23 / 29
2章 学園生活は波乱万丈?!
勤務初日にやってきた嵐 inサーヤSide
しおりを挟む
◇
「あの、エル……」
「ん?どうした、サーヤ」
「今あたし、備品の整理してるんだけど……」
「そうだな。それがどうした?」
「いやいやいや、おかしいから!“どうした?”って言いたいのはこっちだからね??!!」
入学式が開けた翌日、今日から授業開始ということで、保健室での仕事も本格的に稼働。
昨日はエルと保健室に到着後、簡単な荷物整理と必要なモノの発注だけ行い、その後は学院内を散策しつつきたくしたため、今は物の場所を把握しつつ整理しようとあたしはファイル片手に天井程の高さがある棚の前にいる。
そして、あたしの真後ろから両手であたしを閉じこめるように壁ドン状態で手をついている。
あれ?さっき薬品関係のチェックするとか言ってなかったっけ?
「薬品関係のチェックならもう終わった。学園の保健室にある薬品などたかが知れているからな」
相変わらず何も言わなくてもあたしの考えている事などお見通しらしい。
さすがは万能な愛しい旦那様である。
「まずはココで、お前と“保健室ぷれい”とやらを愉しもうかと思ってな」
前言撤回!
あたしの考えがお見通しなのではなく、以前あたしが暴露した前の世界での様々なプレイを学園で愉しむ気が満々なだけだった!!
「待って待って!今日はお仕事の初日なんだよ?今日くらいは……」
「だからだろうが。こんな初っ端から生徒が来るわけもあるまい」
「いやいや、そうかもしれないけど……ゃ、バカっ、服、脱がせちゃダメ……んっ」
「ん?脱がせなければ良いのか?」
「違っ、そーゆーんじゃ……っ」
心とは裏腹にエルの指に敏感に身体が反応し始めたとき、嵐は突然やって来た。
(バッタ――――――――ン!ミシミシッ)
「「???!!!」」
壁に追い込まれながら服を脱がされかけていたところで、保健室のドアが勢いよく開けられた。
勢い良すぎてちょっとめり込んでる気がするけど……大丈夫?壊れてない??
「……っ、サーヤままぁぁぁぁぁぁぁっ」
そして、勢いよくドアを開けて入ってきたのは学園の生徒……ではなく、あたしの大切な可愛い天使の1人であるミナトちゃんだった。
◇◆
「はい、どうぞ」
「ありがとなの」
保健室のドアを壊す勢いでやってきたミナトちゃんを落ち着かせ、応接用のソファに隣り合って座る。
向かい合わせではなく隣にいて欲しいと天使に言われたら、そりゃ聞くしかないだろう。
もじもじしながらあたしにぴとっとくっつくミナトちゃんは超可愛いんだけど、見た目も中身もレオンやサクラ同様に17~18歳位になってからはこんな感じで甘えてくる事がなくなったので、ある意味異常事態だ。
エルは気を利かせてめり込んだドアを直してくれている。
でもきっと話は聞いてるんだろうね。
「今朝、皆と一緒に来なかったから気になってたんだけど……どうしたの?何かあった?」
「……」
毎朝皆で朝ご飯を食べているのに、今日はミナトちゃんは来なかった。
まだ寝てるという話を聞いて、“今日の天使はお寝坊さんなんだね”なんて思ってたけど、これは結構深刻な問題なのかもしれない。
慎重に話を聞こうと、あたしはミナトちゃんが話してくれるまで頭を撫でながら待つ事にした。
「……あの、ね、サーヤままに、聞きたい事があるの……」
「ん?聞きたい事??」
「えっとね……――――――――」
(バッタ――――――――ン!!バキバキィィッ)
「ママぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「「「????!!!!」」」
ようやく落ち着いたミナトちゃんから話を聞こうと思ったら、今度は勢いよくドアを開けてサクラが入ってきた。
……え、待って?
あたしとエル、ここに赴任する事一言も言ってないし、一応変装してるんですけど??!!
ミナトちゃんに続いてやって来たサクラは、間違いなく母親であるあたしに会いに保健室へとやって来た。
そして、先ほどミナトちゃんの来訪で壊れかけていた保健室のドアは、サクラの来訪により完全に壊れてしまった。
……どうしよう。どこからツッコめばいい??
