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2章 過去の自分と新しい出会い

たまには主導権を握ってみましょう~エリュシオンside3*~

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「んんっ、えっと・・・あ、ココだ・・・」

サーヤは自分の秘部に俺のモノを入れようと場所を調整する。
まったく触っていなかったはずなのに、俺を受け入れる準備ができている潤った蜜壺は、俺のモノを何の抵抗もなくじゅぶじゅぶと飲み込んでいく。
少しずつ食べられているような錯覚もあり、一気に入らないところがいつも以上にいやらしい。

「んぁっ、あっ・・・やっぱおっきぃ、んんっ・・・」
「・・・っ」

自分から挿入れたくせに、深すぎるのか少し体を浮かせるも、その体勢を保つのがつらいのか今度はプルプルと震えている。そして動き方がわからないのか困った顔をしている。
自分でやっておいて間抜けすぎるだろう。
・・・そうだ、こいつはアホだった。

「ぁうっ、や、深っ・・・動けな、い・・・」
「・・・お前は、コレを他でしたことは?」

少し冷静になり、聞きたいことを聞く。
もうこのまましてやられるのはごめんなので、そろそろ反撃開始だ。

「あ、やぁっ、動いちゃっ・・・んんっ、他?・・・んぁっ、ないっ、けど・・・」
「ではすべて本から学んだ、ということか」
「・・・気持ちよく、なかった?」
「・・・」

・・・正直、気持ち良かった。ものすごく。・・・またして欲しいと思うほどに・・・。
だが、それを正直に言うのははばかられた。

くそっ、俺としたことが・・・まんまとサーヤにしてやられるとは・・・
やることなすこと規格外すぎるだろっ

心の中で悔しさに打ちひしがれていると、俺を抱きしめてきたサーヤが、耳元でさらにとんでもないことを言ってきた。

「エル、一緒に気持ち良くなりたい。・・・エルの精子、いっぱい、ちょうだい?」
「!!」

あ、もう考えるのは無駄だ、やめよう。
サーヤはこういう奴だ・・・。

「ほぅ・・・お前がここまで頑張ってくれたんだ。俺も礼をしなければなぁ・・・サーヤ」

考えることを放棄した後は楽だった。
幸いサーヤもこの体勢では動き方もわからないらしいからな。
俺の精が欲しい?・・・くくくっ、確かに魔力は今いらないだろうが、精を望むか。
望み通りたっぷりと心行くまでやらねばなぁ・・・

俺は体勢を変えないままサーヤの腰を自分に引き寄せ、奥深くまで刻み付けるように挿入する。

「あっ、や、エルっこの体勢っ・・・あぅっ」
「っ、あぁ、いつもより深いな・・・今日はこのまま抜かずにいっぱいお前のナカに注いでやるよ」
「え?あぁぁぁっ、や、抜かずにってっ・・・きゃうっ、あ、や、ダメっ」
「あぁ、寝るときもそのまま挿入れておこうか、朝もたっぷり出してやろう」
「や、激しっ・・・あぁぁっ、バカっ、そんな・・・壊れちゃっ、やぁぁぁぁっ」

いっそのこと壊れてしまえ、俺から離れぬように。に挿入るのは俺だけで十分だ。

邪魔が入らないのが久々だったこともあり、すっかりサーヤが病み上がりであることを忘れて何度も何度も挿入したまま抱き続け、俺も気が付けばそのまま寝てしまった。
サーヤが軽く身じろぎをして目が覚めたとき、朝から傍にいるだけではなく、サーヤのナカで包み込まれたまま起きるのも悪くないなと思った。
ゆるゆる動いていると、眠りながらも俺の名を呼び艶っぽい反応をするサーヤ。
夢の中でも俺に抱かれているのかとさらに良い気分になった。

さすがに動きが激しくなるとサーヤが起き、収まりきらずに溢れた俺の精とサーヤの愛液でドロドロの状態に、見当違いの怒り方をし始めた

「や、バカ!こんなにいっぱい、子供できちゃうっ」
「ん?一応気を付けてはいるが、デキても問題なかろう」

怒るところはそこなのか?と思いながらも、自分でもびっくりするくらい正直に答えていた。
避妊魔法は基本使っているが、使うのが間に合わなかったこともある。
それに、種族違いは子ができづらいし、一人増えたとしてもここでの生活に問題はなかろう。

・・・子供か。俺と、サーヤの・・・。
自分の子供など考えたこともなかったが、存外悪くないと思えるようになった俺は、本当にサーヤにいろいろ毒されているらしい。

怒りながらも嬉しそうにしているサーヤを見て、俺は自然と笑顔になり、それを見たサーヤがさらに笑顔になる。
回復しきっておらずうとうとし始めたサーヤに、“睡眠”と“洗浄”の魔法をかけてゆっくり眠らせることにした。
眠るサーヤを見ながら胸のあたりがほっこりする・・・これが“幸せ”という感情か。

サーヤをベッドに寝かせ、俺は研究室へと籠ることにした。
ここ最近出入りの増えてきた精霊ども用の結界作成のためだ。

・・・ふっ、サーヤといると自分で気づかなかった一面に気づかされることが多いな。
本当に、俺から離れられると思うなよ、サーヤ・・・-


眠るサーヤに口づけを落とし、軽くシャワーを浴びてから俺は研究室へと向かった。
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