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3章 うれしはずかし新生活
25 小さな間違いと大きな誤解 その3* inカインズside
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◇
「ん……」
腕の辺りに何やら柔らかい感触と、温もりを感じる。
今日は2回目とは言えミカヅキの裸をしっかりと見てしまい、正直興奮してなかなか寝付けなかったから、夢か現実かよくわからない。
(ふにょん)
例えるならばふわふわ弾力のあるお菓子。
触り心地がすごく良くて思わず両手を伸ばしてフニフニと感触を楽しんだ。
(ん~、やっぱり柔らかい。ミカヅキの胸もこれくらい柔らかくて美味しそうだったなぁ……)
もにゅん、もにゅんと柔らかいソレを揉んでいると、リアルな感触と至近距離から聞こえる声で“さすがにおかしい”と思い、もしかして……という期待と、どうしよう……という戸惑いを感じながら目を開いてみたら、思った通りの人物がいた。
「……ミカ、ヅキ……」
視界に入ったのは、俺のシャツを着てベッドで寝そべり、胸を揉まれていることにより少し呼吸が荒くなっているミカヅキだった。
そして、触れている極上の胸の感触を考えると下着は付けていない。
視線をゆっくり脚に向けると、ほっそりとした太ももがあらわになっていた。
(こ、これは……もしかして、下も履いてない??!!)
ごくり、と生唾を飲み込みつつ、“眠っているミカヅキに許可なく触れるなんてダメだ!!”と囁く天使と、“ミカヅキの方から来たんだし、これはOKってことでしょ♪”と悪魔が俺の中で争い、結果、悪魔が圧勝した。
「……ミカヅキ、夜這いに来たなら起こしてくれれば良いのに……
よし。俺もミカヅキを気持ち良くしてあげないとな」
まずはゆっくりと太ももに触れた手をつつ――――っと少しずつ上へ滑らせ、ミカヅキの大事な場所に恐る恐る触れる。
「……んっ」
「!!……ビックリした…あれ、下は履いてるんだ」
ピクンっと反応したミカヅキに驚きつつ、下着越しではあったがミカヅキの秘裂をなぞるように触れる。
すると、ミカヅキはの呼吸は少し荒くなり、下着も湿り気を帯びてきた。
少し濡れてきたところで下着の隙間から手を滑らせ直接秘部に触れると、眠っているミカヅキはしっかり反応し、どんどん蜜が溢れてくる。
「ふふっ、眠ってても感じるなんて、ミカヅキって意外とえっちな子なのかな?」
一度触れてしまうと”理性”というタガは一気に外れ、俺はシャツのボタンをすべて開けてからミカヅキの胸を揉みしだき、美味しそうな先端に吸い付きながら、直接秘部に触れていた指をナカへと挿入れた。
「あぁ!!んんっ、やぁっ……ぇ、あれ?…ひゃんっ、や、何これ……ぁんっ」
さすが同時に刺激を与えたことでミカヅキが起きてしまったようだ。
……まぁ、起こすつもりでやったんだけどさ。
「ミカヅキ、起きた?」
「んっ、やぁっ、カインズ、さ……やめっ、きゃぅっ、やぁっ、指、入って…?」
「ん、ちゅ……そうだよ、ミカヅキのココ、俺の指を美味しそうに咥えてるだろ?せっかくミカヅキからベッドに来てくれたんだ……いっぱい気持ち良くしてあげるよ」
起きたミカヅキが叫んでミムルを起こさないように、口づけをしながら蜜壺をぐちゅっ、ぐちゅっと掻き回す。
もっと気持ち良くさせようと、止めどなく溢れる蜜を潤滑油にもう少し奥へと指をナカへ挿入れた時、何か壁のようなモノに触れた感覚があり、ミカヅキの反応も悦楽から別のモノへと急に変わった。
「やっ、痛っ……カインズさん、も、やだぁ……ヒック」
「……え?これってもしかして処女膜?でも、ミカヅキは初めてじゃないって……」
目の前のミカヅキを見ると、涙をポロポロ流しながら泣いている。
