上 下
58 / 512
1章 俺様エルフに拾われました

※番外編※ 人の部屋に無断で入らないようにしましょう2*

しおりを挟む

初めて入るエルの研究室は、薬品やら何かを書いた紙やらが散らかっているイメージだったけど、意外にも整理整頓されていた。

「もっと散らかってるかと思ってたけど、普通にきれいにしてるんだ・・・」

少し進むと、部屋の中央にメインで使っていると思われるテーブルと、その上に作業中と思われる薬品や書きかけの紙やペン、インクが置かれていた。
(ちなみにこの世界のペンは基本的にインクを付けて使うタイプ。)

「あれ?ほんとにいないや。しかも、なんか作業中っぽい・・・ん?」

薬品棚の前を通ったところで、しゅるしゅるっと音がした。なんだろう、この音。

「なんかこの部屋にいる・・・?!っひゃぁぁぁ!!」

急に何かに手足を掴まれ宙吊りになった。
え?何?!何が起こったの???!!!

「やだっ!何よコレ・・・っ離して!」

手足をばたつかせるけど、状況は変わるどころか、今度は足も掴まれグイっとM字開脚に吊り上げられる。
足は下着が見えそうなくらいあげられ、ロングスカートがかなり捲れたとき、手足を掴んでいる正体が、スライムのような半透明の、うねうねしっとりとした不気味な生き物だとわかった。

「ひぃっ!何これ、まさか・・・コレが触手?やだやだっ気持ち悪い!離して!!」

ファンタジーのちょっとしたえっちなシーンに触手は見たことあるけど、まさか自分が遭遇するなんて思いもしなかった!やっぱりこの世界はファンタジー!・・・って違う違う!
コレがあたしの知る触手なら、この後・・・

手足を拘束しているのとは別の触手が、この後あたしの思った通りに身体にまとわりついてきた。

「やっ離して!!いやぁぁ」

意思があるかのように胸や足にまとわりついた触手は、そのままあたしの服を溶かしてゆく。
え、うそ・・・あたしまで溶かされちゃう!?

じゅ~という服を溶かす音が耳にひどく残り、あまりの怖さに涙がこぼれてきた。

「・・・ゃあっ・・・やだぁ・・・ぅぅっ」

触手の先端が、あたしの乳首を咥えるかのように包み込み、同時に足にまとわりついていた触手が下着の中に入り込む。

くちゅ、くちゅ

「・・・あぁんっ・・・やぁっ」

触手から与えられる快感で、乳首はぷっくりと立ち、秘部からは愛液も溢れ、あたしの意思に関係なく身体が生理的に反応する。
あたしの秘部を粘液でぬるぬるにした触手は、数多くの細い繊毛の大群に形を変え、あたしの秘部全体を覆うように襲い掛かってきた。

「はぅっ・・・や、やだっ・・・ソレ、だめ、あぁぁっ」

嫌なのに、こんなので感じたくないのに・・・うごめく触手はヌメヌメした粘液を分泌しながらあたしの愛液を絡みとり、ぐちゅぐちゅという音が大きく響かせる。

もうやだ、なんでこんな触手にも反応しちゃうの?どうなってんのよ!あたしの身体!!
ってか、なんで部屋に触手なんているのよ!なんてもの置いてるんだっ、あの鬼畜エルフ!!
趣味悪すぎでしょ!!!

秘部を弄る触手は少しずつ形を変え、床に水たまりを作るほど蜜壺をぐじゅぐじゅにしていく。

「もっ、やぁっ・・・んぁっ・・・ふぇっ」

攻め方のいやらしさがエルっぽいけど、エルじゃないだけでこんなに気持ち悪い。
気持ち悪いのに、どこかにエルらしさを感じるのか、生理的なのか、こんなにも感じてしまう自分が嫌になる。


なんでエルじゃないの?

なんでエルがここにいないの?


