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第一話 リストラ
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高層ビルが立ち並ぶ現代、その一つであるビルの下に一人の男がいた。
山崎和人(やまざき かずと)30歳前半、彼はキレていた。高層ビルの前で彼は自分の不満をぶちまけた。
「このクソ会社!二度と来るか!お前ら全員○んでしまえ!」
そう言い、彼は駐車場にある自転車に鍵を差し込む
チャ~カッ!
そのままイラつきながら自転車を漕ぎ、帰宅。
少し前、彼は新しくきた社長にリストラされた。社会人になってすぐこの新聞会社に入って10年も経つ、人生の3分の1をこの会社に捧げたが、新たにきた社長に気に入られなかったせいでクビになった。
山崎は自分のマンションに着いて、泣きながらエレベーターに乗り、部屋へと向かった。
部屋に入ると、ソファーに横たわった。
小さく啜り泣き。
「クソが・・・なんでこうなった?」
目に映ったのは、昨日買った新しいゴーグル式ゲーム機、まだダンボールから開けてすらなかった。
「とりあえずゲームして落ち着こう・・・って現実逃避じゃん・・・」
山崎は箱からゲーム機を取り出した。
エレフセリアワールド
このゲームは全世界で1番売れたゴーグル式ゲームだ。エレフセリア社が開発し、その技術は人を浅い睡眠状態にすることができる。ゲームゴーグルを装着すると、浅い睡眠状態に入り、ゲームの画面を一種の夢としてお届けする最新の技術。そして、普通の夢とは違い、きちんと記憶に残り、その上、睡眠も取れるため、多くの人は寝る時にゴーグルを装着し、ゲームを一晩中行いながら睡眠し、朝起きるという現状。
しかし、それなりには値段が高い。(税込30万円)
山崎はソファーに横たわり、ゴーグルをつけた。
ゲーム画面が現れた。
<こんにちは、あなたのニックネームをまず入力してください>
「名前か~頭文字をとって・・・」
<YK>
<YKさん職業を選択してください>
「職業か・・・ん?召喚士?面白そうだな」
山崎が召喚士のタブをタップした。
<警告、召喚士の難易度はレベルマMAXです。一度選択したら変更できません>
「うっせえな~人の自由だろ?意地でも召喚士にしてやる!」
<職業が召喚士になりました。では、あなたの物語を始めてください!>
一瞬だけ画面が黒になった。直後に綺麗な世界が山崎の目に映った。
「うわ~何これ、すっげえリアルじゃん!」
<召喚士初心者セットを受け取りました>
<召喚士ギルドの所有者になりました>
急に二つの通知が山崎の耳元で響いた。
「(初心者セット?確認してみよう)」
初心者セット内容↓
・召喚士マント
・召喚書
・ナイフ
・革製の防具
「いろいろあるな~」
山崎はマントと革製の防具を身につけた。黒くて大きなマントが山崎の体の大部分を覆う、そして、革製の防具は上半身に被り、少し重さを感じる。
「へえ~すっげえリアルじゃん~」
そして、山崎は召喚書を取り出す、エレフセリアワールドでは、誰もがイベントリーという能力を持ち、物を入れたり、出したりできる。物を出すときは自動的に手に出てきてくる。しまうときは触れるだけでいい。
山崎の手に召喚書が現れる。
「分厚い本にしては少ねえページだな~」
to be continued...
山崎和人(やまざき かずと)30歳前半、彼はキレていた。高層ビルの前で彼は自分の不満をぶちまけた。
「このクソ会社!二度と来るか!お前ら全員○んでしまえ!」
そう言い、彼は駐車場にある自転車に鍵を差し込む
チャ~カッ!
そのままイラつきながら自転車を漕ぎ、帰宅。
少し前、彼は新しくきた社長にリストラされた。社会人になってすぐこの新聞会社に入って10年も経つ、人生の3分の1をこの会社に捧げたが、新たにきた社長に気に入られなかったせいでクビになった。
山崎は自分のマンションに着いて、泣きながらエレベーターに乗り、部屋へと向かった。
部屋に入ると、ソファーに横たわった。
小さく啜り泣き。
「クソが・・・なんでこうなった?」
目に映ったのは、昨日買った新しいゴーグル式ゲーム機、まだダンボールから開けてすらなかった。
「とりあえずゲームして落ち着こう・・・って現実逃避じゃん・・・」
山崎は箱からゲーム機を取り出した。
エレフセリアワールド
このゲームは全世界で1番売れたゴーグル式ゲームだ。エレフセリア社が開発し、その技術は人を浅い睡眠状態にすることができる。ゲームゴーグルを装着すると、浅い睡眠状態に入り、ゲームの画面を一種の夢としてお届けする最新の技術。そして、普通の夢とは違い、きちんと記憶に残り、その上、睡眠も取れるため、多くの人は寝る時にゴーグルを装着し、ゲームを一晩中行いながら睡眠し、朝起きるという現状。
しかし、それなりには値段が高い。(税込30万円)
山崎はソファーに横たわり、ゴーグルをつけた。
ゲーム画面が現れた。
<こんにちは、あなたのニックネームをまず入力してください>
「名前か~頭文字をとって・・・」
<YK>
<YKさん職業を選択してください>
「職業か・・・ん?召喚士?面白そうだな」
山崎が召喚士のタブをタップした。
<警告、召喚士の難易度はレベルマMAXです。一度選択したら変更できません>
「うっせえな~人の自由だろ?意地でも召喚士にしてやる!」
<職業が召喚士になりました。では、あなたの物語を始めてください!>
一瞬だけ画面が黒になった。直後に綺麗な世界が山崎の目に映った。
「うわ~何これ、すっげえリアルじゃん!」
<召喚士初心者セットを受け取りました>
<召喚士ギルドの所有者になりました>
急に二つの通知が山崎の耳元で響いた。
「(初心者セット?確認してみよう)」
初心者セット内容↓
・召喚士マント
・召喚書
・ナイフ
・革製の防具
「いろいろあるな~」
山崎はマントと革製の防具を身につけた。黒くて大きなマントが山崎の体の大部分を覆う、そして、革製の防具は上半身に被り、少し重さを感じる。
「へえ~すっげえリアルじゃん~」
そして、山崎は召喚書を取り出す、エレフセリアワールドでは、誰もがイベントリーという能力を持ち、物を入れたり、出したりできる。物を出すときは自動的に手に出てきてくる。しまうときは触れるだけでいい。
山崎の手に召喚書が現れる。
「分厚い本にしては少ねえページだな~」
to be continued...
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