間違いなく俺のせいだし、聞きたい事もいくつかある。
でも、まずは目の前の泣いているミカヅキを落ち着かせなければと、服を整え、優しくきゅっと抱きしめた。
「……嫌な思いさせてごめんな、ミカヅキ」
「……ッグズ、カインズ、さん…」
「抱きしめられるのも嫌だったら言ってくれ。離れるから……まぁ、あんな事した俺に抱きしめられて安心も何もないかもしれないけどな」
「……そんなこと、ないです…カインズさんの腕の中、安心する……」
「!!!……そっか。なら良かった」
恋人でもない俺にいろいろされて泣いたミカヅキを、俺が抱きしめて慰めるのもどうかと思ったけど、ミカヅキは安心すると言ってくれてひとまずホッとした。
「ごめん、泣かせる気はなかったんだ。ミカヅキが夜這いに来てくれたんだと嬉しくなって、つい……」
「なっ、よ、夜這い…‥???!!!」
「うん、さっきと今の態度で夜這いじゃないってことはわかった。
……ただ、ミカヅキに少し聞きたいことあるんだけど良いか?」
「はい……でも、その前に…その、当たってマス……」
それは仕方ないだろう。
さっきまでシャツ一枚だけを着た好きな女の子が夜這いに来てくれたんだと喜んでいたのだ。
完全に臨戦態勢だし、ミカヅキがOKなら今すぐにでも抱きたいくらいなんだから。
……でも、今ミカヅキの意思を無視して手を出すのは絶対ダメだ。
「……それは勘弁して。これでもミカヅキをめちゃくちゃ抱きたい気持ちを必死で抑えてるんだ……」
「!!!!」
「言っただろ?俺はミカヅキが好きなんだ。ミカヅキの同意なしに最後まではしないさ……(少しずつ慣れさせはするだろうけど)」
「……あ、ぅ…ありがとう、ございます?」
本来なら怒っても良いトコロで見当違いに感謝の言葉を述べるミカヅキのこれからが少し心配になる。
先程ミカヅキのナカで触れたモノといい、明らかに性に関する知識がなく初心な反応をするミカヅキは、俺の予想では間違いなく……
「ミカヅキ、以前「初めてじゃない」って言ってたけど、本当に初めてじゃないのか?」
「ふぇ…??!!」
「えっと……ちなみに、何をもって”初めてじゃない”って言えるんでしょうか……?」
「……へ?」
「あの……あたし、お付き合いした人と初めてそういうコトをした時、少しだけ…その、挿入ったけど、ものすごく痛くて……「こんなの無理!!」って彼のことを突き飛ばしてしまって……それって初体験じゃないんですか?」
「……」
(やっぱり……ってことは、ミカヅキってやっぱり処女で、さっき俺が触れたのは処女膜ってことだよな??……うわぁ、やべぇ、今絶対顔がニヤけてる。すっげぇ嬉しい……)
俺としては嬉しいけど、腕の中で身体をこわばらせているミカヅキを見ると、とても喜んではいられない。初めての時の辛い経験を今でも引きずってる事は明白だった。
「……”初めて”は、痛くて血が出るって聞いたこともあります。……すごく痛くて…すごく、怖かっ……」
「もう良い。無理に話そうとしなくていいから……ミカヅキ、辛い事思い出させてごめんな。でも、話してくれてありがとう」
「……ッグズ、カインズ、さん……」
少しでも慰めになればと優しく頭や背中を撫でながら、もう少し質問を重ねてみた。
「じゃあミカヅキ、それ以降は?そいつと付き合い続けたり、別の誰かと付き合ったりしたのか?」
「その後も彼の事が怖くて断り続けてたら振られました。
……それっきり男性とはお付き合いしてません…」
「なるほどな。……結論から言おう。ミカヅキはまだ”処女”だ」
「え?」
「さっき、お前のナカに指を挿入れただろう?痛かったのは、処女膜に当たったからだ」
「!!!」
顔を真っ赤にしながらものすごく驚いた顔をしているミカヅキ。
(あ――――もうっ!ホントに今すぐ食べてしまおうかってくらい可愛い!