エルと違って、触手にあたしの気持ちは届かない。
いや、エルにも時々届かないが・・・

秘部を弄ぶ細い繊毛の一部が、容赦なくあたしの一番弱いクリトリスに絡みつこうとうごめき始めた。


「っひゃぁん・・・やっダメ、ソコはほんとにっ、やぁぁぁぁぁ」



やだやだ!触手なんかにイカされたくない!!


いつもこっちが呼ばなくてもあらわれるのに、今日に限ってなんであらわれないのよっ、俺様エルフ!!

バカ!鬼畜!!ドS!!!変態ーーーーー!!


もうっ


もう!もう!!もう!!!





バカーーーーーーーーー!
早く助けに来なさいよーーーーーーーーーーーーーーっ!!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~

一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、 快楽漬けの日々を過ごすことになる! そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!? ※この物語はフィクションです。 R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。

大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました

扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!? *こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。 ―― ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。 そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。 その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。 結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。 が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。 彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。 しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。 どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。 そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。 ――もしかして、これは嫌がらせ? メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。 「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」 どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……? *WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。

R18、アブナイ異世界ライフ

くるくる
恋愛
 気が付けば異世界。しかもそこはハードな18禁乙女ゲームソックリなのだ。獣人と魔人ばかりの異世界にハーフとして転生した主人公。覚悟を決め、ここで幸せになってやる!と意気込む。そんな彼女の異世界ライフ。  主人公ご都合主義。主人公は誰にでも優しいイイ子ちゃんではありません。前向きだが少々気が強く、ドライな所もある女です。  もう1つの作品にちょいと行き詰まり、気の向くまま書いているのでおかしな箇所があるかと思いますがご容赦ください。  ※複数プレイ、過激な性描写あり、注意されたし。

【R18】殿下!そこは舐めてイイところじゃありません! 〜悪役令嬢に転生したけど元潔癖症の王子に溺愛されてます〜

茅野ガク
恋愛
予想外に起きたイベントでなんとか王太子を救おうとしたら、彼に執着されることになった悪役令嬢の話。 ☆他サイトにも投稿しています

義兄様に弄ばれる私は溺愛され、その愛に堕ちる

一ノ瀬 彩音
恋愛
国王である義兄様に弄ばれる悪役令嬢の私は彼に溺れていく。 そして彼から与えられる快楽と愛情で心も身体も満たされていく……。 ※この物語はフィクションです。 R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。

悪役令嬢なのに王子の慰み者になってしまい、断罪が行われません

青の雀
恋愛
公爵令嬢エリーゼは、王立学園の3年生、あるとき不注意からか階段から転落してしまい、前世やりこんでいた乙女ゲームの中に転生してしまったことに気づく でも、実際はヒロインから突き落とされてしまったのだ。その現場をたまたま見ていた婚約者の王子から溺愛されるようになり、ついにはカラダの関係にまで発展してしまう この乙女ゲームは、悪役令嬢はバッドエンドの道しかなく、最後は必ずギロチンで絶命するのだが、王子様の慰み者になってから、どんどんストーリーが変わっていくのは、いいことなはずなのに、エリーゼは、いつか処刑される運命だと諦めて……、その表情が王子の心を煽り、王子はますますエリーゼに執着して、溺愛していく そしてなぜかヒロインも姿を消していく ほとんどエッチシーンばかりになるかも?

【R18】悪役令嬢は元お兄様に溺愛され甘い檻に閉じこめられる

夕日(夕日凪)
恋愛
※連載中の『悪役令嬢は南国で自給自足したい』のお兄様IFルートになります。 侯爵令嬢ビアンカ・シュラットは五歳の春。前世の記憶を思い出し、自分がとある乙女ゲームの悪役令嬢である事に気付いた。思い出したのは自分にべた甘な兄のお膝の上。ビアンカは躊躇なく兄に助けを求めた。そして月日は経ち。乙女ゲームは始まらず、兄に押し倒されているわけですが。実の兄じゃない?なんですかそれ!聞いてない!そんな義兄からの溺愛ストーリーです。 ※このお話単体で読めるようになっています。 ※ひたすら溺愛、基本的には甘口な内容です。

処理中です...