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第二章 銀色の拘束
第三十八話 合成種の苦悩
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ええ? どういう……。二人の顔を交互に見据えてしまう。サイラスの青い瞳とゼノスの灰色の瞳が交差し、
「そうだな。お前ならエラを大切に扱うだろう」
サイラスがそう告げて背を向け、ゼノスが目をむいた。引き下がるとは思っていなかったのか、ゼノスがサイラスの腕を掴んで引き止める。
「それで、いいんですか!?」
「お前がそう望むのなら」
「俺は合成種ですよ? サイラス様と同じ! それを気にしていたのでは?」
「お前は大丈夫なんだ」
そう言われ、ゼノスが怪訝そうに眉をひそめる。
「私に従属しているだろう? お前は合成種と争っても正気を失わない。自分の意志で止められる。血の衝動はなくならないが、同族と争っても理性を保てる。たとえこの先妻子を持ったとしても、お前が子や妻を殺めることはない。自分の意志で回避出来る。王となった者が正気を保っている限りは」
「王が正気を保っている限り……」
「そうだ。魔人どもはそうやって種族繁栄をしてきたんだ。私は魔人の意識を探ってそれを知った。魔人の王は同族の理性を保つ役割をしている。同族同士の争いを王が止めている。だから、魔人はああやって自分達の国を繁栄させ、戦争を起こせるんだ。争いの中に身を投じても、合成種のように相争うことが無い。その役割を今、私がしている。だから、お前は安全なんだ、ゼノス。そして同じように、私に従属しているロイもユリウスも安全だ。だが、私は違う。私は妻や子を殺す可能性がある。狂気の制御に失敗すればそうなってしまう。それでもエラと一緒になれと?」
「あくまで可能性でしょう?」
サイラスがため息を漏らす。
「ゼノス、もう一つ言っておく。私には殺しの記憶があるんだ」
怪訝そうにゼノスが見つめ返せば、
「正気を失った時の殺人の記憶は、お前には無い。だが、私にはある」
「覚えているって事ですか?」
「正確には違う。思い出すんだ」
「思い出す?」
「そうだ。狂気に飲まれた時、他の合成種達と同じように一度は記憶が飛ぶが……後から思い出す。まるで忘れる事は許さないとでも言われているかのようだ。だから私は父親殺しの記憶がある。お前と違って。だから、もしも狂気に走ってエラを殺した場合、私は生涯その記憶を抱えて生きていくことになってしまう」
「それは……」
「どうしてこうなのかは分からない。分からないが……お前達と私は根本的な所で違う。そもそも、私の年まで生きた合成種はいない。必ず気が狂う。おそらく魔人の狂気に人間の精神が持たないのだろう。だから、合成種の最終的な末路は自害だ」
ゼノスが息をのむ。
「知らなかったか? まあ、そうだろうな。自害まで行く程、合成種は長生きしないから。五十才くらいが限度なんだが、大抵は殺されるか、そうだ、同族同士殺し合う……年を取れば取るほど狂気の揺れが激しくなって、自我を保てなくなる。なのに……どうしてだろうな? 私は正気を保ってしまう。一度は狂気に落ちても、こうして戻ってくる。何度も何度も。何故だ? 分からない」
もしかして……。
「サイラスが神族だから? だから魔人の狂気に耐えられる?」
私がそう言うと、サイラスは顔をしかめた。
「何の罪もない人間を殺す神はいない」
「でも、ミネア様が……」
「人違いだ」
サイラスにそっぽをむかれてしまう。
やっぱりサイラスには神族だっていう自覚がないんだ。ミネア様に対する態度から、何となくそんな気はしていたけれど……。
「殺人はサイラスのせいじゃない。魔人からもらっちまった血の狂気のせいだ」
私がそう言っても、サイラスの硬い表情は崩れなくて、
「……エラ、残念だがそれは慰めにならない。先程も言ったように私には記憶がある。自分が殺したという自覚があるんだ」
「でも!」
「エラ!」
サイラスの渾身の叫びに体がびくりと震えた。
「別の人生を歩むんだ! 私の血の記憶にお前の遺体を加えるな! 頼むから!」
今にも泣きそうなサイラスの顔を見て、それ以上何も言えなくなって……。結局引き下がるしかなかった。
自分の手で好きな相手を殺す……。