くそっ!!今は我慢するけど……なんとか我慢するけど、ミカヅキの処女は俺が欲しいっ!!)
「ミカヅキの”初めて”……いや、初めてだけじゃないな。ミカヅキの全部、俺にちょうだい?」
「……へ?」
「もちろん今すぐじゃなくて良い。それに、怖い事なんてしない。痛みなんて感じないくらい、いっぱい気持ち良くしてあげるから……」
「や、ちょっと…カインズさ……んんっ」
ミカヅキを怖がらせないように、そして「いつか俺を受け入れて」という願いを込めて優しくソフトな口づけをする。
拒否されたらどうしようかと思ったけど、わずかながらも嬉しそうに応えてくれているのがわかって、何度も啄むようにミカヅキの口唇を甘噛みしながら口づけた。
(ヤバイ……可愛いし気持ち良すぎていつまでも口付けしていられそう……今までこんなコトなかったのに……)
「……好き、だなぁ……」
うっとりした顔のミカヅキが呟いた言葉で、瞬時に我に返った。
「……え?ミカヅキ、今 “好き” って……もしかして、俺……?」
「いやっ、ぁの、違っ……きゃぁっ」
「ミカヅキっ、嬉しい!!俺も大好きだ!!」
「やっ、ちょっと待ってカインズさんっ!違うの!!そうじゃなくて……
ひぃぃぃっ!!アソコにナニカ当たってるんですけどっ!!!」
「大丈夫だよ。少し当てて擦ってるだけで、今日は挿入れないから。……もちろん挿入れたかったら……」
「いやいやいやっ!今日は無理!!ってか、こんな大きいの無理!怖い!絶対痛いっ!!」
何が違うのかよくわからないが、“今日は無理”って事は今日じゃなければ良いんだろうか?
無理とか怖いとか言ってるけど、“嫌だ”とは言ってないし、わざと擦り付けたミカヅキの秘部は言葉と裏腹にさっきより濡れている気がする。
「ふふっ、大丈夫だって。ミカヅキっは感じやすいみたいだからそんなに痛くないと思うぞ」
「ん……え?…あたし、“不感症”じゃない、の?」
「は?誰がそんな事を……?」
「…初めての、彼です。……「お前は不感症なんだ!ダメな女だな」って……」
初めての男とやらがミカヅキの処女を奪ってなかったのには感謝したが、今の一言で一気に殺意が芽生える。
(男の風上にも置けねぇ奴だな……殺るか)
「……ふ~ん……そいつ、どこの誰?名前は?俺、ちょ~っとオハナシしたくなってきた」
「いやいやいやっ、人を殺しそうな雰囲気で”オハナシ”ってないでしょ!!もういない人の事なんてどうでも良いから!!!」
「え?そいつ、死んだの?」
「……まぁ、そんな感じです」
残念。俺が葬ることはできなさそうだ。
とりあえず、ちゃんと訂正すべき点は訂正しないとな。
「ミカヅキ、お前は不感症なんかじゃない」
「へ…?」
「そいつが下手くそだっただけだ」
「えぇぇぇ??!!」
「……だって、さっきも今も、ミカヅキは俺のするコトでこんなに濡れくれてるじゃないか」
「!!!……ぁっ、や……」
再び下着の上から秘部に触れると、くちゅっ、くちゅっといやらしい音が響き渡る。
首をフルフルと振りながら否定するミカヅキに嫌でも認めさせようと、下着の隙間から指を挿入し、まだ十分に潤っている蜜壺を浅いトコロでわざと掻き回すと、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、とごまかしようのない水音が俺とミカヅキの耳にはっきりと聞こえる。
