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2章 美幼女の秘密
15 改めてのごあいさつ その2
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◇
「ミムル、ミカヅキ、ただいま~~♪」
入り口から聞こえたカインズさんの声は、足音と共にどんどん台所に近づいてきた。
「ん~、良い匂いがする。今日はシュリーも手伝ってくれたのか?ありが……―――――????!!!!」
「おかえり、カインズ。お邪魔してるわよ」
「おかえりなさい、カインズさん」
「……(コクリ)」
カインズさんがあたし達……というか、あたしを見て絶句している。
「ふふっ、カインズってばすごくビックリしてるわね。きっとミカヅキが可愛いからよ♪」
「いやいやいや、誰でも見ず知らずの人が急に家にいたらビックリするでしょうよ……」
かなり動揺していたカインズさんは、ようやく落ち着いた頃おずおずとあたしに話しかけてきた。
「えっと……キミは、いったい……そして、どうしてミムルはその人に抱きついてるんだ?俺には自分から抱きついてくれないのに……」
カインズさんはあたしのことに驚きながら、ミムルちゃんが抱きついてることにも少なからずショックを受けているようだ。
「カインズ、この子はミカヅキよ」
「えぇぇ??!!だって、ミカヅキは白くてふわふわの犬じゃ……」
「えっと、ちょっと話せない事情がありまして……」
「……話せない、事情?」
あたしに抱きついていたミムルちゃんが、あたしを守るようにカインズさんの前に立ちはだかり、首を横に振っている。
「ミムル……それは“聞くな”ってことかい?」
「(コクリ)」
「理由はわからないけど、話そうとすると急に苦しくなって話せないらしいの。事情がどうあれミカヅキであることに変わりはないし、ミムルは苦しむミカヅキを見たくないみたいだから……」
「なるほど。……ミムル、あの子はお前が大好きなミカヅキで間違いないんだな?」
「(コクリ)」
「これからも変わらずミカヅキと一緒にいたいか?」
「(コクッ、コクッ)」
カインズさんは何度かあたしとミムルちゃんを交互に見てから優しく微笑み、ミムルちゃんの頭を優しく撫でながら目線を合わせるようにしゃがんでこう告げた。
「よし、わかった!ミムルが良いなら俺も異論はない」
「…え?」
「まぁ少し変な感じはするけど、ミカヅキはミカヅキだ。……改めてよろしくな」
「あ、はい!……ありがとうございます。こちらこそ、改めてよろしくお願いしますっ!」
カインズさんはあっさりとワンコのときと変わらずあたしを受け入れ、ここにいて良いよと言ってくれた。
(受け入れてくれるのはすごく嬉しいけど、あまりにもあっさり受け入れ過ぎな気がする。
……もしかして、カインズさんって怪しい壺を売られても買っちゃうタイプ?)
「……ミカヅキ。何か誤解してるみたいだけど、俺は騙されやすいわけでもないし、考えなしにミカヅキを受け入れたわけでもないからな」
「……え?」
「そうよ~、むしろカインズは腹黒でむっつ……痛っ!ちょっとカインズ!レディに何するのよ!!」
「うるさい。誰が”レディ”だ、誰がっ!お前は余計なこと言わずにさっさと自分の家に帰れ!」
「なによっ!あたしは可愛いミカヅキが狼に襲われないか心配で……―――――んぐっ」
「そうかそうか、シュリーはそんなに愛する夫の家に帰りたいんだな。さぁ、玄関はこっちだ。今日は俺が特別にエスコートしてやろうじゃないか」
「~~~~~~~~~~~~~っ」
カインズさんは、ニコニコしながらシュリーの口を手で塞ぎ玄関へとエスコート……ではなく連行して行った。
(えっと……シュリー、カインズさんのこと”腹黒”って言ってた?あとなんて言ってたっけ……?)
