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第四章 真実と虚構の狭間
第六十三話
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「モリーはどう? 気に入ってる?」
モリー?
「一生懸命やってくれているわ。時々、その、食器を割ったりしてしまうけれど、優しくて明るくてとっても良い子よ?」
「なら、いいけど」
オスカーがくすくすと笑う。
「本当は彼女、侍女向きじゃないんだよね。君がどうしてもって言うから採用したけど。うまくやっているのならそれでいいよ。護衛にはなるからその点は安心かな」
「侍女向きじゃない?」
「だって、そそっかしくて、いろんな物壊しちゃうじゃない。普通はあれだけでも弾かれるよ。その上、感情が全部顔に出るしねぇ……素直なんだろうけど、あれは駄目かな。もっと取り繕わないと、他の貴族の反感を買ったりする。王太子妃付きの侍女って、主人の補佐役だからね。足りない部分を補うって意味でも彼女は向いていない」
「首にしたりしない、よね?」
私が恐る恐るそう言うと、オスカーが笑った。
「しないよ? ビーが気に入ってるのなら、それが一番だもの」
私はほっと胸をなで下ろす。でも、やっぱりオスカーは本当にいろんな事を見ているんだなと、そう思う。見ていないようで見ている、そんな感じ。文句も小言も滅多に口にしないけれど、その分観察眼が鋭くて、一言一言が重い、そんな気がする。
「それにモリーは君を慕ってる。一番大事な忠誠心があるから、ま、ギリ合格ってとこ? これだけはいかに訓練しても身につくものじゃないからね」
慕ってる……うん、そうかもしれないけど、でも……それは小説の中の私、だからなぁ……その内呆れられるんじゃないかと冷や冷やする。
「オスカー殿下、僕の滞在日数を伸ばしてもらえませんか?」
ジスラン殿下がそう提案してきた。
「本当は今日帰る予定だったんですが、あれが来るとなると話は別です。あんなのをここへ残して帰りたくはありません。ご迷惑をおかけすることになるとは思いますが……」
「もちろん歓迎しますよ、ジスラン殿下」
オスカーがそう言って笑った。
で、その後、何となく気になって、
「どうかなさいましたか? 妃殿下」
自室に戻ってから、ついつい、モリーの顔をじっと眺めてしまっていたら、そう言われてしまった。赤銅色の髪を三つ編みにしたモリーは、いつも元気いっぱいだ。
「今日はカップを割っていませんよ? 大丈夫です」
モリーがそう言って笑う。えっと、そこは心配していないから。いや、心配しないと駄目なのかな? ここで使っている食器って、全部高級品だったよね。ちょくちょくモリーが壊すから、もうちょっと安いのに変えてもらった方がいいのかもしれない。
「ね、モリー……」
「何でしょう?」
「小説の中の私って、私じゃないって言ったらどう思う?」
「どうって……」
「あれ、創作だからさ、かなり美化されているの。本当の私は、あそこまで洗練された貴婦人じゃないから、その……そのうち幻滅するかもって……」
モリーが可笑しそうに笑った。
「まさか。幻滅なんてしませんよ、妃殿下はとても可愛らしいですしねぇ。所作もマナーもとってもお綺麗ですよ? 何よりお優しいですし、貴婦人達の憧れの的です」
そう言ってくれるのは嬉しいけれど……。
「それに、まぁ……私が妃殿下を好きなのは、小説のせいではないですしね……」
え? 違う?
「私が正式に侍女になった時の事を覚えていらっしゃいませんか?」
え、ええっと?
