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5章 帰郷!エルフの里へ ~記憶喪失編~
船に乗ろう~幸福の中に忍び寄る一つの影*~
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※後半はエリュシオン視点です。
-----------------
◇
「ん・・・」
明るさと、窓の外から聞こえる鳥のさえずりで目が覚めた。
胸元がなんかもぞもぞする・・・
「あ、エル・・・しかもまだ寝てる」
あたしがエルを胸に抱きこむようにしてそのまま眠ってしまったようだ。
下になっていた左腕が少々痺れてるけど、それはまぁご愛敬ということにしておこう。
「ふふ、可愛い寝顔・・・」
珍しくエルより先に起きたあたしはエルの寝顔を堪能していたが、我慢しきれなくておもわずぎゅっと抱きしめてしまう。
すると・・・―――
「ひゃんっ」
「ん、サーヤ・・・起きていたのか、んっ」
「や、んんっ・・・エル、急に・・・ぁぅっ」
「目の前に美味しそうなものがあったからな。食べているまでだ・・・」
「あぁっ、舌で転がさないで・・・んんっ、乳首ばっかりっ・・・や、ぁぁぁっ」
ぴくん、ぴくんっと軽く痙攣してしまう。
「軽くイったか?・・・どれ・・・」
エルはそう言って布団をはぎ取り、もぞもぞとあたしの下半身側に移動する。
「あ、やっ・・・ダメ、あぁぁぁぁぁっ」
「ん、サーヤの蜜はやはり甘いな」
「やっ、舌入れないでっ・・・あぁぁぁんっ」
朝から、しかもこんな部屋が明るい状態で両足を抱えて広げられ、秘部を舐めたり舌を入れられ、大事な部分が全部見られている恥ずかしさから、いつも以上に感じてしまう。
「ふっ、舐めても舐めても溢れてくるな、キリがない・・・じゅる」
「~~~~~っ」
エルが蜜を全部吸い取るように吸い付いたことでビクンっビクンっと達してしまい、脱力してしまう。
「あ、やぁ・・・バカぁ」
「くくっ・・・俺もそろそろ挿入れたいんだが?」
「んっ、優しくお願いします・・・」
「ふっ、仕方ないな」
すでに大きくなっているエルのモノがあたしのナカにずぶずぶと飲み込まれていく。
ゆっくり挿入ると、どうしても大きさとか形とかリアルに感じられてすごくいやらしく感じる・・・
「あぁっ、んんっ・・・はぁっ、はぁ・・・」
「サーヤ・・・んっ」
「んっ、エル・・・ふ、ぁむっ・・・んふっ、ぁぁ・・・」
エルがゆっくりと、あたしの最奥をノックするかのようにグラインドする。
じゅぶじゅぶという音がすごくいやらしいけど、すごく気持ち良くて・・・
「しあ、わせ・・・んんっ、ぁぁ・・・」
「確かに、繋がってる感じがするな・・・溶けてしまいそうだ」
「んぁ、このまま、溶けて・・・一つになれたら、エルと、んっ・・・ずっと一緒、かな?」
「ふっ、相変わらずおもしろい考え方をするな、サーヤは」
じっくり味わうようなスローセックスは、エルもだいぶ気に入ってるみたい。
スローと言っても、弱い最奥をグリグリされたり、エルの巧みな腰使いで角度を変えながら攻められる時の快感は、激しい時と変わらないくらいすごいのだ。
そして、あたしの最奥でエルが吐精してるとき同時にイってしまう・・・いわゆる中イキ(ってヤツだよね?本に書いてあったけど)が癖になってきちゃったみたい。
・・・あたしの身体はいったいエルにどこまで開発されてしまうのか・・・。
そう思いながらあたしの意識はまた微睡の中に落ちていった・・・――――――
◇
「サーヤは寝ちゃったの?」
「セイル」
「ふふ☆これ、差し入れだよ♪どうせ今日は部屋から出る気ないんでしょ?」
「・・・あぁ、ありがたくもらっておく」
