セイル・・・」
いい加減早く精霊王の資格をミナトに譲って隠居でもなんでもすればいいのに・・・
「セイルまでそんなこと言うのね・・・ミナトが必要以上に人間に肩入れしてる原因ってあなたなんじゃないの?」
「誰に加護を与えるか決めるのは自分だ。ミナトだってボクだって、アクアリーズにとやかく言われる筋合いはないと思うけど」
「・・・相変わらず生意気な若造ね、だからあなたって好きじゃないのよ。前だって“リア”とか言う人間の小娘に肩入れして・・・」
ホントにアクアリーズは何様だと思ってるんだろうね。精霊を個として見ない人間を人一倍疎んじるくせに、その仲間である精霊を個として見ない。精霊だから人間に肩入れするな?そんなのはお前の勝手な考えだ!
「・・・っ、奇遇だね。ボクもキミなんて大嫌いだし、それにリアは今関係ない!何も知らないくせに口出しをするなぁっ!!」
「ふんっ、バカね。私に敵うと思ってるのかしら」
「おいっ、セイル!!!」
すっかりミナトとリアのことで逆上してしまったボクは、渾身の力を込めてアクアリーズに殴りかかろうとした。
ダメなんだ。どうしてもリアを知らないヤツにリアのことを言われると腹が立って仕方がない。
「ふふっ、セイルったらホントに怒りんぼさんなんだからん♡あとアクア、相変わらず捻くれた性格してるのね~。しばらく見ないうちにしわが増えたんじゃな~い?」
突然マデリーヌがあらわれて、ボクの攻撃がアクアリーズに届く前に片手で止められた。
「ダメよ~、セイル。焦りは禁物♡サーヤちゃんなら私が取り戻すから任せなさいな♡」
ボクにだけ聞こえそうな声でそう告げたマデリーヌは、エリュシオンといつもみたいな軽い挨拶をしたあとにアクアリーズに向かった。
悔しいけど、やっぱりマデリーヌはふざけた態度しててもボクより何枚も上手だ。
・・・変態だけど。
「ふんっ、相変わらずふざけたことをしてくれるわね、マデリーヌ。年上を敬う気持ちはないのかしら?」
「あらん♡敬うべき先輩ならちゃんと敬うわよ?あなたは単なる口うるさい年増♡」
「誰が年増よ!ホントにあなたは昔から・・・」
「え~、昔のことなんて覚えてないわん。過去は振り返らない主義なの♡」
いつものようにマデリーヌがふざけた態度で相手をからかう。
わざとなのか本気なのかはわからないけど、ノルンの言うとおりこれで完全にアクアリーズの矛先はマデリーヌに向いていた。
エリュシオンとサーヤに視線を向けると、口移しで魔力を与えているものの、だいぶ危ない状態みたいだ。
どうやって助けるか考えているエリュシオンの元へボクやミナト達は自然と集まっていった。
「エリュシオン、ボク達もサーヤに魔力を送るからこのまま続けて」
「セイル、お前ら・・・」
「サーヤまま、はやく、げんきになってほしいの」
「僕も、魔力はたくさんあるから・・・」
「俺もたくさんサーヤに魔力あげる」
「・・・わかった。ありがとう、恩に着る」
「ふふっ、エリュシオンも素直にお礼を言えるようになったんだね☆」
「うるさい、セイル」
なんとか全員でサーヤに魔力を与えたことにより、体温や顔色は戻ったみたいだ、良かった・・・
ミナトやカイト、ベルナートはサーヤのそばにいると言っていたけど、これからノルンも来るというし少しでも今後のアクアリーズからあるかもしれない妨害を阻止したかったからこのまま残ることにした。
厄介なときに厄介なヤツがあらわれた・・・―――
巨大オクトパは確かに苦戦してたから内部から爆破してくれたのはありがたいけど、よりによって体内にいてサーヤを助けたのが現在の水の精霊王であるアクアリーズだなんて・・・
「アーたん!サーヤまま!!」
「あら、ミナト。しばらく見ないうちに少し大きくなったわね♡ところで“サーヤまま”って誰のこと?」
「サーヤまま、アーたんが、かかえてるの」
「この小娘が“まま”??!!」
「うん。・・・まま、いたいいたいなの?」
「ん~、魔力をちょこ~っともらったらこうなっちゃった☆人間ってホントに脆いわよね~」
アクアリーズは精霊王の中でも特に人間を疎んでいるし、軽んじている。
目の前で人間が苦しんでいようが泣いていようが手を差し伸べるなんて真似は一切しないし、むしろ喜んで傷口を抉るようなタイプだ。・・・理由は知らないけど。
アクアリーズは古参の精霊王ということで頭が上がらない仲間が多い。
マデリーヌとは犬猿の仲みたいだし、ノルンは・・・確か仲が良かったかな?たまに一緒にいた気がする。
一応ノルンにアクアリーズと対峙していることを伝えておこう。
「(ノルン、ノルン、ボクの声聞こえる?)」
「(あら、セイル?どうしたの?皆は元気?旅行は楽しんでる?)」
精霊王の中でも一番落ち着いていて、人間でいう母親のような包容力のある精霊王、それがノルンだ。
今も旅行先の子供達の様子を確認するかのように・・・ってミナトやカイトは本当に精霊の中でも子供だから間違ってはいないか。
「(それが・・・今アクアリーズと対峙してて・・・)」
「(え、アクアと?!いったい何があったっていうの??!!)」
念話で事の顛末をノルンに伝えた。
巨大オクトパに襲われていたサーヤが食べられて、食べられた体内にはアクアリーズがたまたまいて、脱出するのにサーヤから魔力を貰ったか奪ったかしたらしい。
