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5章 帰郷!エルフの里へ ~記憶喪失編~
船で過ごそう ~呪いに負けない絆3~
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◇
・・・――――――あたしは今、猛烈に怒っている。
「ふ、ふ・・・」
「ふ?」
「ふざけるな~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!」
「ぅわっ、なんだ急に・・・って、はぁ??な、挿入ったまま??」
なんなの?!なんなのっ??!!またなのぉぉぉぉぉぉぉぉ????!!!!
◇
「・・・で、今のエリュシオンの年齢は?」
「はぁ?!俺の年齢なんてほとんど気にしたことないのに、急にどうしたんだ?セイル」
「いいからいいから、そーゆーのいらないから。で、今のキミは何歳?」
「はぁ・・・今は306歳だ。・・・これで満足か?」
「「・・・」」
思いっきり叫んだあと、そのままセイルを呼ぼうと思ったけど、記憶を失ったエルとえっちしてる状態だということに気づき、とりあえずエルに大まかな事情を話した。
頭では記憶が遡ってるんだから仕方ないとわかってるんだけどなんかもうやるせなくて、その上で「続き、するの?しないの?」と、半ば逆切れ状態でエルに迫るも、そこはさすがエル様、「よくわからんが、やられてばっかでいられるか」と変に負けん気を起こし、あたしは完全に魔王様に敗北しました。
結局エルに勝てないことと、昨日までの頑張りがまた無駄になってしまった悔しさと、またエルに忘れられてしまった悲しさでごっちゃになったあたしはボロボロに泣いてしまい、困ったエルはわからないなりにあたしを慰め、洗浄と回復魔法をかけ身支度も整えてくれた。
・・・なんだかんだとやることは一緒なんですね。
そして、セイルが年齢を聞いたときの話に戻るわけです。
さすがに2回目にもなると、あたしもセイルも無言になっちゃいました。
だって、これを呪いが解けるまで毎日繰り返すの?って感じだし・・・
「・・・おい、セイル。この女は何なんだ?俺の婚約者などと言っているが・・・ここにいるということはお前も知り合いなんだろう?」
「あー・・・うん、知り合いってゆーか・・・ねぇ」
「そうだね・・・あたし、一応セイルの加護もらってるよねぇ」
「はぁ?!・・・おまっ、セイル、人間があれほど嫌いだって・・・」
「人間は変わらず嫌いだよ☆この子は特別♪」
「なんだそれは・・・意味がわからん・・・」
ですよね。気持ちはわかるよ、わかるんだけど・・・
「あの・・・いい加減離れてもらっても良いですかね?」
あたしのことを散々誰だと言い、横柄な態度を取りながらも、ソファに座りあたしを後ろから抱きしめて離さない矛盾した行動をとるエル・・・これは何か?コントか何かですか??
「・・・離そうとすると身体が動かぬ。それにお前に触れていないと落ち着かない・・・なぜだ」
いやいやいや、あたしに聞かれましてもっ!!!!
エルが呪いに対して抗っている方向がなんだかおかしい気がして、嬉しい気持ちよりツッコみたい気持ちがどうしても強くなってしまう。
「ん~・・・毎日これだとさすがに疲れるよね・・・」
「うん」
「なっ、お前ら俺の扱いがおかしくないか?」
「「はぁ・・・」」
思わずため息ついちゃったら、セイルも同時に吐いていた。
珍しく同じ気持ちみたい。
「エリュシオン、これから話すことは信じられないかもしれないけど全部本当のことだから。めんどくさいから質問とか文句はナシね!いい??」
「いや、それ聞く意味ないんじゃ・・・」
「実はエリュシオンはね・・・―――」
「おいっ、聞けよっ!!」
やっぱりコントみたいです。
◇
「―――・・・というわけで、今キミの呪いを解くために皆で頑張ってるんだ☆」
「・・・そうか・・・にわかには信じがたいな」
「ん~、めんどくさいなぁ・・・またカルステッド呼ぶ?」
「でも、20年前ってカルステッドさんとエルって知り合ってるのかな?」
「あ~・・・微妙だね」
「ね、そろそろお腹すいたでしょ?魔法袋に入れてあるお菓子出すからお茶にしよう」
「あ、いいね☆スコーンはある?」
「あるよ~」
「お前らっ!!緊張感なさすぎだろっ!!ホントに呪いなんてかかってて、そのために動いてるのか??!!」
ありゃ、さすがにエルがキレちゃった。
「あのね、エル・・・あたしね、昨日はいっぱい泣いたんだよ」
「・・・」
「だって、“愛してる”とか“嫁になれ”とかいっぱい言って、いっぱい愛してくれたのに「お前、誰?」って・・・」
「俺が・・・そんなこと・・・」
「このブレスレットも、この指輪も、この手紙も、全部エルがくれたものだよ」
「・・・」
「それに、エルがいっぱいつけたキスマークだって・・・」
「だぁぁぁっ!わかった、わかったから、それは十分見たから!!お前はもう黙れ!!!」
「むぅ・・・」
「ふふ☆エリュシオンってホントに独占欲強いんだね~♪」
「そうだよ、エルってばホントに・・・」
「だからっ、いい加減黙れ!サーヤっ!!」
「「!!」」
今、名前呼んでくれた・・・?!
