20 / 40
20.クリスマスプレゼント—思い出の赤いブーツと新しい青いブーツ
しおりを挟む
もうクリスマスが近くなってきた。光陰矢の如し、時の経つのは早い。久恵ちゃんとの楽しい生活が続いているからそう感じるのかもしれない。もう少しゆっくり時間が過ぎていってほしい。
クリスマスが終わると新年、また歳を取る。まあ、二人とも同じように歳を取るので歳の差が開いてゆくことはない。縮まるに越したことはないけどそれは無理だ。
歳の差は相対的なものかもしれない。幼いころは1歳の歳の差は大きい。僕が大学を卒業するとき久恵ちゃんは僅か5歳だったことになる。とても今のように対等、いや僕がたじたじになるように話などできなかっただろう。
でも歳をとるうちに歳の差を感じなくなるようになってくる。僕は今39歳だけど、同じ部で29歳の男性社員がいるがこれが優秀で仕事が良くできる。10歳も年下だけど仕事は僕と同じようにこなしている。敬意は払ってくれているが議論は対等にしてくる。高齢になればなるほど歳の差なんて個人差の中に埋没してしまうものなのかもしれない。
クリスマスはどうしようかと久恵ちゃんに聞いてみる。
「外食すると高くつくので私がクリスマスの料理を作ります。ケーキを買ってもらえればそれで十分です。それに家でした方が落ち着くし、ゆっくり二人でクリスマスを祝いたい」
僕は久恵ちゃんと二人でどこかのホテルのメインダイニングでの夕食を考えていた。意外な返事でがっかりした。でもここで二人っきりも悪くない。
「クリスマスプレゼントは何がいい?」
「お誕生日に高価な指輪を買ってもらったのでクリスマスプレゼントは必要ないです」
「クリスマスはクリスマス、誕生祝いとは関係ないから」
「じゃあ、冬のブーツを買ってください」
「ブーツ?」
「みぞれが降っても、雪が降っても歩けるブーツ、安いものでかまいません」
「分かった」
「一緒に買いに行く?」
「選んでいただければそれでいいです」
「サイズは確か23㎝だったね」
「そうです」
「そういえば、久恵ちゃんは赤のブーツを持っていなかった?」
去年の兄夫婦のお葬式の時、久恵ちゃんが濃い赤のブーツを履いていたのを思い出した。お葬式の時に赤いブーツが不釣り合いだったので覚えていた。
「あのブーツ、もう履きたくないんです」
「どうして?」
「あの赤いブーツは前の年の崇夫パパからのクリスマスプレゼントだったんです。短大生になったので、もう少しおしゃれしてほしいと言って。それまではゴムの赤い長靴を履いていましたから」
「兄貴からのプレゼントだったのか。それで分かった。お葬式の時に履いていた訳が」
「あの事故の日、私はその赤いブーツを履いて友達と町へ出かけました。出がけにパパがそれを見て、嬉しそうに『似合っている』と言って送り出してくれました」
「そうなんだ」
「パパから今年のクリスマスプレゼントは何がいいと聞かれていましたが、あれが最後のクリスマスプレゼントになりました」
「だから、もう履く気になれないの?」
「あの時の嬉しそうな顔が忘れられません。だから大切に箱に入れてしまってあります」
兄貴の貴重な思い出の品か? 僕からすると早く履きつぶして兄貴のことは忘れてしまった方がいいと思うけど。これは嫉妬? かもしれない。
「分かった。今度は僕が久恵ちゃんに似合うブーツを選んでプレゼントしよう」
◆ ◆ ◆
あの約束の日から僕は会社を早めに退社してデパートなどの婦人靴売り場を見てまわった。なかなか気に入ったブーツが見つからない。丈も長いものから短いものまで様々だ。
長いものは久恵ちゃんに向かないと思っている。これまでも久恵ちゃんが外から大急ぎで帰ってきて、玄関を入るやいなや、トイレに駆け込むのを何度も目撃している。
