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第一章 お隣さんと同居生活
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土曜日。
わたしはお母さんと二人でゆっくりソファーに座ってゆっくりしていた。
昨日のアオくんの配信はやっぱりとっても面白くて、ブロックで街を創る大人気プログラミングゲームであっという間に色んな仕掛けのある秘密基地を造ってしまっていた。
アオくんと一緒にゲーム配信をしていたのはグループのリーダーである『カネちゃん』と『シオンくん』だ。
カネちゃんは、同じ時間でずっと落とし穴を作ってアオくんを落とそうとしていたけど、シオンくんに逆ドッキリを仕掛けられて自分が落ちてしまっていた。
「ふふっ」
「あらなぁに~? ひなちゃんったらご機嫌ね」
思い出し笑いをしてしまったら、お母さんがそれを聞いてニコニコと微笑んでいる。
わたしは恥ずかしくなって口元を押さえた。
「昨日はひなちゃんの大好きな配信がある日だったもんね」
「えっ、どうしてわかるの⁉︎」
「わかるわよ~。だってお母さんだもん」
そう言って、お母さんはどこか誇らしげにしている。
確かに金曜日の夜はいつもワクワクしながら過ごしているから、お母さんにも伝わっていたらしい。
「今日はどうしようか。せっかくだからどこかにご飯を食べに行こうか? ひなちゃんの好きなパン屋さんとか――」
お母さんがそこまで言ったところで、テーブルに置いてあったお母さんのスマートフォンが音を出してブルブルと震えた。
「あら……?」
「?」
呼び出し画面を見たお母さんの表情からは笑顔が消え、深刻な顔でスマートフォンを手に取った。
「……はい。市山です。はい、私です。はい――」
いつもより低い声のお母さん。
怒っているわけではないとは思うけれど、一点を見つめてこわい顔をしている。
……電話、誰からなんだろう。
バタバタとメモ帳を用意したりしているお母さんを横目に、わたしは部屋に戻ることにした。
まだ終わっていない宿題があるから、今の間にやっておこう。
算数プリントの存在を思い出し、ランドセルから取り出す。
ざっと見てみたけれど、これならそこまで時間がかからずに終わりそうだ。
「お母さん、お昼にどこかにお出かけしようって言ってたもんね」
わたしはそう言いながら机でプリントに向き合う。集中力が高まったおかげで、予定通り五分もかからずに終わることができた。
そろそろお母さんの電話は終わったかな……?
わたしはリビングに戻ってみることにする。
そうすると、お母さんがダイニングテーブルの上にスマホとメモを置いて考え事をしているようだった。
「お母さん、どうしたの?」
そう尋ねると、お母さんはちらりとこっちを見た。
「ああ、ひなちゃん……。ちょっとお父さんが大変なことになって」
「えっ! お父さんが?」
「さっきの電話、お父さんの会社の人からだったんだけど……お父さんが交通事故に遭って、怪我しちゃったんだって」
「じ、事故⁉︎」
わたしが驚くと、お母さんはこくりとうなずいた。
よく見たらうっすらと目に涙が溜まっているように見える。
お父さんは単身赴任というもので、去年から隣の県で働いていて、わたしたちとは離れて暮らしている。
夏休みや冬休みにはこっちから遊びに行ったり、お父さんが帰ってきたりとかしていたのだけど。
「お父さん、だいじょうぶなの……?」
突然のことに頭が真っ白になる。
事故って……お父さんはどうしているんだろう、もしかして──
「あっ、ごめんねひなちゃん。命に別状はないんだけど、足の骨を折っちゃったらしくて、普段の生活がしばらく難しいみたいなのよね……」
「そうなんだ」
お父さんが無事だと知ってわたしはほっと胸を撫で下ろした。
だけど、お母さんはまだむずかしい顔をしたままだ。
はあ、と大きなため息が聞こえてくる。なんだかとっても困っているみたいだ。
おばあちゃんも近くに住んでいるわけではないし、わたしもひと月学校を休むのもいやだ。
ふたりでうんうんと唸っていると、お母さんのスマートフォンがまたぶるぶると震えた。
「あっ、アキちゃんだわ」
お母さんがはずんだ声をだす。
「……蒼太くんのお母さん?」
「そう! さっき思わずメッセージ送っちゃったのよね。えっ」
画面をスクロールしているお母さんの手が止まる。
そして、おずおずとわたしの顔を見た。
な、なんだろう。
「ねえひなちゃん……」
「な、なに」
「しばらくアキちゃんの家で――志水さんのお家にお邪魔することって、できるかな?」
お母さんの言葉に、わたしは一瞬時間が止まってしまう。
――わたしが、蒼太くんのお家で……!?
