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3章 うれしはずかし新生活
42 エピローグ
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◇
いつも通りの朝、窓から差し込む優しくて暖かい光は今日も天気が良く洗濯日和である事を教えてくれる。
洗濯も良いけど、今日はミムルちゃんの好きなお菓子も作ってあげたい。
あ、シュリーさんからもらったクランベのジャムでパウンドケーキ作るのも良いな。
庭にある花壇にそのうち花を植えようねってミムルちゃんと約束したっけ。
あ、その前にちゃんと土作りをしないといけないよね。
うん。今のあたしはやりたい事がいっぱいだ。
いっぱいなんだけど……―――――――――――
「こ、腰が…ってゆーか、身体が痛すぎて起きれない……」
昨日は本当にいろんな事があった。あり過ぎた。
詳細は割愛するけど、なんやかんやであたしはようやくカインズさんに処女を捧げて、お嫁さんにして下さいって話も確かできたはずだ。
……正直いっぱいいっぱいすぎてよく覚えてないけど。
思い出しても恥ずかしくてゴロンゴロンしてると、ズキ――――――――ンと主に腰が痛いし、なぜかまだカインズさんJrがナカにいるような変な違和感もあって、とにかく超恥ずかしい。
(カインズさんのバカっ!!もう無理って言ったのにあれから何回も何回もっ!!)
叫びたくても若干声までかすれて叫べないし、動けもしない。
うつ伏せになって枕に顔を沈めて唸ることしかできないでいたら、部屋をノックする音と人の声が聞こえてきた。
(コンコンッ)
「ミカヅキ、起きてる?シュリーよ。入っても良い?」
「へぁ?!シュ、シュリーさ……痛っ……や、えっと、その……」
「あ、大丈夫よ。ミカヅキの状態は理解してるから。動けるように薬と回復魔法かけてあげようと思って来たの」
「あ……」
嬉しい……だけど、ものすごく恥ずかしい……
「……予想はしてたつもりだけど、なんか想像以上だったみたいね」
「……」
あたしのうつ伏せでぐったりした状態と丸出しの背中を見たシュリーは、開口一番にそう言った。
きっと、背中にも無数の赤いシルシがあるに違いない……
ちょっと苦めの疲労回復薬とシュリー特製の避妊用の薬を飲んでから、回復魔法を施してもらう。
”避妊薬”と言われて思い出したけど、少し動くだけで溢れ出てきそうなカインズさんの精液が、今でもあたしのナカにたっぷりと存在を主張していて、昨夜の野獣のようなカインズさんが思い出されて顔が熱くなる。
捕食された小動物のように、成す術もなく食べつくされた気分でいっぱいだ。
「ふふっ、淡白だと思ってたけど、カインズって意外とねちっこいみたいね」
「へ?!」
「あくまで私が知ってる昔の話だけど、カインズは抱いた女と一緒に眠るどころか終わったらすぐに家に帰るような奴で、そもそも女の子を家に呼ぶことがなかったの」
「そう、なの…?」
「そうよ。だから、こうして一緒に暮らしたり町で堂々とデートするような女の子は、私が見る限りミカヅキが初めてよ」
あたしが、初めて……
すごく嬉しいけど、ものすごくくすぐったいかも。
「ふふっ、多分だけど、カインズのミカヅキへの執着はすごいわよ☆まだ避妊薬はあるし、予備も作っておくから必要ならいつでも言ってね♪あ、もちろん子供が欲しいなら使わなくても良いわよ♡」
「!!!!!」
なんとなくわかるけど、できればわかりたくなかったっ!!
子供は…結婚したらそりゃ欲しいけど、まだ正式に夫婦ではないしやりたいこともいっぱいあるから、しばらくは薬にお世話になりそうだ。
とりあえず、シュリーのおかげでだいぶ楽になりようやく服を着れるくらい動けるようになった。
着替えてる間、いやでも無数の赤いシルシが目に入り、昨日のコトが思い出されてすぐに顔や身体が熱くなる。
(うぅ……一体どんな顔してカインズさんに会えば……)
「あ、そういえばカインズさんは?」
「ん?あいつは朝食を作った後、ミムルから説教されてるわよ」
「……え?説教?……ミムルちゃんが??」
ミムルちゃんが説教ってなんだ?!と思い、なんとかシュリーに支えられてリビングに到着したあたしの目に入ったのは、フライパンを持ちながら仁王立ちしているミムルちゃんと、その前で土下座をしているカインズさんの姿だった。
心なしか、カインズさんにはいくつか痣ができているように見える。
(……この家の上下関係、”パパ”は上じゃないんだね……)
やっぱりこの家の頂点にいるのはミムルちゃんじゃないかなと思った瞬間でした。
◇
少し遅めの朝ごはんを皆で食べながら、シュリーから昨日あたし達が帰ってからの顛末を聞いた。
カインズさんがあたしを助けるために倉庫で大暴れしている最中、倉庫付近で腰を抜かしていた主犯のジュリアさんを逮捕・捕獲。
男達も重傷だったけど命に別状はないという事で、逮捕の上、早朝に役人さんが専用の馬車で王都へ連行したようだ。
なんとも行動が早すぎやしないだろうか?