二人の勢いに圧倒されて、ただただぽかんとしていたらくいっと服を引っぱられた。
(クイッ、クイッ)
「ん?……ミムルちゃん?」
「(フルフル)」
「……もしかして、いつもあんな感じ?」
「(コクリ)」
何かを諦めたような、冷めた瞳のミムルちゃん。
どうやらあの二人のやりとりはこれが日常茶飯事らしい。
(……ミムルちゃんの教育上よろしくないんじゃ……って言っても、もう手遅れっぽいな)
「……とりあえず、あたし達は晩ご飯のしたく済ませちゃおうっか」
「(コクリ)」
とりあえず、シュリーはとても良い人でこれからもいろいろ相談できそうな人だなと安心した。
ミムルちゃんがいてくれるからというのが大きいけど、やっぱりカインズさんに助けられ、この家で一緒に生活させてもらえるあたしは幸運なんだなと、“Luck∞”の恩恵に少しだけ感謝した。
その後は三人で仲良く晩ご飯を食べ、後片付けも三人で手分けして行った。
この世界で初めて作った料理……と言っても、焼いた肉の味付けをあたしがしただけだけど、二人とも”美味しい”といたく気に入ってくれたようだ。
(今度はもっとちゃんとしたモノ作ろう。……また喜んでくれるかな?)
ワンコ生活に慣れてきたかと思ったら、今度は元の姿に戻って戸惑いも多いけど、異世界で生きていることに変わりはないし、この家で生活させてもらえることも変わりないから、できる事から頑張ろう。
カインズさんは後片付けをしながら台所の使い方や、調理器具、食材保管庫などあたしが聞きたいなと思っていた家のことをいろいろ教えてくれた。
(イケメンなのに気が利くだなんて絶対モテそうなのに……彼女っていないのかな?)
「家のものとかいろいろ自由に使ってくれて構わないけど、別にミカヅキにやってくれって意味じゃないからな」
「はい」
「……でも、今日のご飯もすごく美味かったから、ミカヅキさえよければまた作って欲しい…」
「ふふっ、ありがとうございます。料理は得意……とまでいきませんが、好きなのでまた作りますね!」
「あぁ、あとソレ!」
「はい?」
「これから一緒に暮らすんだから、敬語はなし!」
「え、いや、でも……」
さすがにいろいろお世話になる上に、恐らく年齢も年上のカインズさんに敬語もなしとは気が引けてしまう。
反論しようとしたら、その前にカインズさんが耳元で囁いた。
「敬語使ったら”お仕置き”……な☆」
「~~~っ??!!」
急に耳元で聞いた事のない低めのトーンで囁かれたかと思ったら、ぬるっと耳に変な感触があった。
(今のはナニ?!もしかしなくても今カインズさんに耳を舐められた??!!
ってか、カインズさんってそんなキャラだった????)
「じゃ、明日は三人でこれからの生活に必要なモノ買いに行こうな♪
後は俺がやっておくから、二人は風呂に入って今夜は一緒に寝ると良い。明日は朝から出かけるぞ」
「(コクッ、コクッ)」
さっきのやり取りが見えなかったミムルちゃんは、カインズさんの言葉に素直に喜び、そのままあたしの腕を引っぱり着替えを準備してからお風呂へと連れて行った。
お風呂に入って間もなくは、さっき言われたことやされたことで頭がぐるぐるしてたけど、嬉しそうだけど少しもじもじしながら無器用に甘えてくるミムルちゃんが超絶可愛くて、髪や身体を洗ったり風呂上りにタオルで拭いてあげたりしてるうちに、すっかりカインズさんのことを忘れてそのままミムルちゃんと一緒に眠りについた。
(やっと人間の姿に戻れた……もうワンコに戻ることはないのかな?)
