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番外編 王子殿下の思い人
第十八話
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「アニエス、今の話は本当ですか?」
ディオンはそう言って詰め寄った。
信じたくなかった、信じたくはなかったが……。
「え? あの、そ、それは……」
「私を愛していると言ったのは嘘ですか? 初恋の相手もあなたではなかった……。私に言った言葉のどこが真実で、どこが嘘だったのか、教えて下さい!」
ディオンが最後に発した言葉は、悲鳴のような叫び。信じていたのに、愛していたのに裏切られて、心の中はもうめちゃくちゃだった。
けれども、ディオンに詰め寄られたアニエスは、面倒くさくなったようだった。投げやりな感じで肩をすくめる。
「全部よ。全部嘘。初恋の相手? 馬鹿馬鹿しい。あなたが言った相手が、お姉様だって直ぐに分かったけど、思い出を美化しすぎてて可笑しいったら。ちょっとからかいたくなったの。夢を見させて上げたのよ? よかったじゃない。あんなつまらない女を相手にしなくてすんで。感謝して欲しいくらいだわ」
「アニエス、君は……」
「もう行くわ。あなたとの婚約は解消よ。意義は認めない。いいわね?」
身を翻し、立ち去った。
ディオンは呆然とその場に立ち尽くす。膝から崩れ落ちそうだった。自分の思いの全てを踏みにじられて、もう、どうして良いのか分からない。
そして、自分の大切な思い出の君までも、自分の手で傷つけた……。その事実がよりいっそう今の気持ちを酷いものにしていた。まさかクラリスが初恋の人だったなんて……。どうすればいい、どうすればよかった? 怒りと悲しみと落胆と……今更、泣くことすら出来ない。そう、今更だ。
「まぁ、彼女も大概だけど、君にも原因あるよね?」
耳にした台詞にディオンが振り返ると、侍女は消え失せていて、そこにオスカーが立っていた。凡庸な顔立ちの例の魔術師の姿だ。
「初恋の相手だからってことで、アニエス王女殿下に懸想したみたいだけど……君、クラリス王女殿下と二年以上も交際していたんだよね? それで彼女の美点に気が付かなかったの? その時点でアウトだと思うけど」
「アニエス王女殿下といると、心が安らいだから、それで……」
「ああ、微笑みの姫君だから? でも、あれ、一時的なものでしょ? 抜本的な解決にはならないよ。というか、原因を取り除かない限り段々酷くなる」
それは、気が付いていた。気が付いてはいたが……。
「彼女に微笑まれると、初恋の人の時と同じように心が温かくなったから……」
ディオンはぼそぼそとそう言った。だからアニエスに懸想したんだと、そう口にする。あの時の彼女が忘れられなくて……。
十一才の夏、クラリス王女殿下との間に何があったのかを、ぽつぽつと話した。
母親を亡くしたばかりだったこと。父親からはダーナ家の男は泣くものじゃないと言われて育ち、泣くに泣けず、気持ちを持て余していたこと。
優秀な兄に常に劣等感を刺激され、せめて男らしくあろうと、ずっと背伸びをし続けていたこと。情けない自分を必死で隠していたのだと告白する。
けれど、ダーナ家の名に相応しい男であろうとすればするほど、実際の自分との落差が激しくなり、心が折れそうだったこと。
それが……。
――泣いてもいいと思います。お母様が亡くなったのですもの。悲しい時には誰でも泣くものですわ。
そう言ってくれたのは、幼かったクラリス王女殿下。
泣いてもいいのだと、初めて言われて……。無責任なことを言うなと、意地を張って突っぱねたけど、優しい言葉をかけられて、慰められて……結局、大泣きした。
子供ながらも、一生懸命考えてかけられた言葉が、温かくて嬉しくて。あの時、等身大の自分を認めてもらったような気がして、ようやく本当の自分になれた気がした。このままでいいのだと、あの時素直にそう思えたのだ。
事情を話せば、魔術師は得心したようだった。
「ああ、温かい心に触れて、癒やされたのか……こちらは本物の癒やしだね。アニエス王女殿下のそれとは根本的な部分で違うよ」
「違う?」
「アニエス王女殿下の力に何度も触れたのに、気が付かなかったの? 彼女の力に触れると重苦しい心を一時的に明るくしてくれるけど、癒やされなかったでしょ? 原因が取り除かれていないもの。原因が解消されない限り、うっそうとした気分に逆戻りする。だから鬱々とした気分を常に抱えている人は、彼女に依存してしまう。あの二人の能力ね、気をつけなきゃいけないんだけど……見過ごされてるのか」
「どういう……」