「お願いっ、ひなちゃん! お母さん、お父さんの病院の手続きとかお手伝いをしないといけなくなりそうで……! 学校をまるまる休んであっちに行くのは嫌でしょう?」
「そ、それはイヤだけど」
「おばあちゃんの家に行くにしても、結局学校には通えないし……まだ働いているからこっちに来てもらうわけにもいかなくて」
お母さんはわたしの両手をむんずと掴むと、そのまま頭を下げる。
「無理言ってるのはわかってる! でもひなちゃんをひとり残してはいけないから、アキちゃんの家に預かってもらうことにしたいの」
お母さんの言葉がぐるぐるのわたしの頭の中を巡る。
――わたしがこれから、蒼太くんと一緒に暮らす……?
同じお家で、生活をする。
むり、無理無理無理!
「お願い、ひと月だけだから」
そうは思うけれど、お母さんにそう頼みこまれてしまえばわたしはこくりと頷くしかない。
「……わ、わかった」
それに、わたしも遠く離れたところに行ってそこで生活するのも不安だ。
どっちも不安だけど、そっちの案の方がマシに思えたのだ。
「ありがとう、ひなちゃん~~! ちょっとアキちゃんとか色々と調整するわね」
お母さんにぎゅうと抱きしめられて、わたしは引きつりながら笑顔をつくる。
――ま、まさかこんなことになるなんて……!?
「アキちゃん? あの、さっきのことだけど──」
お母さんは早速お隣さんや学校などなどいろんなところに電話をする。
こうしてわたしは、一ヶ月の間、お隣さんの蒼太くんのお家で暮らすことになってしまったのだった。
わたしはお母さんと二人でゆっくりソファーに座ってゆっくりしていた。
昨日のアオくんの配信はやっぱりとっても面白くて、ブロックで街を創る大人気プログラミングゲームであっという間に色んな仕掛けのある秘密基地を造ってしまっていた。
アオくんと一緒にゲーム配信をしていたのはグループのリーダーである『カネちゃん』と『シオンくん』だ。
カネちゃんは、同じ時間でずっと落とし穴を作ってアオくんを落とそうとしていたけど、シオンくんに逆ドッキリを仕掛けられて自分が落ちてしまっていた。
「ふふっ」
「あらなぁに~? ひなちゃんったらご機嫌ね」
思い出し笑いをしてしまったら、お母さんがそれを聞いてニコニコと微笑んでいる。
わたしは恥ずかしくなって口元を押さえた。
「昨日はひなちゃんの大好きな配信がある日だったもんね」
「えっ、どうしてわかるの⁉︎」
「わかるわよ~。だってお母さんだもん」
そう言って、お母さんはどこか誇らしげにしている。
確かに金曜日の夜はいつもワクワクしながら過ごしているから、お母さんにも伝わっていたらしい。
「今日はどうしようか。せっかくだからどこかにご飯を食べに行こうか? ひなちゃんの好きなパン屋さんとか――」
お母さんがそこまで言ったところで、テーブルに置いてあったお母さんのスマートフォンが音を出してブルブルと震えた。
「あら……?」
「?」
呼び出し画面を見たお母さんの表情からは笑顔が消え、深刻な顔でスマートフォンを手に取った。
「……はい。市山です。はい、私です。はい――」
いつもより低い声のお母さん。
怒っているわけではないとは思うけれど、一点を見つめてこわい顔をしている。
……電話、誰からなんだろう。
バタバタとメモ帳を用意したりしているお母さんを横目に、わたしは部屋に戻ることにした。
まだ終わっていない宿題があるから、今の間にやっておこう。
算数プリントの存在を思い出し、ランドセルから取り出す。
ざっと見てみたけれど、これならそこまで時間がかからずに終わりそうだ。
「お母さん、お昼にどこかにお出かけしようって言ってたもんね」
わたしはそう言いながら机でプリントに向き合う。集中力が高まったおかげで、予定通り五分もかからずに終わることができた。
そろそろお母さんの電話は終わったかな……?
