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アンナ=セラーズ編
その3 町の美少女②
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まずはヴァイオレット様を、小物を取り扱うお店へと案内する。
恐らく宝石店や服飾店は今日の目的では無いだろうし、そういう所へはテオフィル様がお連れするだろう。
そのあとは、姉が働いているカフェに案内するのもいいかもしれない。
町に来た時には時間があったら何度か足を運んではいたが、まだヴァイオレット様と直接会ってもらった事はない。
セラーズ家の顔合わせの日はお父さまたちの都合もあって来週と決まっているけれど、先に会ってもらったら姉も緊張がほぐれると思う。
「ねえ、アンナ。可愛いものがいっぱいね! なんだか癒されるわ」
庶民向けの雑貨が取り揃えられた店内で、ヴァイオレット様は目を輝かせている。
貴族のお嬢様がこんな所で買い物をする事なんて滅多にないだろうに、どこが慣れているような様子もある。
喜んでもらえていることが嬉しくなり、ついつい目の前にあったリボンに手を伸ばしてしまった。
「あ、可愛いリボン! アンナの瞳と同じ、綺麗な空色じゃない」
「ふふ。ヴァイオレット様の琥珀色もありますよ」
「アンナ……?」
近くにあった黄色の花柄のリボンをヴァイオレット様に差し出すとまた咎めるようにじとりと見つめられる。
恐らく、私が敬語だから、なのだろう。だけどこれは直らない。絶対に。
「申し訳ありません……敬語をなくすことはとても難しくて」
素直にそう答えると、仕方がないな、とヴァイオレット様はため息をつく。
「じゃあ、名前の呼び方だけでも変えて欲しいな。わたしのこと、レティ、って呼んで」
「ヴァイオレット様……」
「アンナがそう呼んでくれないなら、わたしだってアンナのことをアンナ様と呼ぶからね! それかアンナ嬢」
胸の前で腕を組み、主人はつーんとそっぽを向く。
ヴァイオレット様にアンナ様なんてそんな呼ばれ方をされたら困ってしまう。
「分かり、ました……。レ、レティ……様」
「よし、アンナなりによく頑張りました」
ふわりと花が綻ぶように、ヴァイオレット様……レティ様は満面の笑みを見せてくれた。
私が愛称を呼んだくらいでこんなに喜んでくれるのなら、頑張ろうとそう思えた。
「――次はカフェにご案内しますね」
「ありがとう。楽しみだわ」
並んで歩きながら、周囲の様子に目を配らせる。
往来が多くはあるが、レティ様の周囲には一定のスペースが保たれていることに安堵する。
警戒しながら少し歩き、水色と白の配色が可愛らしいオーニングのあるカフェへと到着した。
「レティ様、どうぞ」
入り口付近にいたカフェの店員と二言三言話しをして、眺望の良い窓際の席へと案内してもらう。
レティ様はきょろきょろと興味深そうに店の内装を眺めている。
「可愛いカフェね」
「ここで姉が働いているんです。というか、ここの店主と結婚しているんですけどね」
「ええ、アンナのお姉さんのお店なの⁉︎」
驚いて目を丸くしているレティ様に、はい、と返事をする。
今は店内にいないようだから、きっと厨房にいる料理人の義兄の手伝いをしているのだろう。
先ほどの店員に言付けておいたから、目処がたったら来てくれると思う。
飲み物とパンケーキを注文して、その到着を待つ。
なんだかそわそわしている様子のレティ様がおかしくて、こっそり笑ってしまったけれど、ばっちり見られていた。
「……アンナ。笑ったでしょ?」
「いいえ、笑っていません」
「絶対に笑った!」
「いいえ、絶対に――」
「あらあら~アンナちゃんいらっしゃい。お連れ様もようこそ来てくださいました」
私とレティ様の口論?に、間延びしたソプラノが割って入る。
見上げると、美しい金髪を頭の後ろでひとつに束ねた姉がにこにこと笑いながらテーブルのそばまで来ていた。
「お姉ちゃん。突然来てごめんね」
「ううん、アンナちゃんはいつでも来ていいのよ。いつも苦労ばかりかけているのだから。……お友達も、いつもアンナちゃんがお世話になっております。あら? どこかのお嬢様……お貴族様でしょうか? 無礼をいたしました」
笑顔を引き締め、姉が深く腰を折る。
レティ様は確かにどう見てもお嬢様だから、恐縮してしまっても仕方がない。
「い、いえ、顔をあげてください! というか、アンナのお姉さま……金髪……」
姉を見つめてどこかぼんやりとしていたレティ様は、慌てて両手を振る。
最後は小声になってしまっていたが、私には聞き取れた。
「お姉ちゃん、こちらのお方があのヴァイオレット様です。レティ様、姉は母親に似て金髪なんです。私の髪は父譲りの茶髪ですが」
店内に他のお客さんがいるため、簡潔にレティ様の事を姉に説明する。併せてレティ様が気にしている様子の私たち姉妹の髪色についても。
姉は「まあ……!」と口に手をあてて驚いているし、レティ様はレティ様で「まさかのアンナのお姉さま……!」とこちらも驚愕の表情を浮かべている。
(お姉ちゃんの反応は分かるけど、レティ様のこの反応は一体なんなのだろう……?)
