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第26話-2
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――その日の夜9時過ぎ。
宮廷オルキデーア城の地下牢の中、ルフィーナの泣き声が止まないでいた。
粗末なベッドの上で、兄の胸にずっとしがみ付いている。
一方のアラブの方は、妹の頭を撫でながら穏やかな表情でいた。
「大丈夫だ、ルフィーナ。おまえはもうすぐここから出られるからな」
ルフィーナは投獄されて泣いているのではない。
現在、宮廷の3階にある朝廷で、自分たちの裁判が行われている。
それはほとんど兄アラブの方を裁くためだった。
といっても、天使の殺害未遂による大逆罪で、裁判する時間が無駄になるほど、ほぼ確実に有罪判決なのだ。
死刑なのだ。
実際には、天使の殺害など頭の片隅にすら無く、潔白なのに、この妹ルフィーナを守るために自ら汚名を被ってしまった。
「そうだ、妹の方は共謀を強制されていたとなれば、官僚の皆々様から文句を言われようとも陛下が無罪判決にしてくださる。もう泣くな、うるさくて敵わん」
と、看守のひとりがげんなりとした様子で言った。
「まぁ、兄貴の方の無罪は難しいがな」
と別の看守が言うと、ルフィーナが尚のこと泣き喚いた。
看守たちが耳を塞いで「オイ」と、妹を何とかしろとアラブを睨む。
「もう泣くな、ルフィーナ。兄ちゃんはな、おまえを守るために死ねるなら本望なんだぞ。戦で敵にやられて死ぬより、何百倍も幸せだ」
アラブはそう言って笑顔を見せるが、どうやったら泣き止むことが出来よう。ルフィーナに待っているのは深い悔恨だ。
さっきからずっと2人の会話を聞いている看守が、アラブに問うた。
「だーれも、おまえらメッゾサングエ兄妹の言うことなんて信じないが、おまえ本当に無実だったりするのか?」
「そうだって言ったら信じるのか?」
「いーや、無理だ」
じゃー訊くなと突っ込みたくなったアラブに、看守が続ける。
「それが本当だとしたら、流石に少し哀れだと思ってな。それをオレが、陛下に伝えに行ったとするだろう? でも、おまえを救ってやることは出来ない。何でだと思う?」
「そりゃ、おまえは看守といったって一介の兵士だ。官僚相手じゃあるまいし、陛下が耳なんて貸さないだろ」
「何言ってんだ、おまえは」
と、看守がムッとした顔をした。
「陛下はオレたちの意見だってちゃんと聞いてくれるお方で、勝手気儘な政をしたりしない。だから信用出来るし、人気だってあるんだ」
アラブが感心の意味を込めて「へえ」と相槌を打った手前、看守が「だが」と続ける。
「今回の裁判は難しいんだ。何故なら陛下は、今まで大逆罪だけはお許しにならなかった。お偉い官僚の方々が何を言っても、問答無用で有罪にして来た」
アラブが「なるほどな」と納得すると、看守は「違うぞ」と言った。
「だからこそ陛下は、おまえを助けてやることが難しいんだ。官僚の皆々様は、メッゾサングエで、しかも他国出身のおまえを擁護してやることは、まず無い。ちなみに国民もだ――あ、一部のおまえの熱狂的支持者は除くけど」
「ああ、それで?」
「どんなにおまえは無実だと訴えたところで、メッゾサングエの言うことなんて信じられるかと、まるで聞く耳を持ってくれない。かと言って逆に首謀だって自首したことは信じられてしまうし、さらに無実を証明出来るものも無い。つまり、官僚の皆々様も、一部を除く国民も、徹頭徹尾おまえを有罪だと断定ってことだ」
「だろうな」
「そこで陛下が皆の意見を無視して、おまえに無罪判決なんて出してみろ」
その状況を想像してみたアラブから、「大変だな」と呟きが出た。
「大変なんてもんじゃない。陛下の信用・人気は奈落の底までガタ落ちだ。今まで大逆罪は問答無用で有罪にして来たとなったら尚更だ、分かるだろ?」
「よりによって何メッゾサングエを庇ってるんだってか?」