わたしはリビングに戻ってみることにする。
そうすると、お母さんがダイニングテーブルの上にスマホとメモを置いて考え事をしているようだった。
「お母さん、どうしたの?」
そう尋ねると、お母さんはちらりとこっちを見た。
「ああ、ひなちゃん……。ちょっとお父さんが大変なことになって」
「えっ! お父さんが?」
「さっきの電話、お父さんの会社の人からだったんだけど……お父さんが交通事故に遭って、怪我しちゃったんだって」
「じ、事故⁉︎」
わたしが驚くと、お母さんはこくりとうなずいた。
よく見たらうっすらと目に涙が溜まっているように見える。
お父さんは単身赴任というもので、去年から隣の県で働いていて、わたしたちとは離れて暮らしている。
夏休みや冬休みにはこっちから遊びに行ったり、お父さんが帰ってきたりとかしていたのだけど。
「お父さん、だいじょうぶなの……?」
突然のことに頭が真っ白になる。
事故って……お父さんはどうしているんだろう、もしかして──
「あっ、ごめんねひなちゃん。命に別状はないんだけど、足の骨を折っちゃったらしくて、普段の生活がしばらく難しいみたいなのよね……」
「そうなんだ」
お父さんが無事だと知ってわたしはほっと胸を撫で下ろした。
だけど、お母さんはまだむずかしい顔をしたままだ。
はあ、と大きなため息が聞こえてくる。なんだかとっても困っているみたいだ。
おばあちゃんも近くに住んでいるわけではないし、わたしもひと月学校を休むのもいやだ。
ふたりでうんうんと唸っていると、お母さんのスマートフォンがまたぶるぶると震えた。
「あっ、アキちゃんだわ」
お母さんがはずんだ声をだす。
「……蒼太くんのお母さん?」
「そう! さっき思わずメッセージ送っちゃったのよね。えっ」
画面をスクロールしているお母さんの手が止まる。
そして、おずおずとわたしの顔を見た。
な、なんだろう。
「ねえひなちゃん……」
「な、なに」
「しばらくアキちゃんの家で――志水さんのお家にお邪魔することって、できるかな?」
お母さんの言葉に、わたしは一瞬時間が止まってしまう。
――わたしが、蒼太くんのお家で……!?
「お願いっ、ひなちゃん! お母さん、お父さんの病院の手続きとかお手伝いをしないといけなくなりそうで……! 学校をまるまる休んであっちに行くのは嫌でしょう?」
「そ、それはイヤだけど」
「おばあちゃんの家に行くにしても、結局学校には通えないし……まだ働いているからこっちに来てもらうわけにもいかなくて」
お母さんはわたしの両手をむんずと掴むと、そのまま頭を下げる。
「無理言ってるのはわかってる! でもひなちゃんをひとり残してはいけないから、アキちゃんの家に預かってもらうことにしたいの」
お母さんの言葉がぐるぐるのわたしの頭の中を巡る。
――わたしがこれから、蒼太くんと一緒に暮らす……?
同じお家で、生活をする。
むり、無理無理無理!
「お願い、ひと月だけだから」
そうは思うけれど、お母さんにそう頼みこまれてしまえばわたしはこくりと頷くしかない。
「……わ、わかった」
それに、わたしも遠く離れたところに行ってそこで生活するのも不安だ。
どっちも不安だけど、そっちの案の方がマシに思えたのだ。
「ありがとう、ひなちゃん~~! ちょっとアキちゃんとか色々と調整するわね」
お母さんにぎゅうと抱きしめられて、わたしは引きつりながら笑顔をつくる。
――ま、まさかこんなことになるなんて……!?
「アキちゃん? あの、さっきのことだけど──」
お母さんは早速お隣さんや学校などなどいろんなところに電話をする。
こうしてわたしは、一ヶ月の間、お隣さんの蒼太くんのお家で暮らすことになってしまったのだった。
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