「ママっ、ママぁぁぁぁ……」
「サーヤ、俺は伝達魔法でアレクにドアの件を伝えるから、お前はサクラとミナトの話を聞いてやれ」
「う、うん!わかった」
とりあえずあたしは、ミナトちゃんに続きサクラを落ち着かせるため、ソファに座らせつつ温かいミルクティを入れてあげた。もちろん、サクラが大好きな蜂蜜入りで甘めのヤツだ。
ちなみに、認識阻害の魔法がかかった眼鏡は、もう付けてる意味がないかなと思って先ほど外しました。
「サクラ、ちょっとは落ち着いた?」
「(コクリ)」
「落ち着いたら、何があったのか、ママに話してくれる?」
「(コクリ)」
ミナトちゃんも、さっきまでは自分の事でいっぱいいっぱいだったろうに、今ではあたしと一緒にサクラを挟むように座り心配そうに背中をぽんぽんとしている。
天使ではなく慈愛に満ちた女神になる日は、きっとそう遠くないだろう。
エルはアレク兄様への連絡が終わったのか、完全に外れてしまった入り口をどうしようか考えるそぶりをしながらこちらの話に聞き耳を立てているようだ。
娘のことが心配で仕方がないんだろう。
近くで一緒に聞けばいいのに、意外と照れ屋で可愛い旦那様である。
そんな事を考えていたら、意を決したサクラがポツポツと話し始めた。
「ねぇママ。“おとなのきす”ってなぁに?」
「「?????!!!!!」」
(バキィィッ)
え?ちょっと待って。今の聞き間違いじゃないよね??
“おとなのきす”って、もしかしなくても“大人のキス”ってこと??!!
……ってか、今ナニカが壊れるような音がしたんだけど、保健室のドアは大丈夫なの??!!
「サクたん、“おとなのきす”ってなぁに?」
破壊音など気にもしない猛者がここにいた。
ミナトちゃんはサクラの言葉に敏感に反応し、質問を重ねている。
「えっと、昨日ね、ベルが寮のお部屋に来たの。その時にね、ベルってばいつもと違うちゅーをしてきたのよ」
(バキバキッ)
“おとなのきす”に興味津々なミナトちゃんと、入り口の方から聞こえてくる破壊音。
あたしは誰をどのようにフォローするなりツッコむなりすればいいのかわからなくなってきた。
そして、猛者こと純粋な天使の質問は尚も続く。
「いつもと違うって、どう違うの?」
「ぁ、うぅ……ちゅーの時にね、ベルがその、舌を絡めてきて……」
(バキバキッ、ゴォォォォォォォッ)
もはやあたしは、ベルナートさんがサクラに舌を絡めるようなべろちゅーをした事に驚くよりも、背後の入り口から聞こえる破壊音と殺気の様なモノが怖くて、会話を止めることも振り向くことができない。
今絶対ドア完全に壊れたよね?!ってか燃えてるよね??!!
そんな背後の状況などお構いなしに、今度は天使が大きな爆弾を投下してきた。
「あれ、“おとなのきす”っていうの?それなら昨日、レオたんもあたしに同じのしてきたのよ」
(ガシャンッ)
今度は窓際でガラスが割れる音と、ただならぬ気配がした。
でも、猛者達の会話は終わらない。むしろヒートアップしているようだ。
「え、ミナたんも“おとなのきす”したの?どんな感じだったの??」
「んと、なんかね、くすぐったいような気持ち良いような、変な感じがしたのよ。でもレオたん、その後あたしのお胸にも触れてきたの」
(バリバリッ、ガッシャ―――――ン)
「えぇぇ?!レオたん、ミナたんのお胸も触ったの??!!」
「うん……あたし、ビックリして……思わずお水ざっぱーんってして逃げてきちゃったのよ」
「あ!もしかして男子寮であった洪水ってミナたんの魔法だったの??」
「(コクリ)」
目の前には頬を赤らめながら、互いのコイバナに可憐な花を咲かせる可愛い天使が二人。
そして、背後にある入り口と少し離れた窓から感じる破壊されたドアや窓とただならぬ気配が2つ……
「駄犬……そろそろ死にたいらしいな」
「ふふっ、盛りのついたワンコには、ちょ~~っとお仕置きが必要かな☆」
完全にお怒りモードになった過保護なエルとおかんなセイルは、物騒なことを呟いた後それぞれ転移魔法でいなくなってしまった。
ベルナートさんとレオン、大丈夫かな……?