長いブーツはすぐには脱げないから、大変なことになりかねない。それが目に浮かぶ。それもありかな、面白そうだなと思うけど、絶対にやめよう。履かなくなると困る。やはり、すぐに脱げる短いものにすべきだ。
色は? 赤も深い赤からエンジなどいろいろあるけど、兄貴と張り合うようだから赤系はやめよう。そうすると黒? 無難だけど地味で面白みがない。茶系? オバサン臭い。難しい。
紺色のすっきりしたデザインのブーツが目に入った。深い青と言っていい。これならと思った。丈も短いのですぐに脱げる。サイズもぴったりだ。すぐに買い求めた。プレゼント用に包装もしてもらった。
気に入ってもらえるといいけど。持って帰って部屋のクローゼットにしまっておいた。クリスマスの1週間前だった。これで久恵ちゃんと二人だけの初めてのクリスマスが迎えられる。
◆ ◆ ◆
今年のクリスマスイブは木曜日、クリスマスは金曜日だから23日水曜日の祝日に早めのクリスマスをすることになった。
小さなクリスマスツリーが12月のはじめごろからリビングの端の台の上に飾られていた。これだけでもクリスマスの雰囲気が出るから不思議なものだ。
朝のうちに二人でスーパーへ買い物に出かけて料理の材料を仕入れてきた。久恵ちゃんのためにノンアルコールのシャンパンも1本買ってきた。
それからケーキは駅の近くのケーキ屋さんで、いわゆるクリスマスケーキはやめて、ショートケーキを2個ずつ、それぞれの好みのものを選んで買った。
久恵ちゃんはそれぞれを半分ずつ食べれば、4種類も食べられると言うのでそうした。確かに合理的だ。ついでにローソクを仕入れた。それぞれに1本ずつ立てることにした。
3時過ぎから久恵ちゃんは料理に取り掛かった。メインは鶏料理で若鳥の照り焼き、サーモンのカルパッチョ、生ハムとチーズの野菜サラダ、それにポタージュスープという。「雰囲気だけ出ればいいでしょう」というのが彼女の言い方だった。
確かに僕たちはキリスト教徒でもない。これでクリスマスの雰囲気を楽しめれば十分だ。二人ならこれで十分過ぎるほどだ。まして、こんなクリスマスは初めてだ。その方に価値がある。
4時過ぎには準備がすっかり整った。もう暗くなってきているので始めることになった。
座卓の上に準備した料理、シャンパン、ケーキがすべて並んだ。こうすればもう久恵ちゃんが立つ必要もない。ジャンパンの栓を抜いてグラスに注ぐ。そして乾杯!
久恵ちゃんはすごく楽しそう。すぐに「これ食べてみて」「どう?」と聞いてくる。美味しいに決まっている。黙って食べていると「美味しい?」とまた聞いてくる。
「返事できないくらいに美味しい」というと気が済んだのか、自分も食べて頷いている。
「ポタージュスープも美味しいね」
「色々混ぜたから味に深みがあると思うけど」
「これまた作ってくれる」
「気に入ってもらえたのならいつでも作ります」
料理を食べ終わったころ、外はすっかり暗くなっていた。ケーキに蝋燭を立てて火を点す。部屋の明かりを落とす。
蝋燭を見ている久恵ちゃんの表情は明るい。あれから1年経ったけど、ようやく立ち直れたようで安心した。僕の顔を見てニコッと笑う。僕は幸せな気持ちでいっぱいになった。
「吹き消して」
「しばらくこうして見ていたい」
久恵ちゃんも感慨深げに蝋燭の火を見ていた。
「蝋燭もいつかは燃え尽きてしまうのね」
1/3ほど燃えたところで1本1本ゆっくり吹き消していった。
真っ暗になったのですぐに部屋の明かりを点けた。久恵ちゃんが泣いていた。
「どうしたの」
「こんな幸せ、いつまでも続かないのね」
「続くさ」
「明日のことなんて分からない。でも今は確かにあるから今を大切にしたい」
「そうだね」
久恵ちゃんの気持ちが沈んできたので、すぐに話題を変える。
