65 / 121
第三章 御伽の国のお姫様
第四十六話
しおりを挟む
まさか、オスカー自身からそんな反論をされるとは夢にも思わず、エレーヌは二の句が継げない。しかもベアトリスを自分の方へ引き寄せて、キスまでするという溺愛ぶりである。どうみても仲睦まじい夫婦の姿だ。
「え、まぁ、そうですわ、ね……」
困惑を隠せず、エレーヌはふいっと視線をそらした。
どういうことなのだろう? エレーヌはそう自問自答した。どうしてオスカーが妃殿下を愛するようなふりをするのか分からない。もしかして彼は、自分に焼き餅を焼かせようと、こんな真似をしているのだろうか? きっと、そうだ。そうに違いない。でなければ辻褄が合わないもの。
エレーヌは気を取り直すように視線を上げ、
「あの、オスカー……」
「これに見覚えある?」
エレーヌの台詞を遮るようにして、オスカーが差し出したのは砂糖壺だ。花柄で可愛らしい女性が好むデザインだが、エレーヌに見覚えはなかった。彼女が首を横に振れば、
「そう。やったのは侍女だから、そうなのかもね。なら、これは?」
次いで目にした小瓶に、エレーヌは目を見張った。例の魔法薬が入った小瓶ではないか。何故これが彼の手にあるのか……。
視線を彼に向ければ、オスカーは相変わらす笑っていて、
「見覚えあるみたいだね? 悪いけど、君の荷物から失敬させてもらったよ?」
小瓶をかざしながらそう言った。
「これも記憶障害を起こさせる薬だね? 十年分の記憶が綺麗に消えるから、子供時代に逆戻りだ。何故こんなものを王太子妃に飲ませようとしたのか、教えてくれる?」
「そ、それはその……」
エレーヌは手をもじもじさせ、
「焼き餅を焼いたからよ」
正直にそう答えた。オスカーは眉をひそめるしかない。
「焼き餅?」
オスカーの眼差しは冷たかったが、エレーヌは彼と自分との温度差に気が付かない。恋する乙女の眼差しで、熱弁を振るった。
「ええ、そうよ。妃殿下はわたくしの知らないあなたを知っている。それが許せなかったの。だから記憶を消そうと思ったの。あなたをわたくしだけものにしたかったのよ」
どう? あなたを愛しているからそうしたのよ。嬉しいでしょう? エレーヌはそう考え、口元に微笑みを浮かべた。きっと彼は感激するはず、そう確信して。
――本来ならあなたのものになるはずだったものを、あなたの恋敵が所有している。許せないのではありませんか? だったら、そう、その記憶を全て消してしまえば良い。この薬で子供時代に帰ってもらうんです。
そう言ったのは市井で出会ったあの魔術師だったけれど、エレーヌ自身もまたその考えに賛同したことは確かだ。そうだ、自分の知らない彼をあの女が知っている。許せない、確かにそう考えた。
エレーヌの返答に、オスカーが嘆息する。
「焼き餅、ね。なら、質問を変えようか。この薬を君に都合したのは誰?」
エレーヌは言葉に詰まった。
それだけは言えなかった。もし、言えばどうなるか……。
――代償として若さをいただきますよ。この私の事を誰かに話せばね。
薬を都合してくれたあの魔術師は、確かにそう言った。自分が顔を引きつらせると、あの美しい男は何てことはないというように笑ったものだ。整った顔立ちは鋭利で、浮かべる微笑みは蕩けるように甘い。
――ああ、大丈夫ですよ。約束を違えなければ良いだけですから。簡単でしょう? この私の事を誰にも話さなければいい。ただそれだけで……。
ただそれだけで、あなたの思い人はあなたのものになる。
あの魔術師は耳元でそう囁いた。甘い媚薬のように。言葉が巧みで、危険は全くないのだと、あの時はそう思った。オスカーが自分のものになる未来を思い浮かべ、酔いしれた。そう思わされただけかもしれないけれど……。
どうすればいい? どうすれば……。エレーヌは目をぎゅっと瞑った。言えない。だって、言えば、最も大切なものが失われる。
あんな醜い姿になどなりたくない。
そう、老婆はエレーヌが最も忌み嫌うものだ。
自分の世話係としてやってきた老婆のあの醜い姿を嫌悪し、早々に城から追い出した。あの皺だらけの醜い手で触れられると考えただけでぞっとする。我慢できなかった。立ち去る老婆の背に向かって、さっさと死ねば良いのに、自分はそう罵倒した。