「ベルナートがキミ達の仲をちょっとかき回したみたいだから、これでも少しは心配してたんだよ?」
「ぬかせ」
窓辺に急にあらわれた風の精霊王であるセイル。
神出鬼没で何を考えてるかわからないヤツではあるが、一応旧知の仲でもある。
「それにしても、サーヤに昔の話までするなんて・・・エリュシオンもだいぶ大人になったんだね~♪」
「うるさい。俺は十分大人だ、昔とは違う」
「ボクの半分くらいしか生きてないくせに・・・ふふ☆ボクから見ればいつでも子供だよ♪」
「ちっ・・・」
セイルはいつでも俺を子供扱いする。
・・・出逢った頃から・・・―――――
◆
俺がセイルに会ったのはノエルを失って間もないころだった。
俺が例の貴族にブチ切れて魔力暴走を起こした際の被害は結構甚大だった。
貴族の屋敷や町の半数を瓦礫の山にしていたらしい俺は、生存した町民から"黒"のエルフと目撃されていたことから、エルフの里にも情報が伝わり、両親にも多大な迷惑をかけた。
その騒動をきっかけに貴族の悪事が露呈されたため、大きな処分は免れたものの俺はメラニウム王国には居られなくなり、とりあえずガルドニアに辿り着いた。
“黒”による差別とノエルを失ってまだだいぶ荒れていて俺は、苛立ちを抑えきれず森で暴れまくっていた。
その時に出会ったのがセイルだ・・・―――
『ねぇ、ボクこの森気に入ってるんだけど、破壊したいなら別の場所行ってくれない?』
その後、俺の攻撃をいともたやすく受け流し、際どい攻撃をしてくるセイル。
直接攻撃がまだ苦手だった俺は、セイルと戦いながらどんな攻撃が効果的か考えるようになった。
最初は殺る気だったが、だんだん鍛錬のように楽しいと感じるようになっていき、時折お互い身体を動かす意味で殺り合う関係になっていった。。
『ふふ☆だいぶ暴れてスッキリしたんじゃない?イイ顔になってきた♪ボクはセイル、風の精霊王だよ☆』
『・・・エリュシオン・・・ハイエルフだ』
『ふ~ん・・・ま、ボクから見たら子供だね☆まだまだ無駄な動きがありすぎ♪』
『ふんっ、すぐに吠え面をかかせてやる・・・クソジジイ・・・』
『・・・キミにはまず“教育”ってモノが必要みたいだね☆』
それから“教育”と言う名のしごきが始まり、俺は近接も遠距離もだいぶ強くなったと思う。
◇
俺にとってセイルは、師であり、友であり、敵ではないが味方でもない・・・今ではサーヤに加護を与えているから味方ではあるが、互いをある程度理解し距離感もちょうど良い・・・そんな奴だ。
今もその関係は変わらない。
「・・・で、セイル。お前はいったい何しに来たんだ?次に来るのは船の上とか言ってなかったか?」
「あぁ、それなんだけどね・・・実は、ちょっと嫌な感じがして」
「嫌な感じ?・・・今回の旅行がか?」
「う~ん・・・気のせいなら良いんだけど気になっちゃって」
「お前の嫌な予感は何かしらで当たるからな・・・サーヤのときもそうだった」
そう。セイルの予感というのは大体当たってしまう。
それが自分達なのか別なのかはわからないが、ナニカが起こるのは間違いないだろう。
これ以上サーヤを・・・ミナトも含めて危ない目に遭わせるのはごめんだ。
「エリュシオン、ボクもサーヤやミナトがまた嫌な想いするのは避けたいと思ってるよ。・・・だから、コレ一応渡しておくね」
「・・・セイル、これは」
「もしエリュシオンでもどうにもできないことが起こった時はそれを使ってボクを呼び出して。邪魔な奴ら全部消してあげるから☆」
「・・・使う機会が想像できんな」
「ふふ☆子供は子供らしく、どうしようもないときは大人を頼りなさいってこと♪じゃ、ボクは戻るから☆・・・サーヤをいじめ過ぎないようにね♪」
「!!」
セイルはそう言って風と共に去っていった。