「プレゼントを受け取ってほしい。気に入るか分からないけど、リクエストにはお答えしたつもりだけど」
そう言うと部屋に行ってクローゼットに隠してあったプレゼントの箱を持ってきた。久恵ちゃんも部屋に行ってプレゼントを持ってきた。僕のために買っておいてくれたんだ。何だろう? プレゼントを交換する。
「まず、私のから開けてみて」
薄い箱の中はシルクのスカーフだった。とてもセンスがいい。
「そのスカーフ、リバーシブルで、両方のデザインが好きだけど、私と歩くときはその青と水色の柄にしてほしいの、若く見えるから。会社へ行くときは反対側のシックなデザインにして」
「分かった。そうする。ありがとう。こんなスカーフが欲しかった。ウールのマフラーは外ではいいけど、暖房が効いている電車の中だと暑苦しいから」
「気に入ってもらえてよかった。お小遣いをためたかいがあった」
「僕の選んだブーツも見てくれる?」
「ええ、本当に買ってくれたの、ありがとう」
すぐに開けてみてくれた。
「すごくいい色。派手過ぎず、地味過ぎず、センスいい。履いてみていい?」
ソファーに腰かけて、足を入れる。立って2、3歩歩く。
「でもいつでも履いてくれるね」
「二人で出かける時しか履きません。一人で履いて出かけて、パパに何かあるといけないから。二人なら一緒に事故にあっても思い残すことはないから」
もう、言葉が出なかった。あんなに明るく振舞っているのに、あの事故から完全に立ち直れていないことがはっきりと分かった。何とか癒してやらないといけない。そう誓ったクリスマスだった。
次の日、僕はプレゼントにもらったマフラーを言われたとおりにシックなデザインを表にして会社へ出かけた。首元が暖かいけど、心はもっと温かい。
クリスマスが終わると新年、また歳を取る。まあ、二人とも同じように歳を取るので歳の差が開いてゆくことはない。縮まるに越したことはないけどそれは無理だ。
歳の差は相対的なものかもしれない。幼いころは1歳の歳の差は大きい。僕が大学を卒業するとき久恵ちゃんは僅か5歳だったことになる。とても今のように対等、いや僕がたじたじになるように話などできなかっただろう。
でも歳をとるうちに歳の差を感じなくなるようになってくる。僕は今39歳だけど、同じ部で29歳の男性社員がいるがこれが優秀で仕事が良くできる。10歳も年下だけど仕事は僕と同じようにこなしている。敬意は払ってくれているが議論は対等にしてくる。高齢になればなるほど歳の差なんて個人差の中に埋没してしまうものなのかもしれない。
クリスマスはどうしようかと久恵ちゃんに聞いてみる。
「外食すると高くつくので私がクリスマスの料理を作ります。ケーキを買ってもらえればそれで十分です。それに家でした方が落ち着くし、ゆっくり二人でクリスマスを祝いたい」
僕は久恵ちゃんと二人でどこかのホテルのメインダイニングでの夕食を考えていた。意外な返事でがっかりした。でもここで二人っきりも悪くない。
「クリスマスプレゼントは何がいい?」
「お誕生日に高価な指輪を買ってもらったのでクリスマスプレゼントは必要ないです」
「クリスマスはクリスマス、誕生祝いとは関係ないから」
「じゃあ、冬のブーツを買ってください」
「ブーツ?」
「みぞれが降っても、雪が降っても歩けるブーツ、安いものでかまいません」
「分かった」
「一緒に買いに行く?」
「選んでいただければそれでいいです」
「サイズは確か23㎝だったね」
「そうです」
「そういえば、久恵ちゃんは赤のブーツを持っていなかった?」
去年の兄夫婦のお葬式の時、久恵ちゃんが濃い赤のブーツを履いていたのを思い出した。お葬式の時に赤いブーツが不釣り合いだったので覚えていた。
「あのブーツ、もう履きたくないんです」
「どうして?」