老婆はこの世で最も醜く汚らわしい生き物だ。そうだ、あんな者に生きる価値などない。どうして誰も何も言わないのか。知恵者? くだらない。美しくなければ生きる価値などないのだから。惨めったらしく死ねばいい。
「エレーヌ、正直に言うんだ!」
割って入ったのはエメットだった。
「この国の王太子と王太子妃に薬を盛るなんて、一体何て真似をしてくれたんだ! 君が仕出かしたことは重罪だよ? 断頭台に送られたって文句は言えないんだからね?」
「だ、断頭台?」
ぎょっとしたようにエレーヌが言う。
「そうだよ! 王太子と王太子妃暗殺未遂! そういう扱いになるんだから!」
「ま、待って、エメット! わたくしはオスカー殿下を殺すつもりなど毛頭……」
「じゃあ、どんなつもりだったんだ!」
エメットに睨み付けられ、ようようエレーヌは言った。
「妻になりたかったんです……オスカー殿下の……」
エレーヌの告白に、周囲がざわめいた。
「その、聞いて下さい。わたくしが混入した薬は、毒などではありません。このわたくしが愛する者をどうして傷つけたりしましょうか。あれはオスカー殿下から妻の記憶を……妃殿下の記憶を奪うだけのものです。決して彼の命を奪うものではありません。あの女、いえ、妃殿下の記憶がなくなれば、彼はわたくしを妻として迎え入れてくれると、そう思ったんです」
周囲のざわめきはさらに大きくなり、
「すると、王家の乗っ取りを企んだというわけですな?」
重臣の一人が苦々しい口調でそう言った。
「陛下、これは由々しき事態ですぞ」
「我が国に対する侮辱ですな」
「確かに。宣戦布告にも等しい行為だ」
「見過ごせませんな。早速クリムト王国に抗議いたしましょう」
「開戦も視野に入れて……」
重臣達のざわめきを耳にしたエレーヌは焦った。
そんなつもりは毛頭無かったからだ。単純にオスカーと愛し愛される関係になりたかった、本当にただそれだけだ。けれども、そうした自分の行為を政治的にとらえればどう見えるのか、今初めて理解したエレーヌは、声高に弁明した。
「ち、違います! わたくしは、ただただオスカー殿下をお慕いしただけです!」
周囲の視線がエレーヌに集中する。
「王家の乗っ取りを企むなど、そんな滅相な事を考えたことは、ただの一度もございません! 本当に彼と愛し愛される夫婦になりたかった、ただそれだけでございます!」
冷たい視線が浴びせられる中、エレーヌは言った。
「だって、だって、彼に相応しいのはわたくしでしょう?」
必死に取り繕う。
「そんな平々凡々な女が愛されるわけがありませんもの! きっと仕方なく結婚したに決まってます。わたくしはそれを正そうとしただけです! オスカー殿下を救って差し上げたかった、ただそれだけですわ! 愛する者同士が結婚するのが、一番の幸福ですもの! このわたくしと結婚した方が、ずっとずっと幸せになります!」
「ふうん? どうしてそう思ったの?」
オスカーにそう問われ、エレーヌは口ごもる。
「どうして、って……だって、どう見ても……」
「僕は君が嫌いだよ?」
オスカーに笑いながらそう言われ、エレーヌは愕然となった。ありえない現実を目にして、思考が止まったような気がする。こんな言葉は一度も聞いたことがない。
「え、まぁ、そうですわ、ね……」
困惑を隠せず、エレーヌはふいっと視線をそらした。
どういうことなのだろう? エレーヌはそう自問自答した。どうしてオスカーが妃殿下を愛するようなふりをするのか分からない。もしかして彼は、自分に焼き餅を焼かせようと、こんな真似をしているのだろうか? きっと、そうだ。そうに違いない。でなければ辻褄が合わないもの。
エレーヌは気を取り直すように視線を上げ、
「あの、オスカー……」
「これに見覚えある?」
エレーヌの台詞を遮るようにして、オスカーが差し出したのは砂糖壺だ。花柄で可愛らしい女性が好むデザインだが、エレーヌに見覚えはなかった。彼女が首を横に振れば、
「そう。やったのは侍女だから、そうなのかもね。なら、これは?」
次いで目にした小瓶に、エレーヌは目を見張った。例の魔法薬が入った小瓶ではないか。何故これが彼の手にあるのか……。
