空気みたいだとあなたが仰ったので。~地味令嬢は我慢をやめることにした~

伯爵令嬢のリリアナは、婚約者のエドワードに「空気のようでつまらない」と言われ、別の令嬢と仲睦まじい様子を目の前で見せつけられた。

長年、婚約者のエドワードに「控えめにしろ、慎ましくしろ」と言われ続け、自分を押し殺してきた彼女だったが、これを機にある決意をする。

――ならば、私は本当に「空気」になってみせます。

婚約を解消したリリアナは新しい環境で自分の力を伸ばすことに。だが、浮気していたはずの元婚約者がリリアナに歪んだ執着を見せ始めて…

”空気のような存在”だったリリアナが、誰かの特別へと変わっていく物語

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