6 / 121
第一章 骸骨殿下の婚約者
第六話
しおりを挟む
「少し休憩にしない?」
そう言って、淑女教育の合間を縫って顔を出したのは、ビンセントだった。彼も最近はこうしてよく顔を出してくれる。兄弟そろって親切なんだなとそう思う。性格はオスカーの方が明るくて大らかだ。ビンセントは真面目で堅い感じがする。
「美味しい?」
持ってきてくれたお菓子を口にすると、ビンセントがそう言って笑う。
笑った顔は、絵に描いたような王子様だ。見惚れる女の人も多いように思う。もしかして、オスカーも本当はこんな感じ、なのかな? そう思ったら、何だかものすごく迷惑をかけているような気がして、自然と下を向いてしまった。
オスカーは性格美人だ。
これでビンセントみたいな顔立ちだったら、絶対もててただろうし、自分なんか歯牙にも引っかけていないような気がする。しかも、自分が婚約者という立場に収まっている以上、彼は別の相手を選べない。
オスカーは私に好きな人が出来たら婚約解消すると言っているけれど、私に好きな人が出来なかった場合、どうするんだろう?
でも、このまま婚約者という立場でいるわけにもいかないし、何よりオスカーが気の毒だ。彼の方が先に好きな人が出来た場合、どうみても自分はお邪魔虫にしかならない。その時は、適当に好きな人が出来たと言って、婚約解消かなぁ……そんな考えにどんよりしていると、
「美味しくなかった?」
ビンセントの声ではっと我に返った。
「いいえ、とっても美味しいです。どうもありがとうございます」
「あはは、そんなに緊張しなくてもいいよ。普段通り話してくれていい」
丁寧な言葉でお礼を言えば、それは必要ないという。
でも、淑女教育の中では、ビンセントのような身分の人には、無作法な真似は絶対してはいけないと教え込まれた気がする。
しかも……ちらりと見ると、ビンセントと必ず目が合う。こっちを見てるってことだよね? もの凄く恥ずかしい。
「どこが気に入ったのかなぁ……」
そんな言葉を耳にして、思わず顔を上げてしまう。
「いや、君がいい子だってのは分かるよ? 貴族社会でこれだけ裏表のない子って本当に珍しい。それに地位的に釣り合っていないわけじゃない。でも、リンデル侯爵家より、隣国の姫と婚姻した方が利があるんだ。なら、婚約したのは、君を気に入ったからってことになるだろ? だから、正直言って戸惑ってる。どうしてこんな子供をってね。兄上はロリコンじゃなかった筈なんだけどなぁ……」
私を気に入ったからじゃなくて、気の毒な状況を見かねて、なんて言ったら、やっぱりビンセントは怒るのかな?
「兄上って、女性に興味を示さないんだよね。舞い込んでくる縁談片っ端から断るし、言い寄ってくる女性に見向きもしない。まぁ、下心丸見えの女性なんて、相手にしたかないのかもしれないけど、それにしたって関心なさ過ぎだよ。一時は男色の気も疑ったけど、それも違うみたいだし……」
男色? 私が首を傾げると、
「あ、今のなし。君に変なこと教えると、僕が兄上から説教食らうからね?」
ビンセントは笑ってごまかした。聞いちゃいけないことだったらしい。
「ビンセント殿下はお兄様の事がお好きなのですね?」
私がそう聞くと、ビンセントは頷いてくれた。
「ビンセントでいいよ。兄上の事もオスカーって呼んでるんだろ? うん、兄上の事はもちろん好きだし、尊敬してる。これであっちこっちふらふらせず、王座を継ぐ意志をみせてくれればいいんだけどな。ま、でも婚約したんだから、一歩前進かな。跡継ぎだって自覚が少しは出たのかもね」