俺の隣で心地よさそうに眠るサーヤ。
いろんな邪魔は入ったが、ようやく心から結ばれた俺の大切な・・・―――
「・・・まさか、俺にこのような存在ができるとはな・・・」
銀色に輝く髪をひと房つかみ口付ける。
心も身体も欲しいと思って、それがようやく手に入って・・・これから先は二人で、家族も増えると良いなと言い合える関係にもなった。
護って見せるさ、何があっても・・・――――――
そう決意して、俺はサーヤの口唇にそっと口づけを落とした。
「ん・・・エル・・・?」
「起こしたか?」
「ごめんね、寝ちゃった・・・んっ」
「ん、いいさ・・・今日はずっとベッドの上で過ごすのだろう?」
「!!・・・あ、でもご飯とか・・・」
「飯はさっきセイルが持ってきたから大丈夫だ」
「えぇっ?!セイルが??!!」
サーヤが顔を赤くして慌てている。
いくらバレているとはいえ、セイルに俺とベッドで一緒にいる姿を見られて恥ずかしいということか・・・それ以上に恥ずかしいことを平然とするくせに、おかしな奴だ。
少しでも俺以外を考えるサーヤにイラっとして、自分に引き寄せて口唇を重ねる。
「んんっ、ぁふ・・・エル、あの・・・」
「サーヤ、昨日言ったことを覚えているか?」
「・・・昨日、言ったこと?」
「俺のしたいことを全部する・・・と言っていたな」
「!!」
「・・・俺だけを見て、俺だけを感じていろ・・・ずっとな」
「!!!!」
さっきよりも顔を真っ赤にしたサーヤは口をパクパクさせている。
そうだ、俺のことで頭がいっぱいになれば良い・・・少なくとも今この時間はな・・・
ふっ、サーヤはいつになっても初心な反応をしてくれる。一緒にいても、何度抱いても飽きることなどないから不思議だ。これから先もずっと、俺はお前を手放すつもりなどない。
さて、今日はとことんこの身体に俺を刻み付けてやろう。イヤという程な・・・
こうして俺とサーヤは、次の日出発するまでのほとんどの時間をベッドで過ごしていた・・・――――――
-----------------
◇
「ん・・・」
明るさと、窓の外から聞こえる鳥のさえずりで目が覚めた。
胸元がなんかもぞもぞする・・・
「あ、エル・・・しかもまだ寝てる」
あたしがエルを胸に抱きこむようにしてそのまま眠ってしまったようだ。
下になっていた左腕が少々痺れてるけど、それはまぁご愛敬ということにしておこう。
「ふふ、可愛い寝顔・・・」
珍しくエルより先に起きたあたしはエルの寝顔を堪能していたが、我慢しきれなくておもわずぎゅっと抱きしめてしまう。
すると・・・―――
「ひゃんっ」
「ん、サーヤ・・・起きていたのか、んっ」
「や、んんっ・・・エル、急に・・・ぁぅっ」
「目の前に美味しそうなものがあったからな。食べているまでだ・・・」
「あぁっ、舌で転がさないで・・・んんっ、乳首ばっかりっ・・・や、ぁぁぁっ」
ぴくん、ぴくんっと軽く痙攣してしまう。
「軽くイったか?・・・どれ・・・」
エルはそう言って布団をはぎ取り、もぞもぞとあたしの下半身側に移動する。
「あ、やっ・・・ダメ、あぁぁぁぁぁっ」
「ん、サーヤの蜜はやはり甘いな」
「やっ、舌入れないでっ・・・あぁぁぁんっ」
朝から、しかもこんな部屋が明るい状態で両足を抱えて広げられ、秘部を舐めたり舌を入れられ、大事な部分が全部見られている恥ずかしさから、いつも以上に感じてしまう。
「ふっ、舐めても舐めても溢れてくるな、キリがない・・・じゅる」
「~~~~~っ」
エルが蜜を全部吸い取るように吸い付いたことでビクンっビクンっと達してしまい、脱力してしまう。
「あ、やぁ・・・バカぁ」
「くくっ・・・俺もそろそろ挿入れたいんだが?」
「んっ、優しくお願いします・・・」
「ふっ、仕方ないな」