「ほら、こんなにいやらしい音を響かせて、下着や俺の指をこんなに濡らしてるのはミカヅキの愛液だ。
ミカヅキは意外と淫乱なのかもしれないな」
「やっ、嘘!違……んっ、音、やぁ…カインズさんの、いじわるっ、ぁんっ、や、また胸もっ…だめぇ……」
「ダメだよ、ミカヅキ。そんな可愛い反応されたら、もっとシタくなる」
どんどん蜜を溢れさせるミカヅキは、不感症なんかじゃなくむしろ感じやすくて超可愛い子だ。
(……はぁ、今ココに挿入れたら絶対もっと気持ち良くしてやれるのに……
いやいやいや、今は我慢だ。この後ミカヅキが大丈夫そうならこのまま最後まですれば良い)
とりあえず俺は、ミカヅキの反応が良いトコロを重点的に攻めて、一度イカせる事に集中する。
「……あっ、やだやだっ、なんかきちゃ…んっ、カインズさ……やだ、こわ、い……」
「大丈夫だミカヅキ。それは“イク”って事で怖いことでも何でもないんだ。……だから、遠慮なくイって」
「イ、ク……?ひゃっ、やっ、そこ摘まんじゃ…‥‥やだっ、も、無理っ……~~~~~~~~~~~っ」
ビクンッ、ビクンッとミカヅキが痙攣し、挿入れていた指がきゅうきゅうと鼓動に合わせて締め付けられる。
呼吸を荒くして、頬を上気させ、潤んだ瞳のまま少し放心状態のミカヅキは、もう最高に可愛い。
「はぁっ、はぁっ……いま、あたし……」
「うん、イったんだ。不感症ならイったりはしないさ。可愛かったよ、ミカヅキ」
「はぁっ…なに、それ……んっ、やだって、言ったのに…カインズさんの、バ、カ…………――――」
「へ?……ちょっ、ミカヅキ??!!」
初めて(?)達したであろうミカヅキは、涙を浮かべ若干上気した堪らない顔で俺に苦言を言いながら意識を失ってしまった。
(嘘だろ……ここで落ちちゃうの?!
この最高潮に盛り上がった気持ちと息子はどうすりゃいいんだよ~~~~~~~っ)
さすがに眠っている処女のミカヅキに手を出すような真似はできず、俺は風呂で欲望を吐き出し、「これくらいなら許されるよな」と、ぐっすり眠っているミカヅキに腕枕をして眠る事にしたのだった。
「ん……」
腕の辺りに何やら柔らかい感触と、温もりを感じる。
今日は2回目とは言えミカヅキの裸をしっかりと見てしまい、正直興奮してなかなか寝付けなかったから、夢か現実かよくわからない。
(ふにょん)
例えるならばふわふわ弾力のあるお菓子。
触り心地がすごく良くて思わず両手を伸ばしてフニフニと感触を楽しんだ。
(ん~、やっぱり柔らかい。ミカヅキの胸もこれくらい柔らかくて美味しそうだったなぁ……)
もにゅん、もにゅんと柔らかいソレを揉んでいると、リアルな感触と至近距離から聞こえる声で“さすがにおかしい”と思い、もしかして……という期待と、どうしよう……という戸惑いを感じながら目を開いてみたら、思った通りの人物がいた。
「……ミカ、ヅキ……」
視界に入ったのは、俺のシャツを着てベッドで寝そべり、胸を揉まれていることにより少し呼吸が荒くなっているミカヅキだった。
そして、触れている極上の胸の感触を考えると下着は付けていない。
視線をゆっくり脚に向けると、ほっそりとした太ももがあらわになっていた。
(こ、これは……もしかして、下も履いてない??!!)