こうして、人間の姿に戻れた初日は慌ただしく終了した。
わからないことや気になることは多いけど、とりあえずあたしは人間の姿でもこの家で生活できることになり、改めて三人での生活がスタートしたのでした。
「ミムル、ミカヅキ、ただいま~~♪」
入り口から聞こえたカインズさんの声は、足音と共にどんどん台所に近づいてきた。
「ん~、良い匂いがする。今日はシュリーも手伝ってくれたのか?ありが……―――――????!!!!」
「おかえり、カインズ。お邪魔してるわよ」
「おかえりなさい、カインズさん」
「……(コクリ)」
カインズさんがあたし達……というか、あたしを見て絶句している。
「ふふっ、カインズってばすごくビックリしてるわね。きっとミカヅキが可愛いからよ♪」
「いやいやいや、誰でも見ず知らずの人が急に家にいたらビックリするでしょうよ……」
かなり動揺していたカインズさんは、ようやく落ち着いた頃おずおずとあたしに話しかけてきた。
「えっと……キミは、いったい……そして、どうしてミムルはその人に抱きついてるんだ?俺には自分から抱きついてくれないのに……」
カインズさんはあたしのことに驚きながら、ミムルちゃんが抱きついてることにも少なからずショックを受けているようだ。
「カインズ、この子はミカヅキよ」
「えぇぇ??!!だって、ミカヅキは白くてふわふわの犬じゃ……」
「えっと、ちょっと話せない事情がありまして……」
「……話せない、事情?」
あたしに抱きついていたミムルちゃんが、あたしを守るようにカインズさんの前に立ちはだかり、首を横に振っている。
「ミムル……それは“聞くな”ってことかい?」
「(コクリ)」
「理由はわからないけど、話そうとすると急に苦しくなって話せないらしいの。事情がどうあれミカヅキであることに変わりはないし、ミムルは苦しむミカヅキを見たくないみたいだから……」
「なるほど。……ミムル、あの子はお前が大好きなミカヅキで間違いないんだな?」
「(コクリ)」
「これからも変わらずミカヅキと一緒にいたいか?」
「(コクッ、コクッ)」
カインズさんは何度かあたしとミムルちゃんを交互に見てから優しく微笑み、ミムルちゃんの頭を優しく撫でながら目線を合わせるようにしゃがんでこう告げた。
「よし、わかった!ミムルが良いなら俺も異論はない」
「…え?」
「まぁ少し変な感じはするけど、ミカヅキはミカヅキだ。……改めてよろしくな」
「あ、はい!……ありがとうございます。こちらこそ、改めてよろしくお願いしますっ!」
カインズさんはあっさりとワンコのときと変わらずあたしを受け入れ、ここにいて良いよと言ってくれた。
(受け入れてくれるのはすごく嬉しいけど、あまりにもあっさり受け入れ過ぎな気がする。
……もしかして、カインズさんって怪しい壺を売られても買っちゃうタイプ?)
「……ミカヅキ。何か誤解してるみたいだけど、俺は騙されやすいわけでもないし、考えなしにミカヅキを受け入れたわけでもないからな」
「……え?」
「そうよ~、むしろカインズは腹黒でむっつ……痛っ!ちょっとカインズ!レディに何するのよ!!」
「うるさい。誰が”レディ”だ、誰がっ!お前は余計なこと言わずにさっさと自分の家に帰れ!」
「なによっ!あたしは可愛いミカヅキが狼に襲われないか心配で……―――――んぐっ」
「そうかそうか、シュリーはそんなに愛する夫の家に帰りたいんだな。さぁ、玄関はこっちだ。今日は俺が特別にエスコートしてやろうじゃないか」
「~~~~~~~~~~~~~っ」
カインズさんは、ニコニコしながらシュリーの口を手で塞ぎ玄関へとエスコート……ではなく連行して行った。
(えっと……シュリー、カインズさんのこと”腹黒”って言ってた?あとなんて言ってたっけ……?)