すでに大きくなっているエルのモノがあたしのナカにずぶずぶと飲み込まれていく。
ゆっくり挿入ると、どうしても大きさとか形とかリアルに感じられてすごくいやらしく感じる・・・
「あぁっ、んんっ・・・はぁっ、はぁ・・・」
「サーヤ・・・んっ」
「んっ、エル・・・ふ、ぁむっ・・・んふっ、ぁぁ・・・」
エルがゆっくりと、あたしの最奥をノックするかのようにグラインドする。
じゅぶじゅぶという音がすごくいやらしいけど、すごく気持ち良くて・・・
「しあ、わせ・・・んんっ、ぁぁ・・・」
「確かに、繋がってる感じがするな・・・溶けてしまいそうだ」
「んぁ、このまま、溶けて・・・一つになれたら、エルと、んっ・・・ずっと一緒、かな?」
「ふっ、相変わらずおもしろい考え方をするな、サーヤは」
じっくり味わうようなスローセックスは、エルもだいぶ気に入ってるみたい。
スローと言っても、弱い最奥をグリグリされたり、エルの巧みな腰使いで角度を変えながら攻められる時の快感は、激しい時と変わらないくらいすごいのだ。
そして、あたしの最奥でエルが吐精してるとき同時にイってしまう・・・いわゆる中イキ(ってヤツだよね?本に書いてあったけど)が癖になってきちゃったみたい。
・・・あたしの身体はいったいエルにどこまで開発されてしまうのか・・・。
そう思いながらあたしの意識はまた微睡の中に落ちていった・・・――――――
◇
「サーヤは寝ちゃったの?」
「セイル」
「ふふ☆これ、差し入れだよ♪どうせ今日は部屋から出る気ないんでしょ?」
「・・・あぁ、ありがたくもらっておく」
「ベルナートがキミ達の仲をちょっとかき回したみたいだから、これでも少しは心配してたんだよ?」
「ぬかせ」
窓辺に急にあらわれた風の精霊王であるセイル。
神出鬼没で何を考えてるかわからないヤツではあるが、一応旧知の仲でもある。
「それにしても、サーヤに昔の話までするなんて・・・エリュシオンもだいぶ大人になったんだね~♪」
「うるさい。俺は十分大人だ、昔とは違う」
「ボクの半分くらいしか生きてないくせに・・・ふふ☆ボクから見ればいつでも子供だよ♪」
「ちっ・・・」
セイルはいつでも俺を子供扱いする。
・・・出逢った頃から・・・―――――
◆
俺がセイルに会ったのはノエルを失って間もないころだった。
俺が例の貴族にブチ切れて魔力暴走を起こした際の被害は結構甚大だった。
貴族の屋敷や町の半数を瓦礫の山にしていたらしい俺は、生存した町民から"黒"のエルフと目撃されていたことから、エルフの里にも情報が伝わり、両親にも多大な迷惑をかけた。
その騒動をきっかけに貴族の悪事が露呈されたため、大きな処分は免れたものの俺はメラニウム王国には居られなくなり、とりあえずガルドニアに辿り着いた。
“黒”による差別とノエルを失ってまだだいぶ荒れていて俺は、苛立ちを抑えきれず森で暴れまくっていた。
その時に出会ったのがセイルだ・・・―――
『ねぇ、ボクこの森気に入ってるんだけど、破壊したいなら別の場所行ってくれない?』
その後、俺の攻撃をいともたやすく受け流し、際どい攻撃をしてくるセイル。
直接攻撃がまだ苦手だった俺は、セイルと戦いながらどんな攻撃が効果的か考えるようになった。
最初は殺る気だったが、だんだん鍛錬のように楽しいと感じるようになっていき、時折お互い身体を動かす意味で殺り合う関係になっていった。。
『ふふ☆だいぶ暴れてスッキリしたんじゃない?イイ顔になってきた♪ボクはセイル、風の精霊王だよ☆』
『・・・エリュシオン・・・ハイエルフだ』
『ふ~ん・・・ま、ボクから見たら子供だね☆まだまだ無駄な動きがありすぎ♪』
『ふんっ、すぐに吠え面をかかせてやる・・・クソジジイ・・・』
