【R18】氷の世界で君への愛が生きる全てなのだと…

【34】繋がりたい！

　樹の口に吐き出された亮の白弾はゴクリと飲み込まれ、溢れた液が体に垂れて飛び散っていく。
　初めて――だからだろうか。
　萎えることを知らぬそれは樹を前にして常に硬く結実していた。

「まだ……元気なんだ」

「僕……僕……もっと樹と深い所で繋がりたい。深く深く、奥底まで強く」

　ウルウルとした目で切なげに懇願してくる亮に樹は少し驚いた。
　初めてで流石に一気にそこまではと躊躇われた為に……。

「いい……のか？　初めてで最後までは――辛いぞ？」

「いいの！　このままだとなんだか僕だけで……寂しい」

　戸惑う樹に止められ、少し暗い顔に変わる。
　亮には優しくとびきり甘い樹の性格は分かっていたが……一度火が付いた気持ちは止められなかった。

「じゃあ……」

　その声を合図に足を開いて待ち受ける。

「いく――ぞっ！」

　ゆっくりと亮のアナに挿入される樹のモノは少しずつ少しずつ奥へと侵入していき……。

「うっ……くっ……」

　我慢をしているのか、時折り小さく苦しそうな息を亮は漏らしていた。

「大丈夫？　本当に……大丈夫？」

　何度も聞かれるその問いには首を縦に振って答えるのみ。
　やがて樹のモノがアナの中にあることに慣れてくると、亮は「動いて」と息を吐く様に漏らした。
　最初は恐る恐るながらも動き出す樹の丁寧な動きに、亮は自分を思っての事なのだと感じてキュンと胸が苦しくなる。

「あぁ……あぁ、んっ！　イイ……イイ……もっと……もっと、速く、ても……イイ、よ……」

　その動きのじれったさから樹は物足りなさを感じているんじゃないかと気になり、亮は促してみた。

「分かっ……た。い、く……ぞ。はぁ……はぁ……。んんっ……はぁ、んっくぅ！」