「そうだ。今までは貴族だって大逆罪を犯したら死刑判決を下して来たのに、何でメッゾサングエなんかをってなるんだよ。人間ならまだしも、オレらにとってモストロの血が流れてる時点で悪なんだ。カンクロ軍が攻めて来る前に内乱が勃発するわ」
ルフィーナが口を挟む。
「陛下は真っ直ぐで善良なお人だもん! お兄ちゃんが無実だって知れば、きっと無罪判決を出してくれるもん!」
「ああ、正しくはそうなんだ。陛下は無罪判決を出そうとしてくださるだろう。だがな、周り――補佐の皆さんが、そうはさせないんだよ。オレが陛下を支える補佐でも、おとなしくアラブを有罪判決にするべきだと進言するね」
「ベルさんもそうするの?」
看守が声高になる。
「そりゃ、そうだろ。宰相天使閣下を見ていてちょっと怖いなと思うのは、陛下のためなら何だってするってところだ。あのお人が、国民のほぼすべてを陛下の敵に回すようなことしてまで、たかだかメッゾサングエ一匹を生かしておくかよ」
ルフィーナの泣き声がまた大きく響き渡る。もう心の中で、神に祈るしかなかった。
看守たちがまた耳を塞ぐ。
「うるせーなぁ、もう」
「おまえが余計なこと言うからだろ」
「だって本当のことだろ?」
「絶望を突きつけてないで、僅かでも希望を持たせてやれ」
と、さっきとは別の看守が「いいか?」と、ルフィーナに声を掛ける。
「おれは今、驚いてるんだ。何でだと思う?」
ルフィーナがどうでも良さそうに「知らない!」と泣き叫んだ。
看守がその答えを出す。
「裁判がまだ終わっていないからだ」
「え……?」
と、ルフィーナの泣き声が止んだ。
「信じられるか? 裁判が始まったのは1時間前なのに、まだ判決の知らせが届かない。おれは満場一致の有罪判決で、1分で裁判が終わると思ってた。でも、まーだ終わってないんだ。だからおれは、こう思うんだ。心底信じられないが、こう思うんだよ――」
兄妹が、看守の顔を食い入るように見つめる。
「――これは、誰がかアラブを擁護している」
耳を疑った兄妹の耳に、地下牢へと続く階段を下りて来る足音が聞こえて来た。
宮廷オルキデーア城の地下牢の中、ルフィーナの泣き声が止まないでいた。
粗末なベッドの上で、兄の胸にずっとしがみ付いている。
一方のアラブの方は、妹の頭を撫でながら穏やかな表情でいた。
「大丈夫だ、ルフィーナ。おまえはもうすぐここから出られるからな」
ルフィーナは投獄されて泣いているのではない。
現在、宮廷の3階にある朝廷で、自分たちの裁判が行われている。
それはほとんど兄アラブの方を裁くためだった。
といっても、天使の殺害未遂による大逆罪で、裁判する時間が無駄になるほど、ほぼ確実に有罪判決なのだ。
死刑なのだ。
実際には、天使の殺害など頭の片隅にすら無く、潔白なのに、この妹ルフィーナを守るために自ら汚名を被ってしまった。
「そうだ、妹の方は共謀を強制されていたとなれば、官僚の皆々様から文句を言われようとも陛下が無罪判決にしてくださる。もう泣くな、うるさくて敵わん」
と、看守のひとりがげんなりとした様子で言った。
「まぁ、兄貴の方の無罪は難しいがな」
と別の看守が言うと、ルフィーナが尚のこと泣き喚いた。
看守たちが耳を塞いで「オイ」と、妹を何とかしろとアラブを睨む。
「もう泣くな、ルフィーナ。兄ちゃんはな、おまえを守るために死ねるなら本望なんだぞ。戦で敵にやられて死ぬより、何百倍も幸せだ」
アラブはそう言って笑顔を見せるが、どうやったら泣き止むことが出来よう。ルフィーナに待っているのは深い悔恨だ。
さっきからずっと2人の会話を聞いている看守が、アラブに問うた。
「だーれも、おまえらメッゾサングエ兄妹の言うことなんて信じないが、おまえ本当に無実だったりするのか?」
「そうだって言ったら信じるのか?」
「いーや、無理だ」
じゃー訊くなと突っ込みたくなったアラブに、看守が続ける。
「それが本当だとしたら、流石に少し哀れだと思ってな。それをオレが、陛下に伝えに行ったとするだろう? でも、おまえを救ってやることは出来ない。何でだと思う?」
