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第三十三話 バケモノ2
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「でもね~アングレ君、せめてズボンぐらいは着た方がいいよ~」
「うん!着る!」
アングレが急に高い声を出した。
顔がお面で隠されていて表情はわからんが声から喜んでいることがわかる
「おい!ズボン!服!下着!出てこい!全部着てやるよ!」
アングレが片足を椅子に乗せ、天井に向けて叫んだ。
「ハクリ隊長、彼に死人のズボンを着せるのは呪われますかね?」
アメリアが聞いた。
「知らん、俺はそういう祟りとか信じないから」
「ならいいでしょう~」
アメリアが倒れてる死人から血のあまりないズボンをもぎ取り、アングレに渡した。
「アングレ君~これ」
「ああ~ありがとう!」
アングレがズボンを頭から被った。
「あれ?ズボンってどうやって着るん?」
「足からだよ~」
アングレの腕についていた刃が体の中に戻り、アングレはまるで思い出したかのようにズボンを着た。
「(やっぱちょっと気持ち悪い・・・)」
そんな嫌な顔をしたアングレにアメリアが微笑んだ。それにアングレも興奮した。
「大丈夫?」
「はい!大丈夫です!最高です!ありがとうございます!」
テリーが隣で嫉妬していた。
「ほら!もう任務に戻るぞ!」
ハクリ隊長が喋り、全員が任務に集中した。アングレ以外は
それから、アングレは一番前にいることを嫌い、アメリアの近くにいるようになった。
だが、テリーはそれを嫌い、アングレをアメリアから遠ざけるように二人の間に挟んだ。
アングレが角度を変えてアメリアに近づこうとして、テリーもまた角度を変えて二人の間に挟んだ。
「おいてめえ名前は!」
ついにアングレが爆発。
「俺はテリーだ。何か問題でも?」
「さっきからうぜえだよ!いちいち邪魔すんな!」
「邪魔って何を?」
アングレがテリーに胸ぐらを掴んだ。
「ああ!もう!やめろ!お前あっち行け!来んな!」
「何のことだ?」
テリーがアングレの手を引っ叩いてどかした。
「おい、静かにしろ!」
ハクリ隊長が言う。
「人がいるようだ」
「敵か?」
アングレが聞く。
「わからん」
ハクリ隊長は少し緊張して答えた。目の前にはドアがあるが、窓はすりガラス、奥に人の形らしきものが見える。
「アメリア!」
「ん?」
「何があっても僕は君を守るから怖がらないで!」
「・・・うん、ありがとうね~」
アメリアは適当に答えたが、アングレは勘違いした。
「(やっぱりだ!アメリアも僕が好きなんだ!)」
隣でテリーがまた嫉妬する。彼もまたアメリアが適当に答えてることに気づかなかった。
「行くぞ!」
「はい」
全員が銃を握りしめた。一番後ろでアメリアとアングレがいた。
「3・・・2・・・1!」
バン!
ハクリ隊長がドアを蹴り開けた。
目の前には白衣を着た研究員がいた。
研究員は素早く両手をあげて降参した。
「話のわかるやつだな~」
結束バンドを取り出し、ハクリ隊長が研究員を拘束しようとした次の瞬間・・・
研究員白衣のボタンを解いた。彼の白衣の奥には爆弾があった。
「じゃあな~ヘレ犬共が(スタラナ)」
「爆弾だ!全員さが・・・」
バゴン!
to be continued...
「うん!着る!」
アングレが急に高い声を出した。
顔がお面で隠されていて表情はわからんが声から喜んでいることがわかる
「おい!ズボン!服!下着!出てこい!全部着てやるよ!」
アングレが片足を椅子に乗せ、天井に向けて叫んだ。
「ハクリ隊長、彼に死人のズボンを着せるのは呪われますかね?」
アメリアが聞いた。
「知らん、俺はそういう祟りとか信じないから」
「ならいいでしょう~」
アメリアが倒れてる死人から血のあまりないズボンをもぎ取り、アングレに渡した。
「アングレ君~これ」
「ああ~ありがとう!」
アングレがズボンを頭から被った。
「あれ?ズボンってどうやって着るん?」
「足からだよ~」
アングレの腕についていた刃が体の中に戻り、アングレはまるで思い出したかのようにズボンを着た。
「(やっぱちょっと気持ち悪い・・・)」
そんな嫌な顔をしたアングレにアメリアが微笑んだ。それにアングレも興奮した。
「大丈夫?」
「はい!大丈夫です!最高です!ありがとうございます!」
テリーが隣で嫉妬していた。
「ほら!もう任務に戻るぞ!」
ハクリ隊長が喋り、全員が任務に集中した。アングレ以外は
それから、アングレは一番前にいることを嫌い、アメリアの近くにいるようになった。
だが、テリーはそれを嫌い、アングレをアメリアから遠ざけるように二人の間に挟んだ。
アングレが角度を変えてアメリアに近づこうとして、テリーもまた角度を変えて二人の間に挟んだ。
「おいてめえ名前は!」
ついにアングレが爆発。
「俺はテリーだ。何か問題でも?」
「さっきからうぜえだよ!いちいち邪魔すんな!」
「邪魔って何を?」
アングレがテリーに胸ぐらを掴んだ。
「ああ!もう!やめろ!お前あっち行け!来んな!」
「何のことだ?」
テリーがアングレの手を引っ叩いてどかした。
「おい、静かにしろ!」
ハクリ隊長が言う。
「人がいるようだ」
「敵か?」
アングレが聞く。
「わからん」
ハクリ隊長は少し緊張して答えた。目の前にはドアがあるが、窓はすりガラス、奥に人の形らしきものが見える。
「アメリア!」
「ん?」
「何があっても僕は君を守るから怖がらないで!」
「・・・うん、ありがとうね~」
アメリアは適当に答えたが、アングレは勘違いした。
「(やっぱりだ!アメリアも僕が好きなんだ!)」
隣でテリーがまた嫉妬する。彼もまたアメリアが適当に答えてることに気づかなかった。
「行くぞ!」
「はい」
全員が銃を握りしめた。一番後ろでアメリアとアングレがいた。
「3・・・2・・・1!」
バン!
ハクリ隊長がドアを蹴り開けた。
目の前には白衣を着た研究員がいた。
研究員は素早く両手をあげて降参した。
「話のわかるやつだな~」
結束バンドを取り出し、ハクリ隊長が研究員を拘束しようとした次の瞬間・・・
研究員白衣のボタンを解いた。彼の白衣の奥には爆弾があった。
「じゃあな~ヘレ犬共が(スタラナ)」
「爆弾だ!全員さが・・・」
バゴン!
to be continued...
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