ごくり、と生唾を飲み込みつつ、“眠っているミカヅキに許可なく触れるなんてダメだ!!”と囁く天使と、“ミカヅキの方から来たんだし、これはOKってことでしょ♪”と悪魔が俺の中で争い、結果、悪魔が圧勝した。
「……ミカヅキ、夜這いに来たなら起こしてくれれば良いのに……
よし。俺もミカヅキを気持ち良くしてあげないとな」
まずはゆっくりと太ももに触れた手をつつ――――っと少しずつ上へ滑らせ、ミカヅキの大事な場所に恐る恐る触れる。
「……んっ」
「!!……ビックリした…あれ、下は履いてるんだ」
ピクンっと反応したミカヅキに驚きつつ、下着越しではあったがミカヅキの秘裂をなぞるように触れる。
すると、ミカヅキはの呼吸は少し荒くなり、下着も湿り気を帯びてきた。
少し濡れてきたところで下着の隙間から手を滑らせ直接秘部に触れると、眠っているミカヅキはしっかり反応し、どんどん蜜が溢れてくる。
「ふふっ、眠ってても感じるなんて、ミカヅキって意外とえっちな子なのかな?」
一度触れてしまうと”理性”というタガは一気に外れ、俺はシャツのボタンをすべて開けてからミカヅキの胸を揉みしだき、美味しそうな先端に吸い付きながら、直接秘部に触れていた指をナカへと挿入れた。
「あぁ!!んんっ、やぁっ……ぇ、あれ?…ひゃんっ、や、何これ……ぁんっ」
さすが同時に刺激を与えたことでミカヅキが起きてしまったようだ。
……まぁ、起こすつもりでやったんだけどさ。
「ミカヅキ、起きた?」
「んっ、やぁっ、カインズ、さ……やめっ、きゃぅっ、やぁっ、指、入って…?」
「ん、ちゅ……そうだよ、ミカヅキのココ、俺の指を美味しそうに咥えてるだろ?せっかくミカヅキからベッドに来てくれたんだ……いっぱい気持ち良くしてあげるよ」
起きたミカヅキが叫んでミムルを起こさないように、口づけをしながら蜜壺をぐちゅっ、ぐちゅっと掻き回す。
もっと気持ち良くさせようと、止めどなく溢れる蜜を潤滑油にもう少し奥へと指をナカへ挿入れた時、何か壁のようなモノに触れた感覚があり、ミカヅキの反応も悦楽から別のモノへと急に変わった。
「やっ、痛っ……カインズさん、も、やだぁ……ヒック」
「……え?これってもしかして処女膜?でも、ミカヅキは初めてじゃないって……」
目の前のミカヅキを見ると、涙をポロポロ流しながら泣いている。
間違いなく俺のせいだし、聞きたい事もいくつかある。
でも、まずは目の前の泣いているミカヅキを落ち着かせなければと、服を整え、優しくきゅっと抱きしめた。
「……嫌な思いさせてごめんな、ミカヅキ」
「……ッグズ、カインズ、さん…」
「抱きしめられるのも嫌だったら言ってくれ。離れるから……まぁ、あんな事した俺に抱きしめられて安心も何もないかもしれないけどな」
「……そんなこと、ないです…カインズさんの腕の中、安心する……」
「!!!……そっか。なら良かった」
恋人でもない俺にいろいろされて泣いたミカヅキを、俺が抱きしめて慰めるのもどうかと思ったけど、ミカヅキは安心すると言ってくれてひとまずホッとした。
「ごめん、泣かせる気はなかったんだ。ミカヅキが夜這いに来てくれたんだと嬉しくなって、つい……」
「なっ、よ、夜這い…‥???!!!」
「うん、さっきと今の態度で夜這いじゃないってことはわかった。
……ただ、ミカヅキに少し聞きたいことあるんだけど良いか?」
「はい……でも、その前に…その、当たってマス……」
それは仕方ないだろう。
さっきまでシャツ一枚だけを着た好きな女の子が夜這いに来てくれたんだと喜んでいたのだ。
完全に臨戦態勢だし、ミカヅキがOKなら今すぐにでも抱きたいくらいなんだから。
……でも、今ミカヅキの意思を無視して手を出すのは絶対ダメだ。
「……それは勘弁して。これでもミカヅキをめちゃくちゃ抱きたい気持ちを必死で抑えてるんだ……」
「!!!!」
「言っただろ?俺はミカヅキが好きなんだ。ミカヅキの同意なしに最後まではしないさ……(少しずつ慣れさせはするだろうけど)」
「……あ、ぅ…ありがとう、ございます?」
本来なら怒っても良いトコロで見当違いに感謝の言葉を述べるミカヅキのこれからが少し心配になる。
先程ミカヅキのナカで触れたモノといい、明らかに性に関する知識がなく初心な反応をするミカヅキは、俺の予想では間違いなく……
「ミカヅキ、以前「初めてじゃない」って言ってたけど、本当に初めてじゃないのか?」
「ふぇ…??!!」
「えっと……ちなみに、何をもって”初めてじゃない”って言えるんでしょうか……?」
「……へ?」
「あの……あたし、お付き合いした人と初めてそういうコトをした時、少しだけ…その、挿入ったけど、ものすごく痛くて……「こんなの無理!!」って彼のことを突き飛ばしてしまって……それって初体験じゃないんですか?」
「……」
(やっぱり……ってことは、ミカヅキってやっぱり処女で、さっき俺が触れたのは処女膜ってことだよな??……うわぁ、やべぇ、今絶対顔がニヤけてる。すっげぇ嬉しい……)
俺としては嬉しいけど、腕の中で身体をこわばらせているミカヅキを見ると、とても喜んではいられない。初めての時の辛い経験を今でも引きずってる事は明白だった。
「……”初めて”は、痛くて血が出るって聞いたこともあります。……すごく痛くて…すごく、怖かっ……」
「もう良い。無理に話そうとしなくていいから……ミカヅキ、辛い事思い出させてごめんな。でも、話してくれてありがとう」
「……ッグズ、カインズ、さん……」
少しでも慰めになればと優しく頭や背中を撫でながら、もう少し質問を重ねてみた。
「じゃあミカヅキ、それ以降は?そいつと付き合い続けたり、別の誰かと付き合ったりしたのか?」
「その後も彼の事が怖くて断り続けてたら振られました。
……それっきり男性とはお付き合いしてません…」
「なるほどな。……結論から言おう。ミカヅキはまだ”処女”だ」
「え?」
「さっき、お前のナカに指を挿入れただろう?痛かったのは、処女膜に当たったからだ」
「!!!」
顔を真っ赤にしながらものすごく驚いた顔をしているミカヅキ。
(あ――――もうっ!ホントに今すぐ食べてしまおうかってくらい可愛い!
くそっ!!今は我慢するけど……なんとか我慢するけど、ミカヅキの処女は俺が欲しいっ!!)
「ミカヅキの”初めて”……いや、初めてだけじゃないな。ミカヅキの全部、俺にちょうだい?」
「……へ?」
「もちろん今すぐじゃなくて良い。それに、怖い事なんてしない。痛みなんて感じないくらい、いっぱい気持ち良くしてあげるから……」
「や、ちょっと…カインズさ……んんっ」
ミカヅキを怖がらせないように、そして「いつか俺を受け入れて」という願いを込めて優しくソフトな口づけをする。
拒否されたらどうしようかと思ったけど、わずかながらも嬉しそうに応えてくれているのがわかって、何度も啄むようにミカヅキの口唇を甘噛みしながら口づけた。
(ヤバイ……可愛いし気持ち良すぎていつまでも口付けしていられそう……今までこんなコトなかったのに……)
「……好き、だなぁ……」
うっとりした顔のミカヅキが呟いた言葉で、瞬時に我に返った。
「……え?ミカヅキ、今 “好き” って……もしかして、俺……?」
「いやっ、ぁの、違っ……きゃぁっ」
「ミカヅキっ、嬉しい!!俺も大好きだ!!」
「やっ、ちょっと待ってカインズさんっ!違うの!!そうじゃなくて……
ひぃぃぃっ!!アソコにナニカ当たってるんですけどっ!!!」
「大丈夫だよ。少し当てて擦ってるだけで、今日は挿入れないから。……もちろん挿入れたかったら……」
「いやいやいやっ!今日は無理!!ってか、こんな大きいの無理!怖い!絶対痛いっ!!」
何が違うのかよくわからないが、“今日は無理”って事は今日じゃなければ良いんだろうか?
