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4章 打倒!悪役令嬢ヒロイン
エピローグ
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◇
・・・ちなみに、あのあと意識を失ったあたしはと言うと・・・――――――
「・・・っぅ~~~~~、なんでこの世界にはバ〇ァリンがないのぉぉぉぉぉっ!!!」
そう。あたしの出血は生理不順でした。
いろんなことがありすぎて、遅れてしまっていたらしい。・・・うぅ、恥ずかしいよぅ。
あの後すぐに森に帰る・・・のではなく、あたしは王都の婦人科がある病院に連れて行かれた。
その際、妊娠ではなく、生理不順であることが発覚したのだ。
今は森に帰って来て、寝室でずっと寝込んでます。
ちなみに寝室には現在精霊さん達にも有効な、立ち入り禁止の結界張ってるみたい。
今はえっちしたくてもできないけど、これで万が一があっても覗かれない!安心だねっ!!
ミナトちゃんはせっかく回復した魔力をだいぶ消耗したということで、精霊さんのところで回復中。
セイルもベルナートさんもそんなミナトちゃんに付き添っている。
なので、今は久々に家にエルと二人きりなのです。
あ、ほむちゃんは台所にいるけどね。
「大丈夫か?サーヤ。・・・一応痛み止めを作ってみたんだが・・・」
「苦くない?今度は苦くない??」
「・・・この前のモノよりはマシなはずだ」
「じゃあやだっ!この前もそう言ってものすご―――く苦かったもんっ・・・痛~~~~~~っ」
エルの作る薬の苦さにひと舐めで断念してしまうあたしは、未だに生理痛と戦っていた。
バファ〇ンのように半分が優しさでできている薬をあたしに下さいっ!!!
「・・・ったく、お前は子供か。仕方ないな・・・」
薬を口に含んだエルがあたしを引き寄せて、口移しで無理やり薬を飲ませてきた。
「んんっ・・・ふぁっ、や、苦っ・・・んんん~~~~っ」
後半はエルが魔力を与えてくれたおかげで甘さを感じたけど、口の中は苦みでいっぱいだ。
「ふぇ~~っ、やっぱ苦いじゃないかっ!エルのバカ~~~っ」
「苦みが取れるまで甘いキスしてやるから機嫌を直せ」
「んんっ、ぁ・・・はぅ、んっ、ちゅ・・・でも、まだえっちできないもん・・・んっ」
「ん・・・最後までできなくとも、お前を気持ち良くする方法はいくらでもあるぞ」
「ぁむ、んんっ・・・でも、エルと一緒に・・・んっ、気持ちよく、なりたぃ・・・」
最後の方は恥ずかしくなって尻すぼみになってしまったが、エルにはしっかり聞こえたようだ。
「お前が回復したら、いくらでもしてやる。前みたいにずっと挿入れたまま朝を迎えるのも良いな」
「!!!」
攫われる前に喧嘩したことが嘘のように甘々な時間を過ごしてます。
嬉しい、嬉しいんだけど、今思うように動けない分全部エルがお世話してくれてるから、このままだとあたし何もできない子になりそうでちょっと怖いです・・・
「あ、そうだ!エル、アネモネさんに何もされてないんだよね?浮気なんてしてないんだよね??」
「あぁ、あの女は部屋に俺を連れ込んだ瞬間抱きついて口づけはしてきたが・・・」
「口づけ?!じゃあキスはしたってこと??やだやだっ!消毒っ!消毒しなきゃっ!!」
「おいっ!消毒って拭こうとするな、バカが!・・・お前だって、ベルナートに癒しの水を口移しで飲ませてもらっていたと聞いたが?」
「いや、あの・・・それは治療の一環というか、なんというか・・・」
「しかも、俺達が救出に行ったあの日、ベルナートに押し倒されていたようだな?あの服の乱れも犯人はベルナートだろう?・・・お前こそ消毒しないとダメなようだな」
「や、アレはある意味不可抗りょ・・・んんっ、ふぁ・・・んぁっ」
さっきの薬を飲ませてくれるのとは違う、噛みつかれるようなキスをしながら胸をやわやわと揉んでくるエル。
今はちょっと胸が張ってるから、揉まれるとちょっと痛い。
「んっ、エル・・・今胸はっ・・・ぁんっ」
「ここも触られたか?こことか・・・」
「きゃぅっ、や、バカっ・・・んんっ、乳首、ダメ・・・やぁっ」
最後まですることはないけど、胸を散々攻められるあたしはすっかり胸だけでイッてしまうようになった。
もうっ!!どこまでこのドSで鬼畜な俺様エルフに開発されるのっ、あたしの身体っ!!!
「サーヤ・・・」
「んっ・・・っはぁ、なぁに?」
「もし、本当に妊娠したら・・・その時は産んでくれ。全力で護るから・・・」
「エル・・・うんっ、もちろんだよ!大好きっ、愛してるよ♡エル♡♡」
「っ!!・・・お、俺も・・・愛、してる」
ドSで鬼畜な俺様エルフの魔王様は、あたしのことをとっても大事にしてくれる、愛しい愛しい未来の旦那様なのだ。
この人・・・エルフとずっと一緒に生きていきたい。
この命が続く限りずっと・・・――――――
----------------------------------
※物語の重要ポイントだった『打倒!悪役令嬢ヒロイン』終わりです!
