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5章 帰郷!エルフの里へ ~記憶喪失編~

港町を満喫しよう ~海水浴を楽しもう2*~

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水着に着替えて食べ物も買ってから、エルとセイルの待つ場所へ向かった。

向かったんだけど・・・―――


「おにぃさん達、どこから来たの~♡」
「や~ん、すっごくかっこいい~♡」
「私達と一緒に楽しみませんかぁ~♡」

エルとセイルは水着を着た女性3人に囲まれていた。
パラソルを借りて場所取りしてくれていた2人は、パラソルの下に敷いたシートに座っている状態だ。
お姉さん達はスタイルにも見た目にも自信があるんだろう。かなりセクシーな水着を着用している美人3人組だ。
ちなみにエルは現在髪色を変えるピアス着用中のため、モスグリーンの髪色をしている。

「興味ない」
「ボクも~」

わぉ。美人なお姉さん達をバッサリと。
お姉さん達も自分達の誘いを断られると思ってなかったみたいでビックリしている。
持ち直したお姉さんが、なんとか2人を誘おうと声をかけたが・・・

「エルぱぱ~♪」

ここで勇者・・・もとい、ミナトちゃんがエルに突進した。

「ミナト、食べ物持って走ったら危ないぞ」
「ごめちゃい、なの」
「ふふ☆ミナトがいるってことはサーヤ達も一緒なんでしょ?」
「あいっ!ままも、いっしょなの」

お姉さん達3人は「ぱぱ?」「ままもいっしょ??」と訳が分からない様子で困惑している。
様子を見ていたあたしにエルが気づいたみたいで目が合った。
・・・なんか、驚いた後に頭を抱えてる?え、なんでだ??
とりあえずこっちに向かってきたけど・・・

「サーヤっ!おまっ、なんて格好してるんだ」
「え?何って、水着・・・」
「いいから、来いっ」
「え、食べ物買ってきたのに・・・」
「あ、サーヤ、それはあたしが持っていくから良いよ~」
「へ?」

リンダに持っていた食べ物を奪われ、セイルにはなぜか手を振られ、エルに手を引かれてあたしは皆と離れた場所へ連れて行かれた。





どれくらい歩いただろう。
気が付けば周りに人がいない切り立った岩場がたくさんある場所だった。
自分の背くらいある岩や、少し先には洞窟の様なものがあるが、人の手が入っている様子が見受けられない。
岩場の影に隠れるように立ち止まった場所は、足首くらいまで海水が浸かっているため、温めの海水とざらつく砂が足元をくすぐる。

「ふふ、やっぱり海水も温いんだね~」
「お前は・・・自分の姿に何も思うところはないのか?」
「自分の?だって、他の人もさっきのお姉さん達だって水着着てたじゃない。あたしだって同じだよ?それに、エル達みたいに声かけられてないし・・・」
「それは一緒にいたあいつがものすごい殺気を放ってたからな・・・並みの男では近づけんよ」
「・・・殺気?」

え?リンダそんなことしてたの??

「こんなえろいモノを着て・・・誘っているとしか思えぬ」
「いや、そんなことっ、んんっ」

なんで?海に着て水着を着るのは普通じゃないか!
白い水着にパレオ付けたのにどこがえろいってのよっ!!!

エルはキスをしながら水着の上からやわやわと胸を揉んできた。

「んっ、ぁ、エル、やぁっ・・・ここ、外・・・んんっ」
「こんな大きな胸・・・しかも柔らかくて、見てる男は皆触りたくなるだろうな・・・それに」
「あぁっ、やん・・・はぁ、摘まんじゃダメ、んっ」
「感度も良い・・・お前の姿を見た者は皆想像しただろうな、この水着の紐をこうやって解いて・・・」

エルが首の後ろの紐を解いたことで、胸がぽろんっと出てしまう。
風にさらされた胸を直接揉んだり口に含んだりしてエルは弄ぶ。

「お前の胸をこのようにすることを・・・んっ」
「やっ、そんなこと・・・あ、んんっ、吸わないでぇ・・・はぅっ」

甘い快感に身体の力が抜けてきたあたしは、背にしていた少し高めの岩に自然ともたれかかってしまうが、あたしが支えを得て倒れないのを良いことに、エルの行動はどんどんエスカレートしていく。

ダメだ、このままここで最後までって流れになっちゃったら絶対声が響いちゃうぅ。

「エル、ここはいや・・・ぁ、声、出ちゃうし、んっ、はぁっ・・・はぁ、人に見られたく、ない」
「大丈夫だ。すでに遮蔽と遮音の結界を張っている・・・思う存分感じていろ」

いや、結界張ればそれでOKじゃないからねっ!
回復すればいいとか結界張れば良いとかホントに使い方いろいろおかしいと思うのっ!!!

パレオのスリットにエルの手が入り込み、水着をずらして直接秘部に触れられ、くちゅりと水音がする。

「あ、はぁぁっ、んんっ」
「ここは海水に触れていないのに、すでに濡れているのか・・・」
「ぁ、やぁ・・・エルが触れるから、んぁっ、指挿入れちゃっ、あぁぁっ」
「俺の指2本を美味そうに咥えているな・・・音がすごいぞ、サーヤ」

エルに言われた通り、指を挿入れられたあたしの蜜壺は嬉しそうにぐっちゅぐっちゅと蜜を溢れさせ、エルの手やあたしの足にも垂れてきている。
いつもと違う場所、水着で、しかも脱がさずに乱されていることに自分が興奮しているのかと思うとものすごく恥ずかしい。

「ぁぁっ、外、やなのに・・・んんっ、あたし、あたし・・・」
「お前が俺の手で乱れるのはホントに堪らんな・・・挿入れるぞ、サーヤ」
「あ、んんっ、エル・・・きて・・・あぁぁぁぁぁっ」

あたしの背が岩で傷つかないように、岩場に手をつくようなバックの姿勢で後ろから抱きしめられながら、水着は脱がさず、少しずらした状態でエルのモノが挿入ってくる。

ただでさえバックは刺激が強く、この状況に興奮しいつもより感じてしまうあたし。
エルも興奮しているのか、朝と違って獣のように激しくあたしを攻めながら、ぽろりしている胸を揉んだり乳首を摘ままんだりと容赦ない快楽であたしを陥落させる。


今日のエルは、あたしが起きた時には手紙と黒曜石の中身を確認していたみたいで、優しく「おはよう、サーヤ」と言ってくれた。
一瞬呪いが解けたのでは?って思ったけど、残念ながらそうではなかった。
呪いについては解呪できてないけど、エル自身が思い出す内容が増えてきたことと、手紙と黒曜石のおかげで大きな混乱もないが、過去のエルは「俺の手で甘く乱れるお前が見たい」と毎朝色っぽく迫ってくるようになった。
手紙にあたしからの一言もそえられたからか、朝は甘く蕩けるように抱かれてからエルと一緒にシャワーを浴びて支度をするのが習慣となりつつある。

なんか、あたしがエルを支えなきゃって思ってるのに、逆に支えられているような気がして申し訳なくなってしまう。
最近あたしを抱くエルの腕は、とても優しくて前ほどじゃないにしても愛を感じ、いつの時代のエルにもあたしは夢中になる。


「んぁぁっ、エル、良いの・・・奥、気持ちい、んんっ」
「はぁっ、あぁ、俺もお前のナカが熱くて・・・っく、溶かされそうだ」

ぐちゅんっ、じゅぶ、じゅぶっとあたしのナカを掻き混ぜるいやらしい音が響く。
ここは外だけど、結界も張ってるし、外からも見えないから人に見られることはないと開き直ったあたしは、与えられる快感に素直に喘ぎ感じることにした。

「ぁ、エル、もう・・・あたし、あぁぁっ」
「あぁ、俺もイク・・・っく」


2人で一緒にイこうとしたそのとき・・・――――――




「あれ、さっきのおねーさんだ。こんなところでナニしてるの?」
「へ?・・・や、いや~~~~~~~~~っ!!!!」
「は?なっ・・・っく、サーヤ、締め付けるな、出る・・・」
「~~~~~~~~~~~~~~~~っ」



さっきの白髪の少年が急にあらわれたことで、あたしが悲鳴をあげつつエルを締め付け、そのままイってしまったエルの吐精で結局あたしもイってしまった・・・。




なんなのコレ・・・泣きたい・・・
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