『・・・キミにはまず“教育”ってモノが必要みたいだね☆』
それから“教育”と言う名のしごきが始まり、俺は近接も遠距離もだいぶ強くなったと思う。
◇
俺にとってセイルは、師であり、友であり、敵ではないが味方でもない・・・今ではサーヤに加護を与えているから味方ではあるが、互いをある程度理解し距離感もちょうど良い・・・そんな奴だ。
今もその関係は変わらない。
「・・・で、セイル。お前はいったい何しに来たんだ?次に来るのは船の上とか言ってなかったか?」
「あぁ、それなんだけどね・・・実は、ちょっと嫌な感じがして」
「嫌な感じ?・・・今回の旅行がか?」
「う~ん・・・気のせいなら良いんだけど気になっちゃって」
「お前の嫌な予感は何かしらで当たるからな・・・サーヤのときもそうだった」
そう。セイルの予感というのは大体当たってしまう。
それが自分達なのか別なのかはわからないが、ナニカが起こるのは間違いないだろう。
これ以上サーヤを・・・ミナトも含めて危ない目に遭わせるのはごめんだ。
「エリュシオン、ボクもサーヤやミナトがまた嫌な想いするのは避けたいと思ってるよ。・・・だから、コレ一応渡しておくね」
「・・・セイル、これは」
「もしエリュシオンでもどうにもできないことが起こった時はそれを使ってボクを呼び出して。邪魔な奴ら全部消してあげるから☆」
「・・・使う機会が想像できんな」
「ふふ☆子供は子供らしく、どうしようもないときは大人を頼りなさいってこと♪じゃ、ボクは戻るから☆・・・サーヤをいじめ過ぎないようにね♪」
「!!」
セイルはそう言って風と共に去っていった。
俺の隣で心地よさそうに眠るサーヤ。
いろんな邪魔は入ったが、ようやく心から結ばれた俺の大切な・・・―――
「・・・まさか、俺にこのような存在ができるとはな・・・」
銀色に輝く髪をひと房つかみ口付ける。
心も身体も欲しいと思って、それがようやく手に入って・・・これから先は二人で、家族も増えると良いなと言い合える関係にもなった。
護って見せるさ、何があっても・・・――――――
そう決意して、俺はサーヤの口唇にそっと口づけを落とした。
「ん・・・エル・・・?」
「起こしたか?」
「ごめんね、寝ちゃった・・・んっ」
「ん、いいさ・・・今日はずっとベッドの上で過ごすのだろう?」
「!!・・・あ、でもご飯とか・・・」
「飯はさっきセイルが持ってきたから大丈夫だ」
「えぇっ?!セイルが??!!」
サーヤが顔を赤くして慌てている。
いくらバレているとはいえ、セイルに俺とベッドで一緒にいる姿を見られて恥ずかしいということか・・・それ以上に恥ずかしいことを平然とするくせに、おかしな奴だ。
少しでも俺以外を考えるサーヤにイラっとして、自分に引き寄せて口唇を重ねる。
「んんっ、ぁふ・・・エル、あの・・・」
「サーヤ、昨日言ったことを覚えているか?」
「・・・昨日、言ったこと?」
「俺のしたいことを全部する・・・と言っていたな」
「!!」
「・・・俺だけを見て、俺だけを感じていろ・・・ずっとな」
「!!!!」
さっきよりも顔を真っ赤にしたサーヤは口をパクパクさせている。
そうだ、俺のことで頭がいっぱいになれば良い・・・少なくとも今この時間はな・・・
ふっ、サーヤはいつになっても初心な反応をしてくれる。一緒にいても、何度抱いても飽きることなどないから不思議だ。これから先もずっと、俺はお前を手放すつもりなどない。
さて、今日はとことんこの身体に俺を刻み付けてやろう。イヤという程な・・・
こうして俺とサーヤは、次の日出発するまでのほとんどの時間をベッドで過ごしていた・・・――――――
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