戦場の女神

ニタマゴ

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第三十話 ナニカ

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「それでハクリ隊長、どうして敵の基地ではなく研究所なのでしょうか?」
「それが真否はわからんがあの研究所で人体実験がされてるらしい、それをスタラナより早くその証拠を収めたら、世界中がスタナラを非難するから、戦争が有利になるらしい」
「へえ~」
もう少し歩くと、10人しかいない15番隊は3つのテントを見つけた。
「こんにちはハクリさん、こちらはヘレニム陸軍第23番隊です。」
「こんにちは、こちらは15番隊です」
23番隊には200人ほどの兵士がいる。
<作戦>
15番隊が少数エリートで研究所に突入し、大体の敵を倒したら、23番隊の大部隊の突入および鎮圧。
アメリアは赤ちゃんをテントの中に置いた。
「必ず帰ってくるからね~」
そして、15番隊の生き残った10人は23番隊からもらった新しい装備を身につけた。
最新の防弾ベストに銃はAKではなくSCAR一人6つのマガジンが渡された。
そして、決戦の時となった。
研究所はまるでローマの闘技場コロシアムのようなドーム状な建物で、外の正面玄関には二つの大きな池がある。
15番隊全員正面玄関の前で待機した。
ハクリ隊長が一番先頭で無線機を触った。
「こちら15番隊、突入準備完了」
アメリアはもう一度自分のショルダーバックにある医療品を確認し、銃を握り締めた。
『突入せよ!』
「了解」
ハクリ隊長が玄関の鍵を銃で壊し、中に閃光弾を投げ入れ、バンという音の直後15番隊全員が建物内部に入った。
「こちら15番隊、内部へ侵入、敵の姿はありません。」
玄関のすぐ前には受付カウンターがあった。その左右に分かれ道がある。
なお、受付カウンターには頭から血を流し、倒れてる人がいた。
「死体を発見、何かしらの刃物の傷跡がある。」
『無視しろ、左にすすめ』
「了解」
全員がカウンターに左の廊下に行く。アメリアは最後尾だ。
「前方クリア」
廊下には7つの部屋と階段へと通じるロック済みの防火扉がある。さらに蛍光灯は壊れてて、カウンターの方からの光で薄暗い雰囲気。
一番奥に次の廊下へ通じるドアがあり、奥に灯りがある。
「静かだな・・・」
テリーがポロリと言った。だが誰も返事しない。
「本部、次の命令を?」
『(雑音)』
「本部?」
『少(雑音)い(雑音)(誰かの大声)」
「本部!何があった!?」
『ファ○ク!逃げ・・・』
バゴン!
外から大きな爆発音が聞こえた。何回も続いている。
「全員伏せろ!」
隊員たちがハクリ隊長の命令とともにその場に伏せた。
to be contineud...
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