「あの二人の能力は、使い方によっては人を助けるけど、誤って使用すると人を駄目にするってこと。まず、アニエス王女殿下ね。微笑んだ相手の負の感情を取り除けるけど、一時的なものだから、本当はね、その間に原因を探って、それを取り除く必要があるの。寄り添って悩みを聞いて上げる必要がある。クラリス王女殿下が、幼かった君にやってくれたようにね。じゃないと延々、彼女の力に依存してしまう」
「それからクラリス王女殿下。体に感じる痛みを取り除けるけど、これまた痛みの原因を探って取り除かないと、患者の命に関わるね。大丈夫、大丈夫、たいしたことないで見過ごすと、手遅れになる可能性がある。使い方を誤らなければ、どっちも素晴らしい力なんだけど、アニエス王女殿下、あれ、どうしようかなぁ……」
「どう、とは?」
「使い方が既に間違ってるし。男をひっかける為に使うってどうなの」
「私もそれにやられたってことですか?」
オスカーの目がディオンに向き、
「……言い訳は見苦しいよ?」
じろりと睨まれ、ディオンは思わず身を引いた。
「アニエスの能力にたぶらかされた、なんて口にしない。君、あれに依存するほど鬱が酷いわけじゃないでしょ? 君は自分の意志でクラリス王女殿下を捨てて、アニエス王女殿下を選んだの。長々交際していたクラリス王女殿下の誠意を踏みにじってね。それをちゃんと自覚しないと、また同じ事を繰り返すよ?」
「それは、その……申し訳ありませんでした」
逐一もっともで反論のしようが無い。
「もしかして、クラリス王女殿下とよりを戻そうなんて考えていたりする?」
オスカーの台詞を耳にして、ディオンは言葉に詰まった。厚顔無恥だとは思っていても、その可能性を全く考えていなかったわけではなくて、決まり悪げに下を向く。
オスカーが剣呑な眼差しを向けた。
「ふーん? 面の皮相当厚いね、君。あっちが駄目だったからこっちって……そんな真似が許されると思ってるの?」
「それは、その……」
「まぁ、僕は本人の意志を尊重するから、あえて口は挟まないけど……どういう選択をするにせよ、決定権は当人にあるものね?」
オスカーが立ち去りながら、言った。
コツンコツンという杖をつく音がやけに大きく響く。
「けど、あの二人に対して不誠実な対応をしたら、この僕を敵に回すって事を覚えておいてね? 魔術師の報復は恐ろしいよ? それをきちんと覚悟して動くんだね」
廊下の向こうにオスカーの姿が消えるまで、ディオンはその場を動けなかった。
ディオンはそう言って詰め寄った。
信じたくなかった、信じたくはなかったが……。
「え? あの、そ、それは……」
「私を愛していると言ったのは嘘ですか? 初恋の相手もあなたではなかった……。私に言った言葉のどこが真実で、どこが嘘だったのか、教えて下さい!」
ディオンが最後に発した言葉は、悲鳴のような叫び。信じていたのに、愛していたのに裏切られて、心の中はもうめちゃくちゃだった。
けれども、ディオンに詰め寄られたアニエスは、面倒くさくなったようだった。投げやりな感じで肩をすくめる。
「全部よ。全部嘘。初恋の相手? 馬鹿馬鹿しい。あなたが言った相手が、お姉様だって直ぐに分かったけど、思い出を美化しすぎてて可笑しいったら。ちょっとからかいたくなったの。夢を見させて上げたのよ? よかったじゃない。あんなつまらない女を相手にしなくてすんで。感謝して欲しいくらいだわ」
「アニエス、君は……」
「もう行くわ。あなたとの婚約は解消よ。意義は認めない。いいわね?」
身を翻し、立ち去った。
ディオンは呆然とその場に立ち尽くす。膝から崩れ落ちそうだった。自分の思いの全てを踏みにじられて、もう、どうして良いのか分からない。
そして、自分の大切な思い出の君までも、自分の手で傷つけた……。その事実がよりいっそう今の気持ちを酷いものにしていた。まさかクラリスが初恋の人だったなんて……。どうすればいい、どうすればよかった? 怒りと悲しみと落胆と……今更、泣くことすら出来ない。そう、今更だ。
「まぁ、彼女も大概だけど、君にも原因あるよね?」
耳にした台詞にディオンが振り返ると、侍女は消え失せていて、そこにオスカーが立っていた。凡庸な顔立ちの例の魔術師の姿だ。
「初恋の相手だからってことで、アニエス王女殿下に懸想したみたいだけど……君、クラリス王女殿下と二年以上も交際していたんだよね? それで彼女の美点に気が付かなかったの? その時点でアウトだと思うけど」
「アニエス王女殿下といると、心が安らいだから、それで……」
「ああ、微笑みの姫君だから? でも、あれ、一時的なものでしょ? 抜本的な解決にはならないよ。というか、原因を取り除かない限り段々酷くなる」
