ゴースト

ニタマゴ

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第二十四話 最終決戦

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ゴースト化したアダムはしゃべれない、だから何も自分の考えを伝えることはできなかった。
「今まですまなかった。許してくれ、これは復讐なんだ・・・俺を裏切った奴らにな~」
それを聞いたアダムに怒りが湧いた。
「(裏切った?母がお前を裏切ったか?キャリーが貴様を裏切ったか?俺の街、俺の友達が貴様を裏切って死ぬ運命になったのか?違うだろう!)」
アダムは自分の父が喋ってる時に父の体に飛び乗り、押し倒した。そして鎧のヘルメットを力ずくで外した。そこには少し老けた父がいた。
「(殺す!やっぱりお前は絶対に殺す!)」
アダムはそう思い、自分に父の顔を殴った。
「何をするんだ!?」
アダムの父は言ったが、その言葉はアダムに届かなかった。
「まあいい、息子だろうと、なんだろうと、俺の復讐を邪魔するなら、死んでもらう!」
父はアダムのゴーストの頭を掴み、遠くへと投げ飛ばした。また、市街地に向かって歩き始めた。
でも、アダムはもうすでに全速力で帰ってきて、父に飛び乗った。だが、父もそろそろ呆れたようで、アダムの体を壊していった。アダムは何度も再生させる。そして、ロッチの言ってたあることを思い出す。
~~~
「アダム・・・」
「なんだ?」
アダムは腕立て伏せしていた。隣でロッチが椅子に座って見守っていた。
「君の体には黒い部分があるだろう?」
「そうだが?」
「怪我した状態でゴースト化すると、ゲガや消えた体の一部再生する。」
「そういえばそうだな~それがどうした?」
「アダム、もし君の体が全て真っ黒になった時、君は本物のゴーストになってしまうんだ」
~~~
「(体がどうなってるか確認してる暇はない!戦いに集中するんだ!)」
アダムはある時は頭を吹っ飛ばされ、ある時は足、腹、下半身、上半身、あるいは体の大部分。
<アダム戦いに集中してる中すまないが、もう細胞が底を尽きそうだ。ゴースト化はできて3回・・・>
10m地点ほどからアダムは父を見つめていた。自分は何度も致命傷をつけられたのにも関わらず、父は鎧にかすり傷がつく程度でしかない
「(どうしよう・・・全く勝つ気がしない・・・)」
すると、父が言った
「諦めろ!たとえお前を俺の体を傷つけても、回復する。お前じゃ無理だ。俺には勝てない、今なら仲間にしてもいいんだぞ!」
アダムは沈黙に入った。戦場にいるのは2人だけだから、誰もアドバイスをしてくれない、全てアダム自身で考えて行動する必要があった。しかし、まだ高校にすら行ってないに何が考えられる。殴る、引っ掻く、飛び乗るぐらいしかできない
to be continued···
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