それが原因で魔力が枯渇して、今サーヤは死にかけてるからエリュシオンが早く治療するために返せって言ってるのに「なんでいうこと聞かなきゃいけないんだ」ってアクアリーズがサーヤを返してくれなくて・・・
うん、どう思い返してもアクアリーズが最悪に捻くれた性格としか思えないね。
「(まったく・・・わかった、少ししたらそっちに行くからそれまではなんとか持ちこたえて。あと一応マデリーヌにも声かけておくわね)」
「(マデリーヌにも?・・・アクアリーズと仲良くないんじゃなかったっけ?)」
「(まぁ良くはないわね。でもアクアリーズの矛先を変えるのには役立つわよ☆今ちょうどこっちにいるからすぐに向かわせるわ)」
・・・ノルンも意外とイイ性格してるなぁと時々思う。
ノルンとの念話を終えると、今度はミナトがアクアリーズと対峙していた。
「アーたん、サーヤまま、かえして」
「ミナト・・・」
「だいすきな、サーヤまま、しんじゃったら、あえない・・・、ふぇっ、そんなの、やぁ・・・」
「ミナト、あなた加護を与えているからって人間に肩入れしてし過ぎじゃない?・・・再教育が必要かしら」
「!!」
せっかく勇気を出してアクアリーズに意見を言ったミナト。昔ではとても考えられなかったことだ。
ミナトはアクアリーズから直接教育を受け、生まれてしばらくしてから”人間=いらない奴”という先入観をがっつりと植え付けられた。その影響で、今でも平気な顔で“敵”には容赦なく攻撃する。
2~3年前にアクアリーズが神殿に向かうことでやっと解放され、周りが少しでも昔のような無邪気に笑うミナトに戻って欲しくて楽しいことを教えていた。
そんなとき、サーヤと主従契約した焔からサーヤの話を聞いて興味を持ち始め、今ではサーヤやエリュシオンと深い絆で結ばれているというのに・・・
「アクアリーズ、死にそうになっている加護者を心配してどこが悪いの?その子には今すぐにでもキミが奪った分かそれ以上の魔力を与える必要があるんだ。早く返してよ」
「セイル・・・」
いい加減早く精霊王の資格をミナトに譲って隠居でもなんでもすればいいのに・・・
「セイルまでそんなこと言うのね・・・ミナトが必要以上に人間に肩入れしてる原因ってあなたなんじゃないの?」
「誰に加護を与えるか決めるのは自分だ。ミナトだってボクだって、アクアリーズにとやかく言われる筋合いはないと思うけど」
「・・・相変わらず生意気な若造ね、だからあなたって好きじゃないのよ。前だって“リア”とか言う人間の小娘に肩入れして・・・」
ホントにアクアリーズは何様だと思ってるんだろうね。精霊を個として見ない人間を人一倍疎んじるくせに、その仲間である精霊を個として見ない。精霊だから人間に肩入れするな?そんなのはお前の勝手な考えだ!
「・・・っ、奇遇だね。ボクもキミなんて大嫌いだし、それにリアは今関係ない!何も知らないくせに口出しをするなぁっ!!」
「ふんっ、バカね。私に敵うと思ってるのかしら」
「おいっ、セイル!!!」
すっかりミナトとリアのことで逆上してしまったボクは、渾身の力を込めてアクアリーズに殴りかかろうとした。
ダメなんだ。どうしてもリアを知らないヤツにリアのことを言われると腹が立って仕方がない。
「ふふっ、セイルったらホントに怒りんぼさんなんだからん♡あとアクア、相変わらず捻くれた性格してるのね~。しばらく見ないうちにしわが増えたんじゃな~い?」
突然マデリーヌがあらわれて、ボクの攻撃がアクアリーズに届く前に片手で止められた。
「ダメよ~、セイル。焦りは禁物♡サーヤちゃんなら私が取り戻すから任せなさいな♡」
ボクにだけ聞こえそうな声でそう告げたマデリーヌは、エリュシオンといつもみたいな軽い挨拶をしたあとにアクアリーズに向かった。
悔しいけど、やっぱりマデリーヌはふざけた態度しててもボクより何枚も上手だ。
・・・変態だけど。
「ふんっ、相変わらずふざけたことをしてくれるわね、マデリーヌ。年上を敬う気持ちはないのかしら?」
「あらん♡敬うべき先輩ならちゃんと敬うわよ?あなたは単なる口うるさい年増♡」
「誰が年増よ!ホントにあなたは昔から・・・」
「え~、昔のことなんて覚えてないわん。過去は振り返らない主義なの♡」
いつものようにマデリーヌがふざけた態度で相手をからかう。
わざとなのか本気なのかはわからないけど、ノルンの言うとおりこれで完全にアクアリーズの矛先はマデリーヌに向いていた。
エリュシオンとサーヤに視線を向けると、口移しで魔力を与えているものの、だいぶ危ない状態みたいだ。
どうやって助けるか考えているエリュシオンの元へボクやミナト達は自然と集まっていった。
「エリュシオン、ボク達もサーヤに魔力を送るからこのまま続けて」
「セイル、お前ら・・・」
「サーヤまま、はやく、げんきになってほしいの」
「僕も、魔力はたくさんあるから・・・」
「俺もたくさんサーヤに魔力あげる」
「・・・わかった。ありがとう、恩に着る」
「ふふっ、エリュシオンも素直にお礼を言えるようになったんだね☆」
「うるさい、セイル」
なんとか全員でサーヤに魔力を与えたことにより、体温や顔色は戻ったみたいだ、良かった・・・
ミナトやカイト、ベルナートはサーヤのそばにいると言っていたけど、これからノルンも来るというし少しでも今後のアクアリーズからあるかもしれない妨害を阻止したかったからこのまま残ることにした。
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