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第三十四話 罪悪感
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爆発の時、4人が部屋の中にいた。
ちょうどドアの前にいたのがテリーだった。
彼は爆弾だというハクリ隊長の声を聞いて、頭はパンクしていたのにも関わらず、体は動いてしまった。
ドアを閉めたのだ。鉄製のドアでかなり頑丈だった。さらに4人もいるからこれで自分は死なずに済む、と怖くなるぐらいかなり鮮明に考えていた。
そして、爆発
すりガラスに返り血がたっぷりついた。
でもおかげでテリーは無事だった。
「え?」
本人は驚いていた。ことが済んだ後に全神経から起きたことを一度に伝えられたからだ。
「なんで・・・」
一人の隊員が叫んだ。
「テリー!てめえなんでドアを閉めた!?」
テリーはその隊員に胸ぐらを掴まれた。
「ケイ・・・俺もわからない」
「貴様!」
ケイはポケットからハンドガンを取り出し、テリーに首につけた。
「こんな奴が仲間だと!?背中を任せたら撃たれるかもな!ここで終わらせるべきだ!」
テリーは涙を流していた。自分でさえなぜこうなったのを知らないのに・・・
「殺してくれ!」
「ああ!そうするつもりさ!」
ケイの首に何か引っかかった。
アングレの腕だった。そのままアングレは力を入れ、ケイは頭から地面に倒れた。
「貴様!何を・・・する!」
「俺に言うな、アメリアにやれって言われたんだ。」
「アメリア?何で?」
アメリアがケイを無視して、扉を開けた。
そこには爆弾で死んでした4人がいた。
アメリアはバックから4つの大きなブルーシートを取り出し、一人ずつの死体を巻いた。
そして、最後はガムテープで締めた。
「アングレ君、手伝ってくれない?」
「うん!」
アングレとアメリアで4回分けて廊下へ運び並べた。
アメリアは別の隊員から死んだ彼らの名前を聞き、ブルーシートに書いた。
「これでokだね。全員来て手を合わせて」
「え?いただきますするの?食うの!?」
「違う、瞑想。わかる?」
「あ!知ってる瞑想でしょ!俺1000年もそれやってたから瞑想のプロ!」
「はいはい、すごいね~(適当)」
生き残った15番隊の6人とアングレが4人の死体の前で瞑想を1分ほどした。
「なんか・・・最初100近くいたのに今はもう6人だな~」
アメリアがポツリと言った。
誰も返事できなかった。
「俺たちもいずれ死ぬんだ・・・」
壁に向かって体育座りしてるテリーが言った。
「そりゃそうだよ!だって、銃で撃たれて死ななくてもいずれは病気や寿命、事故などで死ぬよ~テリー君は自殺かもね~」
みんながシーンとなった。
「私なんか変なこと言った?」
「ああそうだよアメリア、すごく変だよ。人が4人も死んでのにお前はよくそんなに笑っていられんな、よくこんな状況でジョークを言えるな!すごく気持ち悪いんだよ!」
ケイが嫌な目でアメリアを見つめた。
to be continued...
ちょうどドアの前にいたのがテリーだった。
彼は爆弾だというハクリ隊長の声を聞いて、頭はパンクしていたのにも関わらず、体は動いてしまった。
ドアを閉めたのだ。鉄製のドアでかなり頑丈だった。さらに4人もいるからこれで自分は死なずに済む、と怖くなるぐらいかなり鮮明に考えていた。
そして、爆発
すりガラスに返り血がたっぷりついた。
でもおかげでテリーは無事だった。
「え?」
本人は驚いていた。ことが済んだ後に全神経から起きたことを一度に伝えられたからだ。
「なんで・・・」
一人の隊員が叫んだ。
「テリー!てめえなんでドアを閉めた!?」
テリーはその隊員に胸ぐらを掴まれた。
「ケイ・・・俺もわからない」
「貴様!」
ケイはポケットからハンドガンを取り出し、テリーに首につけた。
「こんな奴が仲間だと!?背中を任せたら撃たれるかもな!ここで終わらせるべきだ!」
テリーは涙を流していた。自分でさえなぜこうなったのを知らないのに・・・
「殺してくれ!」
「ああ!そうするつもりさ!」
ケイの首に何か引っかかった。
アングレの腕だった。そのままアングレは力を入れ、ケイは頭から地面に倒れた。
「貴様!何を・・・する!」
「俺に言うな、アメリアにやれって言われたんだ。」
「アメリア?何で?」
アメリアがケイを無視して、扉を開けた。
そこには爆弾で死んでした4人がいた。
アメリアはバックから4つの大きなブルーシートを取り出し、一人ずつの死体を巻いた。
そして、最後はガムテープで締めた。
「アングレ君、手伝ってくれない?」
「うん!」
アングレとアメリアで4回分けて廊下へ運び並べた。
アメリアは別の隊員から死んだ彼らの名前を聞き、ブルーシートに書いた。
「これでokだね。全員来て手を合わせて」
「え?いただきますするの?食うの!?」
「違う、瞑想。わかる?」
「あ!知ってる瞑想でしょ!俺1000年もそれやってたから瞑想のプロ!」
「はいはい、すごいね~(適当)」
生き残った15番隊の6人とアングレが4人の死体の前で瞑想を1分ほどした。
「なんか・・・最初100近くいたのに今はもう6人だな~」
アメリアがポツリと言った。
誰も返事できなかった。
「俺たちもいずれ死ぬんだ・・・」
壁に向かって体育座りしてるテリーが言った。
「そりゃそうだよ!だって、銃で撃たれて死ななくてもいずれは病気や寿命、事故などで死ぬよ~テリー君は自殺かもね~」
みんながシーンとなった。
「私なんか変なこと言った?」
「ああそうだよアメリア、すごく変だよ。人が4人も死んでのにお前はよくそんなに笑っていられんな、よくこんな状況でジョークを言えるな!すごく気持ち悪いんだよ!」
ケイが嫌な目でアメリアを見つめた。
to be continued...
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