それは、気が付いていた。気が付いてはいたが……。
「彼女に微笑まれると、初恋の人の時と同じように心が温かくなったから……」
ディオンはぼそぼそとそう言った。だからアニエスに懸想したんだと、そう口にする。あの時の彼女が忘れられなくて……。
十一才の夏、クラリス王女殿下との間に何があったのかを、ぽつぽつと話した。
母親を亡くしたばかりだったこと。父親からはダーナ家の男は泣くものじゃないと言われて育ち、泣くに泣けず、気持ちを持て余していたこと。
優秀な兄に常に劣等感を刺激され、せめて男らしくあろうと、ずっと背伸びをし続けていたこと。情けない自分を必死で隠していたのだと告白する。
けれど、ダーナ家の名に相応しい男であろうとすればするほど、実際の自分との落差が激しくなり、心が折れそうだったこと。
それが……。
――泣いてもいいと思います。お母様が亡くなったのですもの。悲しい時には誰でも泣くものですわ。
そう言ってくれたのは、幼かったクラリス王女殿下。
泣いてもいいのだと、初めて言われて……。無責任なことを言うなと、意地を張って突っぱねたけど、優しい言葉をかけられて、慰められて……結局、大泣きした。
子供ながらも、一生懸命考えてかけられた言葉が、温かくて嬉しくて。あの時、等身大の自分を認めてもらったような気がして、ようやく本当の自分になれた気がした。このままでいいのだと、あの時素直にそう思えたのだ。
事情を話せば、魔術師は得心したようだった。
「ああ、温かい心に触れて、癒やされたのか……こちらは本物の癒やしだね。アニエス王女殿下のそれとは根本的な部分で違うよ」
「違う?」
「アニエス王女殿下の力に何度も触れたのに、気が付かなかったの? 彼女の力に触れると重苦しい心を一時的に明るくしてくれるけど、癒やされなかったでしょ? 原因が取り除かれていないもの。原因が解消されない限り、うっそうとした気分に逆戻りする。だから鬱々とした気分を常に抱えている人は、彼女に依存してしまう。あの二人の能力ね、気をつけなきゃいけないんだけど……見過ごされてるのか」
「どういう……」
「あの二人の能力は、使い方によっては人を助けるけど、誤って使用すると人を駄目にするってこと。まず、アニエス王女殿下ね。微笑んだ相手の負の感情を取り除けるけど、一時的なものだから、本当はね、その間に原因を探って、それを取り除く必要があるの。寄り添って悩みを聞いて上げる必要がある。クラリス王女殿下が、幼かった君にやってくれたようにね。じゃないと延々、彼女の力に依存してしまう」
「それからクラリス王女殿下。体に感じる痛みを取り除けるけど、これまた痛みの原因を探って取り除かないと、患者の命に関わるね。大丈夫、大丈夫、たいしたことないで見過ごすと、手遅れになる可能性がある。使い方を誤らなければ、どっちも素晴らしい力なんだけど、アニエス王女殿下、あれ、どうしようかなぁ……」
「どう、とは?」
「使い方が既に間違ってるし。男をひっかける為に使うってどうなの」
「私もそれにやられたってことですか?」
オスカーの目がディオンに向き、
「……言い訳は見苦しいよ?」
じろりと睨まれ、ディオンは思わず身を引いた。
「アニエスの能力にたぶらかされた、なんて口にしない。君、あれに依存するほど鬱が酷いわけじゃないでしょ? 君は自分の意志でクラリス王女殿下を捨てて、アニエス王女殿下を選んだの。長々交際していたクラリス王女殿下の誠意を踏みにじってね。それをちゃんと自覚しないと、また同じ事を繰り返すよ?」
「それは、その……申し訳ありませんでした」
逐一もっともで反論のしようが無い。
「もしかして、クラリス王女殿下とよりを戻そうなんて考えていたりする?」
オスカーの台詞を耳にして、ディオンは言葉に詰まった。厚顔無恥だとは思っていても、その可能性を全く考えていなかったわけではなくて、決まり悪げに下を向く。
オスカーが剣呑な眼差しを向けた。
「ふーん? 面の皮相当厚いね、君。あっちが駄目だったからこっちって……そんな真似が許されると思ってるの?」
「それは、その……」
「まぁ、僕は本人の意志を尊重するから、あえて口は挟まないけど……どういう選択をするにせよ、決定権は当人にあるものね?」
オスカーが立ち去りながら、言った。
コツンコツンという杖をつく音がやけに大きく響く。
「けど、あの二人に対して不誠実な対応をしたら、この僕を敵に回すって事を覚えておいてね? 魔術師の報復は恐ろしいよ? それをきちんと覚悟して動くんだね」
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