二人の勢いに圧倒されて、ただただぽかんとしていたらくいっと服を引っぱられた。
(クイッ、クイッ)
「ん?……ミムルちゃん?」
「(フルフル)」
「……もしかして、いつもあんな感じ?」
「(コクリ)」
何かを諦めたような、冷めた瞳のミムルちゃん。
どうやらあの二人のやりとりはこれが日常茶飯事らしい。
(……ミムルちゃんの教育上よろしくないんじゃ……って言っても、もう手遅れっぽいな)
「……とりあえず、あたし達は晩ご飯のしたく済ませちゃおうっか」
「(コクリ)」
とりあえず、シュリーはとても良い人でこれからもいろいろ相談できそうな人だなと安心した。
ミムルちゃんがいてくれるからというのが大きいけど、やっぱりカインズさんに助けられ、この家で一緒に生活させてもらえるあたしは幸運なんだなと、“Luck∞”の恩恵に少しだけ感謝した。
その後は三人で仲良く晩ご飯を食べ、後片付けも三人で手分けして行った。
この世界で初めて作った料理……と言っても、焼いた肉の味付けをあたしがしただけだけど、二人とも”美味しい”といたく気に入ってくれたようだ。
(今度はもっとちゃんとしたモノ作ろう。……また喜んでくれるかな?)
ワンコ生活に慣れてきたかと思ったら、今度は元の姿に戻って戸惑いも多いけど、異世界で生きていることに変わりはないし、この家で生活させてもらえることも変わりないから、できる事から頑張ろう。
カインズさんは後片付けをしながら台所の使い方や、調理器具、食材保管庫などあたしが聞きたいなと思っていた家のことをいろいろ教えてくれた。
(イケメンなのに気が利くだなんて絶対モテそうなのに……彼女っていないのかな?)
「家のものとかいろいろ自由に使ってくれて構わないけど、別にミカヅキにやってくれって意味じゃないからな」
「はい」
「……でも、今日のご飯もすごく美味かったから、ミカヅキさえよければまた作って欲しい…」
「ふふっ、ありがとうございます。料理は得意……とまでいきませんが、好きなのでまた作りますね!」
「あぁ、あとソレ!」
「はい?」
「これから一緒に暮らすんだから、敬語はなし!」
「え、いや、でも……」
さすがにいろいろお世話になる上に、恐らく年齢も年上のカインズさんに敬語もなしとは気が引けてしまう。
反論しようとしたら、その前にカインズさんが耳元で囁いた。
「敬語使ったら”お仕置き”……な☆」
「~~~っ??!!」
急に耳元で聞いた事のない低めのトーンで囁かれたかと思ったら、ぬるっと耳に変な感触があった。
(今のはナニ?!もしかしなくても今カインズさんに耳を舐められた??!!
ってか、カインズさんってそんなキャラだった????)
「じゃ、明日は三人でこれからの生活に必要なモノ買いに行こうな♪
後は俺がやっておくから、二人は風呂に入って今夜は一緒に寝ると良い。明日は朝から出かけるぞ」
「(コクッ、コクッ)」
さっきのやり取りが見えなかったミムルちゃんは、カインズさんの言葉に素直に喜び、そのままあたしの腕を引っぱり着替えを準備してからお風呂へと連れて行った。
お風呂に入って間もなくは、さっき言われたことやされたことで頭がぐるぐるしてたけど、嬉しそうだけど少しもじもじしながら無器用に甘えてくるミムルちゃんが超絶可愛くて、髪や身体を洗ったり風呂上りにタオルで拭いてあげたりしてるうちに、すっかりカインズさんのことを忘れてそのままミムルちゃんと一緒に眠りについた。
(やっと人間の姿に戻れた……もうワンコに戻ることはないのかな?)
こうして、人間の姿に戻れた初日は慌ただしく終了した。
わからないことや気になることは多いけど、とりあえずあたしは人間の姿でもこの家で生活できることになり、改めて三人での生活がスタートしたのでした。
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