駄目だ、目を合わせられない。偽の婚約だなんて言ったら、やっぱり怒られそう。オスカーも小言食らうって予想して、ビンセントには言わなかったのかな? 確か王様と王妃様は知ってるんだよね? でも、オスカーの呪いの事もあの二人は知っているから、特には反対しなかったのかも。
「楽しそうだね?」
見るとオスカーが立っていて、
「オスカー!」
私は勢いよく立ち上がるも、はっとなる。大声を上げるのも、こんな風に勢いよく立ち上がるのも良くないって教わった。慌てて姿勢を正す。
「オスカー殿下、ご機嫌麗しゅう。せっかくですからお茶をご一緒に如何ですか?」
そう言って、淑女の礼をすると、
「あはは、よく出来ました。ビーは本当に物覚えが早いね。でも僕と二人っきりの時はそんなに肩肘張らなくてもいいんだよ? いつもの君でいてくれていい」
「ビンセント殿下がいらっしゃいますが……」
私がそう言うと、
「君も目をつぶってくれるよね?」
「仰せのままに……」
ビンセントが優雅な礼をしてみせる。次いで、くすくすと笑った。どうやら了承してくれたらしい。本当にいいのかな? 二人の顔を交互に見た後、椅子をずりずり引きずって、オスカーの隣に持って行って座ると、ビンセントに笑われた。
「あはは、君は本当に兄上が好きなんだね?」
ここが一番落ち着くからと、そうもそもそ口にする。実際ここが一番落ち着く。オスカーの隣って何か安心できるんだもん。
「兄上、十年後に期待ですね?」
ビンセントが意味ありげに笑う。
「そうだね。それまで大切に愛を育むよ」
「じゃあ、本腰を入れて例の治療……」
オスカーが明後日の方を見る。
「ああ、いい天気だねぇ。僕に恥をかかせようとする意地悪な弟は、どこかへ行ってくれる?」
「兄上、またそんな……」
「ビーのいる前でそういった話はしない」
「分かりましたよ、もう」
不承不承引き下がる。口うるさくても、基本、ビンセントはオスカーに頭が上がらないらしい。ビンセントが身を乗り出した。
「そうだ、兄上、愛しの婚約者に例の幻術を見せてあげたらどうですか? ご婦人方には人気だ。きっと喜ぶんじゃないかな?」
「ああ、あれね。確かに幻術は僕の得意技だけど、ビーに見せてもねぇ……。ちょっと意味ないかな。だから、こっちにしようか?」
オスカーの骨の指が、ティーカップの縁に触れると、紅茶の水が跳ね上がって、シャボン玉のようないくつもの球体になり、ふわふわと宙を舞った。日の光が当たると虹色に輝いてとても綺麗である。私が喜んで手を叩くと、
「そう言えば、君はどんな魔法を使えるんだ?」
ビンセントにそう問われて、背筋が凍った。
そう言って、淑女教育の合間を縫って顔を出したのは、ビンセントだった。彼も最近はこうしてよく顔を出してくれる。兄弟そろって親切なんだなとそう思う。性格はオスカーの方が明るくて大らかだ。ビンセントは真面目で堅い感じがする。
「美味しい?」
持ってきてくれたお菓子を口にすると、ビンセントがそう言って笑う。
笑った顔は、絵に描いたような王子様だ。見惚れる女の人も多いように思う。もしかして、オスカーも本当はこんな感じ、なのかな? そう思ったら、何だかものすごく迷惑をかけているような気がして、自然と下を向いてしまった。
オスカーは性格美人だ。
これでビンセントみたいな顔立ちだったら、絶対もててただろうし、自分なんか歯牙にも引っかけていないような気がする。しかも、自分が婚約者という立場に収まっている以上、彼は別の相手を選べない。
オスカーは私に好きな人が出来たら婚約解消すると言っているけれど、私に好きな人が出来なかった場合、どうするんだろう?