でも物語は終わりません、少し幕間を挟んで次から新章突入です。
この後もぜひぜひお楽しみください。
・・・ちなみに、あのあと意識を失ったあたしはと言うと・・・――――――
「・・・っぅ~~~~~、なんでこの世界にはバ〇ァリンがないのぉぉぉぉぉっ!!!」
そう。あたしの出血は生理不順でした。
いろんなことがありすぎて、遅れてしまっていたらしい。・・・うぅ、恥ずかしいよぅ。
あの後すぐに森に帰る・・・のではなく、あたしは王都の婦人科がある病院に連れて行かれた。
その際、妊娠ではなく、生理不順であることが発覚したのだ。
今は森に帰って来て、寝室でずっと寝込んでます。
ちなみに寝室には現在精霊さん達にも有効な、立ち入り禁止の結界張ってるみたい。
今はえっちしたくてもできないけど、これで万が一があっても覗かれない!安心だねっ!!
ミナトちゃんはせっかく回復した魔力をだいぶ消耗したということで、精霊さんのところで回復中。
セイルもベルナートさんもそんなミナトちゃんに付き添っている。
なので、今は久々に家にエルと二人きりなのです。
あ、ほむちゃんは台所にいるけどね。
「大丈夫か?サーヤ。・・・一応痛み止めを作ってみたんだが・・・」
「苦くない?今度は苦くない??」
「・・・この前のモノよりはマシなはずだ」
「じゃあやだっ!この前もそう言ってものすご―――く苦かったもんっ・・・痛~~~~~~っ」
エルの作る薬の苦さにひと舐めで断念してしまうあたしは、未だに生理痛と戦っていた。
バファ〇ンのように半分が優しさでできている薬をあたしに下さいっ!!!
「・・・ったく、お前は子供か。仕方ないな・・・」
薬を口に含んだエルがあたしを引き寄せて、口移しで無理やり薬を飲ませてきた。
「んんっ・・・ふぁっ、や、苦っ・・・んんん~~~~っ」
後半はエルが魔力を与えてくれたおかげで甘さを感じたけど、口の中は苦みでいっぱいだ。
「ふぇ~~っ、やっぱ苦いじゃないかっ!エルのバカ~~~っ」
「苦みが取れるまで甘いキスしてやるから機嫌を直せ」
「んんっ、ぁ・・・はぅ、んっ、ちゅ・・・でも、まだえっちできないもん・・・んっ」
「ん・・・最後までできなくとも、お前を気持ち良くする方法はいくらでもあるぞ」
「ぁむ、んんっ・・・でも、エルと一緒に・・・んっ、気持ちよく、なりたぃ・・・」
最後の方は恥ずかしくなって尻すぼみになってしまったが、エルにはしっかり聞こえたようだ。
「お前が回復したら、いくらでもしてやる。前みたいにずっと挿入れたまま朝を迎えるのも良いな」
「!!!」
攫われる前に喧嘩したことが嘘のように甘々な時間を過ごしてます。
嬉しい、嬉しいんだけど、今思うように動けない分全部エルがお世話してくれてるから、このままだとあたし何もできない子になりそうでちょっと怖いです・・・
「あ、そうだ!エル、アネモネさんに何もされてないんだよね?浮気なんてしてないんだよね??」
「あぁ、あの女は部屋に俺を連れ込んだ瞬間抱きついて口づけはしてきたが・・・」
「口づけ?!じゃあキスはしたってこと??やだやだっ!消毒っ!消毒しなきゃっ!!」
「おいっ!消毒って拭こうとするな、バカが!・・・お前だって、ベルナートに癒しの水を口移しで飲ませてもらっていたと聞いたが?」
「いや、あの・・・それは治療の一環というか、なんというか・・・」
「しかも、俺達が救出に行ったあの日、ベルナートに押し倒されていたようだな?あの服の乱れも犯人はベルナートだろう?・・・お前こそ消毒しないとダメなようだな」
「や、アレはある意味不可抗りょ・・・んんっ、ふぁ・・・んぁっ」
さっきの薬を飲ませてくれるのとは違う、噛みつかれるようなキスをしながら胸をやわやわと揉んでくるエル。
今はちょっと胸が張ってるから、揉まれるとちょっと痛い。
「んっ、エル・・・今胸はっ・・・ぁんっ」
「ここも触られたか?こことか・・・」
「きゃぅっ、や、バカっ・・・んんっ、乳首、ダメ・・・やぁっ」
最後まですることはないけど、胸を散々攻められるあたしはすっかり胸だけでイッてしまうようになった。
もうっ!!どこまでこのドSで鬼畜な俺様エルフに開発されるのっ、あたしの身体っ!!!
「サーヤ・・・」
「んっ・・・っはぁ、なぁに?」
「もし、本当に妊娠したら・・・その時は産んでくれ。全力で護るから・・・」
「エル・・・うんっ、もちろんだよ!大好きっ、愛してるよ♡エル♡♡」
「っ!!・・・お、俺も・・・愛、してる」
ドSで鬼畜な俺様エルフの魔王様は、あたしのことをとっても大事にしてくれる、愛しい愛しい未来の旦那様なのだ。
この人・・・エルフとずっと一緒に生きていきたい。
この命が続く限りずっと・・・――――――
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※物語の重要ポイントだった『打倒!悪役令嬢ヒロイン』終わりです!
でも物語は終わりません、少し幕間を挟んで次から新章突入です。
この後もぜひぜひお楽しみください。
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