「あの赤いブーツは前の年の崇夫パパからのクリスマスプレゼントだったんです。短大生になったので、もう少しおしゃれしてほしいと言って。それまではゴムの赤い長靴を履いていましたから」
「兄貴からのプレゼントだったのか。それで分かった。お葬式の時に履いていた訳が」
「あの事故の日、私はその赤いブーツを履いて友達と町へ出かけました。出がけにパパがそれを見て、嬉しそうに『似合っている』と言って送り出してくれました」
「そうなんだ」
「パパから今年のクリスマスプレゼントは何がいいと聞かれていましたが、あれが最後のクリスマスプレゼントになりました」
「だから、もう履く気になれないの?」
「あの時の嬉しそうな顔が忘れられません。だから大切に箱に入れてしまってあります」
兄貴の貴重な思い出の品か? 僕からすると早く履きつぶして兄貴のことは忘れてしまった方がいいと思うけど。これは嫉妬? かもしれない。
「分かった。今度は僕が久恵ちゃんに似合うブーツを選んでプレゼントしよう」
◆ ◆ ◆
あの約束の日から僕は会社を早めに退社してデパートなどの婦人靴売り場を見てまわった。なかなか気に入ったブーツが見つからない。丈も長いものから短いものまで様々だ。
長いものは久恵ちゃんに向かないと思っている。これまでも久恵ちゃんが外から大急ぎで帰ってきて、玄関を入るやいなや、トイレに駆け込むのを何度も目撃している。
長いブーツはすぐには脱げないから、大変なことになりかねない。それが目に浮かぶ。それもありかな、面白そうだなと思うけど、絶対にやめよう。履かなくなると困る。やはり、すぐに脱げる短いものにすべきだ。
色は? 赤も深い赤からエンジなどいろいろあるけど、兄貴と張り合うようだから赤系はやめよう。そうすると黒? 無難だけど地味で面白みがない。茶系? オバサン臭い。難しい。
紺色のすっきりしたデザインのブーツが目に入った。深い青と言っていい。これならと思った。丈も短いのですぐに脱げる。サイズもぴったりだ。すぐに買い求めた。プレゼント用に包装もしてもらった。
気に入ってもらえるといいけど。持って帰って部屋のクローゼットにしまっておいた。クリスマスの1週間前だった。これで久恵ちゃんと二人だけの初めてのクリスマスが迎えられる。
◆ ◆ ◆
今年のクリスマスイブは木曜日、クリスマスは金曜日だから23日水曜日の祝日に早めのクリスマスをすることになった。
小さなクリスマスツリーが12月のはじめごろからリビングの端の台の上に飾られていた。これだけでもクリスマスの雰囲気が出るから不思議なものだ。
朝のうちに二人でスーパーへ買い物に出かけて料理の材料を仕入れてきた。久恵ちゃんのためにノンアルコールのシャンパンも1本買ってきた。
それからケーキは駅の近くのケーキ屋さんで、いわゆるクリスマスケーキはやめて、ショートケーキを2個ずつ、それぞれの好みのものを選んで買った。
久恵ちゃんはそれぞれを半分ずつ食べれば、4種類も食べられると言うのでそうした。確かに合理的だ。ついでにローソクを仕入れた。それぞれに1本ずつ立てることにした。
3時過ぎから久恵ちゃんは料理に取り掛かった。メインは鶏料理で若鳥の照り焼き、サーモンのカルパッチョ、生ハムとチーズの野菜サラダ、それにポタージュスープという。「雰囲気だけ出ればいいでしょう」というのが彼女の言い方だった。
確かに僕たちはキリスト教徒でもない。これでクリスマスの雰囲気を楽しめれば十分だ。二人ならこれで十分過ぎるほどだ。まして、こんなクリスマスは初めてだ。その方に価値がある。
4時過ぎには準備がすっかり整った。もう暗くなってきているので始めることになった。
座卓の上に準備した料理、シャンパン、ケーキがすべて並んだ。こうすればもう久恵ちゃんが立つ必要もない。ジャンパンの栓を抜いてグラスに注ぐ。そして乾杯!