でも、このまま婚約者という立場でいるわけにもいかないし、何よりオスカーが気の毒だ。彼の方が先に好きな人が出来た場合、どうみても自分はお邪魔虫にしかならない。その時は、適当に好きな人が出来たと言って、婚約解消かなぁ……そんな考えにどんよりしていると、
「美味しくなかった?」
ビンセントの声ではっと我に返った。
「いいえ、とっても美味しいです。どうもありがとうございます」
「あはは、そんなに緊張しなくてもいいよ。普段通り話してくれていい」
丁寧な言葉でお礼を言えば、それは必要ないという。
でも、淑女教育の中では、ビンセントのような身分の人には、無作法な真似は絶対してはいけないと教え込まれた気がする。
しかも……ちらりと見ると、ビンセントと必ず目が合う。こっちを見てるってことだよね? もの凄く恥ずかしい。
「どこが気に入ったのかなぁ……」
そんな言葉を耳にして、思わず顔を上げてしまう。
「いや、君がいい子だってのは分かるよ? 貴族社会でこれだけ裏表のない子って本当に珍しい。それに地位的に釣り合っていないわけじゃない。でも、リンデル侯爵家より、隣国の姫と婚姻した方が利があるんだ。なら、婚約したのは、君を気に入ったからってことになるだろ? だから、正直言って戸惑ってる。どうしてこんな子供をってね。兄上はロリコンじゃなかった筈なんだけどなぁ……」
私を気に入ったからじゃなくて、気の毒な状況を見かねて、なんて言ったら、やっぱりビンセントは怒るのかな?
「兄上って、女性に興味を示さないんだよね。舞い込んでくる縁談片っ端から断るし、言い寄ってくる女性に見向きもしない。まぁ、下心丸見えの女性なんて、相手にしたかないのかもしれないけど、それにしたって関心なさ過ぎだよ。一時は男色の気も疑ったけど、それも違うみたいだし……」
男色? 私が首を傾げると、
「あ、今のなし。君に変なこと教えると、僕が兄上から説教食らうからね?」
ビンセントは笑ってごまかした。聞いちゃいけないことだったらしい。
「ビンセント殿下はお兄様の事がお好きなのですね?」
私がそう聞くと、ビンセントは頷いてくれた。
「ビンセントでいいよ。兄上の事もオスカーって呼んでるんだろ? うん、兄上の事はもちろん好きだし、尊敬してる。これであっちこっちふらふらせず、王座を継ぐ意志をみせてくれればいいんだけどな。ま、でも婚約したんだから、一歩前進かな。跡継ぎだって自覚が少しは出たのかもね」
駄目だ、目を合わせられない。偽の婚約だなんて言ったら、やっぱり怒られそう。オスカーも小言食らうって予想して、ビンセントには言わなかったのかな? 確か王様と王妃様は知ってるんだよね? でも、オスカーの呪いの事もあの二人は知っているから、特には反対しなかったのかも。
「楽しそうだね?」
見るとオスカーが立っていて、
「オスカー!」
私は勢いよく立ち上がるも、はっとなる。大声を上げるのも、こんな風に勢いよく立ち上がるのも良くないって教わった。慌てて姿勢を正す。
「オスカー殿下、ご機嫌麗しゅう。せっかくですからお茶をご一緒に如何ですか?」
そう言って、淑女の礼をすると、
「あはは、よく出来ました。ビーは本当に物覚えが早いね。でも僕と二人っきりの時はそんなに肩肘張らなくてもいいんだよ? いつもの君でいてくれていい」
「ビンセント殿下がいらっしゃいますが……」
私がそう言うと、
「君も目をつぶってくれるよね?」
「仰せのままに……」
ビンセントが優雅な礼をしてみせる。次いで、くすくすと笑った。どうやら了承してくれたらしい。本当にいいのかな? 二人の顔を交互に見た後、椅子をずりずり引きずって、オスカーの隣に持って行って座ると、ビンセントに笑われた。
「あはは、君は本当に兄上が好きなんだね?」
ここが一番落ち着くからと、そうもそもそ口にする。実際ここが一番落ち着く。オスカーの隣って何か安心できるんだもん。
「兄上、十年後に期待ですね?」
ビンセントが意味ありげに笑う。
「そうだね。それまで大切に愛を育むよ」
「じゃあ、本腰を入れて例の治療……」
オスカーが明後日の方を見る。
「ああ、いい天気だねぇ。僕に恥をかかせようとする意地悪な弟は、どこかへ行ってくれる?」
「兄上、またそんな……」
「ビーのいる前でそういった話はしない」
「分かりましたよ、もう」
不承不承引き下がる。口うるさくても、基本、ビンセントはオスカーに頭が上がらないらしい。ビンセントが身を乗り出した。