ーー私のこの疑問が解消されたのは、結局暫く後のことになる。
レティ様が町で"会いたい人"と言っていたのは想い人でもなんでもなく、噂に聞いていた金髪の美少女だったという。
そしてそれが、私の姉に会ったときに符合し、驚いていたらしい。
確かに姉は私より2つ歳上ではあるのだが、同い年か年下のように見える幼い顔立ちをしている。
そしてレティ様が"町の金髪美少女"を探していた理由が、多少濁してはいたが、他でもないテオフィル様関連だと聞いて、微笑ましく思えたのだった。
恐らく宝石店や服飾店は今日の目的では無いだろうし、そういう所へはテオフィル様がお連れするだろう。
そのあとは、姉が働いているカフェに案内するのもいいかもしれない。
町に来た時には時間があったら何度か足を運んではいたが、まだヴァイオレット様と直接会ってもらった事はない。
セラーズ家の顔合わせの日はお父さまたちの都合もあって来週と決まっているけれど、先に会ってもらったら姉も緊張がほぐれると思う。
「ねえ、アンナ。可愛いものがいっぱいね! なんだか癒されるわ」
庶民向けの雑貨が取り揃えられた店内で、ヴァイオレット様は目を輝かせている。
貴族のお嬢様がこんな所で買い物をする事なんて滅多にないだろうに、どこが慣れているような様子もある。
喜んでもらえていることが嬉しくなり、ついつい目の前にあったリボンに手を伸ばしてしまった。
「あ、可愛いリボン! アンナの瞳と同じ、綺麗な空色じゃない」
「ふふ。ヴァイオレット様の琥珀色もありますよ」
「アンナ……?」
近くにあった黄色の花柄のリボンをヴァイオレット様に差し出すとまた咎めるようにじとりと見つめられる。
恐らく、私が敬語だから、なのだろう。だけどこれは直らない。絶対に。
「申し訳ありません……敬語をなくすことはとても難しくて」
素直にそう答えると、仕方がないな、とヴァイオレット様はため息をつく。
「じゃあ、名前の呼び方だけでも変えて欲しいな。わたしのこと、レティ、って呼んで」
「ヴァイオレット様……」
「アンナがそう呼んでくれないなら、わたしだってアンナのことをアンナ様と呼ぶからね! それかアンナ嬢」
胸の前で腕を組み、主人はつーんとそっぽを向く。
ヴァイオレット様にアンナ様なんてそんな呼ばれ方をされたら困ってしまう。
「分かり、ました……。レ、レティ……様」
「よし、アンナなりによく頑張りました」
ふわりと花が綻ぶように、ヴァイオレット様……レティ様は満面の笑みを見せてくれた。
私が愛称を呼んだくらいでこんなに喜んでくれるのなら、頑張ろうとそう思えた。
「――次はカフェにご案内しますね」
「ありがとう。楽しみだわ」
並んで歩きながら、周囲の様子に目を配らせる。
往来が多くはあるが、レティ様の周囲には一定のスペースが保たれていることに安堵する。
警戒しながら少し歩き、水色と白の配色が可愛らしいオーニングのあるカフェへと到着した。
「レティ様、どうぞ」
入り口付近にいたカフェの店員と二言三言話しをして、眺望の良い窓際の席へと案内してもらう。
レティ様はきょろきょろと興味深そうに店の内装を眺めている。
「可愛いカフェね」
「ここで姉が働いているんです。というか、ここの店主と結婚しているんですけどね」
「ええ、アンナのお姉さんのお店なの⁉︎」
驚いて目を丸くしているレティ様に、はい、と返事をする。
今は店内にいないようだから、きっと厨房にいる料理人の義兄の手伝いをしているのだろう。
先ほどの店員に言付けておいたから、目処がたったら来てくれると思う。
飲み物とパンケーキを注文して、その到着を待つ。
なんだかそわそわしている様子のレティ様がおかしくて、こっそり笑ってしまったけれど、ばっちり見られていた。
「……アンナ。笑ったでしょ?」
「いいえ、笑っていません」
「絶対に笑った!」
「いいえ、絶対に――」
「あらあら~アンナちゃんいらっしゃい。お連れ様もようこそ来てくださいました」
私とレティ様の口論?に、間延びしたソプラノが割って入る。
見上げると、美しい金髪を頭の後ろでひとつに束ねた姉がにこにこと笑いながらテーブルのそばまで来ていた。
「お姉ちゃん。突然来てごめんね」
「ううん、アンナちゃんはいつでも来ていいのよ。いつも苦労ばかりかけているのだから。……お友達も、いつもアンナちゃんがお世話になっております。あら? どこかのお嬢様……お貴族様でしょうか? 無礼をいたしました」
笑顔を引き締め、姉が深く腰を折る。
レティ様は確かにどう見てもお嬢様だから、恐縮してしまっても仕方がない。
「い、いえ、顔をあげてください! というか、アンナのお姉さま……金髪……」
姉を見つめてどこかぼんやりとしていたレティ様は、慌てて両手を振る。
最後は小声になってしまっていたが、私には聞き取れた。
「お姉ちゃん、こちらのお方があのヴァイオレット様です。レティ様、姉は母親に似て金髪なんです。私の髪は父譲りの茶髪ですが」
店内に他のお客さんがいるため、簡潔にレティ様の事を姉に説明する。併せてレティ様が気にしている様子の私たち姉妹の髪色についても。
姉は「まあ……!」と口に手をあてて驚いているし、レティ様はレティ様で「まさかのアンナのお姉さま……!」とこちらも驚愕の表情を浮かべている。
(お姉ちゃんの反応は分かるけど、レティ様のこの反応は一体なんなのだろう……?)
ーー私のこの疑問が解消されたのは、結局暫く後のことになる。
レティ様が町で"会いたい人"と言っていたのは想い人でもなんでもなく、噂に聞いていた金髪の美少女だったという。
そしてそれが、私の姉に会ったときに符合し、驚いていたらしい。
確かに姉は私より2つ歳上ではあるのだが、同い年か年下のように見える幼い顔立ちをしている。
そしてレティ様が"町の金髪美少女"を探していた理由が、多少濁してはいたが、他でもないテオフィル様関連だと聞いて、微笑ましく思えたのだった。
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