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第五話 挑戦状
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「イェ~くっそ綺麗やん!」
アリアはギルドの外にある郵便箱を確認した。
「おい~ご主人様、なんかあるぞ~」
「ん?なに?」
アリアが手紙を持ってきた。
「えっと・・・何これ?」
手紙を受け取って山崎が聞いた。
「本当にご主人様は無知だね~それは手紙、ゲームの設定上誰かがあなたのギルドに送るとそのキルドに設置されているポストに届くわよ」
「へえ、説明はありがたいが一言多いぞ」
山崎は早速手紙を開封した。
「ファンレターかな?へへ」
「あんたにファンがいるわけないでしょ?」
「・・・知ってるわ!少しは期待させろ!」
<手紙の内容>
送信元:プレイヤー34DGF
お前が新しく現れた召喚士だな?1時間以上プレイしてもやめないことは褒めてやろう!
挑戦状だ。今日のゲーム内午後2時に帝国競技場に来い!
来なかったらお前が何もできない雑魚ということが証明されるな!この雑魚~
~~~
「嫌がらせ?」
「それは挑戦状ですよ。」
「うん、すごくイライラする」
「倒しに行きましょうか?もうすぐ2時ですし・・・」
「いや、こういうのには調子乗らない方がいい~これはゲームだ。マイペース」
「ご主人様・・・闘技場で勝ったら50ゴールド貰えますよ」
「・・・」
アリアが帝国の空で翼をはためかせ、闘技場へと近づいた。
~闘技場内~
山崎に戦いを申し込んだ34DGFはゲーム実況者だった。観戦者には多くのファンがいた。
「うん。みなさんも2時ですね。あの雑魚召喚士はまだ来ませんね~いや、もう来ないでしょう~ははは~」
そうして、34DGFが帰ろうとした時。
闘技場の片側に設置されている扉が開いた。黒いマントを着て、目立たない山崎が入ってきた。
「こんにちわ・・・」
「来たか~雑魚~」
「(#`Д´)は?」
山崎が言い返す前、審判が大声で喋った。
『みなさん!今日も闘技場に集まっていただきありがとうございます!今日は剣士34DGFと召喚士YKの戦いです!』
『つべこべ言わずに、レッツファイト!』
戦いの火蓋が切って落とされた。
山崎はすぐにアリアを召喚しようとしたが、相手がゆっくりと座ったのが見えた。
「いや~YK君、来てくれた勇気だけは褒めるよ~」
「?いや、戦いは?」
「それより、少し話そうじゃないか?私のことは知っているよな?」
「ごめん、有名人?知らん」
「・・・そうか、今日で思うぞんぶ知れるぞ」
山崎の視線から相手が消えた。
気づいた時には、もう自分の両足が切られた。
「カ!クソが!てめえ卑怯だぞ!」
「僕が卑怯だと?自分は後ろにいてモンスターを戦わせる方が卑怯だと思わないか?では、君の召喚獣を見てみようじゃないか~どうせ雑魚だけど~」
山崎が召喚書を取り出し、大声で叫んだ。
「アリア!召喚!」
to be continued...
アリアはギルドの外にある郵便箱を確認した。
「おい~ご主人様、なんかあるぞ~」
「ん?なに?」
アリアが手紙を持ってきた。
「えっと・・・何これ?」
手紙を受け取って山崎が聞いた。
「本当にご主人様は無知だね~それは手紙、ゲームの設定上誰かがあなたのギルドに送るとそのキルドに設置されているポストに届くわよ」
「へえ、説明はありがたいが一言多いぞ」
山崎は早速手紙を開封した。
「ファンレターかな?へへ」
「あんたにファンがいるわけないでしょ?」
「・・・知ってるわ!少しは期待させろ!」
<手紙の内容>
送信元:プレイヤー34DGF
お前が新しく現れた召喚士だな?1時間以上プレイしてもやめないことは褒めてやろう!
挑戦状だ。今日のゲーム内午後2時に帝国競技場に来い!
来なかったらお前が何もできない雑魚ということが証明されるな!この雑魚~
~~~
「嫌がらせ?」
「それは挑戦状ですよ。」
「うん、すごくイライラする」
「倒しに行きましょうか?もうすぐ2時ですし・・・」
「いや、こういうのには調子乗らない方がいい~これはゲームだ。マイペース」
「ご主人様・・・闘技場で勝ったら50ゴールド貰えますよ」
「・・・」
アリアが帝国の空で翼をはためかせ、闘技場へと近づいた。
~闘技場内~
山崎に戦いを申し込んだ34DGFはゲーム実況者だった。観戦者には多くのファンがいた。
「うん。みなさんも2時ですね。あの雑魚召喚士はまだ来ませんね~いや、もう来ないでしょう~ははは~」
そうして、34DGFが帰ろうとした時。
闘技場の片側に設置されている扉が開いた。黒いマントを着て、目立たない山崎が入ってきた。
「こんにちわ・・・」
「来たか~雑魚~」
「(#`Д´)は?」
山崎が言い返す前、審判が大声で喋った。
『みなさん!今日も闘技場に集まっていただきありがとうございます!今日は剣士34DGFと召喚士YKの戦いです!』
『つべこべ言わずに、レッツファイト!』
戦いの火蓋が切って落とされた。
山崎はすぐにアリアを召喚しようとしたが、相手がゆっくりと座ったのが見えた。
「いや~YK君、来てくれた勇気だけは褒めるよ~」
「?いや、戦いは?」
「それより、少し話そうじゃないか?私のことは知っているよな?」
「ごめん、有名人?知らん」
「・・・そうか、今日で思うぞんぶ知れるぞ」
山崎の視線から相手が消えた。
気づいた時には、もう自分の両足が切られた。
「カ!クソが!てめえ卑怯だぞ!」
「僕が卑怯だと?自分は後ろにいてモンスターを戦わせる方が卑怯だと思わないか?では、君の召喚獣を見てみようじゃないか~どうせ雑魚だけど~」
山崎が召喚書を取り出し、大声で叫んだ。
「アリア!召喚!」
to be continued...
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