「そうだ、兄上、愛しの婚約者に例の幻術を見せてあげたらどうですか? ご婦人方には人気だ。きっと喜ぶんじゃないかな?」
「ああ、あれね。確かに幻術は僕の得意技だけど、ビーに見せてもねぇ……。ちょっと意味ないかな。だから、こっちにしようか?」
オスカーの骨の指が、ティーカップの縁に触れると、紅茶の水が跳ね上がって、シャボン玉のようないくつもの球体になり、ふわふわと宙を舞った。日の光が当たると虹色に輝いてとても綺麗である。私が喜んで手を叩くと、
「そう言えば、君はどんな魔法を使えるんだ?」
ビンセントにそう問われて、背筋が凍った。
22
お気に入りに追加
2,104
あなたにおすすめの小説

ひめさまはおうちにかえりたい
あかね
ファンタジー
政略結婚と言えど、これはない。帰ろう。とヴァージニアは決めた。故郷の兄に気に入らなかったら潰して帰ってこいと言われ嫁いだお姫様が、王冠を手にするまでのお話。(おうちにかえりたい編)

「君を愛するつもりはない」と言ったら、泣いて喜ばれた
菱田もな
恋愛
完璧令嬢と名高い公爵家の一人娘シャーロットとの婚約が決まった第二皇子オズワルド。しかし、これは政略結婚で、婚約にもシャーロット自身にも全く興味がない。初めての顔合わせの場で「悪いが、君を愛するつもりはない」とはっきり告げたオズワルドに、シャーロットはなぜか歓喜の涙を浮かべて…?
※他サイトでも掲載中しております。

私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシャリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。

「聖女はもう用済み」と言って私を追放した国は、今や崩壊寸前です。私が戻れば危機を救えるようですが、私はもう、二度と国には戻りません【完結】
小平ニコ
ファンタジー
聖女として、ずっと国の平和を守ってきたラスティーナ。だがある日、婚約者であるウルナイト王子に、「聖女とか、そういうのもういいんで、国から出てってもらえます?」と言われ、国を追放される。
これからは、ウルナイト王子が召喚術で呼び出した『魔獣』が国の守護をするので、ラスティーナはもう用済みとのことらしい。王も、重臣たちも、国民すらも、嘲りの笑みを浮かべるばかりで、誰もラスティーナを庇ってはくれなかった。
失意の中、ラスティーナは国を去り、隣国に移り住む。
無慈悲に追放されたことで、しばらくは人間不信気味だったラスティーナだが、優しい人たちと出会い、現在は、平凡ながらも幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日のこと。
ラスティーナは新聞の記事で、自分を追放した国が崩壊寸前であることを知る。
『自分が戻れば国を救えるかもしれない』と思うラスティーナだったが、新聞に書いてあった『ある情報』を読んだことで、国を救いたいという気持ちは、一気に無くなってしまう。
そしてラスティーナは、決別の言葉を、ハッキリと口にするのだった……

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

「宮廷魔術師の娘の癖に無能すぎる」と婚約破棄され親には出来損ないと言われたが、厄介払いと嫁に出された家はいいところだった
今川幸乃
ファンタジー
魔術の名門オールストン公爵家に生まれたレイラは、武門の名門と呼ばれたオーガスト公爵家の跡取りブランドと婚約させられた。
しかしレイラは魔法をうまく使うことも出来ず、ブランドに一方的に婚約破棄されてしまう。
それを聞いた宮廷魔術師の父はブランドではなくレイラに「出来損ないめ」と激怒し、まるで厄介払いのようにレイノルズ侯爵家という微妙な家に嫁に出されてしまう。夫のロルスは魔術には何の興味もなく、最初は仲も微妙だった。
一方ブランドはベラという魔法がうまい令嬢と婚約し、やはり婚約破棄して良かったと思うのだった。
しかしレイラが魔法を全然使えないのはオールストン家で毎日飲まされていた魔力増加薬が体質に合わず、魔力が暴走してしまうせいだった。
加えて毎日毎晩ずっと勉強や訓練をさせられて常に体調が悪かったことも原因だった。
レイノルズ家でのんびり過ごしていたレイラはやがて自分の真の力に気づいていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる