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4章 打倒!悪役令嬢ヒロイン
お城へ行こう~お城で迎える特別な朝*~
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◇
窓の外から差し込む光で目が覚める。
うっすら目を開けると、いつもの景色と違うことに違和感が・・・そして、自分の下半身にも違和感が・・・
身じろぎをしようにも、がっしり何かに固定されていて動けない・・・。
あれ?あたし・・・
!!!
昨夜のエルからのプロポーズと、その後・・・とゆーか、一度寝落ちてから起きた後もそのまま何度もシたことを思い出し、それと同時に今下半身に感じる違和感は、エルのモノが挿入されたままということにも気が付いて、一気に恥ずかしくなる。
そういえば、エルは「婚約するならもう避妊魔法は要らないか」とか言ってたっけ?
なんとなくお腹を手で抑える。
昨日もたくさん注がれたエルの精、あたしはエルの赤ちゃんを孕む可能性も今後はあるわけだ・・・。
まだ赤ちゃんがいるわけでもないのに、言いようのない安心感が芽生えて思わずにやけてしまう。
でも、さすがにそろそろ起きてお風呂に入りたい。外があんなに明るいってことは結構いい時間なんじゃないかな。
なんとかエルの腕の拘束を外そうと試みるも、ビクともしなかった。
あたしがもぞもぞしてたからエルも起きたみたい。さすがにあれだけスルと、エルもぐっすりだったみたいだ。
エルが抱き枕のようにあたしを抱きしめながら呟いた。
「ん・・・、もう起きる時間か?」
ぎゅって抱きこまれているため、自然と耳元に寝起きのエルの声が響く。
いつもより低く気怠げな声の色っぽさにビクっとなってしまった。
「あ、エル・・・お、おはよう」
「ん、今締め付けたな。くくっ・・・お前は俺の声にも反応するのか?」
「・・・黙秘でお願いシマス」
エルも起きたことだし、さすがに抜いてもらおうと思ったら、そうは問屋が下さなかった。
あたしの腰をしっかり掴み、ゆっくりとじっくりと奥まで味わうようにエルが動き始めた。
「や、ぁんっ・・・エル、もうっ、起きなきゃっ・・・今日、話し合い・・・っぁ、するっ、んっ」
「・・・あぁ、そうだったな。・・・ま、大丈夫だ」
何を根拠に大丈夫なんだっ!
王様よりよっぽど偉そうで王様らしいエルの態度が不思議で仕方がない。
「んんっ、あれだけシタのにっ・・・バカっ、ふぁっ、ぁっ・・・」
「これが最後だ。・・・今はな」
なんだかんだ言いながらもエルに求められてしまうと応えてしまうのが今のあたしの身体だ。
しかも、夜とは違った緩やかな快感がものすごく気持ち良い。
「ぁ、いぃ・・・気持ち、い・・・っんんっ」
「・・・っく、お前はっ、ホントに・・・っ」
「んっ、~~~~~っ」
果てるときは首だけエルの方を向かされてキスをされ、ドクンドクンっと奥に注がれるのを感じながらあたしも一緒に達した。
◇
「もうっ、起きなきゃって言ったのに!!バカバカっ!!」
「お前だって「気持ち良い」ってよがって・・・」
「やぁぁ!バカバカっ!!アレはっ、アレは忘れてぇぇぇぇ」
お城の人も何かを察しているのか、この時間まで誰一人入ってくる人はいない。
今はエルをポカポカ叩けるくらい元気だが、さっきまでは腕一つ上がらなくて「今日の話し合いどうするのよっ」って怒ったら、エルが回復魔法をかけてくれて動けるようになりました。
ミナトちゃんの癒しの水と言い、エルの回復魔法と言い、あたしに回復魔法を使う時がえっちのし過ぎで身体が動かない時って、使いどころが間違ってる気がするのは気のせいじゃないよね?
なんでエルはここまでしといて自重しないの?
あ、そうだった。このドSな俺様エルフは鬼畜な魔王様だ。優しいトコロはあるけど、その優しさがおかしいのは今に始まったことじゃなかったね。
あたしはもう割り切るというか悟るというか諦めにも似た気持ちで、なんとかシャワーを浴びて身支度をした。
今日は“アネモネさん対策会議”という大事な話し合いをする日なのです。
準備を終えたエルとあたしは、気合を入れつつエルと恋人つなぎをして作戦会議の部屋に向かった。
窓の外から差し込む光で目が覚める。
うっすら目を開けると、いつもの景色と違うことに違和感が・・・そして、自分の下半身にも違和感が・・・
身じろぎをしようにも、がっしり何かに固定されていて動けない・・・。
あれ?あたし・・・
!!!