視線を彼に向ければ、オスカーは相変わらす笑っていて、
「見覚えあるみたいだね? 悪いけど、君の荷物から失敬させてもらったよ?」
小瓶をかざしながらそう言った。
「これも記憶障害を起こさせる薬だね? 十年分の記憶が綺麗に消えるから、子供時代に逆戻りだ。何故こんなものを王太子妃に飲ませようとしたのか、教えてくれる?」
「そ、それはその……」
エレーヌは手をもじもじさせ、
「焼き餅を焼いたからよ」
正直にそう答えた。オスカーは眉をひそめるしかない。
「焼き餅?」
オスカーの眼差しは冷たかったが、エレーヌは彼と自分との温度差に気が付かない。恋する乙女の眼差しで、熱弁を振るった。
「ええ、そうよ。妃殿下はわたくしの知らないあなたを知っている。それが許せなかったの。だから記憶を消そうと思ったの。あなたをわたくしだけものにしたかったのよ」
どう? あなたを愛しているからそうしたのよ。嬉しいでしょう? エレーヌはそう考え、口元に微笑みを浮かべた。きっと彼は感激するはず、そう確信して。
――本来ならあなたのものになるはずだったものを、あなたの恋敵が所有している。許せないのではありませんか? だったら、そう、その記憶を全て消してしまえば良い。この薬で子供時代に帰ってもらうんです。
そう言ったのは市井で出会ったあの魔術師だったけれど、エレーヌ自身もまたその考えに賛同したことは確かだ。そうだ、自分の知らない彼をあの女が知っている。許せない、確かにそう考えた。
エレーヌの返答に、オスカーが嘆息する。
「焼き餅、ね。なら、質問を変えようか。この薬を君に都合したのは誰?」
エレーヌは言葉に詰まった。
それだけは言えなかった。もし、言えばどうなるか……。
――代償として若さをいただきますよ。この私の事を誰かに話せばね。
薬を都合してくれたあの魔術師は、確かにそう言った。自分が顔を引きつらせると、あの美しい男は何てことはないというように笑ったものだ。整った顔立ちは鋭利で、浮かべる微笑みは蕩けるように甘い。
――ああ、大丈夫ですよ。約束を違えなければ良いだけですから。簡単でしょう? この私の事を誰にも話さなければいい。ただそれだけで……。
ただそれだけで、あなたの思い人はあなたのものになる。
あの魔術師は耳元でそう囁いた。甘い媚薬のように。言葉が巧みで、危険は全くないのだと、あの時はそう思った。オスカーが自分のものになる未来を思い浮かべ、酔いしれた。そう思わされただけかもしれないけれど……。
どうすればいい? どうすれば……。エレーヌは目をぎゅっと瞑った。言えない。だって、言えば、最も大切なものが失われる。
あんな醜い姿になどなりたくない。
そう、老婆はエレーヌが最も忌み嫌うものだ。
自分の世話係としてやってきた老婆のあの醜い姿を嫌悪し、早々に城から追い出した。あの皺だらけの醜い手で触れられると考えただけでぞっとする。我慢できなかった。立ち去る老婆の背に向かって、さっさと死ねば良いのに、自分はそう罵倒した。
老婆はこの世で最も醜く汚らわしい生き物だ。そうだ、あんな者に生きる価値などない。どうして誰も何も言わないのか。知恵者? くだらない。美しくなければ生きる価値などないのだから。惨めったらしく死ねばいい。
「エレーヌ、正直に言うんだ!」
割って入ったのはエメットだった。
「この国の王太子と王太子妃に薬を盛るなんて、一体何て真似をしてくれたんだ! 君が仕出かしたことは重罪だよ? 断頭台に送られたって文句は言えないんだからね?」
「だ、断頭台?」
ぎょっとしたようにエレーヌが言う。
「そうだよ! 王太子と王太子妃暗殺未遂! そういう扱いになるんだから!」
「ま、待って、エメット! わたくしはオスカー殿下を殺すつもりなど毛頭……」
「じゃあ、どんなつもりだったんだ!」
エメットに睨み付けられ、ようようエレーヌは言った。
「妻になりたかったんです……オスカー殿下の……」
エレーヌの告白に、周囲がざわめいた。
「その、聞いて下さい。わたくしが混入した薬は、毒などではありません。このわたくしが愛する者をどうして傷つけたりしましょうか。あれはオスカー殿下から妻の記憶を……妃殿下の記憶を奪うだけのものです。決して彼の命を奪うものではありません。あの女、いえ、妃殿下の記憶がなくなれば、彼はわたくしを妻として迎え入れてくれると、そう思ったんです」
周囲のざわめきはさらに大きくなり、
「すると、王家の乗っ取りを企んだというわけですな?」
重臣の一人が苦々しい口調でそう言った。
「陛下、これは由々しき事態ですぞ」
「我が国に対する侮辱ですな」
「確かに。宣戦布告にも等しい行為だ」
「見過ごせませんな。早速クリムト王国に抗議いたしましょう」
「開戦も視野に入れて……」
重臣達のざわめきを耳にしたエレーヌは焦った。
そんなつもりは毛頭無かったからだ。単純にオスカーと愛し愛される関係になりたかった、本当にただそれだけだ。けれども、そうした自分の行為を政治的にとらえればどう見えるのか、今初めて理解したエレーヌは、声高に弁明した。
「ち、違います! わたくしは、ただただオスカー殿下をお慕いしただけです!」
周囲の視線がエレーヌに集中する。
「王家の乗っ取りを企むなど、そんな滅相な事を考えたことは、ただの一度もございません! 本当に彼と愛し愛される夫婦になりたかった、ただそれだけでございます!」
冷たい視線が浴びせられる中、エレーヌは言った。
「だって、だって、彼に相応しいのはわたくしでしょう?」
必死に取り繕う。
「そんな平々凡々な女が愛されるわけがありませんもの! きっと仕方なく結婚したに決まってます。わたくしはそれを正そうとしただけです! オスカー殿下を救って差し上げたかった、ただそれだけですわ! 愛する者同士が結婚するのが、一番の幸福ですもの! このわたくしと結婚した方が、ずっとずっと幸せになります!」
「ふうん? どうしてそう思ったの?」
オスカーにそう問われ、エレーヌは口ごもる。
「どうして、って……だって、どう見ても……」
「僕は君が嫌いだよ?」
オスカーに笑いながらそう言われ、エレーヌは愕然となった。ありえない現実を目にして、思考が止まったような気がする。こんな言葉は一度も聞いたことがない。
15
お気に入りに追加
2,097
あなたにおすすめの小説
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
愛されない王妃は王宮生活を謳歌する
Dry_Socket
ファンタジー
小国メンデエル王国の第2王女リンスターは、病弱な第1王女の代わりに大国ルーマデュカ王国の王太子に嫁いできた。
政略結婚でしかも歴史だけはあるものの吹けば飛ぶような小国の王女などには見向きもせず、愛人と堂々と王宮で暮らしている王太子と王太子妃のようにふるまう愛人。
まあ、別にあなたには用はないんですよわたくし。
私は私で楽しく過ごすんで、あなたもお好きにどうぞ♡
【作者注:この物語には、主人公にベタベタベタベタ触りまくる男どもが登場します。お気になる方は閲覧をお控えくださるようお願いいたします】
恋愛要素の強いファンタジーです。
初投稿です。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
騎士団長のお抱え薬師
衣更月
ファンタジー
辺境の町ハノンで暮らすイヴは、四大元素の火、風、水、土の属性から弾かれたハズレ属性、聖属性持ちだ。
聖属性持ちは意外と多く、ハズレ属性と言われるだけあって飽和状態。聖属性持ちの女性は結婚に逃げがちだが、イヴの年齢では結婚はできない。家業があれば良かったのだが、平民で天涯孤独となった身の上である。
後ろ盾は一切なく、自分の身は自分で守らなければならない。
なのに、求人依頼に聖属性は殆ど出ない。
そんな折、獣人の国が聖属性を募集していると話を聞き、出国を決意する。
場所は隣国。
しかもハノンの隣。
迎えに来たのは見上げるほど背の高い美丈夫で、なぜかイヴに威圧的な騎士団長だった。
大きな事件は起きないし、意外と獣人は優しい。なのに、団長だけは怖い。
イヴの団長克服の日々が始まる―ー―。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる