火星

ニタマゴ

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第五話 研究

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1週間が経った・・・
ジョンは解放された、酷く怯えて軽い鬱になったと思われ、精神病の医者が見ていた。
家に帰った。
「今まで、なんだったんだ?」
家の窓ガラスが割れている、壁には銃弾が残した穴もそのままだ。
郊外だから、金がないからこんな風にしていいのか?これでも・・・俺は人間なんだよ!!
恐怖などの感情が一瞬で怒りへと変化した。
奥の被害に遭ってない部屋のロッカーを開けた、中にはショットガン(猟銃)が入っている。元々はここら辺熊などが出ていたための銃だが、最近は見かけなくなった。
「コロす!全員コロす!」
「弾は30発、一度に7発入る・・・もっと必要だ、乗り物もだ!」
彼は優しい農家から、用意周到のサイコパスへと変わったのだ・・・
~~~
「なあ、ダン・・・あそこまで彼を強制的に残す必要はあったか?あの爺さんだって、人権は・・・」
「仕方ないんだ、全人類の命が掛かってるんだよ」
「でも、そこまでしてNASAが取り組むわけじゃないだろ。火星に行くように支持したのは政府だ、俺たちはただ・・・」
「し~それ以上言うな、政府の奴らいつどこで俺たち見てるかわからん~ほら、あのカメラだって・・・」
「やめろ、怖いこと言うな」
今日の仕事も終わった、そういえば・・・今日は父の誕生日だな
墓場に着いた、いろんな人の墓がある。手には小さいショートケーキがある。
「パパ、あなたの中では・・・俺はまだあの小さい中学生のソニックだろうけど、本当の俺はもう28だぜ~」
二つのショートケーキの片方を墓の前に置き、座ってロウソクを刺して、ライターで火をつける。
「ハッピーバースデートゥユウ~」
風でロウソクの火が消えた。願いは何か知らねえけど、ちゃんと願ったみたいだな~
そんなことを思った、そして車に乗り家へ帰った。
家に着く、いつものようにロボットが来て挨拶する。服を着替え、ソファーに横たりテレビを付けた。
ニュースだ
『火星人と思われる生物、α、ついに捕獲!市民からの不安の声』
「どんな時代だよ、情報遅くないか?1週間も経ったんだぞ?」
妙にムカついた、テレビを閉じた。目をつぶる、いつもの夢だ。
制服を着ている、肩を掴まれる。手を払う、そして殴られて財布を奪われる。銃を取り出す・・・
目が覚めた、真夜中だ。時計の音だけが耳に入ってくる。
スマホを見た
「何かおもろい記事はねえのかよ?」
一方、ジョン。
夜中になっても作業は続いた。自分のトラクターを改造している。荷物を積む部分を切り取り、運転席を補強している。そして、ガラスの部分を極端に減らして、一つ穴を開けた。銃を撃つ穴だ、ピストルも持っている。
中は電球で明るくしている。扉に3つロックを付けた。
「覚えてろ!おのれNASA!」
to be continued···
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