「平和を乱すような奴はこの町に不要!これは叔父様がいつも言ってることなの」
「おじ、さま……?」
「あ、言ってなかったかしら?私の叔父、この町で領主やってるの☆
軽いモノなら領主権限で裁くんだけど、今回は重罪も重罪。
あんな奴らは速攻王都送りよ!!あ、ちなみにジュリアも一緒に王都送りになったから安心してね♪」
「??!!」
(領主様って町を統治している人だよね?という事は、市長…いや、知事辺りが親戚みたいな感じ??)
今も昔もお偉い方とは無縁だったあたしはビックリしすぎて言葉を失ってしまった。
「ミムルへの度重なる暴言だけでも酷いのに、誘拐、拉致監禁の首謀者なんて問答無用で重罪!
今後もこの町へも出入り禁止よ!!」
「!!」
ミムルちゃんが、ジュリアさんからの暴言まで知られている事に驚き困惑している。
「……ミムル、俺がいない間とはいえ、気づいてやれなくてごめん。……よく頑張ったな」
「……っ」
「誤解しないでね、ミカヅキから聞いたんじゃなくあの女が全部吐いたのよ。
……ミムル、私も近くにいたのに守れなくてごめんなさいね」
「ミムルが普段からいろいろ頑張ったり、たくさん我慢してるのは気付いてた。
だけど、いつか俺を頼りにしてくれるんじゃないかって待ってたんだ。それが間違いだったよ」
ミムルちゃんは、首を横に振りながら瞳に涙をいっぱい溜めて“違う!!”と必死に訴えている。
……さっきのお説教モードは幻だったんじゃないかと思えるシーンだなんて考えちゃいけない。
「……ぱぱ、やさしい。おし、ごと、いそがし……ック、めいわく、やだぁ…」
ポロポロ泣いているミムルちゃんを、カインズさんは優しく抱きしめる。
「迷惑なんかじゃないし、俺はミムルのために何かする事は苦でも何でもない。
だから、今後何かあったら俺に何でも言って欲しい。俺に迷惑をかけるとか考えるな。
ミムルもミカヅキも、俺にとっては大切でかけがえのない“家族”だ」
「ミムルちゃん、あたしもカインズさんと同じ気持ちだよ。これからはいっぱい甘えて欲しい」
「……~~~~~~~~っ、ぱぱっ……ま、ままぁ~~~~~~~」
泣きながらあたしとカインズさんに抱きついてくるミムルちゃんを優しく抱きとめる。
カインズさんは、あたしとミムルちゃん両方を包み込むように抱き寄せてくれてすごく頼もしい。
なんだかんだ言いながらも、カインズさんとミムルちゃんはしっかりと心を開いて信頼し合っていて、そこにあたしも加えてもらってる事がすごく嬉しくて幸せだ。
「ふふっ、嫌な事件ではあったけど、結果的にこの家にとっては良いコト尽くしみたいで安心したわ☆」
シュリーの言うとおり、結果的にこの家にとっては良い事尽くしで、これから改めて平穏で幸せな三人の生活が始まるのだと、あたしはそう思っていた。
……ところがどっこい
「いーやっ!!きょうは、ままといっしょ、ねるの!!!」
「いやいやいや、ミカヅキと俺は夫婦なんだ。夫婦は寝室を共にするモノなんだぞ」
「まだだもんっ!シュリおねーちゃ、ふーふ、まだってゆってた!」
「……っぐぅ、た、確かに書類上はまだ夫婦ではないが、夜は俺とミカヅキが愛し合う大切な時間なんだぞ!大人の時間なんだぞ!!」
(カインズさん、発言内容や態度が全然大人のする事じゃないよ……)
これから改めて始まるかと思った平穏で幸せな三人の生活は、夜だけは平穏かどうか怪しい生活になりそうです。
いつも通りの朝、窓から差し込む優しくて暖かい光は今日も天気が良く洗濯日和である事を教えてくれる。
洗濯も良いけど、今日はミムルちゃんの好きなお菓子も作ってあげたい。
あ、シュリーさんからもらったクランベのジャムでパウンドケーキ作るのも良いな。
庭にある花壇にそのうち花を植えようねってミムルちゃんと約束したっけ。
あ、その前にちゃんと土作りをしないといけないよね。
うん。今のあたしはやりたい事がいっぱいだ。
いっぱいなんだけど……―――――――――――
「こ、腰が…ってゆーか、身体が痛すぎて起きれない……」
昨日は本当にいろんな事があった。あり過ぎた。
詳細は割愛するけど、なんやかんやであたしはようやくカインズさんに処女を捧げて、お嫁さんにして下さいって話も確かできたはずだ。
……正直いっぱいいっぱいすぎてよく覚えてないけど。
思い出しても恥ずかしくてゴロンゴロンしてると、ズキ――――――――ンと主に腰が痛いし、なぜかまだカインズさんJrがナカにいるような変な違和感もあって、とにかく超恥ずかしい。
(カインズさんのバカっ!!もう無理って言ったのにあれから何回も何回もっ!!)
