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4章 打倒!悪役令嬢ヒロイン
ヒロインへの逆襲 〜序章*〜
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※触手による凌辱シーンがありますが、BADな展開ではありません。
気分を害してしまったらすみません。
一応次の話から呼んでも違和感がないようにしているので苦手な方は飛ばしても大丈夫かと思います。
******************
◇
「あぁっ、ぁ・・・、も、やぁっ・・・許し、て・・・んぁっ」
ぐちゅんっぐちゅんっ
じゅぶ、じゅぶ
ぴちゃ、ぴちゃ
意志のない触手は容赦なくあたしの前と後ろを太い触手で攻め立て、身体に纏わり付いた別の触手はあたしの胸や敏感な乳首、クリトリスを様々な形状に形を変えて舐め回したり擦ったり、あたしはほぼ全身を快楽という名の暴力で襲われている。
もう数え切れないくらいの絶頂による叫びで、弱々しい声しか出ない。
そして、何度も何度も大量の欲望を吐き出され、あたしのお腹はすでに妊婦のように膨れていた。
今どれくらいの時間が経ったの?
この時間は一体いつになったら終わるの?
「あぁ・・・んっ、ふぁ・・・や、ダメっ、またイッちゃ・・・あぁぁぁぁっ」
ドクンドクンっ
鎖で吊るされたあたしの身体は力が入ることなく、意識を失ってもひたすら無情な快楽を与えられ続ける・・・
(コツ、コツ)
近づいてくる人の気配がした。
「ふふ、ざまぁないわね。悪役令嬢サーシャリア=ロンド。せっかく生還したのに、これじゃぁアノ時死んでた方がまだ良かったんじゃない?」
「・・・」
「ふんっ、意識を失ってるなんてつまらないわね。アンタはまだ殺してあげない♡
大事な大事な人質ですもの☆コトが済んだら今度はちゃ~んと殺してあげるわ♡」
あたしを拐った主犯であるアネモネさんは、ヒロインと思えないほどの邪悪な笑顔で、あたしの陵辱し尽された姿を嬉しそうに見ている。
「婚約者がいたんでしょ?可哀想に・・・。この国の貴族は結婚するまでSEXしないんですってね?
せっかく以前処女は奪わないであげたのに、結果的にそんなモノに奪われるなんて。ハハッ、いい気味だわ♪」
アネモネさんがあたしの顔を見ようと近づいてこようとするが、ベルナートさんがそれを止める。
「近づくな。触手の餌食になりたくなければな」
「・・・ふん、絶望しきった顔でも見てやろうと思ったんけど。いいわ、まだまだたっぷり時間があるもの。ゆっくり楽しむといいわ♡」
(ガチャン、コツ、コツ・・・)
「・・・もういいだろう。大丈夫だ」
「ふぅ、ありがとう。ベルナートさん」
「いや、気にすることはない」
冒頭のアレは、あたし自身が悲惨な陵辱を受けているのではなく、実はベルナートさんが見せている幻覚なのだ。
・・・幻覚とはいえ、自分の顔があんな酷い事されてるのはなかなか精神的によろしくない。
でも、実際アネモネさんは同じくらい酷い事をあたしにしかねないので、それに比べたら遥かにありがたい。ってゆーか、むしろ感謝しかない。
あたしの精神、頑張れ。特殊なAV観てると思うようにしよう、それが良い。
あたしは確かにアネモネさんの差し金でベルナートさんに誘拐された。
そして、今朝部屋の窓辺で見た黒い蝶々、あれもミナトちゃんに会いに来たベルナートさんだった。
ミナトちゃんがあたしのことを“サーヤまま”と言って慕っている話を聞いていた彼は、元より危害を加える気がなかったらしい。
・・・攫われたとき意識を失い、気が付けば知らない部屋のベッドで寝かされていた。
最初は何をされるのか怖くて、泣きながら叫んだりモノを投げつけたりして暴れていたあたし。
さすがに投げるものもなくなり、疲れてきた時に優しく諭すようにベルナートさんはあたしに話しかけてきた。
「頼むから泣き止んでくれ。本当にお前に何かするつもりはないんだ。
コトが済むまで、ここにいてくれればそれでいい」
「・・・っく、や、帰るっ、帰してよぉ・・・っ森に、帰りたい・・・っふぅ、エルっ、エルぅ~・・・」
「森?・・・エル、とはエリュシオンの事か?」
「エルを、知ってるの・・・?」
「直接会ったことはないが・・・俺と同じ、漆黒の髪をしていると聞いた。
・・・お前はこの黒髪が恐ろしくはないのか?」
「・・・ぐずっ、あたし、大好きですよ、黒髪。あたし、エルの婚約者です、一応・・・」
「・・・は?」
信じられないモノを見たって顔をしたベルナートさんに、黒髪LOVEのあたしはいかに漆黒の髪が素晴らしいかを語ろうとしたが、すぐに「もういい」と遮られてしまった。
解せぬ。
気分を害してしまったらすみません。
一応次の話から呼んでも違和感がないようにしているので苦手な方は飛ばしても大丈夫かと思います。
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◇
「あぁっ、ぁ・・・、も、やぁっ・・・許し、て・・・んぁっ」
ぐちゅんっぐちゅんっ
じゅぶ、じゅぶ
ぴちゃ、ぴちゃ
意志のない触手は容赦なくあたしの前と後ろを太い触手で攻め立て、身体に纏わり付いた別の触手はあたしの胸や敏感な乳首、クリトリスを様々な形状に形を変えて舐め回したり擦ったり、あたしはほぼ全身を快楽という名の暴力で襲われている。
もう数え切れないくらいの絶頂による叫びで、弱々しい声しか出ない。
そして、何度も何度も大量の欲望を吐き出され、あたしのお腹はすでに妊婦のように膨れていた。
今どれくらいの時間が経ったの?