確かに辛いよな。もし立場が逆だったら、私も泣くかも……。
狂気の揺れは、年を取れば取るほど酷くなる。制御が難しくなる。防御型の合成種の限界年齢が五十才だなんて、私はそんな事知らなかった。
サイラスは多分、ここまで自分が長生きするとは思っていなかったんだろう。だから、あの時は私を妻にした。五十才でひっそりと生涯を終えるつもりで……。
けど今は、いつ自分の精神が破綻するかもしれないという恐怖を抱えている。
だから、近くに、手元に私を置くことを恐れたのか……。私の死に顔を見たくない、その一心で遠ざけた。
サイラスの部屋から出て、廊下をとぼとぼ歩いていると、
「サイラス様は本当にエラが好きなんだね」
ロイがぽつりとそう口にし、ずきりと心が痛む。
自分がいかに考えなしか、思い知らされた気がして……。簡単に殺されてもいいなんて言うもんじゃないな。サイラスを苦しめるだけだ。
「……あんな風に悩むんですね」
私の後方を歩いていたエドガーが、ぽつりとそう漏らした。私が首を傾げれば、
「いえ、その、意外でして」
エドガーが言いにくそうに言った。
「意外?」
「サイラスという方は人間らしく見えました。血の通った人間に……。軍神マルティスだからですか?」
「だから合成種は人間なんだって……」
「私は気が狂った彼らの姿しか見ていません」
「そりゃまた極端だな」
「仕方ないですよ。こっちは通報があって、駆けつけるんですから」
ああ、成る程。殺人鬼になっちまった合成種ばかり見ているんじゃ、そーなるか。
でも、通報があって駆けつけるってことは、エドガーは合成種ともやりあえるのか? まあ、腕は立つみたいだけど、剣も魔剣かな?
つい武器に目が行くと、
「ええ、魔剣ですよ?」
私の意図を察したエドガーが言う。
「聖女候補の、今は聖女の護衛なのですから当然でしょう。陛下はそれなりの人選をしていますよ。私の場合、魔道印解放で合成種ともやりあえます。下手をすると自滅するんで、あんまりやりたくない方法ですが……」
「魔道印解放?」
「奥の手なので秘密です」
エドガーにそう言われてしまう。真面目な顔が微塵も崩れない。左様で。
「で、どうする?」
ゼノスが言う。
「諦めるか?」
私はぶるぶる首を横に振った。
「ミネア様に助けてもらう」
「あの女神に?」
ゼノスの台詞に私は頷いた。
「そうだな。お前ならエラを大切に扱うだろう」
サイラスがそう告げて背を向け、ゼノスが目をむいた。引き下がるとは思っていなかったのか、ゼノスがサイラスの腕を掴んで引き止める。
「それで、いいんですか!?」
「お前がそう望むのなら」
「俺は合成種ですよ? サイラス様と同じ! それを気にしていたのでは?」
「お前は大丈夫なんだ」
そう言われ、ゼノスが怪訝そうに眉をひそめる。
「私に従属しているだろう? お前は合成種と争っても正気を失わない。自分の意志で止められる。血の衝動はなくならないが、同族と争っても理性を保てる。たとえこの先妻子を持ったとしても、お前が子や妻を殺めることはない。自分の意志で回避出来る。王となった者が正気を保っている限りは」
「王が正気を保っている限り……」
「そうだ。魔人どもはそうやって種族繁栄をしてきたんだ。私は魔人の意識を探ってそれを知った。魔人の王は同族の理性を保つ役割をしている。同族同士の争いを王が止めている。だから、魔人はああやって自分達の国を繁栄させ、戦争を起こせるんだ。争いの中に身を投じても、合成種のように相争うことが無い。その役割を今、私がしている。だから、お前は安全なんだ、ゼノス。そして同じように、私に従属しているロイもユリウスも安全だ。だが、私は違う。私は妻や子を殺す可能性がある。狂気の制御に失敗すればそうなってしまう。それでもエラと一緒になれと?」
「あくまで可能性でしょう?」
サイラスがため息を漏らす。
「ゼノス、もう一つ言っておく。私には殺しの記憶があるんだ」
怪訝そうにゼノスが見つめ返せば、
「正気を失った時の殺人の記憶は、お前には無い。だが、私にはある」
「覚えているって事ですか?」
「正確には違う。思い出すんだ」
「思い出す?」
「そうだ。狂気に飲まれた時、他の合成種達と同じように一度は記憶が飛ぶが……後から思い出す。まるで忘れる事は許さないとでも言われているかのようだ。だから私は父親殺しの記憶がある。お前と違って。だから、もしも狂気に走ってエラを殺した場合、私は生涯その記憶を抱えて生きていくことになってしまう」