叫びたくても若干声までかすれて叫べないし、動けもしない。
うつ伏せになって枕に顔を沈めて唸ることしかできないでいたら、部屋をノックする音と人の声が聞こえてきた。
(コンコンッ)
「ミカヅキ、起きてる?シュリーよ。入っても良い?」
「へぁ?!シュ、シュリーさ……痛っ……や、えっと、その……」
「あ、大丈夫よ。ミカヅキの状態は理解してるから。動けるように薬と回復魔法かけてあげようと思って来たの」
「あ……」
嬉しい……だけど、ものすごく恥ずかしい……
「……予想はしてたつもりだけど、なんか想像以上だったみたいね」
「……」
あたしのうつ伏せでぐったりした状態と丸出しの背中を見たシュリーは、開口一番にそう言った。
きっと、背中にも無数の赤いシルシがあるに違いない……
ちょっと苦めの疲労回復薬とシュリー特製の避妊用の薬を飲んでから、回復魔法を施してもらう。
”避妊薬”と言われて思い出したけど、少し動くだけで溢れ出てきそうなカインズさんの精液が、今でもあたしのナカにたっぷりと存在を主張していて、昨夜の野獣のようなカインズさんが思い出されて顔が熱くなる。
捕食された小動物のように、成す術もなく食べつくされた気分でいっぱいだ。
「ふふっ、淡白だと思ってたけど、カインズって意外とねちっこいみたいね」
「へ?!」
「あくまで私が知ってる昔の話だけど、カインズは抱いた女と一緒に眠るどころか終わったらすぐに家に帰るような奴で、そもそも女の子を家に呼ぶことがなかったの」
「そう、なの…?」
「そうよ。だから、こうして一緒に暮らしたり町で堂々とデートするような女の子は、私が見る限りミカヅキが初めてよ」
あたしが、初めて……
すごく嬉しいけど、ものすごくくすぐったいかも。
「ふふっ、多分だけど、カインズのミカヅキへの執着はすごいわよ☆まだ避妊薬はあるし、予備も作っておくから必要ならいつでも言ってね♪あ、もちろん子供が欲しいなら使わなくても良いわよ♡」
「!!!!!」
なんとなくわかるけど、できればわかりたくなかったっ!!
子供は…結婚したらそりゃ欲しいけど、まだ正式に夫婦ではないしやりたいこともいっぱいあるから、しばらくは薬にお世話になりそうだ。
とりあえず、シュリーのおかげでだいぶ楽になりようやく服を着れるくらい動けるようになった。
着替えてる間、いやでも無数の赤いシルシが目に入り、昨日のコトが思い出されてすぐに顔や身体が熱くなる。
(うぅ……一体どんな顔してカインズさんに会えば……)
「あ、そういえばカインズさんは?」
「ん?あいつは朝食を作った後、ミムルから説教されてるわよ」
「……え?説教?……ミムルちゃんが??」
ミムルちゃんが説教ってなんだ?!と思い、なんとかシュリーに支えられてリビングに到着したあたしの目に入ったのは、フライパンを持ちながら仁王立ちしているミムルちゃんと、その前で土下座をしているカインズさんの姿だった。
心なしか、カインズさんにはいくつか痣ができているように見える。
(……この家の上下関係、”パパ”は上じゃないんだね……)
やっぱりこの家の頂点にいるのはミムルちゃんじゃないかなと思った瞬間でした。
◇
少し遅めの朝ごはんを皆で食べながら、シュリーから昨日あたし達が帰ってからの顛末を聞いた。
カインズさんがあたしを助けるために倉庫で大暴れしている最中、倉庫付近で腰を抜かしていた主犯のジュリアさんを逮捕・捕獲。
男達も重傷だったけど命に別状はないという事で、逮捕の上、早朝に役人さんが専用の馬車で王都へ連行したようだ。
なんとも行動が早すぎやしないだろうか?