「そりゃ、おまえは看守といったって一介の兵士だ。官僚相手じゃあるまいし、陛下が耳なんて貸さないだろ」
「何言ってんだ、おまえは」
と、看守がムッとした顔をした。
「陛下はオレたちの意見だってちゃんと聞いてくれるお方で、勝手気儘な政をしたりしない。だから信用出来るし、人気だってあるんだ」
アラブが感心の意味を込めて「へえ」と相槌を打った手前、看守が「だが」と続ける。
「今回の裁判は難しいんだ。何故なら陛下は、今まで大逆罪だけはお許しにならなかった。お偉い官僚の方々が何を言っても、問答無用で有罪にして来た」
アラブが「なるほどな」と納得すると、看守は「違うぞ」と言った。
「だからこそ陛下は、おまえを助けてやることが難しいんだ。官僚の皆々様は、メッゾサングエで、しかも他国出身のおまえを擁護してやることは、まず無い。ちなみに国民もだ――あ、一部のおまえの熱狂的支持者は除くけど」
「ああ、それで?」
「どんなにおまえは無実だと訴えたところで、メッゾサングエの言うことなんて信じられるかと、まるで聞く耳を持ってくれない。かと言って逆に首謀だって自首したことは信じられてしまうし、さらに無実を証明出来るものも無い。つまり、官僚の皆々様も、一部を除く国民も、徹頭徹尾おまえを有罪だと断定ってことだ」
「だろうな」
「そこで陛下が皆の意見を無視して、おまえに無罪判決なんて出してみろ」
その状況を想像してみたアラブから、「大変だな」と呟きが出た。
「大変なんてもんじゃない。陛下の信用・人気は奈落の底までガタ落ちだ。今まで大逆罪は問答無用で有罪にして来たとなったら尚更だ、分かるだろ?」
「よりによって何メッゾサングエを庇ってるんだってか?」
「そうだ。今までは貴族だって大逆罪を犯したら死刑判決を下して来たのに、何でメッゾサングエなんかをってなるんだよ。人間ならまだしも、オレらにとってモストロの血が流れてる時点で悪なんだ。カンクロ軍が攻めて来る前に内乱が勃発するわ」
ルフィーナが口を挟む。
「陛下は真っ直ぐで善良なお人だもん! お兄ちゃんが無実だって知れば、きっと無罪判決を出してくれるもん!」
「ああ、正しくはそうなんだ。陛下は無罪判決を出そうとしてくださるだろう。だがな、周り――補佐の皆さんが、そうはさせないんだよ。オレが陛下を支える補佐でも、おとなしくアラブを有罪判決にするべきだと進言するね」
「ベルさんもそうするの?」
看守が声高になる。
「そりゃ、そうだろ。宰相天使閣下を見ていてちょっと怖いなと思うのは、陛下のためなら何だってするってところだ。あのお人が、国民のほぼすべてを陛下の敵に回すようなことしてまで、たかだかメッゾサングエ一匹を生かしておくかよ」
ルフィーナの泣き声がまた大きく響き渡る。もう心の中で、神に祈るしかなかった。
看守たちがまた耳を塞ぐ。
「うるせーなぁ、もう」
「おまえが余計なこと言うからだろ」
「だって本当のことだろ?」
「絶望を突きつけてないで、僅かでも希望を持たせてやれ」
と、さっきとは別の看守が「いいか?」と、ルフィーナに声を掛ける。
「おれは今、驚いてるんだ。何でだと思う?」
ルフィーナがどうでも良さそうに「知らない!」と泣き叫んだ。
看守がその答えを出す。
「裁判がまだ終わっていないからだ」
「え……?」
と、ルフィーナの泣き声が止んだ。
「信じられるか? 裁判が始まったのは1時間前なのに、まだ判決の知らせが届かない。おれは満場一致の有罪判決で、1分で裁判が終わると思ってた。でも、まーだ終わってないんだ。だからおれは、こう思うんだ。心底信じられないが、こう思うんだよ――」
兄妹が、看守の顔を食い入るように見つめる。
「――これは、誰がかアラブを擁護している」
耳を疑った兄妹の耳に、地下牢へと続く階段を下りて来る足音が聞こえて来た。
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