「私、あの時、試験順位は最下位だったんですよね。元々女性騎士になりたいって思っていましたから、何て言うか、おしとやかとは無縁の生活をしていて、貴婦人としてのマナーは酷かったと思います。武に秀でた家系のくせに、女はでしゃばるな、みたいな価値観もあって、女性騎士の道は選ばせてもらえませんでした。それで、待っていたのは政略結婚です。その相手が嫌で嫌で……結局、王城の侍女になるのならって形で、お城へ上げてもらいました」
こんな話、初めて聞いた。
「でも、考えが甘かったって言うか……侍女って単なる使用人じゃあないんですよね。やっぱり相応の作法が求められる。いろいろとがんばったんですけれど、採用試験には落ちまくりでした。最後の最後、ここで落ちたら後がないって感じで、必死になったんですけれど、それでかえって緊張してしまって、失敗の連続で……。ああ、これで家に帰されるんだなって、侍女見習いですら満足にこなせなかった自分が情けなくて、廊下で泣いていたら、妃殿下が声をかけてくださったんです」
あ、あれ、そういう時だったのか。
「どうしたのって? 何か女神様みたいな微笑みでした」
それは誇張かも。
「作法がてんでなっていなくて、侍女になれなくて悲しいって話をしたら、じゃあ、もう一回練習しましょうって。妃殿下が! 講師の方々が教えることを、この私と一緒になって、やって下さったんです! あ、ありえません! それで、それで……出来たんです。何度も何度も失敗したのに、大丈夫、できるからって励ましてくださって……最後の最後まで、妃殿下は不出来な私に付き合ってくださった。何てお優しい方なんだろうって感激して、侍女として正式に採用されてからは、今度は妃殿下付の侍女になりたいと考え精進致しました! けど、その……張り切りすぎて、武術も同時に励んでいたら、力もまたちょこっと強くなっちゃって……」
ちょこっと?
「いろんな物破損しちゃうんですよねぇ……採用試験でもそれが発揮されてしまって、あ、不採用だなって涙していたら、まさかの合格! いままで頑張った成果が、どことなく出ていたんですねぇ、見る人が見ると分かるということでしょうか? あれで自信つきました! 一生ついて行きます、妃殿下!」
あー、うん。あれ……。
私はモリーから視線をそらす。
採用係の人に不採用になって困る人がいるかって聞いたら、一番にモリーの名前が挙がったんだよね。誰もモリーを侍女にしたがらなかったらしくて、ここで落ちたら、家に帰される予定だって聞かされて、それで真っ先に採用、だったんだけど、黙っていよう、そうしよう。
自信粉々はまずい。それに、ちゃんと侍女らしくなってきたのも確かだし。大丈夫、大丈夫、侍女として立派にやっているよ、モリー。カップを握りつぶすのだけは、そろそろやめようね? あれ全部高級食器だから。
ぐっと握りこぶしを握ったモリーの手から、パリンと何かが砕ける音がしたような気がするけど、これも聞かなかったことにしよう。やっぱり、食器、安いのに変えてもらおうかな……。全部税金だし、国の方々に申し訳ない。
モリー?
「一生懸命やってくれているわ。時々、その、食器を割ったりしてしまうけれど、優しくて明るくてとっても良い子よ?」
「なら、いいけど」
オスカーがくすくすと笑う。
「本当は彼女、侍女向きじゃないんだよね。君がどうしてもって言うから採用したけど。うまくやっているのならそれでいいよ。護衛にはなるからその点は安心かな」
「侍女向きじゃない?」
「だって、そそっかしくて、いろんな物壊しちゃうじゃない。普通はあれだけでも弾かれるよ。その上、感情が全部顔に出るしねぇ……素直なんだろうけど、あれは駄目かな。もっと取り繕わないと、他の貴族の反感を買ったりする。王太子妃付きの侍女って、主人の補佐役だからね。足りない部分を補うって意味でも彼女は向いていない」
「首にしたりしない、よね?」
私が恐る恐るそう言うと、オスカーが笑った。
「しないよ? ビーが気に入ってるのなら、それが一番だもの」
私はほっと胸をなで下ろす。でも、やっぱりオスカーは本当にいろんな事を見ているんだなと、そう思う。見ていないようで見ている、そんな感じ。文句も小言も滅多に口にしないけれど、その分観察眼が鋭くて、一言一言が重い、そんな気がする。
「それにモリーは君を慕ってる。一番大事な忠誠心があるから、ま、ギリ合格ってとこ? これだけはいかに訓練しても身につくものじゃないからね」
慕ってる……うん、そうかもしれないけど、でも……それは小説の中の私、だからなぁ……その内呆れられるんじゃないかと冷や冷やする。
「オスカー殿下、僕の滞在日数を伸ばしてもらえませんか?」
ジスラン殿下がそう提案してきた。
「本当は今日帰る予定だったんですが、あれが来るとなると話は別です。あんなのをここへ残して帰りたくはありません。ご迷惑をおかけすることになるとは思いますが……」
「もちろん歓迎しますよ、ジスラン殿下」
オスカーがそう言って笑った。
で、その後、何となく気になって、
「どうかなさいましたか? 妃殿下」
自室に戻ってから、ついつい、モリーの顔をじっと眺めてしまっていたら、そう言われてしまった。赤銅色の髪を三つ編みにしたモリーは、いつも元気いっぱいだ。
「今日はカップを割っていませんよ? 大丈夫です」
モリーがそう言って笑う。えっと、そこは心配していないから。いや、心配しないと駄目なのかな? ここで使っている食器って、全部高級品だったよね。ちょくちょくモリーが壊すから、もうちょっと安いのに変えてもらった方がいいのかもしれない。
「ね、モリー……」
「何でしょう?」
「小説の中の私って、私じゃないって言ったらどう思う?」
「どうって……」
「あれ、創作だからさ、かなり美化されているの。本当の私は、あそこまで洗練された貴婦人じゃないから、その……そのうち幻滅するかもって……」
モリーが可笑しそうに笑った。
「まさか。幻滅なんてしませんよ、妃殿下はとても可愛らしいですしねぇ。所作もマナーもとってもお綺麗ですよ? 何よりお優しいですし、貴婦人達の憧れの的です」
そう言ってくれるのは嬉しいけれど……。
「それに、まぁ……私が妃殿下を好きなのは、小説のせいではないですしね……」
え? 違う?
「私が正式に侍女になった時の事を覚えていらっしゃいませんか?」
え、ええっと?
「私、あの時、試験順位は最下位だったんですよね。元々女性騎士になりたいって思っていましたから、何て言うか、おしとやかとは無縁の生活をしていて、貴婦人としてのマナーは酷かったと思います。武に秀でた家系のくせに、女はでしゃばるな、みたいな価値観もあって、女性騎士の道は選ばせてもらえませんでした。それで、待っていたのは政略結婚です。その相手が嫌で嫌で……結局、王城の侍女になるのならって形で、お城へ上げてもらいました」
こんな話、初めて聞いた。
「でも、考えが甘かったって言うか……侍女って単なる使用人じゃあないんですよね。やっぱり相応の作法が求められる。いろいろとがんばったんですけれど、採用試験には落ちまくりでした。最後の最後、ここで落ちたら後がないって感じで、必死になったんですけれど、それでかえって緊張してしまって、失敗の連続で……。ああ、これで家に帰されるんだなって、侍女見習いですら満足にこなせなかった自分が情けなくて、廊下で泣いていたら、妃殿下が声をかけてくださったんです」
あ、あれ、そういう時だったのか。
「どうしたのって? 何か女神様みたいな微笑みでした」
それは誇張かも。
「作法がてんでなっていなくて、侍女になれなくて悲しいって話をしたら、じゃあ、もう一回練習しましょうって。妃殿下が! 講師の方々が教えることを、この私と一緒になって、やって下さったんです! あ、ありえません! それで、それで……出来たんです。何度も何度も失敗したのに、大丈夫、できるからって励ましてくださって……最後の最後まで、妃殿下は不出来な私に付き合ってくださった。何てお優しい方なんだろうって感激して、侍女として正式に採用されてからは、今度は妃殿下付の侍女になりたいと考え精進致しました! けど、その……張り切りすぎて、武術も同時に励んでいたら、力もまたちょこっと強くなっちゃって……」
ちょこっと?
「いろんな物破損しちゃうんですよねぇ……採用試験でもそれが発揮されてしまって、あ、不採用だなって涙していたら、まさかの合格! いままで頑張った成果が、どことなく出ていたんですねぇ、見る人が見ると分かるということでしょうか? あれで自信つきました! 一生ついて行きます、妃殿下!」
あー、うん。あれ……。
私はモリーから視線をそらす。
採用係の人に不採用になって困る人がいるかって聞いたら、一番にモリーの名前が挙がったんだよね。誰もモリーを侍女にしたがらなかったらしくて、ここで落ちたら、家に帰される予定だって聞かされて、それで真っ先に採用、だったんだけど、黙っていよう、そうしよう。
自信粉々はまずい。それに、ちゃんと侍女らしくなってきたのも確かだし。大丈夫、大丈夫、侍女として立派にやっているよ、モリー。カップを握りつぶすのだけは、そろそろやめようね? あれ全部高級食器だから。
ぐっと握りこぶしを握ったモリーの手から、パリンと何かが砕ける音がしたような気がするけど、これも聞かなかったことにしよう。やっぱり、食器、安いのに変えてもらおうかな……。全部税金だし、国の方々に申し訳ない。
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