「それは……」
「どうしてこうなのかは分からない。分からないが……お前達と私は根本的な所で違う。そもそも、私の年まで生きた合成種はいない。必ず気が狂う。おそらく魔人の狂気に人間の精神が持たないのだろう。だから、合成種の最終的な末路は自害だ」
ゼノスが息をのむ。
「知らなかったか? まあ、そうだろうな。自害まで行く程、合成種は長生きしないから。五十才くらいが限度なんだが、大抵は殺されるか、そうだ、同族同士殺し合う……年を取れば取るほど狂気の揺れが激しくなって、自我を保てなくなる。なのに……どうしてだろうな? 私は正気を保ってしまう。一度は狂気に落ちても、こうして戻ってくる。何度も何度も。何故だ? 分からない」
もしかして……。
「サイラスが神族だから? だから魔人の狂気に耐えられる?」
私がそう言うと、サイラスは顔をしかめた。
「何の罪もない人間を殺す神はいない」
「でも、ミネア様が……」
「人違いだ」
サイラスにそっぽをむかれてしまう。
やっぱりサイラスには神族だっていう自覚がないんだ。ミネア様に対する態度から、何となくそんな気はしていたけれど……。
「殺人はサイラスのせいじゃない。魔人からもらっちまった血の狂気のせいだ」
私がそう言っても、サイラスの硬い表情は崩れなくて、
「……エラ、残念だがそれは慰めにならない。先程も言ったように私には記憶がある。自分が殺したという自覚があるんだ」
「でも!」
「エラ!」
サイラスの渾身の叫びに体がびくりと震えた。
「別の人生を歩むんだ! 私の血の記憶にお前の遺体を加えるな! 頼むから!」
今にも泣きそうなサイラスの顔を見て、それ以上何も言えなくなって……。結局引き下がるしかなかった。
自分の手で好きな相手を殺す……。
確かに辛いよな。もし立場が逆だったら、私も泣くかも……。
狂気の揺れは、年を取れば取るほど酷くなる。制御が難しくなる。防御型の合成種の限界年齢が五十才だなんて、私はそんな事知らなかった。
サイラスは多分、ここまで自分が長生きするとは思っていなかったんだろう。だから、あの時は私を妻にした。五十才でひっそりと生涯を終えるつもりで……。
けど今は、いつ自分の精神が破綻するかもしれないという恐怖を抱えている。
だから、近くに、手元に私を置くことを恐れたのか……。私の死に顔を見たくない、その一心で遠ざけた。
サイラスの部屋から出て、廊下をとぼとぼ歩いていると、
「サイラス様は本当にエラが好きなんだね」
ロイがぽつりとそう口にし、ずきりと心が痛む。
自分がいかに考えなしか、思い知らされた気がして……。簡単に殺されてもいいなんて言うもんじゃないな。サイラスを苦しめるだけだ。
「……あんな風に悩むんですね」
私の後方を歩いていたエドガーが、ぽつりとそう漏らした。私が首を傾げれば、
「いえ、その、意外でして」
エドガーが言いにくそうに言った。
「意外?」
「サイラスという方は人間らしく見えました。血の通った人間に……。軍神マルティスだからですか?」
「だから合成種は人間なんだって……」
「私は気が狂った彼らの姿しか見ていません」
「そりゃまた極端だな」
「仕方ないですよ。こっちは通報があって、駆けつけるんですから」
ああ、成る程。殺人鬼になっちまった合成種ばかり見ているんじゃ、そーなるか。
でも、通報があって駆けつけるってことは、エドガーは合成種ともやりあえるのか? まあ、腕は立つみたいだけど、剣も魔剣かな?
つい武器に目が行くと、
「ええ、魔剣ですよ?」
私の意図を察したエドガーが言う。
「聖女候補の、今は聖女の護衛なのですから当然でしょう。陛下はそれなりの人選をしていますよ。私の場合、魔道印解放で合成種ともやりあえます。下手をすると自滅するんで、あんまりやりたくない方法ですが……」
「魔道印解放?」
「奥の手なので秘密です」
エドガーにそう言われてしまう。真面目な顔が微塵も崩れない。左様で。
「で、どうする?」
ゼノスが言う。
「諦めるか?」
私はぶるぶる首を横に振った。
「ミネア様に助けてもらう」
「あの女神に?」
ゼノスの台詞に私は頷いた。
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