「エル・・・今っ、名前・・・」
「名前?・・・こいつの名前を呼んで何がおかしい」
「ボク、この部屋に入ってから一度もサーヤの名前呼んでないよ☆・・・どうして言えたんだろうね♪」
「!!」
昨日までのエルなのか、記憶を失う前のエルなのかはわからないけど、間違いなくエルは少しずつ呪いを押しのけてるような気がして、嬉しくてエルに抱きついた。
「エ、ルっ、っぐず、エルっ・・・エル~~~~~っ」
「・・・まったく、俺の婚約者とやらはこんなに泣き虫なのか?啼くのはベッドの上で十分・・・イテっ」
「っく、時と場所を、考えて・・・っぐず、モノを言いなさいよっ!エルのばか・・・」
「ふふ☆エリュシオンも頑張ってるみたいだね♪」
その後はちょうどお昼時だったので、魔法袋に入れてある料理と、デザートとしてセイルにスコーンと、エルにプリンもあげた。
家ではすっかりお馴染みになった野菜たっぷりのキッシュも、今のエルは初めてなのでとてもビックリしていたし、記憶を失ってもプリンはやっぱり好きみたいで、食べたときに言葉に出さないで感動する姿は、あたしの知ってる可愛いエルでちょっとキュンっとしてしまった。
呪いの影響で1日ごとに記憶が10年遡ってしまうエル。
毎日リセットされてしまうようでも、少しだけ綻びがあるのか、無意識にあたしの名前を憶えててくれたことが凄く嬉しい。
・・・ってことは、記憶を失ってても強い印象さえ残せれば覚えてていられるんだろうか?
エルが忘れてしまわないために、今夜は何をしてあげようか・・・
あたしはあたしなりに呪いに負けないよう頑張る決意を改めてしたのでした。
「あ、サーヤ。そろそろベルナートに“ご褒美”お願いね~☆」
「!!」
しまった。忘れてた。
ベルナートさんへのご褒美・・・どうしよう・・・
・・・――――――あたしは今、猛烈に怒っている。
「ふ、ふ・・・」
「ふ?」
「ふざけるな~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!」
「ぅわっ、なんだ急に・・・って、はぁ??な、挿入ったまま??」
なんなの?!なんなのっ??!!またなのぉぉぉぉぉぉぉぉ????!!!!
◇
「・・・で、今のエリュシオンの年齢は?」
「はぁ?!俺の年齢なんてほとんど気にしたことないのに、急にどうしたんだ?セイル」
「いいからいいから、そーゆーのいらないから。で、今のキミは何歳?」
「はぁ・・・今は306歳だ。・・・これで満足か?」
「「・・・」」
思いっきり叫んだあと、そのままセイルを呼ぼうと思ったけど、記憶を失ったエルとえっちしてる状態だということに気づき、とりあえずエルに大まかな事情を話した。
頭では記憶が遡ってるんだから仕方ないとわかってるんだけどなんかもうやるせなくて、その上で「続き、するの?しないの?」と、半ば逆切れ状態でエルに迫るも、そこはさすがエル様、「よくわからんが、やられてばっかでいられるか」と変に負けん気を起こし、あたしは完全に魔王様に敗北しました。
結局エルに勝てないことと、昨日までの頑張りがまた無駄になってしまった悔しさと、またエルに忘れられてしまった悲しさでごっちゃになったあたしはボロボロに泣いてしまい、困ったエルはわからないなりにあたしを慰め、洗浄と回復魔法をかけ身支度も整えてくれた。
・・・なんだかんだとやることは一緒なんですね。
そして、セイルが年齢を聞いたときの話に戻るわけです。
さすがに2回目にもなると、あたしもセイルも無言になっちゃいました。
だって、これを呪いが解けるまで毎日繰り返すの?って感じだし・・・
「・・・おい、セイル。この女は何なんだ?俺の婚約者などと言っているが・・・ここにいるということはお前も知り合いなんだろう?」
「あー・・・うん、知り合いってゆーか・・・ねぇ」
「そうだね・・・あたし、一応セイルの加護もらってるよねぇ」
「はぁ?!・・・おまっ、セイル、人間があれほど嫌いだって・・・」
「人間は変わらず嫌いだよ☆この子は特別♪」
「なんだそれは・・・意味がわからん・・・」
ですよね。気持ちはわかるよ、わかるんだけど・・・
「あの・・・いい加減離れてもらっても良いですかね?」
あたしのことを散々誰だと言い、横柄な態度を取りながらも、ソファに座りあたしを後ろから抱きしめて離さない矛盾した行動をとるエル・・・これは何か?コントか何かですか??