この時間は一体いつになったら終わるの?
「あぁ・・・んっ、ふぁ・・・や、ダメっ、またイッちゃ・・・あぁぁぁぁっ」
ドクンドクンっ
鎖で吊るされたあたしの身体は力が入ることなく、意識を失ってもひたすら無情な快楽を与えられ続ける・・・
(コツ、コツ)
近づいてくる人の気配がした。
「ふふ、ざまぁないわね。悪役令嬢サーシャリア=ロンド。せっかく生還したのに、これじゃぁアノ時死んでた方がまだ良かったんじゃない?」
「・・・」
「ふんっ、意識を失ってるなんてつまらないわね。アンタはまだ殺してあげない♡
大事な大事な人質ですもの☆コトが済んだら今度はちゃ~んと殺してあげるわ♡」
あたしを拐った主犯であるアネモネさんは、ヒロインと思えないほどの邪悪な笑顔で、あたしの陵辱し尽された姿を嬉しそうに見ている。
「婚約者がいたんでしょ?可哀想に・・・。この国の貴族は結婚するまでSEXしないんですってね?
せっかく以前処女は奪わないであげたのに、結果的にそんなモノに奪われるなんて。ハハッ、いい気味だわ♪」
アネモネさんがあたしの顔を見ようと近づいてこようとするが、ベルナートさんがそれを止める。
「近づくな。触手の餌食になりたくなければな」
「・・・ふん、絶望しきった顔でも見てやろうと思ったんけど。いいわ、まだまだたっぷり時間があるもの。ゆっくり楽しむといいわ♡」
(ガチャン、コツ、コツ・・・)
「・・・もういいだろう。大丈夫だ」
「ふぅ、ありがとう。ベルナートさん」
「いや、気にすることはない」
冒頭のアレは、あたし自身が悲惨な陵辱を受けているのではなく、実はベルナートさんが見せている幻覚なのだ。
・・・幻覚とはいえ、自分の顔があんな酷い事されてるのはなかなか精神的によろしくない。
でも、実際アネモネさんは同じくらい酷い事をあたしにしかねないので、それに比べたら遥かにありがたい。ってゆーか、むしろ感謝しかない。
あたしの精神、頑張れ。特殊なAV観てると思うようにしよう、それが良い。
あたしは確かにアネモネさんの差し金でベルナートさんに誘拐された。
そして、今朝部屋の窓辺で見た黒い蝶々、あれもミナトちゃんに会いに来たベルナートさんだった。
ミナトちゃんがあたしのことを“サーヤまま”と言って慕っている話を聞いていた彼は、元より危害を加える気がなかったらしい。
・・・攫われたとき意識を失い、気が付けば知らない部屋のベッドで寝かされていた。
最初は何をされるのか怖くて、泣きながら叫んだりモノを投げつけたりして暴れていたあたし。
さすがに投げるものもなくなり、疲れてきた時に優しく諭すようにベルナートさんはあたしに話しかけてきた。
「頼むから泣き止んでくれ。本当にお前に何かするつもりはないんだ。
コトが済むまで、ここにいてくれればそれでいい」
「・・・っく、や、帰るっ、帰してよぉ・・・っ森に、帰りたい・・・っふぅ、エルっ、エルぅ~・・・」
「森?・・・エル、とはエリュシオンの事か?」
「エルを、知ってるの・・・?」
「直接会ったことはないが・・・俺と同じ、漆黒の髪をしていると聞いた。
・・・お前はこの黒髪が恐ろしくはないのか?」
「・・・ぐずっ、あたし、大好きですよ、黒髪。あたし、エルの婚約者です、一応・・・」
「・・・は?」
信じられないモノを見たって顔をしたベルナートさんに、黒髪LOVEのあたしはいかに漆黒の髪が素晴らしいかを語ろうとしたが、すぐに「もういい」と遮られてしまった。
解せぬ。
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