無理とか怖いとか言ってるけど、“嫌だ”とは言ってないし、わざと擦り付けたミカヅキの秘部は言葉と裏腹にさっきより濡れている気がする。
「ふふっ、大丈夫だって。ミカヅキっは感じやすいみたいだからそんなに痛くないと思うぞ」
「ん……え?…あたし、“不感症”じゃない、の?」
「は?誰がそんな事を……?」
「…初めての、彼です。……「お前は不感症なんだ!ダメな女だな」って……」
初めての男とやらがミカヅキの処女を奪ってなかったのには感謝したが、今の一言で一気に殺意が芽生える。
(男の風上にも置けねぇ奴だな……殺るか)
「……ふ~ん……そいつ、どこの誰?名前は?俺、ちょ~っとオハナシしたくなってきた」
「いやいやいやっ、人を殺しそうな雰囲気で”オハナシ”ってないでしょ!!もういない人の事なんてどうでも良いから!!!」
「え?そいつ、死んだの?」
「……まぁ、そんな感じです」
残念。俺が葬ることはできなさそうだ。
とりあえず、ちゃんと訂正すべき点は訂正しないとな。
「ミカヅキ、お前は不感症なんかじゃない」
「へ…?」
「そいつが下手くそだっただけだ」
「えぇぇぇ??!!」
「……だって、さっきも今も、ミカヅキは俺のするコトでこんなに濡れくれてるじゃないか」
「!!!……ぁっ、や……」
再び下着の上から秘部に触れると、くちゅっ、くちゅっといやらしい音が響き渡る。
首をフルフルと振りながら否定するミカヅキに嫌でも認めさせようと、下着の隙間から指を挿入し、まだ十分に潤っている蜜壺を浅いトコロでわざと掻き回すと、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、とごまかしようのない水音が俺とミカヅキの耳にはっきりと聞こえる。
「ほら、こんなにいやらしい音を響かせて、下着や俺の指をこんなに濡らしてるのはミカヅキの愛液だ。
ミカヅキは意外と淫乱なのかもしれないな」
「やっ、嘘!違……んっ、音、やぁ…カインズさんの、いじわるっ、ぁんっ、や、また胸もっ…だめぇ……」
「ダメだよ、ミカヅキ。そんな可愛い反応されたら、もっとシタくなる」
どんどん蜜を溢れさせるミカヅキは、不感症なんかじゃなくむしろ感じやすくて超可愛い子だ。
(……はぁ、今ココに挿入れたら絶対もっと気持ち良くしてやれるのに……
いやいやいや、今は我慢だ。この後ミカヅキが大丈夫そうならこのまま最後まですれば良い)
とりあえず俺は、ミカヅキの反応が良いトコロを重点的に攻めて、一度イカせる事に集中する。
「……あっ、やだやだっ、なんかきちゃ…んっ、カインズさ……やだ、こわ、い……」
「大丈夫だミカヅキ。それは“イク”って事で怖いことでも何でもないんだ。……だから、遠慮なくイって」
「イ、ク……?ひゃっ、やっ、そこ摘まんじゃ…‥‥やだっ、も、無理っ……~~~~~~~~~~~っ」
ビクンッ、ビクンッとミカヅキが痙攣し、挿入れていた指がきゅうきゅうと鼓動に合わせて締め付けられる。
呼吸を荒くして、頬を上気させ、潤んだ瞳のまま少し放心状態のミカヅキは、もう最高に可愛い。
「はぁっ、はぁっ……いま、あたし……」
「うん、イったんだ。不感症ならイったりはしないさ。可愛かったよ、ミカヅキ」
「はぁっ…なに、それ……んっ、やだって、言ったのに…カインズさんの、バ、カ…………――――」
「へ?……ちょっ、ミカヅキ??!!」
初めて(?)達したであろうミカヅキは、涙を浮かべ若干上気した堪らない顔で俺に苦言を言いながら意識を失ってしまった。
(嘘だろ……ここで落ちちゃうの?!
この最高潮に盛り上がった気持ちと息子はどうすりゃいいんだよ~~~~~~~っ)
さすがに眠っている処女のミカヅキに手を出すような真似はできず、俺は風呂で欲望を吐き出し、「これくらいなら許されるよな」と、ぐっすり眠っているミカヅキに腕枕をして眠る事にしたのだった。
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