「平和を乱すような奴はこの町に不要!これは叔父様がいつも言ってることなの」
「おじ、さま……?」
「あ、言ってなかったかしら?私の叔父、この町で領主やってるの☆
軽いモノなら領主権限で裁くんだけど、今回は重罪も重罪。
あんな奴らは速攻王都送りよ!!あ、ちなみにジュリアも一緒に王都送りになったから安心してね♪」
「??!!」
(領主様って町を統治している人だよね?という事は、市長…いや、知事辺りが親戚みたいな感じ??)
今も昔もお偉い方とは無縁だったあたしはビックリしすぎて言葉を失ってしまった。
「ミムルへの度重なる暴言だけでも酷いのに、誘拐、拉致監禁の首謀者なんて問答無用で重罪!
今後もこの町へも出入り禁止よ!!」
「!!」
ミムルちゃんが、ジュリアさんからの暴言まで知られている事に驚き困惑している。
「……ミムル、俺がいない間とはいえ、気づいてやれなくてごめん。……よく頑張ったな」
「……っ」
「誤解しないでね、ミカヅキから聞いたんじゃなくあの女が全部吐いたのよ。
……ミムル、私も近くにいたのに守れなくてごめんなさいね」
「ミムルが普段からいろいろ頑張ったり、たくさん我慢してるのは気付いてた。
だけど、いつか俺を頼りにしてくれるんじゃないかって待ってたんだ。それが間違いだったよ」
ミムルちゃんは、首を横に振りながら瞳に涙をいっぱい溜めて“違う!!”と必死に訴えている。
……さっきのお説教モードは幻だったんじゃないかと思えるシーンだなんて考えちゃいけない。
「……ぱぱ、やさしい。おし、ごと、いそがし……ック、めいわく、やだぁ…」
ポロポロ泣いているミムルちゃんを、カインズさんは優しく抱きしめる。
「迷惑なんかじゃないし、俺はミムルのために何かする事は苦でも何でもない。
だから、今後何かあったら俺に何でも言って欲しい。俺に迷惑をかけるとか考えるな。
ミムルもミカヅキも、俺にとっては大切でかけがえのない“家族”だ」
「ミムルちゃん、あたしもカインズさんと同じ気持ちだよ。これからはいっぱい甘えて欲しい」
「……~~~~~~~~っ、ぱぱっ……ま、ままぁ~~~~~~~」
泣きながらあたしとカインズさんに抱きついてくるミムルちゃんを優しく抱きとめる。
カインズさんは、あたしとミムルちゃん両方を包み込むように抱き寄せてくれてすごく頼もしい。
なんだかんだ言いながらも、カインズさんとミムルちゃんはしっかりと心を開いて信頼し合っていて、そこにあたしも加えてもらってる事がすごく嬉しくて幸せだ。
「ふふっ、嫌な事件ではあったけど、結果的にこの家にとっては良いコト尽くしみたいで安心したわ☆」
シュリーの言うとおり、結果的にこの家にとっては良い事尽くしで、これから改めて平穏で幸せな三人の生活が始まるのだと、あたしはそう思っていた。
……ところがどっこい
「いーやっ!!きょうは、ままといっしょ、ねるの!!!」
「いやいやいや、ミカヅキと俺は夫婦なんだ。夫婦は寝室を共にするモノなんだぞ」
「まだだもんっ!シュリおねーちゃ、ふーふ、まだってゆってた!」
「……っぐぅ、た、確かに書類上はまだ夫婦ではないが、夜は俺とミカヅキが愛し合う大切な時間なんだぞ!大人の時間なんだぞ!!」
(カインズさん、発言内容や態度が全然大人のする事じゃないよ……)
これから改めて始まるかと思った平穏で幸せな三人の生活は、夜だけは平穏かどうか怪しい生活になりそうです。
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