「・・・離そうとすると身体が動かぬ。それにお前に触れていないと落ち着かない・・・なぜだ」
いやいやいや、あたしに聞かれましてもっ!!!!
エルが呪いに対して抗っている方向がなんだかおかしい気がして、嬉しい気持ちよりツッコみたい気持ちがどうしても強くなってしまう。
「ん~・・・毎日これだとさすがに疲れるよね・・・」
「うん」
「なっ、お前ら俺の扱いがおかしくないか?」
「「はぁ・・・」」
思わずため息ついちゃったら、セイルも同時に吐いていた。
珍しく同じ気持ちみたい。
「エリュシオン、これから話すことは信じられないかもしれないけど全部本当のことだから。めんどくさいから質問とか文句はナシね!いい??」
「いや、それ聞く意味ないんじゃ・・・」
「実はエリュシオンはね・・・―――」
「おいっ、聞けよっ!!」
やっぱりコントみたいです。
◇
「―――・・・というわけで、今キミの呪いを解くために皆で頑張ってるんだ☆」
「・・・そうか・・・にわかには信じがたいな」
「ん~、めんどくさいなぁ・・・またカルステッド呼ぶ?」
「でも、20年前ってカルステッドさんとエルって知り合ってるのかな?」
「あ~・・・微妙だね」
「ね、そろそろお腹すいたでしょ?魔法袋に入れてあるお菓子出すからお茶にしよう」
「あ、いいね☆スコーンはある?」
「あるよ~」
「お前らっ!!緊張感なさすぎだろっ!!ホントに呪いなんてかかってて、そのために動いてるのか??!!」
ありゃ、さすがにエルがキレちゃった。
「あのね、エル・・・あたしね、昨日はいっぱい泣いたんだよ」
「・・・」
「だって、“愛してる”とか“嫁になれ”とかいっぱい言って、いっぱい愛してくれたのに「お前、誰?」って・・・」
「俺が・・・そんなこと・・・」
「このブレスレットも、この指輪も、この手紙も、全部エルがくれたものだよ」
「・・・」
「それに、エルがいっぱいつけたキスマークだって・・・」
「だぁぁぁっ!わかった、わかったから、それは十分見たから!!お前はもう黙れ!!!」
「むぅ・・・」
「ふふ☆エリュシオンってホントに独占欲強いんだね~♪」
「そうだよ、エルってばホントに・・・」
「だからっ、いい加減黙れ!サーヤっ!!」
「「!!」」
今、名前呼んでくれた・・・?!
「エル・・・今っ、名前・・・」
「名前?・・・こいつの名前を呼んで何がおかしい」
「ボク、この部屋に入ってから一度もサーヤの名前呼んでないよ☆・・・どうして言えたんだろうね♪」
「!!」
昨日までのエルなのか、記憶を失う前のエルなのかはわからないけど、間違いなくエルは少しずつ呪いを押しのけてるような気がして、嬉しくてエルに抱きついた。
「エ、ルっ、っぐず、エルっ・・・エル~~~~~っ」
「・・・まったく、俺の婚約者とやらはこんなに泣き虫なのか?啼くのはベッドの上で十分・・・イテっ」
「っく、時と場所を、考えて・・・っぐず、モノを言いなさいよっ!エルのばか・・・」
「ふふ☆エリュシオンも頑張ってるみたいだね♪」
その後はちょうどお昼時だったので、魔法袋に入れてある料理と、デザートとしてセイルにスコーンと、エルにプリンもあげた。
家ではすっかりお馴染みになった野菜たっぷりのキッシュも、今のエルは初めてなのでとてもビックリしていたし、記憶を失ってもプリンはやっぱり好きみたいで、食べたときに言葉に出さないで感動する姿は、あたしの知ってる可愛いエルでちょっとキュンっとしてしまった。
呪いの影響で1日ごとに記憶が10年遡ってしまうエル。
毎日リセットされてしまうようでも、少しだけ綻びがあるのか、無意識にあたしの名前を憶えててくれたことが凄く嬉しい。
・・・ってことは、記憶を失ってても強い印象さえ残せれば覚えてていられるんだろうか?
エルが忘れてしまわないために、今夜は何をしてあげようか・・・
あたしはあたしなりに呪いに負けないよう頑張る決意を改めてしたのでした。
「あ、サーヤ。そろそろベルナートに“ご褒美”お願いね~☆」
「!!」
しまった。忘れてた。
ベルナートさんへのご褒美・・・どうしよう・・・
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