昨夜のエルからのプロポーズと、その後・・・とゆーか、一度寝落ちてから起きた後もそのまま何度もシたことを思い出し、それと同時に今下半身に感じる違和感は、エルのモノが挿入されたままということにも気が付いて、一気に恥ずかしくなる。
そういえば、エルは「婚約するならもう避妊魔法は要らないか」とか言ってたっけ?
なんとなくお腹を手で抑える。
昨日もたくさん注がれたエルの精、あたしはエルの赤ちゃんを孕む可能性も今後はあるわけだ・・・。
まだ赤ちゃんがいるわけでもないのに、言いようのない安心感が芽生えて思わずにやけてしまう。
でも、さすがにそろそろ起きてお風呂に入りたい。外があんなに明るいってことは結構いい時間なんじゃないかな。
なんとかエルの腕の拘束を外そうと試みるも、ビクともしなかった。
あたしがもぞもぞしてたからエルも起きたみたい。さすがにあれだけスルと、エルもぐっすりだったみたいだ。
エルが抱き枕のようにあたしを抱きしめながら呟いた。
「ん・・・、もう起きる時間か?」
ぎゅって抱きこまれているため、自然と耳元に寝起きのエルの声が響く。
いつもより低く気怠げな声の色っぽさにビクっとなってしまった。
「あ、エル・・・お、おはよう」
「ん、今締め付けたな。くくっ・・・お前は俺の声にも反応するのか?」
「・・・黙秘でお願いシマス」
エルも起きたことだし、さすがに抜いてもらおうと思ったら、そうは問屋が下さなかった。
あたしの腰をしっかり掴み、ゆっくりとじっくりと奥まで味わうようにエルが動き始めた。
「や、ぁんっ・・・エル、もうっ、起きなきゃっ・・・今日、話し合い・・・っぁ、するっ、んっ」
「・・・あぁ、そうだったな。・・・ま、大丈夫だ」
何を根拠に大丈夫なんだっ!
王様よりよっぽど偉そうで王様らしいエルの態度が不思議で仕方がない。
「んんっ、あれだけシタのにっ・・・バカっ、ふぁっ、ぁっ・・・」
「これが最後だ。・・・今はな」
なんだかんだ言いながらもエルに求められてしまうと応えてしまうのが今のあたしの身体だ。
しかも、夜とは違った緩やかな快感がものすごく気持ち良い。
「ぁ、いぃ・・・気持ち、い・・・っんんっ」
「・・・っく、お前はっ、ホントに・・・っ」
「んっ、~~~~~っ」
果てるときは首だけエルの方を向かされてキスをされ、ドクンドクンっと奥に注がれるのを感じながらあたしも一緒に達した。
◇
「もうっ、起きなきゃって言ったのに!!バカバカっ!!」
「お前だって「気持ち良い」ってよがって・・・」
「やぁぁ!バカバカっ!!アレはっ、アレは忘れてぇぇぇぇ」
お城の人も何かを察しているのか、この時間まで誰一人入ってくる人はいない。
今はエルをポカポカ叩けるくらい元気だが、さっきまでは腕一つ上がらなくて「今日の話し合いどうするのよっ」って怒ったら、エルが回復魔法をかけてくれて動けるようになりました。
ミナトちゃんの癒しの水と言い、エルの回復魔法と言い、あたしに回復魔法を使う時がえっちのし過ぎで身体が動かない時って、使いどころが間違ってる気がするのは気のせいじゃないよね?
なんでエルはここまでしといて自重しないの?
あ、そうだった。このドSな俺様エルフは鬼畜な魔王様だ。優しいトコロはあるけど、その優しさがおかしいのは今に始まったことじゃなかったね。
あたしはもう割り切るというか悟るというか諦めにも似た気持ちで、なんとかシャワーを浴びて身支度をした。
今日は“アネモネさん対策会議”という大事な話し合いをする日なのです。
準備を終えたエルとあたしは、気合を入れつつエルと恋人つなぎをして作戦会議の部屋に向かった。
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