久恵ちゃんはすごく楽しそう。すぐに「これ食べてみて」「どう?」と聞いてくる。美味しいに決まっている。黙って食べていると「美味しい?」とまた聞いてくる。
「返事できないくらいに美味しい」というと気が済んだのか、自分も食べて頷いている。
「ポタージュスープも美味しいね」
「色々混ぜたから味に深みがあると思うけど」
「これまた作ってくれる」
「気に入ってもらえたのならいつでも作ります」
料理を食べ終わったころ、外はすっかり暗くなっていた。ケーキに蝋燭を立てて火を点す。部屋の明かりを落とす。
蝋燭を見ている久恵ちゃんの表情は明るい。あれから1年経ったけど、ようやく立ち直れたようで安心した。僕の顔を見てニコッと笑う。僕は幸せな気持ちでいっぱいになった。
「吹き消して」
「しばらくこうして見ていたい」
久恵ちゃんも感慨深げに蝋燭の火を見ていた。
「蝋燭もいつかは燃え尽きてしまうのね」
1/3ほど燃えたところで1本1本ゆっくり吹き消していった。
真っ暗になったのですぐに部屋の明かりを点けた。久恵ちゃんが泣いていた。
「どうしたの」
「こんな幸せ、いつまでも続かないのね」
「続くさ」
「明日のことなんて分からない。でも今は確かにあるから今を大切にしたい」
「そうだね」
久恵ちゃんの気持ちが沈んできたので、すぐに話題を変える。
「プレゼントを受け取ってほしい。気に入るか分からないけど、リクエストにはお答えしたつもりだけど」
そう言うと部屋に行ってクローゼットに隠してあったプレゼントの箱を持ってきた。久恵ちゃんも部屋に行ってプレゼントを持ってきた。僕のために買っておいてくれたんだ。何だろう? プレゼントを交換する。
「まず、私のから開けてみて」
薄い箱の中はシルクのスカーフだった。とてもセンスがいい。
「そのスカーフ、リバーシブルで、両方のデザインが好きだけど、私と歩くときはその青と水色の柄にしてほしいの、若く見えるから。会社へ行くときは反対側のシックなデザインにして」
「分かった。そうする。ありがとう。こんなスカーフが欲しかった。ウールのマフラーは外ではいいけど、暖房が効いている電車の中だと暑苦しいから」
「気に入ってもらえてよかった。お小遣いをためたかいがあった」
「僕の選んだブーツも見てくれる?」
「ええ、本当に買ってくれたの、ありがとう」
すぐに開けてみてくれた。
「すごくいい色。派手過ぎず、地味過ぎず、センスいい。履いてみていい?」
ソファーに腰かけて、足を入れる。立って2、3歩歩く。
「でもいつでも履いてくれるね」
「二人で出かける時しか履きません。一人で履いて出かけて、パパに何かあるといけないから。二人なら一緒に事故にあっても思い残すことはないから」
もう、言葉が出なかった。あんなに明るく振舞っているのに、あの事故から完全に立ち直れていないことがはっきりと分かった。何とか癒してやらないといけない。そう誓ったクリスマスだった。
次の日、僕はプレゼントにもらったマフラーを言われたとおりにシックなデザインを表にして会社へ出かけた。首元が暖かいけど、心はもっと温かい。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
春の雨に濡れて―オッサンが訳あり家出JKを嫁にするお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。なお、本作品はヒロイン目線の裏ストーリー「春の雨はあたたかい」のオリジナルストーリーです。
春の雨の日の夜、主人公(圭)は、駅前にいた家出JK(美香)に頼まれて家に連れて帰る。家出の訳を聞いた圭は、自分と同じに境遇に同情して同居することを認める。同居を始めるに当たり、美香は家事を引き受けることを承諾する一方、同居の代償に身体を差し出すが、圭はかたくなに受け入れず、18歳になったら考えると答える。3か月間の同居生活で気心が通い合って、圭は18歳になった美香にプロポーズする。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる