火星

ニタマゴ

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第十一話 秩序の消滅

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政界各地での有名人、またはただただネットに映った人たちが次々と死んでいった。
各国の大統領など、重要人物もほとんど死んだ。
その殺した張本人がαだ。
でもαにソニックは殺せなかった。でも、彼はこう思っている。
「人1匹ぐらい、自分の手で殺せばいい」
もう、写真の画像が尽きた。出てくるのは人の体の構造などのようなものだ。
施設にいた人を全員殺した。
車庫に車があった、鍵がかかっている。αはガラスを割り、ドアを開けた。左手の引きずっている死体から脳みそを取り出した。
すぐに脳の形は崩れようとしている。αはそれを躊躇なく口にいれ、食べた。
いろんな記憶が入ってきた。火星では普通なことだ。
車に乗り込む、慣れた手つきで車運転し始めた。
~~~
ソニックは外に出た。誰もいない、まるで街が死んだかのように静かだった。手に握っているグロックをしまった。
「こんなに緊張する必要はなかったじゃないかな?また俺の心配性・・・」
バン!
銃声がなった、知らない女がピストルを持って近づいてきている。
「食料を出せ!!!」
「は!?自分で買えよ!」
「うるさい!」
もう一発空に向けて打った。
「はやく!」
こいつ、イカれてる。どう見ても、俺は何も持ってないだろ・・・
女が銃口をソニックに向けた
「ないなら死ね、人類存続のためにエネルギーを大切にしなきゃ!」
女は撃った、銃弾が服を貫き、防弾チョッキで止まった。
グロックを取り出す
バン!
「キャー!!!」
ピストルが地に落ちた。女は肩抑える。
ソニックは女のピストルを手に取った。
「病院行きな、精神科の所に・・・」
ピストルをゴミ箱に放り込む。
駐車場に行く、自分の車に入る。
『ただいま、自動運転ができません。』
「は?」
車が行き良いよく駐車場から出り、曲がった。
アクセルと強く踏み込んでいた。
そしてNASAに着いた。
自動ドアが開く、受付に人はいない。いつものようにエレベーターに乗る。自分のオフィスに着いた。
誰もいない、でもパソコンや椅子から誰かがいた痕跡はある。
「!!!」
ダンがいる、倒れていた。
「おい!どうした!」
すぐにスマホを取り出し、救急車を呼ぼうとした。
「クソが!」
繋がらない、どうなってんだ!
恐る恐る指をダンの首当てる、体が真っ青だ。当然ダンはもう・・・
「どうしてだよ!」
「ソニックか?」
後ろを振り向いた、武装した機動部隊がいた。
「こっちに来い、ここはもう危険だ!」
彼らの防弾チョッキにNSが書かれてある。
「ダンは?ここに置いとくのか!?」
「彼はもう死んでいる。ショックかも知れないけど、君はまだ人類のためにできることがある!」
ソニックは泣きながら、連れて行かれた。
ダンはソニックの初めての親友と言っても良かっただろう・・・
to be continued···
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