-------------------------------
初日から保健室がとんでもない惨状に(笑)
次回はようやく黒髪の聖女のエピソードです。
(4/18更新予定)
「あの、エル……」
「ん?どうした、サーヤ」
「今あたし、備品の整理してるんだけど……」
「そうだな。それがどうした?」
「いやいやいや、おかしいから!“どうした?”って言いたいのはこっちだからね??!!」
入学式が開けた翌日、今日から授業開始ということで、保健室での仕事も本格的に稼働。
昨日はエルと保健室に到着後、簡単な荷物整理と必要なモノの発注だけ行い、その後は学院内を散策しつつきたくしたため、今は物の場所を把握しつつ整理しようとあたしはファイル片手に天井程の高さがある棚の前にいる。
そして、あたしの真後ろから両手であたしを閉じこめるように壁ドン状態で手をついている。
あれ?さっき薬品関係のチェックするとか言ってなかったっけ?
「薬品関係のチェックならもう終わった。学園の保健室にある薬品などたかが知れているからな」
相変わらず何も言わなくてもあたしの考えている事などお見通しらしい。
さすがは万能な愛しい旦那様である。
「まずはココで、お前と“保健室ぷれい”とやらを愉しもうかと思ってな」
前言撤回!
あたしの考えがお見通しなのではなく、以前あたしが暴露した前の世界での様々なプレイを学園で愉しむ気が満々なだけだった!!
「待って待って!今日はお仕事の初日なんだよ?今日くらいは……」
「だからだろうが。こんな初っ端から生徒が来るわけもあるまい」
「いやいや、そうかもしれないけど……ゃ、バカっ、服、脱がせちゃダメ……んっ」
「ん?脱がせなければ良いのか?」
「違っ、そーゆーんじゃ……っ」
心とは裏腹にエルの指に敏感に身体が反応し始めたとき、嵐は突然やって来た。
(バッタ――――――――ン!ミシミシッ)
「「???!!!」」
壁に追い込まれながら服を脱がされかけていたところで、保健室のドアが勢いよく開けられた。
勢い良すぎてちょっとめり込んでる気がするけど……大丈夫?壊れてない??
「……っ、サーヤままぁぁぁぁぁぁぁっ」
そして、勢いよくドアを開けて入ってきたのは学園の生徒……ではなく、あたしの大切な可愛い天使の1人であるミナトちゃんだった。
◇◆
「はい、どうぞ」
「ありがとなの」
保健室のドアを壊す勢いでやってきたミナトちゃんを落ち着かせ、応接用のソファに隣り合って座る。
向かい合わせではなく隣にいて欲しいと天使に言われたら、そりゃ聞くしかないだろう。
もじもじしながらあたしにぴとっとくっつくミナトちゃんは超可愛いんだけど、見た目も中身もレオンやサクラ同様に17~18歳位になってからはこんな感じで甘えてくる事がなくなったので、ある意味異常事態だ。
エルは気を利かせてめり込んだドアを直してくれている。
でもきっと話は聞いてるんだろうね。
「今朝、皆と一緒に来なかったから気になってたんだけど……どうしたの?何かあった?」
「……」
毎朝皆で朝ご飯を食べているのに、今日はミナトちゃんは来なかった。
まだ寝てるという話を聞いて、“今日の天使はお寝坊さんなんだね”なんて思ってたけど、これは結構深刻な問題なのかもしれない。
慎重に話を聞こうと、あたしはミナトちゃんが話してくれるまで頭を撫でながら待つ事にした。
「……あの、ね、サーヤままに、聞きたい事があるの……」
「ん?聞きたい事??」
「えっとね……――――――――」
(バッタ――――――――ン!!バキバキィィッ)
「ママぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「「「????!!!!」」」
ようやく落ち着いたミナトちゃんから話を聞こうと思ったら、今度は勢いよくドアを開けてサクラが入ってきた。
……え、待って?
あたしとエル、ここに赴任する事一言も言ってないし、一応変装してるんですけど??!!
ミナトちゃんに続いてやって来たサクラは、間違いなく母親であるあたしに会いに保健室へとやって来た。
そして、先ほどミナトちゃんの来訪で壊れかけていた保健室のドアは、サクラの来訪により完全に壊れてしまった。
……どうしよう。どこからツッコめばいい??
「ママっ、ママぁぁぁぁ……」
「サーヤ、俺は伝達魔法でアレクにドアの件を伝えるから、お前はサクラとミナトの話を聞いてやれ」
「う、うん!わかった」
とりあえずあたしは、ミナトちゃんに続きサクラを落ち着かせるため、ソファに座らせつつ温かいミルクティを入れてあげた。もちろん、サクラが大好きな蜂蜜入りで甘めのヤツだ。
ちなみに、認識阻害の魔法がかかった眼鏡は、もう付けてる意味がないかなと思って先ほど外しました。
「サクラ、ちょっとは落ち着いた?」
「(コクリ)」
「落ち着いたら、何があったのか、ママに話してくれる?」
「(コクリ)」
ミナトちゃんも、さっきまでは自分の事でいっぱいいっぱいだったろうに、今ではあたしと一緒にサクラを挟むように座り心配そうに背中をぽんぽんとしている。
天使ではなく慈愛に満ちた女神になる日は、きっとそう遠くないだろう。
エルはアレク兄様への連絡が終わったのか、完全に外れてしまった入り口をどうしようか考えるそぶりをしながらこちらの話に聞き耳を立てているようだ。
娘のことが心配で仕方がないんだろう。
近くで一緒に聞けばいいのに、意外と照れ屋で可愛い旦那様である。
そんな事を考えていたら、意を決したサクラがポツポツと話し始めた。
「ねぇママ。“おとなのきす”ってなぁに?」
「「?????!!!!!」」
(バキィィッ)
え?ちょっと待って。今の聞き間違いじゃないよね??
“おとなのきす”って、もしかしなくても“大人のキス”ってこと??!!
……ってか、今ナニカが壊れるような音がしたんだけど、保健室のドアは大丈夫なの??!!
「サクたん、“おとなのきす”ってなぁに?」
破壊音など気にもしない猛者がここにいた。
ミナトちゃんはサクラの言葉に敏感に反応し、質問を重ねている。
「えっと、昨日ね、ベルが寮のお部屋に来たの。その時にね、ベルってばいつもと違うちゅーをしてきたのよ」
(バキバキッ)
“おとなのきす”に興味津々なミナトちゃんと、入り口の方から聞こえてくる破壊音。
あたしは誰をどのようにフォローするなりツッコむなりすればいいのかわからなくなってきた。
そして、猛者こと純粋な天使の質問は尚も続く。
「いつもと違うって、どう違うの?」
「ぁ、うぅ……ちゅーの時にね、ベルがその、舌を絡めてきて……」
(バキバキッ、ゴォォォォォォォッ)
もはやあたしは、ベルナートさんがサクラに舌を絡めるようなべろちゅーをした事に驚くよりも、背後の入り口から聞こえる破壊音と殺気の様なモノが怖くて、会話を止めることも振り向くことができない。
今絶対ドア完全に壊れたよね?!ってか燃えてるよね??!!
そんな背後の状況などお構いなしに、今度は天使が大きな爆弾を投下してきた。
「あれ、“おとなのきす”っていうの?それなら昨日、レオたんもあたしに同じのしてきたのよ」
(ガシャンッ)
今度は窓際でガラスが割れる音と、ただならぬ気配がした。
でも、猛者達の会話は終わらない。むしろヒートアップしているようだ。
「え、ミナたんも“おとなのきす”したの?どんな感じだったの??」
「んと、なんかね、くすぐったいような気持ち良いような、変な感じがしたのよ。でもレオたん、その後あたしのお胸にも触れてきたの」
(バリバリッ、ガッシャ―――――ン)
「えぇぇ?!レオたん、ミナたんのお胸も触ったの??!!」
「うん……あたし、ビックリして……思わずお水ざっぱーんってして逃げてきちゃったのよ」
「あ!もしかして男子寮であった洪水ってミナたんの魔法だったの??」
「(コクリ)」
目の前には頬を赤らめながら、互いのコイバナに可憐な花を咲かせる可愛い天使が二人。
そして、背後にある入り口と少し離れた窓から感じる破壊されたドアや窓とただならぬ気配が2つ……
「駄犬……そろそろ死にたいらしいな」
「ふふっ、盛りのついたワンコには、ちょ~~っとお仕置きが必要かな☆」
完全にお怒りモードになった過保護なエルとおかんなセイルは、物騒なことを呟いた後それぞれ転移魔法でいなくなってしまった。
ベルナートさんとレオン、大丈夫かな……?
-------------------------------
初日から保健室がとんでもない惨状に(笑)
次回はようやく黒髪の聖女のエピソードです。
(4/18更新予定)
0
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
【R18】助けてもらった虎獣人にマーキングされちゃう話
象の居る
恋愛
異世界転移したとたん、魔獣に狙われたユキを助けてくれたムキムキ虎獣人のアラン。襲われた恐怖でアランに縋り、家においてもらったあともズルズル関係している。このまま一緒にいたいけどアランはどう思ってる? セフレなのか悩みつつも関係が壊れるのが怖くて聞けない。飽きられたときのために一人暮らしの住宅事情を調べてたらアランの様子がおかしくなって……。
ベッドの上ではちょっと意地悪なのに肝心なとこはヘタレな虎獣人と、普段はハッキリ言うのに怖がりな人間がお互いの気持ちを確かめ合って結ばれる話です。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
空から落ちてきた皇帝を助けたら、偽装恋人&近衛騎士に任命されました-風使いの男装騎士が女嫌いの獣人皇帝に溺愛されるまで-
甘酒
恋愛
夭折した双子の兄に成り代わり帝国騎士となったビリー・グレイがいつものように城内を巡視していると、空から自国の獣人皇帝のアズールが落下してくるところに遭遇してしまう。
負傷しつつもビリーが皇帝の命を救うと、その功績を見込まれて(?)皇帝直属の近衛騎士&恋人に一方的に任命される。「近衛騎士に引き立ててやるから空中庭園から皇帝を突き落とした犯人を捕らえるために協力してほしい。ついでに、寄ってくる女どもが鬱陶しいから恋人の振りもしろ」ということだった。
半ば押し切られる形でビリーが提案を引き受けると、何故かアズールは突然キスをしてきて……。
破天荒でコミュニケーション下手な俺様系垂れ耳犬獣人皇帝×静かに暮らしたい不忠な男装騎士の異世界恋愛ファンタジー(+微ミステリとざまぁ要素少々)
※なんちゃってファンタジーのため、メートル法やら地球由来の物が節操なく出てきます。
※エブリスタにも掲載しております。
異世界転移したら、推しのガチムチ騎士団長様の性癖が止まりません
冬見 六花
恋愛
旧題:ロングヘア=美人の世界にショートカットの私が転移したら推しのガチムチ騎士団長様の性癖が開花した件
異世界転移したアユミが行き着いた世界は、ロングヘアが美人とされている世界だった。
ショートカットのために醜女&珍獣扱いされたアユミを助けてくれたのはガチムチの騎士団長のウィルフレッド。
「…え、ちょっと待って。騎士団長めちゃくちゃドタイプなんですけど!」
でもこの世界ではとんでもないほどのブスの私を好きになってくれるわけない…。
それならイケメン騎士団長様の推し活に専念しますか!
―――――【筋肉フェチの推し活充女アユミ × アユミが現れて突如として自分の性癖が目覚めてしまったガチムチ騎士団長様】
そんな2人の山なし谷なしイチャイチャエッチラブコメ。
●ムーンライトノベルズで掲載していたものをより糖度高めに改稿してます。
●11/6本編完結しました。番外編はゆっくり投稿します。
●11/12番外編もすべて完結しました!
●ノーチェブックス様より書籍化します!
【R-18】喪女ですが、魔王の息子×2の花嫁になるため異世界に召喚されました
indi子/金色魚々子
恋愛
――優しげな王子と強引な王子、世継ぎを残すために、今宵も二人の王子に淫らに愛されます。
逢坂美咲(おうさか みさき)は、恋愛経験が一切ないもてない女=喪女。
一人で過ごす事が決定しているクリスマスの夜、バイト先の本屋で万引き犯を追いかけている時に階段で足を滑らせて落ちていってしまう。
しかし、気が付いた時……美咲がいたのは、なんと異世界の魔王城!?
そこで、魔王の息子である二人の王子の『花嫁』として召喚されたと告げられて……?
元の世界に帰るためには、その二人の王子、ミハイルとアレクセイどちらかの子どもを産むことが交換条件に!
もてない女ミサキの、甘くとろける淫らな魔王城ライフ、無事?開幕!
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる